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出来事 |
詳細 |
1962 |
8 |
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部落差別で焚書 |
平田弘史「血だるま剣法」に部落解放同盟大阪府連から「差別と偏見を助長する」として日の丸文庫へ本作に対する抗議が寄せられた。抗議を受けた日の丸文庫は本作を回収・廃棄・絶版処分し、以降2004年になるまでどこの出版社からも復刊されることはなかった。 |
1970 |
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人肉食で回収 |
『週刊少年マガジン』8月2日号掲載の「アシュラ」(ジョージ秋山)の人肉食描写が問題に。この号は一部地域で有害図書指定され、作者秋山にも取材が殺到した。 |
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アシュラの余波 |
『週刊少年マガジン』8月23日号掲載の読切「切り裂く」(真崎守)「理由なき殺人」をテーマにしていると問題に。アシュラの余波を食った格好か。 |
1976 |
11 |
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ロボトミー抗議 |
『少年チャンピオン』1977年1月1日号掲載の「ブラックジャック」(手塚治虫)153話「ある監督の記録」に「全国青い芝の会」、「ロボトミーを糾弾しAさんを支援する会」などがロボトミーを美化、正当化しているとして抗議。1977年2月10日の全国紙に謝罪文が掲載された。 |
1979 |
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障害者差別 |
『ビッグコミックオリジナル』17号掲載の「夜光虫」100話「児心音異常」(柿沼宏・作 篠原とおる・画)について、全国障害者解放運動連絡会議、りぼん社理事会、青い芝の会など各方面から、内容に障害者差別、医師の倫理の問題が含まれているとの抗議が寄せられる。次号には謝罪文、その次号には意見の紹介と編集部の見解が掲載された。抗議を受けて連載は終了、当該の話は未収録となった。 |
1980 |
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実在高校名・校章無断掲載 |
『週刊少年ジャンプ』「私立極道高校」(宮下あきら)が問題に。滋賀県にある実在の中学校名と校章、そして卒業生の名前を無断で作品内に掲載して滋賀県教育委員会から抗議を受けた。この行為はプライバシーの侵害にもあたる。1980年第9号と第10号が回収され、「私立極道高校」は第11号で打ち切りとなった。ストーリーは41話まで連載され、単行本は読切版の1話と連載最初の6話を収録した1巻のみ発売されていたが、事件がきっかけで絶版となった。なお、回収に協力した人には、アドレス帳が送られた |
1984 |
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石垣島空港問題 |
『週刊少年少年マガジン』39号に掲載された塀内夏子(当時は塀内真人)「海よおまえは」が問題に。石垣島の空港建設に反対する民宿の女の子を描き、作中では空港建設が決まったかのように描いたことから、石垣島空港建設に反対するグループから猛烈な抗議が寄せられ、『週刊少年マガジン』誌上で塀内のイラスト入りでお詫びを掲載するという事態に発展した。また、「たとえ空港が作られてここのサンゴが死んでも、この海はまたどこかにサンゴを作るよね」とラストで語る女の子のキャラクターは、実在する空港反対派の民宿の女の子と設定がそっくりだったことも問題になった。 |
1990 |
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用務員差別 |
『週刊少年ジャンプ』45号掲載「燃える!お兄さん」(佐藤正)が問題に。この号が発売された直後から「用務員をバカにしている」などの抗議が用務員組合や読者等から殺到。その事態を重く見た本誌編集部はその掲載号を回収するという決断に至った。掲載号を集英社に郵送すると、本誌のマークが入ったシャープペンシルが貰えた。後に発行された単行本でもこの回は不掲載となっている。 |
1996 |
2 |
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西成差別 |
『別冊フレンド』3月号掲載「勉強しまっせ」(みやうち紗矢)が問題に。西成に*印を付けて「大阪の地名。気の弱い人は近づかない方が無難なトコロ」と、西成あるいは西成区を説明する箇所があったのを中学生が先生に報告。講談社に抗議がいき、4月号に謝罪文と連載中止のお知らせが掲載された。講談社では人権に関する研修が定期的に行われるようになったという・・・? |
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皇民党事件パロディ |
『週刊ヤングマガジン』掲載の「代紋Take2」(作・木内一雅 画・渡辺潤)が皇民党事件を扱い問題に。当該の数話は単行本未収録となった。 |
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人肉食で回収 |
『週刊ヤングサンデー』掲載の「マイナス」(沖さやか)Lesson31遭難クッキングに人肉食が掲載され問題に。新聞にも掲載されていたが、雑誌側「自主回収」としていた。 |
2002 |
8 |
7 |
漫画家が買春 |
『週刊少年ジャンプ』掲載「世紀末リーダー伝たけし!」の作者の島袋光年が16歳の女子高校生を買春したとして、児童買春禁止法違反で逮捕された。この事件を受けて同年37・38合併号での掲載を最後に同作の連載打ち切り、予定されていた単行本25巻も発売中止となった。39号には、本誌1ページを使い、編集部からの謝罪文が掲載された。その後、島袋は謹慎期間を経て青年漫画誌『スーパージャンプ』にて復帰、その際「関係者に多大な迷惑をかけた」とコメント欄で謝罪した。絶版となっていた単行本も「ワイド判」として再刊、同作品は『スーパージャンプ』で連載が再開されたのち完結した。 |
2003 |
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編集者が原稿紛失 |
2000年に執筆された新沢基栄「帰ってきた ハイスクール!奇面組」について、当時の編集者が原稿を紛失する事件が起きた。その際の態度に激怒した新沢は、2003年に原稿料と慰謝料合わせて610万円の損害賠償を求めて係争中。 |
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出版社が原稿を売却 |
さくら出版が原稿料・印税未払いのまま古書店に漫画原稿を売却していた事実が発覚。古書店側はその事実を知りながら販売を続けていたとみられる。その後、出版社が復刻版を出版するという名目で大量の原稿を集め、売却していたことなども判明した。 |