Claim CB805:
Since evolution says organisms came from a common ancestor and since they lived in a continuity of environments, we should see a continuum of organisms. There should be a continuous series of animals between cats and dogs, so that one could not tell where cats left off and dogs began.
進化論は生物がひとつの共通祖先の末裔だと言っており、それらは連続した環境に生息していたので、我々は生物の連続性を見れるはずだ。ネコとイヌの間の中間の動物が存在して、どこからがネコで、どこからがイヌか言えないはずだ。

Source:
Morris, Henry M. 1985. Scientific Creationism. Green Forest, AR: Master Books, pp. 70-71.

Response:
  1. そのような種が絶眼することがなかったら、その主張は正しいかもしれない。しかし、種は絶滅し、かつて存在した中間種は今は存在しない。絶滅は一方通行であり、種は時間とともに、つながりが遠くなっていく。区別がつけにくい分岐したグループの初期の個体の化石記録を見れば、それは明らかだ。
  2. 環境および生態学的ニッチは、創造論者の主張が要求するほど、実際には連続的ではない。イヌは獲物を長時間追跡して倒すが、ネコは獲物を待ち伏せる。イヌは長距離走れるような体になっているが、ネコはスタンディングスタートから高加速で短距離を走るような体になっている。これらの必要条件はまったく違っており、両方の機能をひとつの殻で実現するのは困難である。この2つの間で妥協した種は、どちらのタイプに特化した種と競争しても勝てず、自然選択によって淘汰される。特化した種が存在しない場合にのみ中間種は競争に耐えられる。特化した種が進化すれば、中間種は絶滅することになる。
  3. 区別は、どのグループにどう名づけるかという我々の選択によって生じた幻想である。境界がはっきりしない複数のグループには、我々は別々の名前をつけない傾向がある。あるいは中間形態がある場合には任意の点で分割されることになる。特に化石の形態を考えると、新たな化の発見により、恐竜と鳥類の境界は恣意的になっていく。
  4. 実際に、自然界には幾つかの連続性の例がある。草やヨコバイなどには、異なる種を区別するのがむつかしい例がある。少なとも鳥類の種の10%は別の種と類似していて、交雑可能である[Weiner 1994, 198-199]。最も明らかな連続性は、いわゆる環状種である。もっとも古典的な例はセグロカモメで、北極のまわりに環状種を形成している。我々は西ヨーロッパを出発して、西に行けば、交雑可能な類似した集団がいて、それが地理的に順次、入れ替わっていく。北極のまわりを一周して、西ヨーロッパにもどってくれば、最後の集団は、最初の集団と多く違っていて、我々はそれらを別種と呼ぶ。最後の集団は、連続的に交雑可能な集団とつながっているにもかかわらず、最初の集団のセグロカモメとは交雑不可能である。これは創造論者にとって大きな問題である。創造論者たちは、別種として創造されたものは、容易に区別がつくと考えているが、そのような明らかな境界は存在しない。
They are mistaken, who repeat that the greater part of our species are clearly limited, and that the doubtful species are in a feeble minority. This seemed to be true, so long as a genus was imperfectly known, and its species were founded upon a few specimens, that is to say, were provisional. Just as we come to know them better, intermediate forms flow in, and doubts as to specific limits augment. (de Condolle, quoted in Darwin, 1872, chap. 2)
大半の種の境界が明確で、境界が疑わしい種は少数派だと主張する人々は、間違っている。そのような主張は、知られている属が不完全で、標本が数個しかない場合にのみ正しく、いわば暫定的正しさである。より多くを知れば、中間種が見つかり、種の境界が明確であるという論は疑わしくなる。[de Condolle, Darwin 1872による引用]


References:
  1. Darwin, C., 1872. The Origin of Species, 1st Edition. Senate, London.
  2. Weiner, Jonathan, 1994. The Beak of the Finch: a story of evolution in our time. New York: Knopf.

Further Reading:
  1. Hazard, Evan B. 1998. Teaching about "intermediate forms." The American Biology Teacher 60(5): 359-361.
  2. Darwin, C., 1859. The Origin of Species, 1st Edition. Senate, London.?




最終更新:2009年08月09日 14:20