368 名前: 1/5 2005/04/12(火) 13:18:59 ID:???
報告者が困ったちゃんであるという、懺悔報告です。
私、自分がGMしているキャンペーン用のウェブサイトを持っていて、
基本的にプレイヤーしか見に来ないサイトなんで、
キリ番踏んだ人には「ゲーム内で使える粗品プレゼント」を
してるんですよ。
最初は純粋に「粗品」というか、
ゲーム内でも普通に入手出来るような何かとか
(「ダガー相当の鉄扇」とか、技能習得のための師匠とか)
強力そうだけど意味のないアイテムとか
(年を取らなくなる服:老化攻撃とかしてくる敵はほぼいないし
キャンペーン内の年月経過はリアルより遅い)
フレーバー的なものを配ってたんですが。
システム的に、途中から魔法使いのスキルを上げるのは
辛いゲームなのですが、
それでも「オレはこれから魔法を覚えようと思う!」と
ゲーム内で決心したPC(A)に、キリ番賞として
「闇市で売られていた怪しい呪文書」をプレゼントしたのが
間違いの元だったかもしれません。
(その呪文書自体は、「呪文の対象が武器を隠し持っていると
術者の足がものすごく臭くなる」みたいなバグ持ち呪文とか、
効果が不安定な呪文ばかり所蔵されていたんですが)
369 名前: 2/5 2005/04/12(火) 13:19:41 ID:???
その内、キリ番賞は「救済処置」としても使えるようになりました。
ゲーム中に「引くとランダムな効果の起こるタロットデッキ」で
皮膚が剛毛に覆われるようになった女性PCのプレイヤーが、
キリ番を踏んだので、次回のゲーム中に「皮膚を元に戻せる魔法使い」
を登場させたり。
(これはマスターの自分が提案したことです)
そしてあるプレイヤー(B)が初めてキリ番を踏んだ時、
「上級呪文3つ下さい」と言ってきました。
元から魔法使いだった彼女は、ルールブックに載ってる上級呪文で
欲しいものがいくつもあり、そのためにずっとキリ番を
狙ってたそうです。
上級呪文は、「その呪文を手に入れることを目的とした冒険を
行うべきであり(呪文の所持者を探してその依頼を聞くとか)、
軽々しく金銭や交換でPCに与えるとゲームが破綻する」と
ルールブックに示唆されています。
しかし、私のゲームは1人のマンチキン(この件とは別の魔術師)に
よってとっくにパワーバランスがメガインフレ状態でした。
Bは普段からやる気のあるプレイヤーだったし、
以前も呪文書を気前よくAに与えたこともあった私は、
深く考えずにOKしました。
その後、いざ呪文を与える段になって、ふと私は我に返りました。
「キリ番賞って、_粗品_を出す程度のボーナスだったよな」
それを手に入れること自体が冒険である呪文が3つ。
粗品のティッシュというよりは米俵3つ分くらいの大盤振る舞いです。
そこでBと話し合ったのですが。
370 名前: 3/5 2005/04/12(火) 13:21:50 ID:???
私「呪文のスペック、落としていい?」
B「ルールブックに載ってる呪文をくれるって言ったじゃないですか!」
私「……じゃあ、その呪文を得るためのシナリオ作るってことにしていい?」
B「キャンペーンの途中にそんなことするヒマありませんよ!」
結局、言われるままに呪文をあげましたとも。
キリ番の数字にかこつけて、呪文のスペックをわずかに落としたのは
せめてもの抵抗です。
当然Bは眉をひそめましたが、その件はそれで終わりました。
後日。またBがキリ番をゲット。
今度はBは、
「Cが1人で操縦できて超高速で搭載量が多くて滑走路がなくても
離着陸できてかっこよくて絶対に壊れない飛行機」
を要求してきました。
これ以前のシナリオで、BはNPCであるパイロット(運び屋)のCに
命を救われていて、その恩返しをしたいと言ったところ、Cに
「じゃあ1人で操縦できて(略)かっこよくて故障しない飛行機」と
言われたため、ずっとその「飛行機」を手に入れようとキリ番を
狙っていたのです。
371 名前: 4/5 2005/04/12(火) 13:23:25 ID:???
私「わかった、飛行機ね」
B「Cが1人で(略)絶対に壊れない飛行機、です」
私「まあ、ルールで可能な範囲で考えとくよ」
B「Cが1人で(略)絶対に壊れない飛行機、ですよ」
私の提示した、
「Cが1人で操縦するのも可能な、高速で搭載量そこそこで
滑走路がなくても離着陸できて普通にかっこよくて
よく整備されてる飛行機」は当然のごとく却下されました。
次に私の提示した、
「ドラゴン」も「飛行機じゃない」と却下されました。
「Cが1人で操縦するのも不可能ではない、高速で
搭載量が多くて滑走路がなくても離着陸できてかっこよくて
高速自己修復可能なバイオ飛行機」も、
「絶対に壊れないとはいえない」と却下されました。
私「絶対に壊れないなんて、ルール上○○○○じゃない限り
あり得ないんだけど」
B「じゃあ○○○○の飛行機ですね!(大喜び)」
私「……じゃあ、それを探すためのシナリオ作るってことにしていい?」
B「キャンペーンの途中にそんなことするヒマありませんよ!」
372 名前: 5/5 2005/04/12(火) 13:24:41 ID:???
私「わかった。○○○○じゃないけどCが1人で(略)飛行機を、
君は彼にプレゼントしてきた。この飛行機は絶対に壊れることはない。
それでいいよね」
Bは大喜びです。
Cが二度とゲームに登場しないのは、Bには秘密です。
登場させたら飛行機が壊れる可能性がありますから。
普通のハリアー戦闘機なんで。
「マスターは約束を1度も守ったことがないから信用できないんですよ」と
また別の件でBに吐き捨てられ、
よく考えもせずに軽はずみな約束をする困ったちゃんな自分を恥じ、
今後は何も約束しないことを心がけようと思いました。
374 名前: NPCさん 2005/04/12(火) 13:26:58 ID:???
>>368
Bは女だ。そうだな?
スレ61
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45 名前: NPCさん 2005/04/14(木) 17:26:49 ID:???
>>前スレ374
あたり。
その後Bの苗字は私と同じになりました。
スレ62
最終更新:2008年03月12日 12:30