医学的、生物学的知見から効率の良い勉強法について情報をまとめようと思った。
普段の生活で大切な事
運動
-
神経幹細胞があり、年老いても神経は増えていく!!赤血球だと造血幹細胞が有名で、死ぬまで血液は作られるのと同じで、適度な運動で神経も死ぬまで増える。
-
運動によって脳内物質「IGF-1」(インスリン様成長因子)が分泌される。これによって、神経回路の構築を促す。
食事(栄養、水)、空気
-
生化学を学んでいれば重要であることは当然。
-
言うまでもなく当然。体の元だから。
-
何でも適量がベスト。食べ過ぎ、不足はNG。節制ってやつかな。
-
空気は大切。極端な例が、四日市喘息などの症状、空気がきれいなことは大切。
日光
-
概日リズム(サーカディアン・リズム)によって、一日単位のホルモン制御や代謝をコントロールしている。脳の視交叉上核がその司令塔である。朝、太陽を浴びる事が重要。それにより体内時計がリセットされる。
-
寝る前にPCなどのディスプレイを見るのは、概日リズムに影響を与え睡眠に悪影響である。
睡眠
-
代謝が悪くなって、脳だけじゃなくて、肌や体全体に影響。
-
カフェインはいいのか。。。飲まないほうがいいんでない??
-
正常な判断をさせなくする場合あり。
-
飲み続けていると耐性ができて、効かなくなる。→もっと飲む。→カフェイン中毒。
具体的な勉強方法
基本1:エビングハウスの忘却曲線に逆らって勉強する。
-
普通の人は忘れます。忘れないひとは、サバン症候群とかの特殊な病気や何らかの精神疾患がある場合が多い。
-
覚えたと思ったら、すぐその後復習、一日後復習など繰り返した方がよい。
基本2:記憶の干渉を避ける
-
勉強した後、立て続けに他のことをやると忘れやすく混乱しやすいです。区切りのいいところで、寝たり休んだ方が記憶の定着がよいです。
-
休憩に余計な情報となるTVとか見ないほうがよい。
基本3:生活習慣
-
普段の生活で必要なこと、運動、食事、日光、睡眠をきちんとすることで、脳がレベルアップしていく。これは、内分泌生理学とサーカディアンクロックの観点からわかる。
基本4:アウトプットすることで身につける。
-
音読より人に説明すること。
-
問題を解くのもアウトプットの一つ。
基本5:自信を持つ=努力の持続
-
後天的に精神状態や脳のスペックは変えられる。それを示しているのが、レオナルド・ディカプリオの例。彼は、役作りのため、本当に強迫性障害になってしまったとか。これは、後天的な努力で、脳の変革つまり、精神病にも超優秀にもなれることを示す一例だと思う。
-
ナポレオン・ヒル「思考は現実化する」は、医学書でなく、啓蒙書であるが、後天的な努力やメンタルによって、成功者となれるための手引きを示している。
基本6:ストレスを避ける
応用例1:単語の暗記(意味記憶)
-
一日200語のペースでぱらぱら繰り返し、英単語集を読んでいれば自然に覚えるだろう。エビングハウスの忘却曲線を意識した良い学習例。ゆっくり一周するより、早いペースで何度も読んだ方がよい。これは、山口真由氏の7回読み勉強法にも似ている(7回は売り文句でそう書いてあるだけだと思う。)
-
ゲームで、登場キャラクターの特徴や名前を自然に覚えるのと似ている。出会った友達の名前は、何度も会って覚えるだろう。それといっしょ。
応用例2:リマインドプッシュ暗記法
他参考資料
-
池谷裕二、"最新脳科学が教える高校生の勉強法"、東進ブックス
-
福井一成、"脳を一番効率よく使う勉強法"、中経出版
-
宇佐見天彗、"最強の勉強法"、二見書房
-
この本には、宇佐見氏の高校生向けの勉強法が書かれている。歯茎をなめることについては、本に書いてあったっけ??
最終更新:2020年12月06日 00:02