分類 |
長柄類 |
---|
地域 |
日本 |
---|
全長 |
250~300cm |
---|
重量 |
2.8~3.5kg |
---|
十文字槍とは、槍の穂先に、左右対称な枝刃を持った槍のことである。
枝刃を片方にだけ持つものを「鎌槍」と言い、両方に持つものを十文字槍、
または両鎌槍・もろ鎌と呼んだ。鎌の方向や形によってさらに細かな分類があり、
「上向十文字」、「月形十文字」などがある。
この鎌はヨーロッパの「コルセスカ」と同じく、敵の攻撃を受け止めること、
引っ掛けて倒すことなどができるようにつけられた鎌で、直槍と比べてかなり多様な
攻撃方法を持ち、使いこなせれば非常に強力な武器であったが、きちんと使いこなすには
相当な熟練を要し、雑兵や未熟な兵士には向かない武器でもあった。
最終更新:2009年01月22日 13:19