プレイヤー・スキル
ルールの把握、発想力、知識、説得力、等々…、TRPGを遊ぶ上でPL達にとって役立つ様々な技術的要素を、プレイヤー・スキルと呼ぶ。
これは例えばスキーを楽しむ場合。靴の履き方、板の留め方、ストックの持ち方を学ぶ事、等の学習できる要素に該当する。しかし他にも、日程を調整し、スキー場へ移動し、リフト券を購入したり、宿泊や食事の事も考えるといった段取り能力、コミュニケーション能力、交渉力、等々の周辺的な要素もある。これらが揃って初めてスキーを楽しむ事ができるのだ。この時、スキーの上手な人も、初心者も居るだろう。しかし、自身のスキー技術がどのレベルにあるかに関わらず、楽しむ事はできる。
TRPGも、これと似ている。先ずは卓の予定を立て、必要な環境を整え、おやつや飲み物を用意したり、様々な準備をする。こういったセッション外での活動能力も、プレイヤー・スキルに含めて考える。遅刻をしない事も広義のプレイヤー・スキルに含めて構わないだろう。そして実際にプレイする場合、ダイスの振り方、判定の仕方、ルールの理解、等々の直接的なプレイヤー・スキルが発揮される。当然、TRPGでもスキーと同様に、初心者でもベテランでも楽しめる。また、殆どのシステムではPLスキルが皆無でも遊べる様な工夫がされているし、その点はGMが配慮するべきだ。
では極論を言えば、PLスキルは不必要なのだろうか? 答えは否だ。最低限度のプレイヤー・スキルは必須だし、更なるスキル向上は、より高いレベルでの楽しみを提供してくれる。スキーで言うと平坦な初心者コースを脱却し、より難度の高い手応えのあるコースを滑って楽しむ事ができるという事だ。また、スキル向上すなわち自身の成長は、それ自体が楽しみとなる。自己の成長を楽しむという事は、PCのレベルアップだけでなく、数値化できないPLスキルにも適用されるのだ。
プレイヤー・スキルにも色々あるので、思い付く限りに分類してみる。
- ルール理解力:最低限度は必須。…でも高過ぎると初心者GMを圧迫するので、その時はむしろ「そろそろ自分でGMする時が来たのかも知れない」と思い始める切っ掛けになるやつ。
- キャラクター構築力:ルール内で許されたキャラクターを作成し、背景設定や性格設定、装備や呪文特技の兼ね合いを決める能力。PCに限らずNPCを作る時にも必要なので、GMにとっては必須能力。
- センス:ネーミング、会話、装備の選択から、物語への絡み方、等々の至る所で発揮される。センスは磨く事のできる技能である。沢山の物語やゲーム、芸術、他人と触れ合う事、等々で培われたり、歪んだりする(笑)
- 発想力:センスに近い所もあるが、むしろ謎解きに必要だったり、思い掛けない組み合わせや行動を提案する事のできる能力。大抵の場合「その発想はなかった」と言われた時は賞賛されているか、ドン引かれているかの何方かである。
- 類推力:計算力や、推理力、記憶力なんかも含む。いわゆるリアルINTであるが、計算機を使ったり、できる人に任せたり、ちゃんと紙にメモする等のリアルWISを発揮しても補えるぞ。
- リアル専門知識:あちこち応用できたりするのであると便利。みんな何かしらの得意分野が一つ二つはあるものだ。
- 電脳技術:PCや機器の扱い、プログラム、等々の取り扱いに長けているとオンライン・セッションは非常にスムーズに進行できる。これは画像や音楽ファイルを取り扱う事も含む。マシン・スペックや通信環境なんかは、これらのスキルを補助するものだと考える事ができる。
- 説得・交渉力:主にGMや味方PLに対して向けられる能力だが、セッションを行う為に、先ずは家族との話し合いが必要な場合もあるだろう。
- ダイス運:こればっかりは、どうしようもないやつ。多分、日頃の行い(笑)
- 経験:放っておいてもPLの経験はどんどん溜まる。PCに経験値が入らなくても、セッションが失敗しても、キャラ消失しても、それでもセッションを重ねる度に、PLは確実に経験をどんどん重ねて行く…。(その経験を生かせるかどうかは別)
重要
- 熱意:これが少しでも無いと、そもそもTRPG始めてないから…、尽きると辞めちゃうから…、なので最初から最後まで重要。
- 根気:↑熱意の持続力とも言える。それと寝落ちしない耐久力も含む。結構これ重要。
- 愛:結局この言葉一つで全て解決する。好きだからやる。好きこそモノの上手なれ。以上。
補足:GMは当然、プレイヤー・スキルも高い事が求められる。(プレッシャー)
結論:「プレイヤー・スキルは低いよりも高い方が、より多くを楽しめる」
最終更新:2021年08月27日 21:03