AVR Studioでは、実機上に実行形式をダウンロードして、実際にプログラムを動かしてデバッグする
方法以外に、シミュレータを使って、プログラムの動作をシミュレーションすることでデバッグを行う事も
出来る。
以下に、シミュレータの使い方を説明する。手順は以下の通り。
1~3は、通常と同じ作業。4のシミュレータの起動から説明する。
ソースコードをビルドしたら、シミュレータを起動する。「Debug」 → 「Start Debugging」を選択する。
プロジェクトを保存したフォルダの入力を求められるので、当該フォルダを選択する。
シミュレータが起動すると以下のような画面が表示される。
■ 各ウインドの機能については、以下の通り。
左のウインド(CPU関連のレジスタ)
中央のウィンド ブレークポイントの設定は、ソースコードを選択し、マウスを右クリックするとプルダウンメニューが現れるので、 |
■ プログラムの実行
以下のコマンドを実行すると、プログラムの動作を制御できる。
周辺機能のレジスタを設定するには、プログラムの実行が一時中断している時、もしくはAuto Stepでプログラムが動作している時に、周辺機能のレジスタをクリックすることで可能となる。
また、変数の値を調べるには、「Debug」→「Quick Watch」の順で選択し、変数名を入力すると、値の参照ができる。
ただし、プログラムの動作状態によって、「Location Not
Vaild」になったり、-1になったりすることがあるので、注意すること。
【シミュレータ・デバッガを使う際の注意事項】