部品構造
- 大部品: 玄霧藩国の森林管理組合 RD:40 評価値:9
- 部品: 玄霧藩国の林業
- 大部品: 森林の整備 RD:11 評価値:5
- 部品: 森林整備業務
- 部品: 間伐
- 部品: 枝打ち
- 部品: 苗木を植える
- 部品: 木々の生育
- 部品: 伐採
- 部品: 木材の利用
- 部品: 伐採後の運搬
- 部品: 古い樹木への尊崇
- 部品: 森林地区の見回り
- 部品: 入山者への注意
- 大部品: 森林火災の予防 RD:3 評価値:2
- 部品: 火災予防についての広報
- 部品: 火から目を離さない
- 部品: 対処のための早期発見
- 大部品: 燃料としての薪、炭 RD:4 評価値:3
- 部品: 森国人の特性
- 部品: 家庭での燃料
- 部品: 炭の種類
- 部品: 充分な換気に注意
- 大部品: 林業組合管理者 RD:12 評価値:6
- 部品: T20管理者任命
- 大部品: 林業者/共共 RD:11 評価値:5
- 部品: 林業者とは
- 部品: 林業に必要な道具
- 大部品: 山林知識 RD:3 評価値:2
- 部品: 山林での活動知識と経験
- 部品: 山林の植生について
- 部品: 棲息している動物の知識
- 大部品: 新米作業者に求められる能力 RD:6 評価値:4
- 大部品: 労働者の資質 RD:3 評価値:2
- 部品: 求められる教育レベル
- 部品: 基本職業倫理
- 部品: 法令の遵守
- 部品: 先輩の指導
- 部品: 作業マニュアルの遵守
- 部品: 指示の遵守
- 大部品: 林業者の職場 RD:8 評価値:5
- 大部品: 木こりの作業場 RD:4 評価値:3
- 部品: 伐採・植林道具の保管
- 部品: 苗木畑
- 部品: 薪割り場
- 部品: 木材の保管倉庫
- 大部品: 炭焼き小屋 RD:4 評価値:3
- 部品: 炭焼き窯
- 部品: 木酢液の収集
- 部品: 木こりの作業場との連携
- 部品: 作業員の宿泊施設
- 部品: NW森林組合との連携
部品定義
部品: 玄霧藩国の林業
玄霧藩国は、国土の大部分を森に覆われた森国であるため林業資源は豊富に見える、が一方で、森国人には死んだあとは魂が樹に宿るという伝承があり、森には祖先の魂がとどまっているという考えもあることから、樹を切り倒して木材とする乱開発には強い忌避感がある。森国で木材を得ようという際には、伐採できる樹をまず植林するところから始める必要がある。
玄霧藩国では建築材としての木材はあまり用いられない(生きている樹の枝ぶりや幹、虚を借りることのほうが多い)が、木工の材料の木材と、また燃料として薪・炭が多用されるため、そのために植林と伐採は行われている。
部品: 森林整備業務
森林の開発ではなく整備が主業務となる。森林区の維持、土砂災害を防ぐ土壌の保持、環境としての下草、採光の確保などを主目的とする。
部品: 間伐
地面への日射をコントロールし、日当たりの改善を促すために行われる。樹木相互の競争に負けた劣勢木や入皮が生じた木などを中心に伐採する。日光が不足すると下草が生えなくなって保水力が低下することが知られている。
部品: 枝打ち
これも日射量のコントロールをかねて行われる。人工林では、木材とするために植林された木について、枝の部分が節となり木材の価値を下げることをさけるために積極的に行われる整備である。落とされた枝は薪としての用途に再利用される。
部品: 苗木を植える
苗木を用意する。別途農場にて露地植えの苗木を育てて、植林対象区域に苗木のサイクル、季節、適切な間隔など条件を合わせて植えていく。
部品: 木々の生育
魔法を使う森国人の特性として、森の木々にも魔法で手助けをすることがある。病気の兆しが見える樹に手助けをすることは行われるが、折れた木を戻す、枯れた木に魔法を注ぐことは行われない。自然のバランスを破壊し大地を枯渇させるため過度の魔法の使用は禁忌とされる。
部品: 伐採
最初から木材として使用される予定の人工林、病気や物理ダメージなどで枯れて周囲に危険になった樹などは伐採の対象となる。
部品: 木材の利用
木材の利用価値は、薪、炭だけでなく、製材されて木工家具・家屋の設備に使用されるなどある。家を建てるのにまるごと新しい木材を組んで建築することは少ないが、屋内の家具も木製が好まれるため木材の需要は低くはない。楽器などにも用いられる。
部品: 伐採後の運搬
製材にせよ炭焼きにせよ森林の中で行われるものではないため、それぞれの作業場へ伐採現場から運び出す必要がある。資材の運搬は川べりへ斜面をおろして、そこから水路で流していく。地理的に道路のほうが適当であれば台車に乗せて魔法馬での牽引を用いる。当然このときは地上走行のみとなる。
部品: 古い樹木への尊崇
森国人の長老は大抵木に憑依して死ぬと言われ、色々教えてくれる木というものが森の中には存在していた。大破壊からの復興を経て現在の森にその木が残っているかはわからないが、森国人として、古い樹木へは尊敬の念をもって大事に扱う習慣を保っている。
部品: 森林地区の見回り
禁猟区、禁猟シーズンの密猟者を見つけたら通報する。また個人所有の領地について、とくに要請がないかぎり立ち入りは行わないが、不審者を見かけた際はこれも通報の対象とする。
部品: 入山者への注意
森林管理の主業務ではないが、山の幸を求めて入山する一般人が毒性をもつ植物を誤って口にしないように、教育・啓発のための資料を作成したり広報したりすることも業務の一環として行っている。一般人が入るには危険な経路・区域を知らせることも必要である。
部品: 火災予防についての広報
森林火災の大多数は、乾燥して燃えやすくなった枯れ草類、風向きと強風、そして火気がそろったところで発生する。状況としては春先が最も多いが、これは冬に枯れて乾燥した可燃物が堆積していること、入山者が増えることが原因になる。
春先に森の近辺で火を起こすことは厳に慎むべきであり、山菜採りへの注意とともに広報される。
部品: 火から目を離さない
炭焼きなどでも火を用いるものであり、これらは、森林への延焼を万が一にも起こさないよう河近くなどで周囲が開けた場所に炭焼き小屋が設置されるものである。
森林近くで火を用いる必要がある場合は、周囲の可燃物を取り除いて場の安全を確保した上で、火を完全に消火するまで目を離さないようにすることが重要であると子供の頃からたびたび教えられる。
また火の魔法を森の近くで練習することは厳に禁じられている。
部品: 対処のための早期発見
どのように各自が気をつけていても、火災はいつか発生するものである。その前提にたって、森林管理組合では日々ルートを変えて受け持ち区の見回りを行う。とくに火災が起こりやすくなる季節には頻度を高めて森林を守るために巡回頻度を上げて活動している。
部品: 森国人の特性
森国人の国である玄霧藩国では、国民の多くが火の魔法が使える状態であり、ごく短時間の灯りや加熱としては魔法が使われる場面も多い。もちろん火に適さないものに火の魔法を使うと、燃えたり焦げたりするため対象を燃やすつもりでなければならない。
部品: 家庭での燃料
料理、入浴のための温水の確保などには、かまどと薪、炭などの自然燃料が用いられることが多い。最初の点火に用いられるのが魔法であれ別の方法であれ、目的が達せられるための燃料補充は必要となる。
部品: 炭の種類
木材を焼いて作られる木炭、輸送中などに生じる木炭の細かい粉を固めて再利用する成型木炭の炭団(たどん)、製材時に発生するオガクズを加圧成形してから炭化させるオガ炭などが用いられている。成型炭は火力が弱めになるが一定の熱を長時間安定して得やすいという特徴があり、よく用いられている。
部品: 充分な換気に注意
木炭は、燃焼時に一酸化炭素など有害な燃焼ガスを多量に発生するため、室内での使用時はとくに換気に気をつけることが必要である。頭痛・耳鳴り・めまい・嘔気などの症状が見られる場合はすぐに火のそばを離れ、新鮮な外気を吸える場所に移動しつつ、室内の換気を充分に行うよう注意喚起しなければならない。被害の拡大を防ぎつつ直ちに救急外来を受診のこと。
部品: T20管理者任命
今期の森林管理組合は山の下ホーランド氏が組合長として選出され、氏は騎士の叙勲を受けて組合長の任に着いた。
氏は若い頃から林業の現場で経験を積み、森林区の中で氏が歩いたことがない森はないといわれるほどの森の専門家である。
壮健ながら独り身で、余暇は森の中の住まいで一人楽器を鳴らしていることが多いらしい。部下思いだが、誤った判断で自分の命を危険にさらすことがあると烈火のごとき勢いで叱りつけると恐れられている。
部品: 林業者とは
山林ににて樹木を伐採し、材木を生産、販売することで生計を立てる職業。
品質のいい樹木の育成の為、山林を管理し必要に応じて植樹を行ったりもする。
非常にサイクルの長い職業で、伐採から樹木の生長、植樹まで含めると次の伐採までは長い年月を要する。
部品: 林業に必要な道具
材木の切り出しに必要なノコギリ、切り出した材木の運搬に使用する滑車、軽架線等、専門的道具を取り扱う知識が必要。
高物理域においては作業効率上昇の為、チェーンソーや山林作業車、ショベルカーといった機材を用いる。
部品: 山林での活動知識と経験
山林とは主に山岳とそれに付随する森林のことを指す。山林地帯での活動においては、事前の地図確認や地形把握、自身の体力や装備、天候や動植物の知識などといった複数の要素が絡んだ事前準備と実際の行動が必要となる。
安全に行動し、目的を果たして戻ってくるためには、相応の知識と経験が求められる。
部品: 山林の植生について
藩国や地方、あるいは標高によって植生が異なる。
また、ひとつの山林として見ても、例えばキノコや山菜が多く取れる場所、針葉樹の中でも特定の樹種が多い場所、といったようにその植生分布は一様ではない。
自身が関わる山林の植生を知ることで、植物そのものが目的である場合、あるいは植物に関わる動物や自然現象が目的である場合など、様々な状況に対応できる。
部品: 棲息している動物の知識
山林によって植生が異なるが、これは自然環境の違いとなり、そこに棲息している動物の違いとなる。
危険な動物、有益な動物、いずれも存在するため、これらの動物の外見や特徴、行動様式について知ることで、山林での活動を安全に、的確に行えるようになる。
部品: 求められる教育レベル
その職業ごとに求められるだけの教育を受け、能力を身に着けている。
会話などによる意思疎通が可能であれば出来る仕事、読み書きと簡単な計算が求められる仕事、高度な計算や専門知識が求められる仕事など、要求内容はさまざま。
部品: 基本職業倫理
職務にあたって守るべきとされたルールを正しく守ろうという考え方。新米でもベテランでも、ルールを守る事は共通の基本。雇用条件や生活に対する満足度、所属組織への信頼度が高ければ高いほど遵守率が上がり、低ければ下がるが、満足度が低い場合はまず雇用環境の改善を上層部に求める事が認められている。
部品: 法令の遵守
職務より上位のルールである国の法令を守ろうという考え方。職場で法令に反する作業指示が出た場合などに、これに異議を唱えたり外部に報告するかどうかを判断する心でもある。藩国への満足度、治安状態の良さなどによって遵守率が変動する。
部品: 先輩の指導
職務経験を積んだ先輩職員からの指導を受けて学ぶことができる。指導者が優秀であること、指導対象の学習態度が良好であることが、素早い成長につながる。
部品: 作業マニュアルの遵守
ルールとして提示された作業マニュアルを正しく守る。なぜそのマニュアルの内容に従わなければならないのかを正しく理解していなくても、守りさえすれば一定の成果を上げることはできる。
読み書きができない場合は声に出して覚える事になる。
部品: 指示の遵守
上長に与えられた指示を正しく守る。指示内容がよく理解できなければ再度聞きなおして正しくその内容を把握し、不明点があればすぐにわかるものに確認することが失敗や事故の防止につながる。
部品: 伐採・植林道具の保管
木こりはその業務の一環として伐採と植林を行うが、この作業道具を自宅から運びこむようなことはしない。
森の中に小屋を作り、斧や鋸、スコップやリヤカーといった業務に必要な道具を保管している。
小屋は施錠され、木こりの中でも数人に一人、まとめ役となっている者が小屋の鍵を管理している。
部品: 苗木畑
木こりの業務のひとつとして植林が存在する。
建材に使われるものや薪にされるものなど、様々な樹種の植林を行うが、これらはいったん苗木畑で集中的に管理される。
発芽するかどうか、苗が成長するかどうかなど、細かく状態を見て、肥料や水の管理を行う必要があるため、ある程度成長するまでは一括で育てた方が手間が省けるためである。
部品: 薪割り場
伐採された木々のうち、薪として出荷されるものについては薪割り場で切断してから一定期間保管される。
一定期間乾燥させることで、燃やしやすく、また煙の出にくい良質な薪となる。先に切断を行うのは、表面積を増やして乾燥を早めるためである。
部品: 木材の保管倉庫
伐採された材木はその用途にもよるが、乾燥させる工程が必要となることが多い。建材であれば黴ないようにする必要があるし、薪であれば燃焼しやすくする必要がある。
このため、風通しの良い場所で一定期間保管して乾燥させ、出荷を待つこととなる。
部品: 炭焼き窯
炭を作る際には木材を密閉した空間で高温にさらして焼く工程があるため、専用の炭焼き窯が必要となる。
基本的には人里ではなく、森の中の河のそばに開けた場所を作って炭焼き窯が立てられる。これは継続して火を使用するため、万が一火災が発生した場合を考慮したためでもある。
部品: 木酢液の収集
炭焼き窯で炭を焼く際の副産物として、木酢液がとれる。これは地方によっては農薬として用いられる場合がある他、蒸留して木精(中物理域以上で言うメタノール)を得ることもできるため、炭焼きにおける副収入となる。
部品: 木こりの作業場との連携
炭の作成には炭の原料、そして炭を焼くための燃料として、どちらも木材が必要となる。
このため、木こりが伐採した木材を保管する作業場とは関係が深く、炭焼き小屋は輸送に適した位置に建てられることが多い。
部品: 作業員の宿泊施設
炭焼きは時間のかかる作業である。長時間高温で熱することも必要だが、その後に窯が冷えるのを待つ時間も必要であるためだ。
火を扱う作業であるため、火災の対策として泊まり込みで作業が必要となることもあるため、炭焼き小屋には宿泊施設が併設される。
部品: NW森林組合との連携
玄霧藩国は、NW森林組合 Fairy Forest に加入している。藩国復興時の森林回復から始まり、日常的な森林管理のNW横断的な状況把握まで、定時連絡などの連携を行っている。
提出書式
大部品: 玄霧藩国の森林管理組合 RD:40 評価値:9
-部品: 玄霧藩国の林業
-大部品: 森林の整備 RD:11 評価値:5
--部品: 森林整備業務
--部品: 間伐
--部品: 枝打ち
--部品: 苗木を植える
--部品: 木々の生育
--部品: 伐採
--部品: 木材の利用
--部品: 伐採後の運搬
--部品: 古い樹木への尊崇
--部品: 森林地区の見回り
--部品: 入山者への注意
-大部品: 森林火災の予防 RD:3 評価値:2
--部品: 火災予防についての広報
--部品: 火から目を離さない
--部品: 対処のための早期発見
-大部品: 燃料としての薪、炭 RD:4 評価値:3
--部品: 森国人の特性
--部品: 家庭での燃料
--部品: 炭の種類
--部品: 充分な換気に注意
-大部品: 林業組合管理者 RD:12 評価値:6
--部品: T20管理者任命
--大部品: 林業者/共共 RD:11 評価値:5
---部品: 林業者とは
---部品: 林業に必要な道具
---大部品: 山林知識 RD:3 評価値:2
----部品: 山林での活動知識と経験
----部品: 山林の植生について
----部品: 棲息している動物の知識
---大部品: 新米作業者に求められる能力 RD:6 評価値:4
----大部品: 労働者の資質 RD:3 評価値:2
-----部品: 求められる教育レベル
-----部品: 基本職業倫理
-----部品: 法令の遵守
----部品: 先輩の指導
----部品: 作業マニュアルの遵守
----部品: 指示の遵守
-大部品: 林業者の職場 RD:8 評価値:5
--大部品: 木こりの作業場 RD:4 評価値:3
---部品: 伐採・植林道具の保管
---部品: 苗木畑
---部品: 薪割り場
---部品: 木材の保管倉庫
--大部品: 炭焼き小屋 RD:4 評価値:3
---部品: 炭焼き窯
---部品: 木酢液の収集
---部品: 木こりの作業場との連携
---部品: 作業員の宿泊施設
-部品: NW森林組合との連携
部品: 玄霧藩国の林業
玄霧藩国は、国土の大部分を森に覆われた森国であるため林業資源は豊富に見える、が一方で、森国人には死んだあとは魂が樹に宿るという伝承があり、森には祖先の魂がとどまっているという考えもあることから、樹を切り倒して木材とする乱開発には強い忌避感がある。森国で木材を得ようという際には、伐採できる樹をまず植林するところから始める必要がある。
玄霧藩国では建築材としての木材はあまり用いられない(生きている樹の枝ぶりや幹、虚を借りることのほうが多い)が、木工の材料の木材と、また燃料として薪・炭が多用されるため、そのために植林と伐採は行われている。
部品: 森林整備業務
森林の開発ではなく整備が主業務となる。森林区の維持、土砂災害を防ぐ土壌の保持、環境としての下草、採光の確保などを主目的とする。
部品: 間伐
地面への日射をコントロールし、日当たりの改善を促すために行われる。樹木相互の競争に負けた劣勢木や入皮が生じた木などを中心に伐採する。日光が不足すると下草が生えなくなって保水力が低下することが知られている。
部品: 枝打ち
これも日射量のコントロールをかねて行われる。人工林では、木材とするために植林された木について、枝の部分が節となり木材の価値を下げることをさけるために積極的に行われる整備である。落とされた枝は薪としての用途に再利用される。
部品: 苗木を植える
苗木を用意する。別途農場にて露地植えの苗木を育てて、植林対象区域に苗木のサイクル、季節、適切な間隔など条件を合わせて植えていく。
部品: 木々の生育
魔法を使う森国人の特性として、森の木々にも魔法で手助けをすることがある。病気の兆しが見える樹に手助けをすることは行われるが、折れた木を戻す、枯れた木に魔法を注ぐことは行われない。自然のバランスを破壊し大地を枯渇させるため過度の魔法の使用は禁忌とされる。
部品: 伐採
最初から木材として使用される予定の人工林、病気や物理ダメージなどで枯れて周囲に危険になった樹などは伐採の対象となる。
部品: 木材の利用
木材の利用価値は、薪、炭だけでなく、製材されて木工家具・家屋の設備に使用されるなどある。家を建てるのにまるごと新しい木材を組んで建築することは少ないが、屋内の家具も木製が好まれるため木材の需要は低くはない。楽器などにも用いられる。
部品: 伐採後の運搬
製材にせよ炭焼きにせよ森林の中で行われるものではないため、それぞれの作業場へ伐採現場から運び出す必要がある。資材の運搬は川べりへ斜面をおろして、そこから水路で流していく。地理的に道路のほうが適当であれば台車に乗せて魔法馬での牽引を用いる。当然このときは地上走行のみとなる。
部品: 古い樹木への尊崇
森国人の長老は大抵木に憑依して死ぬと言われ、色々教えてくれる木というものが森の中には存在していた。大破壊からの復興を経て現在の森にその木が残っているかはわからないが、森国人として、古い樹木へは尊敬の念をもって大事に扱う習慣を保っている。
部品: 森林地区の見回り
禁猟区、禁猟シーズンの密猟者を見つけたら通報する。また個人所有の領地について、とくに要請がないかぎり立ち入りは行わないが、不審者を見かけた際はこれも通報の対象とする。
部品: 入山者への注意
森林管理の主業務ではないが、山の幸を求めて入山する一般人が毒性をもつ植物を誤って口にしないように、教育・啓発のための資料を作成したり広報したりすることも業務の一環として行っている。一般人が入るには危険な経路・区域を知らせることも必要である。
部品: 火災予防についての広報
森林火災の大多数は、乾燥して燃えやすくなった枯れ草類、風向きと強風、そして火気がそろったところで発生する。状況としては春先が最も多いが、これは冬に枯れて乾燥した可燃物が堆積していること、入山者が増えることが原因になる。
春先に森の近辺で火を起こすことは厳に慎むべきであり、山菜採りへの注意とともに広報される。
部品: 火から目を離さない
炭焼きなどでも火を用いるものであり、これらは、森林への延焼を万が一にも起こさないよう河近くなどで周囲が開けた場所に炭焼き小屋が設置されるものである。
森林近くで火を用いる必要がある場合は、周囲の可燃物を取り除いて場の安全を確保した上で、火を完全に消火するまで目を離さないようにすることが重要であると子供の頃からたびたび教えられる。
また火の魔法を森の近くで練習することは厳に禁じられている。
部品: 対処のための早期発見
どのように各自が気をつけていても、火災はいつか発生するものである。その前提にたって、森林管理組合では日々ルートを変えて受け持ち区の見回りを行う。とくに火災が起こりやすくなる季節には頻度を高めて森林を守るために巡回頻度を上げて活動している。
部品: 森国人の特性
森国人の国である玄霧藩国では、国民の多くが火の魔法が使える状態であり、ごく短時間の灯りや加熱としては魔法が使われる場面も多い。もちろん火に適さないものに火の魔法を使うと、燃えたり焦げたりするため対象を燃やすつもりでなければならない。
部品: 家庭での燃料
料理、入浴のための温水の確保などには、かまどと薪、炭などの自然燃料が用いられることが多い。最初の点火に用いられるのが魔法であれ別の方法であれ、目的が達せられるための燃料補充は必要となる。
部品: 炭の種類
木材を焼いて作られる木炭、輸送中などに生じる木炭の細かい粉を固めて再利用する成型木炭の炭団(たどん)、製材時に発生するオガクズを加圧成形してから炭化させるオガ炭などが用いられている。成型炭は火力が弱めになるが一定の熱を長時間安定して得やすいという特徴があり、よく用いられている。
部品: 充分な換気に注意
木炭は、燃焼時に一酸化炭素など有害な燃焼ガスを多量に発生するため、室内での使用時はとくに換気に気をつけることが必要である。頭痛・耳鳴り・めまい・嘔気などの症状が見られる場合はすぐに火のそばを離れ、新鮮な外気を吸える場所に移動しつつ、室内の換気を充分に行うよう注意喚起しなければならない。被害の拡大を防ぎつつ直ちに救急外来を受診のこと。
部品: T20管理者任命
今期の森林管理組合は山の下ホーランド氏が組合長として選出され、氏は騎士の叙勲を受けて組合長の任に着いた。
氏は若い頃から林業の現場で経験を積み、森林区の中で氏が歩いたことがない森はないといわれるほどの森の専門家である。
壮健ながら独り身で、余暇は森の中の住まいで一人楽器を鳴らしていることが多いらしい。部下思いだが、誤った判断で自分の命を危険にさらすことがあると烈火のごとき勢いで叱りつけると恐れられている。
部品: 林業者とは
山林ににて樹木を伐採し、材木を生産、販売することで生計を立てる職業。
品質のいい樹木の育成の為、山林を管理し必要に応じて植樹を行ったりもする。
非常にサイクルの長い職業で、伐採から樹木の生長、植樹まで含めると次の伐採までは長い年月を要する。
部品: 林業に必要な道具
材木の切り出しに必要なノコギリ、切り出した材木の運搬に使用する滑車、軽架線等、専門的道具を取り扱う知識が必要。
高物理域においては作業効率上昇の為、チェーンソーや山林作業車、ショベルカーといった機材を用いる。
部品: 山林での活動知識と経験
山林とは主に山岳とそれに付随する森林のことを指す。山林地帯での活動においては、事前の地図確認や地形把握、自身の体力や装備、天候や動植物の知識などといった複数の要素が絡んだ事前準備と実際の行動が必要となる。
安全に行動し、目的を果たして戻ってくるためには、相応の知識と経験が求められる。
部品: 山林の植生について
藩国や地方、あるいは標高によって植生が異なる。
また、ひとつの山林として見ても、例えばキノコや山菜が多く取れる場所、針葉樹の中でも特定の樹種が多い場所、といったようにその植生分布は一様ではない。
自身が関わる山林の植生を知ることで、植物そのものが目的である場合、あるいは植物に関わる動物や自然現象が目的である場合など、様々な状況に対応できる。
部品: 棲息している動物の知識
山林によって植生が異なるが、これは自然環境の違いとなり、そこに棲息している動物の違いとなる。
危険な動物、有益な動物、いずれも存在するため、これらの動物の外見や特徴、行動様式について知ることで、山林での活動を安全に、的確に行えるようになる。
部品: 求められる教育レベル
その職業ごとに求められるだけの教育を受け、能力を身に着けている。
会話などによる意思疎通が可能であれば出来る仕事、読み書きと簡単な計算が求められる仕事、高度な計算や専門知識が求められる仕事など、要求内容はさまざま。
部品: 基本職業倫理
職務にあたって守るべきとされたルールを正しく守ろうという考え方。新米でもベテランでも、ルールを守る事は共通の基本。雇用条件や生活に対する満足度、所属組織への信頼度が高ければ高いほど遵守率が上がり、低ければ下がるが、満足度が低い場合はまず雇用環境の改善を上層部に求める事が認められている。
部品: 法令の遵守
職務より上位のルールである国の法令を守ろうという考え方。職場で法令に反する作業指示が出た場合などに、これに異議を唱えたり外部に報告するかどうかを判断する心でもある。藩国への満足度、治安状態の良さなどによって遵守率が変動する。
部品: 先輩の指導
職務経験を積んだ先輩職員からの指導を受けて学ぶことができる。指導者が優秀であること、指導対象の学習態度が良好であることが、素早い成長につながる。
部品: 作業マニュアルの遵守
ルールとして提示された作業マニュアルを正しく守る。なぜそのマニュアルの内容に従わなければならないのかを正しく理解していなくても、守りさえすれば一定の成果を上げることはできる。
読み書きができない場合は声に出して覚える事になる。
部品: 指示の遵守
上長に与えられた指示を正しく守る。指示内容がよく理解できなければ再度聞きなおして正しくその内容を把握し、不明点があればすぐにわかるものに確認することが失敗や事故の防止につながる。
部品: 伐採・植林道具の保管
木こりはその業務の一環として伐採と植林を行うが、この作業道具を自宅から運びこむようなことはしない。
森の中に小屋を作り、斧や鋸、スコップやリヤカーといった業務に必要な道具を保管している。
小屋は施錠され、木こりの中でも数人に一人、まとめ役となっている者が小屋の鍵を管理している。
部品: 苗木畑
木こりの業務のひとつとして植林が存在する。
建材に使われるものや薪にされるものなど、様々な樹種の植林を行うが、これらはいったん苗木畑で集中的に管理される。
発芽するかどうか、苗が成長するかどうかなど、細かく状態を見て、肥料や水の管理を行う必要があるため、ある程度成長するまでは一括で育てた方が手間が省けるためである。
部品: 薪割り場
伐採された木々のうち、薪として出荷されるものについては薪割り場で切断してから一定期間保管される。
一定期間乾燥させることで、燃やしやすく、また煙の出にくい良質な薪となる。先に切断を行うのは、表面積を増やして乾燥を早めるためである。
部品: 木材の保管倉庫
伐採された材木はその用途にもよるが、乾燥させる工程が必要となることが多い。建材であれば黴ないようにする必要があるし、薪であれば燃焼しやすくする必要がある。
このため、風通しの良い場所で一定期間保管して乾燥させ、出荷を待つこととなる。
部品: 炭焼き窯
炭を作る際には木材を密閉した空間で高温にさらして焼く工程があるため、専用の炭焼き窯が必要となる。
基本的には人里ではなく、森の中の河のそばに開けた場所を作って炭焼き窯が立てられる。これは継続して火を使用するため、万が一火災が発生した場合を考慮したためでもある。
部品: 木酢液の収集
炭焼き窯で炭を焼く際の副産物として、木酢液がとれる。これは地方によっては農薬として用いられる場合がある他、蒸留して木精(中物理域以上で言うメタノール)を得ることもできるため、炭焼きにおける副収入となる。
部品: 木こりの作業場との連携
炭の作成には炭の原料、そして炭を焼くための燃料として、どちらも木材が必要となる。
このため、木こりが伐採した木材を保管する作業場とは関係が深く、炭焼き小屋は輸送に適した位置に建てられることが多い。
部品: 作業員の宿泊施設
炭焼きは時間のかかる作業である。長時間高温で熱することも必要だが、その後に窯が冷えるのを待つ時間も必要であるためだ。
火を扱う作業であるため、火災の対策として泊まり込みで作業が必要となることもあるため、炭焼き小屋には宿泊施設が併設される。
部品: NW森林組合との連携
玄霧藩国は、NW森林組合 Fairy Forest に加入している。藩国復興時の森林回復から始まり、日常的な森林管理のNW横断的な状況把握まで、定時連絡などの連携を行っている。
最終更新:2017年09月08日 01:43