官僚の行動を知ると日本の社会構造が大体わかると言ってよいと思う。 多くの企業にいても変わらないと思う。
独自視点で人を見るポイントが書いてあったりする。
「国家間の交渉」、「ムネオスキャンダルの裏側とその後」について書いている。 その話題を通じて、国家、官僚に潜む問題を指摘しているように見える。
著者は、大学で神学を専攻したようで、その専門分野的視点から国家の性質、 国家間のあり方について複数の視点を取り入れてまとめている。
この本の位置づけは、「官僚による官僚の潜在的悪の助長をさせる社会構造の暴露本」だろう。 天下りなど腐敗の多い世界に、優秀な若者が染まっていく社会構造の問題を指摘している。
この本は、タイトルは違うが、内容が似通っている。 内容は、官僚の仕事内容と著者が思っているノウハウ。 官僚世界の暗い側面は書かれていないが、こういう仕事をしてるんだなってのがわかる。