T20編成 > ACE > 王猫・テラ様

部品構造


  • 大部品: 王猫・テラ様 RD:64 評価値:10
    • 大部品: 猫妖精 RD:9 評価値:5
      • 部品: 猫妖精の着用制限
      • 大部品: 猫妖精の可能行為 RD:4 評価値:3
        • 部品: 白兵戦闘行為
        • 部品: コパイロット行為
        • 部品: オペレート行為
        • 部品: 夜間戦闘行為
      • 大部品: 猫妖精の身体的特徴 RD:3 評価値:2
        • 部品: 猫耳
        • 部品: 猫しっぽ
        • 部品: しなやかな体
      • 部品: 流用実績
    • 大部品: 幻影使い RD:10 評価値:5
      • 部品: 幻を見せる者
      • 大部品: 幻影を使いこなす修行6年 RD:8 評価値:5
        • 部品: 日常における世界の観察
        • 部品: 動かない物の幻影作る
        • 部品: 生き物を再現する
        • 部品: 自分の幻影を出す
        • 部品: エレメントを表現する
        • 部品: 複数の幻影を操る
        • 部品: 幻影で物を覆う
        • 部品: 虚実を交えた幻影術
      • 部品: 幻影使いの特徴的な格好
    • 大部品: 魔法医(職業) RD:37 評価値:8
      • 大部品: 医師としての基盤 RD:30 評価値:8
        • 大部品: 名医 RD:29 評価値:8
          • 大部品: 医師(現代版)(職業) RD:17 評価値:6
            • 大部品: 現代医の能力と技能 RD:10 評価値:5
              • 部品: 人体への理解
              • 部品: 基礎医学の心得
              • 部品: 地域医療の実地実習経験
              • 部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
              • 部品: 一次救命処置能力
              • 部品: 患者とのコミュニケーション能力
              • 部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
              • 部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
              • 部品: 臨床研修で得た経験
              • 部品: 6年間の医学生生活
            • 大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4
              • 部品: 医療関連ルールを遵守する
              • 部品: 生涯を人道に捧げる誓い
              • 部品: 患者へ尽力する誓い
              • 部品: 公平で公正な治療行う誓い
              • 部品: 人命尊重の誓い
              • 部品: 医師という職業への誓い
            • 部品: 医師の流用実績
          • 大部品: 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD:5 評価値:3
            • 部品: 礼儀作法(医療
            • 部品: 医師に求められる外見
            • 部品: 正確な診断力・検査力
            • 部品: ムンテラ力
            • 部品: 最新医療知識の維持
          • 大部品: 鋼の心臓(医師) RD:3 評価値:2
            • 部品: 動揺しても態度に出さない。
            • 部品: 経験と実績から発生する自負心
            • 部品: 強い自制心
          • 大部品: 医師の腕力 RD:3 評価値:2
            • 部品: うなされるほどの練習
            • 部品: 無駄のない手技
            • 部品: 瞬時判断
          • 部品: 名医の流用実績
        • 部品: 臨床経験で知る限界
      • 大部品: 魔法の力を借りる RD:2 評価値:1
        • 部品: 森国人の魔法の素養
        • 部品: 科学的な医療技術とは異なる
      • 部品: TLOの封印
      • 大部品: 魔法による治療 RD:3 評価値:2
        • 部品: 術式
        • 部品: 刺青
        • 部品: 魔法医としての修行
      • 部品: 医師の基本の上に積まれる修行
    • 大部品: テラ様について RD:8 評価値:5
      • 部品: 様までが名前
      • 部品: 真っ黒ボディ
      • 部品: 余り鳴かない
      • 部品: 人語を理解しているように感じる
      • 部品: なつく人をものすごく選ぶ
      • 部品: 肖像画について
      • 部品: 魔法医と幻影使い
      • 部品: 自分の幻影



部品定義


部品: 猫妖精の着用制限

猫妖精を着用できるのは猫士、猫知類、猫神族、そして各国の猫系種族のみである。
他の種族が着用することはできない。


部品: 白兵戦闘行為

猫妖精は白兵戦闘行為を得意とする。
猫は素早く、しなやかに獲物に近づき、鋭い爪で仕留める。
まさに野生のハンターなのだ。

部品: コパイロット行為

猫妖精は体が小さく、狭いところでも自由自在に行動できるため、
I=Dのコパイロットとして活躍した。
共和国の代表的I=Dであるアメショーは、
猫以外ではパイロットと同乗できなかったのである。

部品: オペレート行為

猫妖精はオペレート行為もできる。
猫特有の野生の勘で状況を把握し、にゃんにゃんにゃー、と部隊を導くのだ。
戦場で猫妖精のかわいいオペレートに癒やされたものも多いという。

部品: 夜間戦闘行為

猫は夜行性の生き物であり、猫妖精ももちろん例外ではない。
ぴかぴか光る目で相手を見つけ出し、暗闇でも問題なく戦闘ができる。

部品: 猫耳

耳の形状は垂れていたり、立っていたりと千差万別であるが、
ぴこぴこと動くこのかわいい耳は聴力に優れ、人間に聞き取れない音も逃さない。

部品: 猫しっぽ

長かったり短かったりかぎしっぽだったりと形状は千差万別。
機能としては体のバランスをとる際に使われる。
また、感情表現が大きく出る部位でもある。

部品: しなやかな体

猫妖精の体はやわらかく、しなやかに動く。
狭い場所や、足場の悪い場所でも平気で活動し、
高所から飛び降りても衝撃を和らげて着地することができる。

部品: 流用実績

このアイドレスは
FEG:猫妖精:FEGの王猫ゼータ:http://maki.wanwan-empire.net/group_viewer?id=65154
無名騎士藩国:猫妖精:無名騎士藩の王猫「オブシディアン」様 :http://maki.wanwan-empire.net/group_viewer?id=75376
ナニワアームズ商藩国:猫妖精:王猫 タイガさん:http://maki.wanwan-empire.net/group_viewer?id=62325
鍋の国:猫妖精:矢鍋猫二郎(鍋の国2代目王猫様):http://maki.wanwan-empire.net/group_viewer?id=66753
高原鋼一郎@宰相府藩国:猫妖精:アントニオ(T20):http://maki.wanwan-empire.net/group_viewer?id=93226
るしにゃん王国:猫妖精:るしねこ:http://maki.wanwan-empire.net/group_viewer?id=102565
に使用されています。

部品: 幻を見せる者

玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。
いわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。
藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。
ともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。


部品: 日常における世界の観察

幻影を出すにはイメージが重要となる。
幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。

部品: 動かない物の幻影作る

幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。
果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。

部品: 生き物を再現する

動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。
例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。
幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。

部品: 自分の幻影を出す

生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。
人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。
また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。

部品: エレメントを表現する

エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。
触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。

部品: 複数の幻影を操る

他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。
幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。

部品: 幻影で物を覆う

他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。
これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。
自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。

部品: 虚実を交えた幻影術

幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。
本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。
例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。
例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。
何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。

部品: 幻影使いの特徴的な格好

幻影使いはそろってシルクハットを被っていることで知られる。正装としての意味合いよりも、どちらかと言えば手品師や奇術師をイメージして着ているようだ。
このため、マントや燕尾服のような小洒落た衣装を好む者も多い。
また、幻影使いは手に指輪をはめることが習わしとなっている。宝石の煌めきが眩い幻影に通じるからか、はたまた魔力の焦点具としてであるのか、それは幻影使い自身に聞かねば分からないことである。

部品: 人体への理解

医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。

部品: 基礎医学の心得

人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。


部品: 地域医療の実地実習経験

医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。

部品: 清潔操作と基本的医療手技修得

医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。

部品: 一次救命処置能力

医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。

部品: 患者とのコミュニケーション能力

医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。

部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力

医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。

部品: 共通試験・国家試験を合格する能力

一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。

部品: 臨床研修で得た経験

一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。

部品: 6年間の医学生生活

医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。

部品: 医療関連ルールを遵守する

医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。

部品: 生涯を人道に捧げる誓い

医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。

部品: 患者へ尽力する誓い

医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。

部品: 公平で公正な治療行う誓い

医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。

部品: 人命尊重の誓い

医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。


部品: 医師という職業への誓い

医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。

部品: 医師の流用実績

以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http://nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html

(申請順)(敬称略)
涼原秋春@akiharu国:医者(akiharu国版)
不変空沙子@FVB:不変空沙子
竜宮・司@詩歌藩国:竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン
セントラル越前:設問205に提出:https://www65.atwiki.jp/wanwanempire/pages/172.html
マリモ@玄霧藩国:独自職業、玄霧藩国の医師に流用
結城由羅@世界忍者国:独自職業、マルチフィクサーに流用
たらすじ@後ほねっこ男爵領:たらすじ




部品: 礼儀作法(医療

医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。
しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。
その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。


部品: 医師に求められる外見

第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。
よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。
余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。


部品: 正確な診断力・検査力

高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。
医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。
余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。

部品: ムンテラ力

ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。
患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。
望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。
医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。
治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。
敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。

部品: 最新医療知識の維持

正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。
納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。
何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!
これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。

部品: 動揺しても態度に出さない。

医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。
予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。

部品: 経験と実績から発生する自負心

ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。

部品: 強い自制心

患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。
当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。
実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。

部品: うなされるほどの練習

治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。
緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。

部品: 無駄のない手技

名医の治療は早い。
何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。

部品: 瞬時判断

どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。

部品: 名医の流用実績

以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http://nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html

(申請順)(敬称略)
矢上ミサ@鍋の国:独自職業、鍋の国の名医さん
マリモ@玄霧藩国:独自職業、玄霧藩国の名医
神室@紅葉国:紅葉国の神室(T20)




部品: 臨床経験で知る限界

医師として修練を積み厳しく能力を鍛え上げて出た現場で、患者を救えない場面に遭遇することもある。現代医療を修めた者だからこそ知る、科学的治療の限界はある。

部品: 森国人の魔法の素養

森国人とは元来魔法適性の高い種族であるとも言える。森の民であり、自然・精霊と交感し、瞑想通信を使うことができる。森国人の中に魔法による医療(治癒)を行いうる素質を持つ者が多く存在することは知られている。素質は素質であり、実際に使えることとは厳格に一線を画す。

部品: 科学的な医療技術とは異なる

魔法医療は科学的な医療アプローチに限界を感じた者のうち、たまたま魔法の素養を強くもっていたものが、運良く、魔法による治癒という玄霧藩国の一部部族に伝承されていたまったく別系統の治癒技術と出会い、それを習得するために力を尽くした結果得られたスキルである。

部品: TLOの封印

魔法医療と科学医療の技術を融合することは危険であることは知られており、固く禁じられている。つまり魔法術式の中に科学的情報を組み込むことは禁忌であり、伝統的医療に携わる者にそれを試みる者はいない。
一旦医師としての”科学”教育を受けた者も、魔法医療技術の習得を目指すとき、例えば医療情報機械(バイタルモニター)などの科学的アプローチとは絶縁する。実際問題として、魔法による治療はそれら”高物理”と位置づけられる電子機器のノイズなどと非常に相性が悪く集中の邪魔となる。魔法治療を行うとき、彼らは自然物とふれあうことを必要とし、それらの息吹から完全に閉ざされた中で行使することはほぼ不可能となる。


部品: 術式

魔法の行使には術式が必要であり、術式には理論とルールがある。物理科学とはまったく異なる体系ではあるものの、そこには学問が存在する。行使するためには、術者が正しい状態で正しく術式を唱えることが必要となる。玄霧藩国において魔法による高度な治療術式は秘伝であり、口伝である。素養をもつ者が、正しく伝承を受けることで行使することが可能になる。

部品: 刺青

魔法医療を修めた者は身体に刺青のように見える模様をもっている。実際に墨を入れているのかどうかは定かではない。(一説にはボディペイントであるという話もある。)この模様を施すことで精霊との対話がしやすくなるとか、魔除けのようなものだと言う噂もあるが、魔法医療自体が神秘のヴェールに包まれている状態で、彼ら自身が科学的に分析されることを当然好まず、真相は霧の向こうに閉ざされている。

部品: 魔法医としての修行

魔法医療の修行は伝統的に深い森の奥で行われる。水と樹木、生命の息吹を深く感じ取ることのできる場で、外界の雑事から意識を切り離すためだと言われている。すでに述べたように、魔法術式は電子ノイズと相性が悪いため、初期の修練にそれを極限まで廃するのは”理にかなっている”と言えよう。

部品: 医師の基本の上に積まれる修行

魔法術式は適切な結果を求めるために的確に術式を選択して行使されなければならないものであり、医療として行われる際にも正しい人体知識を必要とするが、医師としての学習を終えている者が魔法医の学びに入るときその学習過程は自然とスキップされつつより高度な治療結果を得ることができるのは当然の結果である。
その上で、魔法を発動させうるレベルに精神の集中を高めるのは、各個人の素質によって再現性が異なるため物理科学の学びよりさらに困難なものとなる。切り替えができない者はここで脱落していく。

部品: 様までが名前

玄霧藩国の王猫の名前は、テラではなくて「テラ様」である。テラ様、までが名前なので、呼びかけるときは「テラ様様」となる。
「様を付けぬのは不敬者ですよ!」とよく冗談めいて言われるが、ちゃんと呼ぶときくらいは「テラ様様」と呼んであげよう。
舌を噛みそうになるのには、気を付けつつ。

部品: 真っ黒ボディ

体毛短め、毛の色真っ黒、よくよく見れば模様のようなグラデーションの縞。それがテラ様の外見である。
暗闇だとほとんど見えなくなるが、目を開くと金色の鮮やかな瞳がよく映えるのですぐ見つけられる。

部品: 余り鳴かない

テラ様が鳴き声を上げるのは非常に珍しく、日ごろ同じような場所(政庁や執務室)で生活している玄霧も、ほとんど鳴き声を聞いたことがない。
そのため、食事の時間になると頭を押し付けて催促する。かわいい。

部品: 人語を理解しているように感じる

王猫様は猫であるからして、人の言葉は喋らない。
ただ、何か探し物をしている人を見かけたら見つけてあげたり、困っている人を見かけると手伝ったりしているあたり、もしかしたら人語を理解しているのかもしれない。

部品: なつく人をものすごく選ぶ

テラ様は気を許す人にはすごくなつくが、なかなか気を許す人がいない。
食事すら自分で確保するか、気を許した人からしか食べない。そのため、よく玄霧があげていたりもする。
多分玄霧には気を許している・・・はずである。少なくとも食事を催促する程度には。
なお、大体の藩国メンバーには気を許しているようなので、意外と人見知りなだけでは?という説もある。

部品: 肖像画について

テラ様は、滅多に声を出さない。
が、目が合うと小さく口を「にゃ」の形に開ける。でもやっぱり声は出していない。
その姿がカワイイと評判になり、肖像画が書かれるときは、よく口を開けている姿で書かれている。

部品: 魔法医と幻影使い

さりげなく、魔法医であり、幻影使いでもある。
国を長く見てきた故の理解であり、才能であり、人知れず努力しているのかもしれない。
実際、幻影使いたちの練習にしれっと混じっていたり、医学生たちと暫く過ごしてたりというのが確認されている。
大体の場合、怪我した人の傷口をなめて直してたりするくらいだが、実はすごい王猫なのだ。
なお、シルクハットや装束が幻影使いのコスチュームだが、色が真っ黒なので着ているものとみなされている。
魔法医の刺青も、縞がそれと同じ扱いである。王猫様なので多少融通されているらしい。

部品: 自分の幻影

テラ様は国のあちこちで目撃情報が出ることがある。
幻影使いとしての能力で自分の幻影を動かしているとされ、見回りのため、暇つぶし、意味がある、ない、様々な憶測がされている。
なお、怒った時や食事を忘れたとき等は巨大な猫の姿の幻影を出して目で問い詰めてくる。
最終更新:2017年09月17日 11:27