そもそも民俗学っていう学問は何をしていると思われるのでざっくり説明しておきましょうかね。
民俗学は学問としては比較的若い部類に入ります。日本では明治・昭和初期に柳田國男や折口信夫が学問としての形を整えたともいえます。
人々の暮らしの中にに伝わるものを研究対象とする為に、研究している分野は人それぞれですかね。主に現地に行って情報収集するのも特徴です。やっぱり土地の人からそこに伝わる話を聞くのが一番参考になりますよ。
うちの更にちっちゃい方の甥っ子の名前にもなっている『神楽』について少し話しましょうか。
現在神楽と呼ばれているものは里神楽に分類されるものです。その中でも巫女神楽、出雲流神楽、伊勢流神楽、山伏神楽、太神楽などがありますよ。細かく分けると多分キリないので割愛しますね。
大体の神楽の舞は古事記や日本書紀を題材にしていることが多いです。これは神楽の発祥が天岩戸の前でアメノウズメが踊ったものが起源とされているから、ということらしいですね。
そもそも神楽は神や自然が衰退する旧暦11月に行われるものだったと言われています。神も自然も人間も元気なくなるから活力与えようって意味でかつては行われていたってことです。
ちなみに伊勢流は、禊としての湯立と組み合わせた神楽で、別名霜月神楽とも呼ばれています。
土地に根付いた神楽は、その地独特の舞が加わることもしばしばありますから、一度皆さんの暮らす辺りに伝わる神楽を見てみると、そこの神様のことも分かるかもしれませんよ。
神様といえば、家につくものとして有名なのは座敷童ですか。座敷童が住み着いた家は富むとよく言われています。座敷童がいる宿の話も聞きますが、いるから客が来るのか客が来るからいるのか。
他には住み着いたら富をもたらすものとして狐や蛇がありますが、大抵は祀らないと災厄をもたらすものとしても伝わっています。神様は意外とギブアンドテイクですよ。皆さんも神様に祈ってばっかりじゃ駄目ですからね。
最終更新:2011年11月20日 22:12