2011年度の活動ー2

五友会で住民協定が成立!~緑豊かな住環境維持のために~


鵠沼桜が岡2丁目、鵠沼藤が谷3・4丁目、鵠沼松が岡3・4丁目にまたがる五友会自治会(約900世帯)で、住民アンケートでの90%を超す賛成により、住民協定が発足しました。今後、五友会では、自治会内に住民協定運営委員会を発足させ、協定内容の運用していくことになります。  

鵠沼地域でこうした住民協定はニコニコ自治会に続くもので、みどり豊かな住環境維持のために大いに役立つことと考えられます。鵠沼のほかの自治会でもこうした動きが続くことが期待されます。


【住民協定成立までの動き】

  1. 2008年10月 新旧自治会役員により「鵠沼の緑豊かな住環境の保全を考える会」として自治会内専門委員会として「まちづくり委員会」を発足し毎月会合。

  1. 2009年5月~6月に、第1回アンケート(住み心地に関する全20問)を実施
アンケートでの高い関心は、第1位:空き巣や犯罪被害に対しての不安。第2位:自然災害や火災に対しての不安。第3位:5年後、10年後のまちなみへの不安。
こうした結果に対して、防犯・防災は自治会内の既存部会で対応、一方、緑や景観のまちなみに対する不安については「まちづくり委員会」への一般住民ボランティアも募り、毎月夜の会合を重ねる。           

  1. 「まちづくり委員会」では、
  • 事業者や行政が地域の環境に合わせた開発や指導に取り組むには、協定などの基準が必要。
  • 地域の環境に合わせたルールづくりは、地域に主導権がある。
  • 松が岡1~3丁目のニコニコ自治会では、2006年に住民協定を策定し、事業者や行政と話し合いながら地域の環境づくりを進めていることなどから、地域でのルールづくりの必要性を議論。

  1. 2010年2月~3月に、第2回アンケート(環境の保全・向上のためのアンケート)を実施。  地域からの意思表示(地域のルールづくり)の必要性について、7割が何らか必要との結果により、アンケートでの意見・提案の内容、藤沢市の都市計画、ニコニコ自治会の取り組みも参考にルール案を作成。2011年4月の自治会総会で「住民協定」を進めることを決定し、住民協定案を全戸配布し最低敷地面積などについての最終意見を求めました。

  1. 2011年6月~7月に、住民協定最終案に対する協定締結の賛否アンケートを実施。約90%以上の賛成結果を踏まえ、2011年8月の自治会役員会を経て「五友会住民協定」が成立したものです。

五友会住民協定の概要


  1. 協定の運営は、五友会住民協定運営委員会が主体となって運営する。

  1. 五友会の約2/3 は風致地区(第4種)指定ですが、これを全域に拡大。

  1. 最小敷地規模は風致条例の指導基準により132㎡(40坪)を基準。

  1. 建物の最高部の高さは地盤面から原則として8m以下とし、原則を越える場合には付近住民との事前協議と生活環境に配慮。

  1. 業者は工事を行う際、周囲の生活環境や景観にどのように配慮するか図面を確定する前に運営委員会に説明。

日常の環境配慮として、以下も定めています。
  • 外壁や垣根は鵠沼の風景に調和するように配慮する。
  • 大きな樹木は出来る限り維持し、また新しい木も育てる。
  • ペットのフン、ゴミの出し方。自動車・オートバイなどの騒音などで生活環境を損なわないように配慮する。

今後への期待

五友会住民多数の意見により五友会住民協定が成立しました。今後、風致条例や土地の広さ、緑の確保そして、建物の高さ等に関する『鵠沼の景観価値』を開発業者と全住民が共有できることを願っています。 

住民と行政の協働により、こうした動きが鵠沼地区全体に広がっていくことを願いますし、鵠沼景観まちづくり会も共に行動していきたいと思います。


(2011年10月記)
最終更新:2011年11月10日 21:24
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