交渉は、社会生活する上で必需。交渉次第で、不利な状態にもなるし、有利な状態にもなる。交渉は、一見対外的に行われるように見えるが、組織対組織だけでなく組織内部でも非常に重要。自分の意志を社会に反映させるためには、ごり押しではなくて交渉により双方が合理的に納得することが大切。どれだけ、いい方向に、事案を収束させるかが大切。数学的バックグラウンドとして、一種の収束アルゴリズム、ゲーム理論的要素を内包していると思う。世の中には、不合理なことを押し付けてくる(交渉してくる)人が一定数いるため、適切に対処する方法を学ぶことができる。
5章以降の内容がためになる。「一人がケーキを切り、もう一方が選ぶ方法を選ぶ」方式を取るようにというアドバイスはすばらしい。