栗東・武田作十郎厩舎所属でデビュー。初騎乗は3月1日1回阪神2日目第4競走アグネスディクター (2着) 。初勝利は、3月7日1回阪神3日第3競走のダイナビショップ。11月14日5回京都3日第6競走にリードトライデントで勝利し59勝目を挙げ、小屋敷昭の持っていた関西新人記録の41勝と加賀武見の持っていた新人記録の58勝を更新する。最終的に69勝で1年目を終えた (この記録は2008年に三浦皇成によって21年ぶりに更新された) 。
中京記念でマチカネイシンに騎乗し、重賞初騎乗 (5着) 。京都大賞典でトウカイローマンに騎乗し、重賞初勝利。
4月16日に史上最年少 (19歳1か月) でJRA通算100勝達成。 (史上最速100勝記録は2009年2月7日に三浦皇成が更新) 。
菊花賞でスーパークリークに騎乗し初GI勝利にして史上最年少 (19歳8か月) でクラシック制覇。
田原成貴以来となるデビュー2年目での関西リーディング獲得
3月4日に史上最速・最年少 (19歳11か月) でJRA通算200勝達成。
11月25日に史上最速・最年少 (20歳8か月) でJRA通算300勝達成。
この年は133勝を挙げ、自身初の全国リーディングジョッキーとなる。
8月5日に史上最速・最年少 (21歳5か月) でJRA通算400勝達成。
7月21日に史上最速・最年少 (22歳4か月) でJRA通算500勝達成。
アメリカ・サラトガ競馬場のセネカハンデキャップ (G3) でEl Senor (エルセニョール) に騎乗し、初めての海外グレード競走 (およびグループ競走) 制覇。
天皇賞・秋でメジロマックイーンに騎乗し1位入線するも、進路妨害で18着に降着となる。GI競走での1位入線馬に対する降着処分は史上初めて。
武田作十郎調教師の定年による厩舎解散に伴い、フリー転向。
天皇賞 (春) でメジロマックイーンに騎乗し、史上初の同競走4連覇を達成。
8月29日に史上最速・最年少 (23歳9か月) でJRA通算600勝達成。
9月7日、アーリントンパーク競馬場で行われたセクレタリアトステークスで、海外GI初騎乗を果たす (4着)
12月5日・6日に行われたワールドスーパージョッキーズシリーズで初優勝を飾る。
4月17日に史上最速・最年少 (24歳1か月) でJRA通算700勝達成。
桜花賞 (ベガ) ・皐月賞 (ナリタタイシン) ・優駿牝馬 (ベガ) と春のクラシックを3連覇。
1月6日に史上最速・最年少 (24歳10か月) でJRA通算800勝達成。
9月4日、フランス・ロンシャン競馬場のムーラン・ド・ロンシャン賞でスキーパラダイスに騎乗し、JRA所属の騎手としては初めての海外G1勝利。
9月11日に朝日チャレンジカップ (騎乗馬ツルマルガール) を勝ち、史上最速・最年少 (25歳5か月) でJRA通算900勝達成。
5月6日、ケンタッキーダービー初騎乗 (スキーキャプテン、14着)
7月23日に史上最速・最年少 (26歳4か月) でJRA通算1000勝を武邦彦管理馬のエールノコイビトで達成。
2月10日の京都競馬第8競走で勝利し、1999年9月5日に途絶えるまでの騎乗機会連続週勝利の開始。
4月13日に史上最速・最年少 (27歳1か月) でJRA通算1100勝達成。
11月9日に史上最速・最年少 (27歳7か月) でJRA通算1200勝達成。
6月28日に史上最速・最年少 (28歳3か月) でJRA通算1300勝達成。
北九州記念でダンディコマンドで優勝し、史上最速・最年少 (28歳4か月) でJRA重賞通算100勝達成。
函館3歳ステークスでアグネスワールドに騎乗、史上2人目の中央競馬全10場重賞制覇達成。
この年は初めて騎手主要3タイトルを総なめにし、史上2人目の騎手大賞を受賞。
1月24日に史上最速・最年少 (28歳10か月) でJRA通算1400勝達成。
6月7日、東京優駿 (日本ダービー) でスペシャルウィークに騎乗。東京優駿を初制覇を果たすとともに保田隆芳以来30年ぶり史上2人目となる八大競走完全制覇達成。
8月9日、フランス・ドーヴィル競馬場のモーリス・ド・ギース賞でシーキングザパールに騎乗し、日本調教馬初の海外G1制覇に導く。
8月23日に史上最速・最年少 (29歳5か月) でJRA通算1500勝達成。
3月28日に史上最速・最年少 (30歳1か月) でJRA通算1600勝達成。
6月6日、東京優駿 (日本ダービー) でアドマイヤベガに騎乗、史上初となる日本ダービー連覇達成。
8月22日の札幌競馬第1競走で勝利し、1996年2月10日から続く騎乗機会169週連続勝利達成。
10月30日に史上最速・最年少 (30歳7か月) でJRA通算1700勝達成。
4月23日に史上最速・最年少 (31歳1か月) でJRA通算1800勝達成。
7月13日、イギリス・ニューマーケット競馬場のジュライカップでアグネスワールドに騎乗し、近代競馬の発祥地英国での初G1制覇。
1月13日に史上最速・最年少 (32歳7か月) でJRA通算1900勝達成。
3月24日、ドバイワールドカップ初騎乗 (トゥザヴィクトリー、2着)
フランスを拠点とし長期海外遠征を敢行。そのため、前年まで9年連続保持し続けていたリーディングジョッキーの座を蛯名正義に譲った。
2月23日、阪神競馬場の第9レースで通算1万回騎乗達成
5月26日、東京優駿 (日本ダービー) でタニノギムレットに騎乗、史上初となる東京優駿 (日本ダービー) 3勝目。
9月21日に史上最速・最年少 (33歳6か月) でのJRA通算2000勝達成。
12月7日、阪神競馬場にてJRA新記録、世界タイ・レコードとなる1日8勝を記録
3月21日に史上最速・最年少 (33歳11か月) でJRA通算2100勝を達成。
9月14日に史上最速・最年少 (34歳5か月) でJRA通算2200勝を達成。
JRA史上初の年間200勝達成 (最終的には204勝) 。
年間通じて、JRA・地方における全GIに騎乗。
騎手としては初めて東京競馬記者クラブ賞・関西競馬記者クラブ賞を同時受賞。
2月15日に史上最速・最年少 (34歳10か月) でJRA通算2300勝を達成。
8月22日に史上最速・最年少 (35歳5か月) でJRA通算2400勝を達成。
11月14日にエリザベス女王杯でアドマイヤグルーヴに騎乗、史上初となる同競走4連覇達成。
12月8日、香港のハッピーバレー競馬場で行われたインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップの第1戦を勝ち海外通算100勝を達成。 (クリストフ・スミヨンと同点優勝)
12月12日、中央競馬史上初の2年連続で年間200勝を達成、前年に自ら記録した204勝の年間最多勝利記録を更新する211勝。
1月23日に史上最速・最年少 (35歳10か月) でJRA通算2500勝を達成。
2月26日、アーリントンカップにビッグプラネットで優勝し、中央競馬史上初の重賞競走通算200勝を達成。
3月27日、中京競馬場で行われた高松宮記念にアドマイヤマックスで勝利し、JRAのGI競走が行われた全ての競馬場でGI勝利。
5月29日、東京優駿 (日本ダービー) でディープインパクトに騎乗し東京優駿 (日本ダービー) 4勝目。また同競走により、年間100勝最速記録を更新。
7月17日に史上最速・最年少 (36歳4か月) でJRA通算2600勝を達成。
9月4日、小倉2歳ステークスをアルーリングボイスで優勝。史上初の同一年小倉開催平地重賞完全制覇達成
9月24日、1日の騎乗機会6連勝のJRA新記録を達成。
10月23日、第66回菊花賞でディープインパクトに騎乗し三冠 (史上2頭目の無敗三冠) 達成。また同競走によりGI通算50勝達成
11月26日、ジャパンカップダートにカネヒキリに騎乗して優勝、JRAのGI年間6勝の新記録達成 (地方交流統一GIを含めると年間10勝の日本記録を達成) 。
12月18日、阪神牝馬ステークスにアドマイヤグルーヴに騎乗して優勝し、年間重賞勝利23勝とし、自らの記録を上回る新記録を樹立。
年間勝利数を212とし、前年の自らの最多勝記録を更新。
Sports Graphic Number (文芸春秋社) 年間MVP賞受賞 (競馬関係者として初の快挙)
1月8日の京都競馬福寿草特別 (騎乗馬フサイチジャンク) にて史上最速・最年少 (36歳10か月) でJRA通算2700勝を達成。
7月23日の小倉競馬第12競走にて史上最速・最年少 (37歳4か月) でJRA通算2800勝を達成。
ディープインパクトに騎乗して第85回凱旋門賞に出走。1番人気で3位入線するも、のちに馬は失格処分となる。
4月21日の京都競馬第7競走にて史上最速・最年少 (38歳1か月) でJRA通算2900勝を達成。
7月21日、JRA歴代最多勝記録2944勝 (これまでの記録は岡部幸雄の2943勝) を更新、小倉ターフ賞も初受賞した。
8月11日、騎手招待競走のシャーガーカップ (4Rステイヤーズ) を勝ち、アスコット競馬場日本人騎手初勝利。
11月3日、京都競馬第1競走で史上初となるJRA通算3000勝を達成 (38歳7か月) 。
11月24日、ジャパンカップダートでヴァーミリアンに騎乗し、重賞250勝達成
3年ぶり8度目となる関西競馬記者クラブ賞を受賞。
6月15日、JRA通算3100勝を達成 (39歳3か月) 。
11月2日、天皇賞 (秋) 競走をウオッカで勝利し天皇賞通算11勝目を挙げ、それまでの最多記録保持者であった保田隆芳を抜いた。
11月3日、JBCクラシックをヴァーミリアンで勝利し、前日の天皇賞 (秋) の勝利とあわせ日本人騎手では初となる2日連続GI・JpnI勝利という快挙を達成。
4月12日、JRA通算3200勝を達成 (40歳1か月) 。
6月27日、阪神競馬場における通算1000勝を達成。
12月13日、JRA通算3300勝を達成 (40歳9か月) 。
近年の地方トップ騎手の中央移籍等による騎手リーディング競争激化から、長期海外遠征していた2001年を除きおよそ16年間保持し続けてきた最多勝利騎手の座を内田博幸に明け渡す。
3月27日、毎日杯でザタイキに騎乗し落馬。重傷を負い、4か月間の休養。このため、18年ぶりに東京優駿に騎乗できなかった。
11月28日、降着による繰り上げにより、ローズキングダムでジャパンカップを制し、デビュー2年目から続く23年連続JRA・GI制覇を達成した。
この年は怪我による長期離脱が響いて、騎手主要3タイトルを全て受賞できず、長期海外遠征の2001年を除きおよそ17年連続クリアしてきた中央成績100勝達成も出来ず、デビューした1987年と同じ69勝にとどまった。
6月4日、JRA通算3400勝を達成 (42歳3か月) 。
11月3日、JBCクラシックをスマートファルコンで勝利し、騎手として同競走5年連続優勝 (ヴァーミリアンで3連覇、スマートファルコンで連覇) 。
近年の低迷振りから、およそデビュー2年目から続いた23年連続クリアしてきたJRA・GI (JpnI含む) 競走制覇を達成出来ず連続記録にピリオドが打たれた[5]。中央成績も2001年長期フランス遠征を行った65勝を下回る64勝に終わり、また勝率・連対率ともに過去最低の成績に終わった。
2月12日、トレイルブレイザーにて京都記念を勝利し、デビューから続いている連続重賞勝利記録を26年に更新。
11月18日、デビュー以来、今まで未勝利のGI競走だったマイルチャンピオンシップをサダムパテックで初制覇。なお、この勝利は、2010年ジャパンカップ以来2年ぶり、2009年安田記念以来3年半ぶりとなる最先着でのJRA・GI制覇であった。
この年は前年を更に下回る成績となり、連対率もデビュー以降初の1割台、勝率に関してはデビューした1987年以降で初めてとなる1割未満だった。また勝数も56勝に留まり、デビュー以来初めて60勝を割った。
1月13日 カレンケカリーナにて史上初のJRA通算3500勝達成 (43歳10か月)。
2月10日、トーセンラーにて京都記念を勝利し、デビューから続いている連続重賞勝利記録を27年に更新。
5月26日、東京優駿 (日本ダービー) でキズナに騎乗、東京優駿 (日本ダービー) 5勝目。
西暦 | 勝利数・勝率 | 連対率 | 表彰歴 |
---|---|---|---|
1987年 | 69勝 (.125) | (.238) | JRA賞 (最多勝利新人騎手) |
1988年 | 113勝 (.169) | (.306) | 史上最年少関西リーディングジョッキー |
1989年 | 133勝 (.183) | (.340) | JRA賞 (最多勝利騎手・最多賞金獲得騎手) |
1990年 | 116勝 (.160) | (.324) | JRA賞 (最多勝利騎手・最多賞金獲得騎手) |
1991年 | 96勝 (.150) | (.291) | 優秀騎手賞 |
1992年 | 130勝 (.215) | (.345) | JRA賞 (最多勝利騎手) |
1993年 | 137勝 (.196) | (.392) | JRA賞 (最多勝利騎手・最多賞金獲得騎手) ・フェアプレー賞 |
1994年 | 134勝 (.230) | (.388) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手) |
1995年 | 134勝 (.193) | (.343) | JRA賞 (最多勝利騎手・最多賞金獲得騎手) |
1996年 | 159勝 (.211) | (.340) | JRA賞 (最多勝利騎手・最多賞金獲得騎手) |
1997年 | 168勝 (.233) | (.371) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手・騎手大賞) ・フェアプレー賞 |
1998年 | 169勝 (.226) | (.366) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手・騎手大賞) |
1999年 | 178勝 (.220) | (.396) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手・騎手大賞) ・フェアプレー賞 |
2000年 | 130勝 (.236) | (.362) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手・騎手大賞) |
2001年 | 65勝 (.183) | (.315) | |
2002年 | 133勝 (.291) | (.435) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手・騎手大賞) ・フェアプレー賞 |
2003年 | 204勝 (.236) | (.384) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手・騎手大賞) |
2004年 | 211勝 (.231) | (.372) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手・騎手大賞) |
2005年 | 212勝 (.248) | (.398) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手・騎手大賞) 、Sports Graphic Number年間MVP賞 |
2006年 | 178勝 (.225) | (.375) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手・最多賞金獲得騎手・騎手大賞) |
2007年 | 156勝 (.219) | (.372) | JRA賞 (最多勝利騎手・最多賞金獲得騎手・特別賞) 、関西スポーツ賞 |
2008年 | 143勝 (.219) | (.355) | JRA賞 (最多勝利騎手・最高勝率騎手) |
2009年 | 140勝 (.182) | (.320) | JRA賞 (最多賞金獲得騎手) |
2010年 | 69勝 (.167) | (.281) | |
2011年 | 64勝 (.101) | (.211) | |
2012年 | 56勝 (.095) | (.198) | フェアプレー賞 |