部品構造
- 大部品: あご(T21) RD:123 評価値:11
- 大部品: あごの来歴や性質 RD:4 評価値:3
- 部品: 騎士叙勲(玄霧藩国→あご)
- 部品: 今までの来歴
- 部品: あごの容姿や性質
- 部品: おやつを持ち歩く
- 大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5
- 大部品: 森国人 RD:9 評価値:5
- 大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2
- 部品: 革製の日常着
- 部品: 瞑想通信を使うことが出来る
- 部品: 基本の職業適性
- 部品: 森国人の習慣
- 部品: 森の恵みを得る
- 部品: 森国人の流用実績
- 部品: 玄霧藩国の森国人
- 大部品: 趣味:料理 RD:7 評価値:4
- 部品: 料理は段取りが一番
- 部品: 家庭料理主体
- 部品: 節約料理レシピ
- 部品: 大鍋料理の経験
- 部品: カレーは正義
- 大部品: お菓子も作る RD:2 評価値:1
- 大部品: 読書同好会 RD:11 評価値:5
- 大部品: 同好会について RD:11 評価値:5
- 部品: 読書同好会について
- 部品: 活動拠点
- 部品: シンボルマーク
- 部品: ワインレッドの栞
- 大部品: 在籍資格 RD:3 評価値:2
- 部品: 本が好きであること
- 部品: 本を、人を批判しないこと
- 部品: 本に優劣をつけない
- 大部品: 同好会主催のイベント RD:4 評価値:3
- 部品: 読み聞かせボランティア
- 部品: ブックマーケット
- 部品: 再現料理の会
- 部品: 聖地巡礼
- 大部品: あはき師 RD:29 評価値:8
- 部品: あはき師とは
- 部品: 3年間の養成課程と国家試験
- 大部品: 鍼灸師 RD:3 評価値:2
- 部品: 鍼灸術とは
- 部品: 鍼灸の成り立ち
- 部品: 鍼灸治療による作用
- 部品: 医学の知識と理解
- 部品: 作用への理解と適切な選択
- 部品: 東洋医学への理解
- 大部品: 施術上の注意点 RD:6 評価値:4
- 部品: リスク管理
- 部品: 禁忌部位
- 部品: 安全刺入
- 部品: 鍼灸治療の禁忌
- 部品: 清潔と消毒
- 部品: あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応
- 部品: 四診能力
- 部品: コミュニケーション能力
- 部品: 自身の健康管理
- 部品: 清潔な衣類
- 部品: 手ぬぐい
- 部品: 鍼灸道具
- 大部品: 信頼される施術者 RD:6 評価値:4
- 部品: 生涯研修
- 部品: 数々の臨床経験
- 部品: 包括的な思考
- 部品: 地域社会との連携
- 部品: 身近な存在
- 部品: 継続的な治療
- 部品: 応急手当の知識と能力
- 大部品: あん摩マッサージ指圧師(あはき師) RD:2 評価値:1
- 部品: あん摩・マッサージ・指圧とは
- 部品: 治療作用
- 大部品: 柔道整復術 RD:5 評価値:3
- 部品: 柔道整復術とはなにか
- 部品: 整復法
- 部品: 固定法
- 部品: 後療法
- 部品: テーピング療法
- 大部品: 実戦的な柔道技術 RD:5 評価値:3
- 部品: 柔道とは
- 部品: 投げ技
- 部品: 固め技
- 部品: 当て身技
- 部品: 柔道の鍛錬とその経験
- 大部品: ストレッチ好き RD:11 評価値:5
- 大部品: ストレッチ RD:10 評価値:5
- 部品: ストレッチとは
- 部品: 静的と動的
- 部品: 無理は禁物
- 部品: 続けることが大事
- 大部品: ストレッチの効能 RD:6 評価値:4
- 部品: 運動不足の解消
- 部品: 柔軟性の向上
- 部品: 基礎代謝の向上
- 部品: 怪我の予防
- 部品: クールダウン効果
- 部品: ストレスの解消
- 部品: ストレッチの実践と布教活動
- 大部品: お話し上手 RD:6 評価値:4
- 部品: お話上手とは
- 大部品: 聞く力 RD:2 評価値:1
- 大部品: 会話術 RD:1 評価値:0
- 大部品: 色仕掛け RD:2 評価値:1
- 部品: 相手のツボを探る
- 部品: 自分をアピールする
- 大部品: 幻影使い RD:10 評価値:5
- 部品: 幻を見せる者
- 大部品: 幻影を使いこなす修行6年 RD:8 評価値:5
- 部品: 日常における世界の観察
- 部品: 動かない物の幻影作る
- 部品: 生き物を再現する
- 部品: 自分の幻影を出す
- 部品: エレメントを表現する
- 部品: 複数の幻影を操る
- 部品: 幻影で物を覆う
- 部品: 虚実を交えた幻影術
- 部品: 幻影使いの特徴的な格好
- 大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:4
- 部品: かくれんぼ上手とは
- 部品: そもそもかくれんぼってなに?
- 部品: 物陰にひそむ
- 部品: 音と気配のコントロール
- 部品: 誘導
- 部品: 走って逃げる。走って捕まえる。
- 部品: 運
- 大部品: 隠蔽技術 RD:11 評価値:5
- 部品: 隠蔽技術の定義
- 大部品: 隠蔽方法 RD:4 評価値:3
- 部品: 状況に合わせて選択する
- 部品: 同じものの中に紛れ込ませる
- 部品: 何かの中に隠す
- 部品: 姿かたちを変える
- 大部品: 隠蔽作業 RD:3 評価値:2
- 部品: 素早く隠蔽する
- 部品: カモフラージュ技術
- 部品: 別の対象への誘導
- 大部品: 幻影を使った隠蔽 RD:3 評価値:2
- 部品: 存在しないように見せる
- 部品: 近寄らせないようにする
- 部品: 触ればばれる
- 大部品: 存在感の調整 RD:7 評価値:4
- 部品: 存在感による影響
- 大部品: 目立たないようにする RD:3 評価値:2
- 部品: 周囲に合った外見
- 部品: 違和感の無い動作
- 部品: 他に視線を向けさせる
- 大部品: 目立たせる RD:3 評価値:2
- 部品: 目立つようにする意図
- 部品: 注目を集める
- 部品: 視線を惹きつける
部品定義
部品: 騎士叙勲(玄霧藩国→あご)
あごは玄霧藩国から騎士叙勲を受けており、騎士領を拝領している。
騎士領には「
猫耳ストレッチ屋さん」が含まれている。
あごは自身のストレッチ好きと
あはき師の知識をいかし、猫耳ストレッチ屋さんの管理と指導にあたっている。
部品: 今までの来歴
幼いころは虚弱体質であり、さまざまな医者にかかっていたが、第二次性長期ごろより段々と改善し、健康体になった。
その経験から医療への道を志し、身近な医療をと鍼灸あん摩マッサージの免許を取る。
後に戦場に向かう医師を見て、自身も治療の幅を広げるため柔道および柔道整復術を学び、実践的戦闘技術と急性外傷への対応技術を取得する。
健康体になったのが成長してからだったため、余暇の折には子供に混じって遊んだり、大人同士で子供の遊びに興じたりしている。
現在は一般的な木の家に住んでいる。
こたび以前からこつこつと修行していた
幻影使いとしての才が開花した。
部品: あごの容姿や性質
森国民の特徴である長い髪を「治療の邪魔になる」と肩より短い程度にカットし、前髪をヘアピンで留めている。
女性にしては高い身長を持ち、細身であるためひょろりとした印象を見るものに与える。
髪は春の芽吹きのような淡い黄緑色で、丸目がちな瞳は角度によっては金に見える薄い檸檬色をしている。
くるくると表情をよく変えるため、成人済みの女性だが年齢より幼く見られがちである。
好奇心旺盛であまり人見知りしない。笑顔でいることが多く、陰陽でいえば陽の性質である。
社交的に見える反面、一人の時間も大切にしており、家でゆっくりと料理をしたり、本を読みながらお茶を飲んだりすることも好んでいる。
部品: おやつを持ち歩く
常に数種類の飴やクッキー・ビスケットなど軽くとれる嗜好品を持ち歩いている。
自分で食べるほかにも、気軽にプレゼントして一緒に食べるなどコミュニケーションツールとしても使用できる。
部品: 長い耳
長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。
部品: 長身痩躯
種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。
部品: 長い髪
森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。
部品: 革製の日常着
天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。
部品: 瞑想通信を使うことが出来る
森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。
部品: 基本の職業適性
人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。
部品: 森国人の習慣
自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。
部品: 森の恵みを得る
森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。
部品: 森国人の流用実績
このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。
飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。
ありがとうございます。
部品: 玄霧藩国の森国人
森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。
部品: 料理は段取りが一番
手早く料理をこなすのに大事なことは、段取りである。
あれボウルどこだっけ、皿出したっけ、はスムーズな調理の邪魔であり、火を通しすぎておいしくなくなるなどの原因にもなる。
一人でやるときは勿論、皆で料理するときも、まずは段取り最優先である。
道具、食材、盛り付け皿、水回りの整理、キッチンの整理ができていればこそ、手際よい調理が出来る。
部品: 家庭料理主体
野菜炒めやみそ汁、シチュー、カレー。
肉じゃがやハンバーグ。
家で出てくるような、ボリュームがあってみんなが好きそうな料理の数々。
このあたりを抑えておけば、誰かに振舞う時も安心できるだろう。
から揚げをおいしく揚げる、というのもポイントが高い気がする。
部品: 節約料理レシピ
趣味で料理をする人なら、だれもが覚える時間短縮&節約レシピの数々。
ダイコンの葉を刻んで醤油であえるだけのご飯のお供とか、美味しいよね。
個人的にはニンジンをピーラーで向いた後の皮のキンピラとかが好き。ゴミも減るし。
部品: 大鍋料理の経験
大きな鍋で大量に作るのは、実はコストパフォーマンスがよい。
汁物が特にそうだが、肉じゃがや芋煮のようなものも、手間と労力をかんがえると、保存さえ効けば実は大きな鍋で一気に作ったほうがいい。
肉じゃが作りすぎちゃって、は実際に起こりうるのだ。本当に。
部品: カレーは正義
大きな鍋さえあれば一気に大量に作れ、大体何を入れても味がまとまり、味についての文句を言う人も少ない。
二日目や三日目になったら、カレードリアや焼きカレー、ダシで伸ばして和風カレーやカレーうどん。
痛む前に処理するのは大事だが、冷凍してしまえばそれもある程度解決できる。
家庭料理として、数種類のカレーを抑えておけば、まずもって間違いはない。
難点は、カレールーが手に入らない環境では出来ないことだ。
部品: お菓子作りは科学
分量を正確に測れるかどうかが、お菓子の出来栄えを決める。即ちお菓子作りは科学なのだ。
自分や恋人用に手の込んだものを作るのもいいが、クッキーを大量生産して近所の子供に配るのも一興である。
部品: 凝った細工
趣味でお菓子をつくるからこそ、普通ではめったにしない凝った細工をしてみたりもする。
プチシューいっぱい作ってクロカンブッシュつくったり、鼈甲飴で文字作ってみたりと、凝れば凝るほど見栄えも良くなる。
もちろん、センスがあったらの話だが。
それはそれとして、お菓子を作っていると色々細工に凝りたくなるのは確かだ。
部品: 読書同好会について
読書同好会には「三度の飯よりも本が好き」と胸を張れる者ばかりが集まっている。同好会において「好き」を表現する方法は基本的に制限されない。そのため、数人で集まって本の好きなところを語り合う会員もいれば、一人で黙々と本を読み耽ることを好む人もいる。また、本を読むだけでなく、個人でも複数人でも本を作る会員も存在する。
部品: 活動拠点
規定された活動拠点はなく、会員の良識に一任されている。会員の家で少人数で集まり活動することもあれば、一室を借りて大人数で活動することもある。
部品: シンボルマーク
読書同好会のシンボルマークはリンゴの傍で眠る猫がが描かれる。シンボルマークは同好会に在籍していることを証明するものであり、同時に同好会員である責任を背負うものである。会員が作った本には必ずシンボルマークをつけなければならない。
部品: ワインレッドの栞
同好会に在籍すると、会員証としてワインレッドの栞が贈られる。本来の用途でも使い勝手がいいように上質なワインレッドの紙にシンボルマークが描かれている。
部品: 本が好きであること
同好会に在籍する一番大切な資格は、ただひとつ「本が好き」それだけである。その気持ちがあれば年齢も性別も種族関係なく同好会への扉が開かれる。
部品: 本を、人を批判しないこと
他の会員が好きな本や作った本の批判を口に出してはならない。同好会を円滑に活動するための最低限の礼儀であり、努力である。
部品: 本に優劣をつけない
「たとえ面白いと思わなかった本も、それは他の人の好きな本である」ということを忘れてはならない。もちろん、同様に本に優劣をつけることも好まれない。
部品: 読み聞かせボランティア
保育園の時期に読書に触れることは大事であり、同好会は読書への関心を深めることへの手助けとして、有志を募ってボランティアを毎年開催している。
部品: ブックマーケット
月に一度、ブックマーケットを開催している。同好会会員の作った絵本や児童書、小説がマーケットに出している。会員によってはファンがつくこともあり、交流の場ともなっている。
部品: 再現料理の会
物語を読んでいると気が抜くと涎が出てしまいそうになる料理に出会うことがある。再現料理の会は、そういった本の中の料理を再現し、登場人物の気持ちを味わうことを目的としている。
部品: 聖地巡礼
テーマになった一冊の物語を軸に、関連する地域や料理などを巡り、より物語を身近に感じさせるイベントとして開催されている。
部品: あはき師とは
あはき師とは「
あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の3つの国家資格をもったものの俗称である。
「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」それぞれの頭文字をとった俗称であり、医療従事者としての活躍が期待される。
部品: 3年間の養成課程と国家試験
あはき師になるためには「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の3つの国家資格が必要である。
国家試験の受験資格は、「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。
3つの専門課程は大部分で重なっており、国家試験も同日に開催されるため、同時に取得することが可能である。
国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみが「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」を名乗り業することを許可される。
部品: 鍼灸術とは
鍼術とは、鍼を用い身体の一定部位に接触または穿刺刺入し、生体に機械的刺激を与える施術方式である。
灸術とは、一定の方式に従い艾(もぐさ)を燃焼させ、またはそれにかわる物質を用いて身体表面の一定部位に温熱的刺激を与える施術方式である。
どちらも施術によって起こる効果的な生体反応を利用する。
生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く応用できる施術である。
部品: 鍼灸の成り立ち
鍼灸治療の生まれは経験療法である。
原始的な人間が外傷を受けたり痛みを覚えたとき、本能的にその部に手を当て圧したり、舐めたり、泥や葉をつけるなどした。
やがて文明が進歩し火を利用するようになると、暖めることで局部の温熱が疼痛を軽減することを経験し、局所的温熱刺激である灸法が生まれた。
また、細くて鋭い石器で皮膚を切り、膿を排出させたりして疾病の治療ができることを経験し、以降道具の発達に従い金属製の鍼が治療に応用されるようになった。
そしてどちらもより効果的な場合に応じた治療が選択されるようになり、時間の経過とともにそれらの経験が集積されたと考える。
部品: 鍼灸治療による作用
鍼灸治療によって以下の治療作用が期待できる。
- 「調整作用」 組織、器官に一定の刺激を与えて、その機能を調整する。
- 「興奮作用」 知覚の鈍麻や消失、運動麻痺などの神経機能の減弱及び内蔵諸器官の機能減退に対して興奮を促す。
- 「鎮静作用」 疼痛や痙攣のような異常に興奮が起きる疾患に対して鎮静を促す。
- 「誘導作用」 局所の血行障害に対し、患部に施術して血流を他の健康部から誘導する。もしくは局所の充血や炎症の際に少々隔たった部分に施術し、血液をそちらに誘導し患部の血流を調整する。
- 「鎮痛作用」 内因性モルヒネ様物質の発生あるいは下行性抑制などの機序により鎮痛作用を発現させる。
- 「消炎作用」 施術により白血球が増加し、施術部位に遊走する。血流改善により病的滲出物などの吸収を促進させ、生体の防衛能力を高める。
- 「転調作用」 自律神経失調やアレルギー体質を改善し、体質を強壮にする。
- 「反射作用」 痛み刺激あるいは温熱刺激による反射機転を介して組織、臓器の機能を鼓舞あるいは抑制する。
特に灸術においては施術後の血液像(赤血球、血色素量など)、血液凝固時間の短縮などの循環器系の作用が認められ、
「増血作用」「止血作用」「強心作用」があるとされている。
部品: 医学の知識と理解
あはき師は、患者の生体へ触れることを業とする。
そのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。
また患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。
部品: 作用への理解と適切な選択
あはき師は治療するにあたって、「その施術を行うことにより期待できる作用」への理解が必要である。
まんぜんと施術するだけではなく、如何なる目的でどこにどれくらいの刺激を与えるかを思考、選択することが大切だ。
生体の反応を観察し、適切な刺激量を与えることで十分な治療効果を挙げることができる。
部品: 東洋医学への理解
東洋医学とは、人とは自然の一部であるという考え方のひとつである。
「陰陽学説」「気血津液の仕組み」「五行学説」「五臓のはたらき」「経絡経穴」などに基づく人体の捉え方と治療方法も、治療にとって大事な選択の一つである。
部品: リスク管理
施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。
環境、器具、作業方法、手順などを点検し適切な対策を行う。
常に安全に関する知識・技術の水準を一定に保ち、細心の注意を払い治療にあたらなければならない。
万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。
部品: 禁忌部位
刺鍼を避けるべき部位として、外生殖器、臍部、眼球、急性炎症の患部、新生児の大泉門などがある。
また、肺、胸膜、心臓、腎臓、脊髄および延髄などの中枢神経系、大血管などは刺鍼により障害が起こった場合は重篤な問題になりやすいので、特に注意が必要である。
灸術においては顔面部や化膿を起こしやすい部位、浅層に大血管がある部位、皮膚病の患部などへの直接灸は避ける。
部品: 安全刺入
過剰な刺激や事故を防止するため、刺入深度と角度には細心の注意を払う。
解剖学構造を十分に理解し、患者の体格を考慮して、部位によっては刺入方向を横刺、斜刺などにして対応する。
部品: 鍼灸治療の禁忌
鍼灸療法は生体の反応性を応用した治療であり、病態や症状の改善を目的に施術が行われてきたため、疾患名で絶対的な禁忌を定めることは難しい。
しかし、一般には
- 安静が必要な場合
- 刺激を与えることで有害な作用を起こす場合
- 免疫機能が低下し、感染の危険性が高い場合
は鍼灸治療を避ける。
また、
- 妊娠中
- 救急救命や手術を必要としている場合
- 出血性の疾患
- 悪性腫瘍の腫瘍部への治療
も治療の選択をすべきでないとされている。
部品: 清潔と消毒
手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。
汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。
施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。
感染症のリスクから、用いる道具も清潔と滅菌を心がける。
滅菌されていない道具を生体に用いることは禁止されている。
可能ならばディスポーザブル(使い捨て)タイプの道具を用いることが推奨されている。
部品: あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応
あん摩マッサージ指圧を行っても効果のない、あるいは施術により病状が悪化するものがある。
これを禁忌症と呼び、その施術は禁止されている。
もし患者が治療を求めてきた場合でも施術を行わず、上記のことを説明した上で適切な医師や病院に行くよう誘導、指示し、施術者もまた医師の判断を仰ぐ。
医師から施術するよう指示を受け、また施術者自身もその治療が適切であると判断した場合はこの限りではない。
以下に禁忌症の一例を示す。
- 急性の伝染病、熱性病
- 悪性腫瘍
- 急性中毒(昆虫毒・蛇毒など)
- 急性炎症(虫垂炎など)
- 出血性疾患(喀血、吐血、脳出血直後)
- 外傷(創傷部、骨折、脱臼直後)
- 重症の内臓疾患
部品: 四診能力
四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。
「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。
「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。
「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。
「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。
鍼灸師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。
部品: コミュニケーション能力
患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。
それは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。
患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。
部品: 自身の健康管理
患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。
自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。
部品: 清潔な衣類
服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。
医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。
外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。
部品: 手ぬぐい
治療家として、手ぬぐいを所持しているものが多い。
およそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。
いずれにせよ清潔を心がける。
有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。
部品: 鍼灸道具
鍼灸師は鍼灸治療のために「鍼」「もぐさ」「線香」「消毒用品」「灰皿」などを適切な範囲内で持ち歩く。
鍼は鍼体が1寸(30ミリ)から3寸(90ミリ)の長さで、太さが1番(0.16ミリ)から5番(0.24ミリ)のものが一般的である。
針先の形状は鍼尖の少し上方から細く鋭利になっている。刺入しやすく、疼痛も少ない。
材質は金・銀・ステンレスが主流であり、ステンレスのものはディスポーザブル(使い捨て)が推奨されている。
また、刺入する鍼以外でも円鍼や鍉鍼といった皮膚刺激を主体とした鍼もあり、小児や刺激量の少ない施術に利用される。
艾(もぐさ)は蓬の葉を乾燥させ、石臼でひいて篩にかけ、不純物を除去し作られる。
柔らかで芳香のよい、熱刺激の緩和なものが上質である。
線香は樹皮や葉などの粉末を原料とし、着色料や香料などを適量混ぜて練り、乾燥させたものである。
灸に着火する際に用いる。
部品: 生涯研修
免許を取ったからそれで終わりというわけではなく、むしろ免許を取得し、臨床の現場に出てからが学修の本番である。
目の前の患者をばくぜんと治療していくだけではなく、症例ごとに真摯に向き合い生涯の研鑽を怠らないことが信頼に足る施術者への道筋である。
部品: 数々の臨床経験
書物や講義で学んだだけではなく、実際患者に触れ、治療し、その結果を診ることで更に次に活かせる。
多数の症例の経験と一連の試行錯誤は、治療の大切な指針である。
部品: 包括的な思考
施術中に治療するだけではなく、患者をとりまく環境を幅広くとらえケアできることが期待される。
養生法の指導や健康づくりのアドバイスなど、単に症状だけを診るのではなく包括的に患者の生活を考えられてこそ信頼のできる施術者であるといえる。
部品: 地域社会との連携
地域の医療、福祉との連携も大事なことである。
患者を紹介する際には、患者について把握している内容を整理して正確に示した紹介書を書くことが推奨されている。
また逆に患者の紹介を受けた場合は、依頼された事項に対する反応や経過報告を行うことにより双方向性の医療、福祉が築かれる。
部品: 身近な存在
施術者は、尊敬される存在であると同時に身近な存在であることも大事である。
治療に関する話だけではなく、少しの身体の変化や心に抱える悩みなども気軽に相談できるような信頼関係の構築に努める。
また負担なく治療に通える環境を作ることも大切だ。
部品: 継続的な治療
悪化した症状を緩和させるだけではなく、継続的に治療を受けてもらうことで身体を健康な状態で保つことも大切である。
しかし、実際は症状が出てから治療を求める患者が多い。
継続的な治療を推進するためには、治療の必要性の十分な説明や、施術に対する満足感、爽快感、施術中の心地よさなど総じて高い水準が要求される。
それらをクリアし、病気の時も健康な時も継続的な治療を提供できてこそ信頼に足る施術者であるといえるだろう。
部品: 応急手当の知識と能力
医療従事者として応急手当及び救命手当の知識と人命を救う勇気、つまり実行能力がある。
有事の際は傷病者や周囲を観察し、協力を求めることはもちろん、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸、止血などの手当てを状況に応じて適切に判断し、実行する。
部品: あん摩・マッサージ・指圧とは
あん摩とは、術者の手指を用い、薄い衣服の上から遠心性(中心部から末梢にかけて)の刺激を強弱をつけて与える手技療法である。
主として筋肉へとアプローチし、筋組織の循環を向上させ生体の機能調節を図る。
マッサージとは、術者の手指を用い、生体の皮膚に直接求心性(末梢から中心)への刺激を与える施術である。
求心性の手技により、血液・リンパ液の還流を促し、新陳代謝機能の向上を図る。
指圧療法とは徒手を用いて、全身の体表に定められた部位を主に漸増、漸減の垂直圧の一点圧を遠心性(中心から末梢)に与える手技療法である。
押圧操作による圧反射機転により、生体に備わっている自然治癒力の働きを促進し、神経・筋の機能を調整する。
あん摩マッサージ指圧師はこれらあん摩・マッサージ・指圧それぞれの意義と効能の違いを理解し、その施術を使い分けることにより、患者の状況に合わせた適切な治療を選択し、行う。
部品: 治療作用
あん摩マッサージ指圧により「興奮作用」「鎮痛作用」「反射作用」の3つの効果が期待できる。
「興奮作用」とは、病的に機能が減退した神経・筋に対して、その機能を高め減退している機能を回復させる作用のことである。
この手技は弱い刺激を与え、時間も短く行う。
運動麻痺、知覚鈍麻、知覚脱失などに対して治療効果があるのは主としてこの興奮作用によるものである。
「鎮痛作用」とは、病的に機能が亢進している神経や筋に対してその機能亢進を抑え、沈静させる作用のことである。
この手技は強い刺激を与え、時間も長く行う。
神経痛・筋痙攣・筋緊張・知覚過敏・筋肉痛などに対して治療効果があるのはこの鎮痛作用によるものが大きい。
「反射作用」とは、疾病部位から離れた部位に対して施術を行い、反転機能を解して神経や筋、内蔵などに刺激を与え、異常機能の調整を図る作用のことである。
興奮的効果と鎮痛的効果の両方が期待できる。
部品: 柔道整復術とはなにか
柔道整復術とは、骨・筋肉・関節・靭帯などの運動器に発生する骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」で行う手技療法のことをいう。
整復や固定を行うことにより、人間の持つ自然治癒能力を最大限に発揮させる治療術のことである。
部品: 整復法
整復法とは骨折した箇所を元の状態に戻す、また肩などの関節が脱臼やずれた場合に元に戻すために操作する技術の事をいう。
患部のみでなく、周囲の状態を把握し、施術することが大切である。
部品: 固定法
固定法とは骨折や脱臼などをした箇所に三角巾や包帯、副木などを使って患部を固定する治療法の事をいう。
患部を固定する事によって無理な動きを封じ、治療効果を高めることができる。
固定の仕方や使う材料は、患者に合わせて調整する。
部品: 後療法
後療法とは物理療法・運動療法・手技療法の3つの治療法それぞれを相乗的に作用させて、損傷した組織を回復させる治療法の事をいう。
運動療法は患者の機能回復やリハビリテーションを目的として行われることが多い。
それぞれの患者の状態に合わせて適時適切な療法を選択し、行うことが重要である。
部品: テーピング療法
テーピング療法とは負傷を予防、もしくは負傷した部位の悪化を防止するために、関節、筋肉などにテープを巻いて固定することである。
主に可動域の制限、障害部位の補強を目的として行う。
部品: 柔道とは
柔道とは、投げる、抑える、絞める、打つ、蹴るなどの技を用いて、相手を制す徒手格闘術のひとつである。
スポーツ的な試合では当て身技は禁止されているが、実戦的に柔道を用いる際はこの限りではない。
部品: 投げ技
投げ技とはその名のとおり相手を投げ倒す技である。
立ったままの姿勢で投げ倒す立ち技と、自分の身体を倒しながら相手を投げる捨て身技とがある。
相手を殺傷することを必ずしも目的とせず、自分の体勢を崩さず相手を制すことで、自らの命を守る技術としても優秀である。
無論攻撃的な手段に用いるのも有効だ。体勢を崩し反撃能力を失った相手にとどめをさすのは比較的容易だろう。
部品: 固め技
固め技とは相手の身体を抑え込んで起き上がれないようにしたり、相手を絞めて制したり、関節を伸ばしたり曲げたりひねったりして、相手の動きを封じる技である。
実力の優るものが使えば、相手を傷つけずに制圧することができるが、実戦においては危険が大きく、頸部を絞め窒息による気絶など、逆関節を取り・関節の破壊などを目的として行うほうが適切である。
部品: 当て身技
相手の生理的弱点(急所)を手、足、頭などで突く、打つ、蹴るなどして制する技である。
急所としては眼球、頭頂中央部、眉間、こめかみ、みぞおち、あばら、下腹部、睾丸などがある。
危険性が高いため、試合などのスポーツ面では禁止されており、実戦でも使用には十分な注意を払う。
部品: 柔道の鍛錬とその経験
基礎的な鍛錬はもちろん、スポーツでの柔道と実戦での柔道の違いはしっかりと区別することが大切である。
練習法には形と乱取りの二つの形式があり、この二つの練習法を組み合わせ日々鍛錬を重ねることにより、技術の向上を得ることができる。
部品: ストレッチとは
ストレッチとは、身体の筋肉を良好な状態にするために引っ張り伸ばす運動のことである。
主に静的ストレッチと動的ストレッチの2つに分類され、それらを使い分けることで心身を健康な状態に保つ。
部品: 静的と動的
静的ストレッチとは、筋肉をゆっくりと可動域の範囲内で伸ばし、反動をつけずに10~30秒ほど同じ姿勢で止まったまま行うストレッチのことをいう。
主に筋肉の可動性の向上や、乳酸などの老廃物を流す疲労回復効果を目的として行う。
動的ストレッチはそれとは逆に、身体を動かし、反動をつけて筋肉を伸張させるストレッチのことをいう。
心拍数や体温を上げ、筋肉の柔軟性の向上させ、怪我の予防や運動前のウォーミングアップに効果がある。
目的に応じてこれらストレッチを使い分けることで身体パフォーマンスの向上に繋がる。
部品: 無理は禁物
何事もやりすぎは厳禁である。
ストレッチも痛みが出ない程度の力で、各々の関節可動域の範囲内で少しずつ動かしていくことが肝心である。
またストレッチの最中は息を止めず、自然な呼吸を心がける。開始前後に深呼吸をするのもよいだろう。
部品: 続けることが大事
一日に数時間やるものではなく、一日10分程度を毎日こつこつと継続するのが効果的である。
朝一番、風呂上り、就寝前など習慣づけを行い、日々の生活に取り入れる。
誰かと誘い合わせて一緒に行うのも良いだろう。
部品: 運動不足の解消
適度なストレッチを継続して行うことで、デスクワークの人間では特に不足しがちな運動量を補うことができる。
激しいスポーツにはしり込みする人でも、少しのストレッチを行うことが運動をはじめるきっかけとなったりもする。
部品: 柔軟性の向上
ストレッチを行うことにより、筋肉ならびに結合組織の柔軟性を高め、関節可動域を広げる効果が期待できる。
柔軟性を十分に確保することにより、素早い動きやしなやかな動きが可能になり、身体能力のアップにもつながる。
部品: 基礎代謝の向上
可動域が拡大することで、筋肉の収縮が容易になる。
そのため、同じ動作でも消費カロリーが上がり、結果として基礎代謝の向上につながる。
また、硬くなっていた筋肉がしっかりと収縮が可能となることにより筋ポンプの働きが正常化し、全体の血流が良くなることから、体温の上昇、冷えの改善が期待できる。
部品: 怪我の予防
ウォームアップとして動的なストレッチを運動前に行うことにより、体温が上昇し、身体のパフォーマンスは向上する。
また、柔軟性を日ごろから高めておくことで肉離れ・ぎっくり腰などの怪我の予防にもつながる。
部品: クールダウン効果
運動のあとにストレッチを行うことにより、損傷した筋肉の回復を早め、成長を促すことができる。
また興奮した神経や筋を落ち着かせ、疲労物質の代謝を促進し、疲れがたまらないようにする効果もある。
部品: ストレスの解消
ストレッチはストレス解消の助けとなる。
凝りかたまった筋肉が原因の圧迫感や息苦しさを軽減する一因となるほか、単純に身体を動かすことは気分転換になる。
身体がやわらかくなると、心もやわらかくなるともいえるだろう。
部品: ストレッチの実践と布教活動
あごはストレッチを好み、常々周囲にもストレッチの有用性を説き、自身も暇を見つけてはこまめなストレッチを行っている。
一人で行うだけではなく、患者や同僚や友人など周囲の人間を誘い合わせて行うのも楽しみの一つである。
自身でストレッチのやり方や注意点を書いたチラシを作り、無料配布している。
部品: お話上手とは
お話上手とは、字の通りお話が上手なもののことである。
単に人と話すのが上手というだけでなく、総合的にコミュニケーション能力に秀で、情報と感情のやり取りに優れた力量を持つもののことをいう。
部品: 話しやすい空気をつくる
話を聞くにあたり、相手にとって話しやすい空気を作ることは重要である。
表情や仕草で、相手が進んで話を出来る空間をその場に提供する。
例えば、適切な相槌をうつことで相手に「この人は話をきちんと聞いてくれているな」という満足感を与えるとともに、相手の気持ちを尊重していることを伝え、共感や同調で円滑な雰囲気を場に与えることができる。
また、同意を示すときに頷く、疑問のときに首を傾げる、否定するときは横に手をふるなど、仕草も言葉と同様に重要である。
話を聞き、受け止めていますよというのが目に見えてわかり、相手が話しやすい空気をつくるために有効なテクニックの1つである。
部品: 質問上手
相手の話をひたすら聞くだけでなく、聞きながら質問をして話を広げていくというのも重要だ。
相手に「自分の話に好奇心をもっている」と思わせ会話がスムーズに広がると共に、必要な情報を手に入れる。
部品: 巧みな説明
物事を相手にわかりやすく伝えるためには、相手の知識や状況を配慮し、それに合わせた適切な説明をすることが重要である。
自分が話したい事に気を取られず、聞き手の気持ちを尊重し、シンプルに結論から伝えるなど要点を絞り、相手に理解をしてもらえるよう最大限の努力を行う。
部品: 相手のツボを探る
色仕掛けは単に性的な事柄のみではなく、相手の好みが重要となってくる。
事前の調査があればこしたことはないが、対話の最中でも会話のやり取りや目線などから相手の好みや性癖を探り、相手が何を好ましく思い魅力的に感じるのかのツボを探るのが大切だ。
部品: 自分をアピールする
自分を相手に売り込む、つまり相手に自分の魅力をアピールするのが色仕掛けの重要な点の一つである。
相手のツボが胸なら胸を強調する仕草をさりげなく行うといった単純な方法ももちろん有効であろう。
また、目線が合ったとき数秒目を合わせた後にはにかんだ笑顔を見せる、会話の端々に好意を示し「ひょっとしてこの人は自分に好意を抱いているのではないか」という期待を持たせるように上手く言動を調整するなど、いかに自分が相手にとって魅力的にうつるか考え、行動する。
部品: 幻を見せる者
玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。
いわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。
藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。
ともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。
部品: 日常における世界の観察
幻影を出すにはイメージが重要となる。
幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。
部品: 動かない物の幻影作る
幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。
果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。
部品: 生き物を再現する
動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。
例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。
幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。
部品: 自分の幻影を出す
生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。
人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。
また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。
部品: エレメントを表現する
エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。
触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。
部品: 複数の幻影を操る
他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。
幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。
部品: 幻影で物を覆う
他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。
これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。
自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。
部品: 虚実を交えた幻影術
幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。
本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。
例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。
例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。
何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。
部品: 幻影使いの特徴的な格好
幻影使いはそろってシルクハットを被っていることで知られる。正装としての意味合いよりも、どちらかと言えば手品師や奇術師をイメージして着ているようだ。
このため、マントや燕尾服のような小洒落た衣装を好む者も多い。
また、幻影使いは手に指輪をはめることが習わしとなっている。宝石の煌めきが眩い幻影に通じるからか、はたまた魔力の焦点具としてであるのか、それは幻影使い自身に聞かねば分からないことである。
部品: かくれんぼ上手とは
かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。
かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。
判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。
何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。
大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。
部品: そもそもかくれんぼってなに?
「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。
鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。
一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。
子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。
部品: 物陰にひそむ
隠れる側の基本は隠密である。
鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。
建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。
そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。
もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。
部品: 音と気配のコントロール
人がいる音というのは存外目立つものである。
この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。
「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。
足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。
膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。
また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。
部品: 誘導
より能動的な隠密として、誘導がある。
自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。
失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。
部品: 走って逃げる。走って捕まえる。
万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。
相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。
自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。
部品: 運
運も実力のうちである。
たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。
実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。
部品: 隠蔽技術の定義
隠蔽技術とは、自分以外を隠す為の技術である。状況に合わせてどんな風に隠すか、幻影使いの場合幻影魔法でどんな幻影をいつ出すか、といった内容が含まれる。
部品: 状況に合わせて選択する
隠蔽の方法はその場その場の状況に最も適したものを選択する。周囲の様子だけではなく、かけられる時間、その場にある物品、隠す目的等によりその手法は様々だ。
部品: 同じものの中に紛れ込ませる
外見に目立った特徴がない場合、似たような外見の物の中にまぎれこませ、どれだかわからなくする。
この場合、隠蔽者やその味方にだけわかるような特徴を覚えておいたり、印をつけておく。
部品: 何かの中に隠す
箱や戸棚、隠し部屋や穴の中など、他人から見えない場所へ隠す。最もオーソドックスな隠蔽方法である。
この場合まず人が近づかない場所に隠す方法と、思いもよらないような死角を作ってそこへ隠す方法がある。
部品: 姿かたちを変える
隠す対象の見た目を変化させ、一見それとはわからないようにする。変装もこの類になる。
対象を分解して部品ごとにすることで、ただの何でもないがらくた等にみせかけたり、元々の形を推察できないようにもしたりできる。
この場合、再び組み立てられるようにきちんと手順を覚えておく必要がある。
部品: 素早く隠蔽する
隠蔽を行う場合、その隠蔽作業自体が知られればすべて意味がない。
その為隠蔽作業は、内密に、素早く行われる必要がある。また隠蔽した痕跡も残さないように細心の注意を払う。
部品: カモフラージュ技術
その場にある道具や魔法を使用した隠蔽のためのカモフラージュは、行う人物の技術が試される。
隠蔽とはただ見えないようにするだけではない。
いかに自然に「隠していないように」隠すか、相手の注意を向けられないようにするかが大切だ。
部品: 別の対象への誘導
隠蔽した対象が調べられそうになった時、自然に気を逸らしたり、そこへ近づかせないように誘導することで発見される危険性を下げる。
余りに露骨に行うと怪しまれるため、あくまでも自然に行い、相手を騙す必要がある。
部品: 存在しないように見せる
隠す対象の上に風景の幻影をかぶせ、なにもその場にないように見せたり、別のものの幻影をかぶせる。
目的のものがなければそこに注意を払わないため、最も有用な幻影での隠し方である。
別のものの幻影をかぶせる場合、周囲の状況に適したものの幻影を出す必要がある。
しかし何もないようにみえるということは、そこに別の物をおいたり通行しようとしたりする可能性があるということでもある。
隠蔽を行う場合は対象の存在する場所に気を使う必要がある。
また幻影で隠すことの最大の利点は、隠す対象の動きに合わせて幻影を動かすことが出来る点である。
これにより対象を隠蔽したまま別の場所へ移動させることが出来る。
部品: 近寄らせないようにする
幻影を使うことで、隠す対象に近寄らせない。
例えば猛獣や穴を対象の手前に幻影で見せたり、壁の幻影で先に進めないと思わせる。
これにより相手を「こちらには行けない」「近寄りたくない」という心理にさせることで対象の隠蔽を行う。
部品: 触ればばれる
幻影なので、触れられたりすれば見えているものが幻影であることがばれてしまう。
また常に隠蔽のための幻影使いがその場にいることが不自然でない状況でない限り、怪しまれる可能性があるため長期間の隠蔽には向かない。
幻影での隠蔽は通常の方法では隠蔽が難しく、サポートが行き届く組織がかりのものか、短期間のその場しのぎであることが多い。
部品: 存在感による影響
存在感とは、その人や物が確かにそこに居ると人々に印象付けるものである。
これが大きければ大きいほど人々はそれを認識するし、記憶に残りやすい。逆に存在感が小さければ多くの人々はそれを気に留めず、また覚えていない。
人々の認識をある程度操作するために、存在感の調節というのは誰もが無意識にでも行っているものだ。
意識的に行えばそれは更に人々の認識に影響する。何かに目を向けさせることも、何かを気にさせないことも出来る。
部品: 周囲に合った外見
ぱっと見て、周囲の風景や状況に違和感なく溶け込んでいる外見だと、存在感が薄くなりやすい。
木を隠すには森の中、という言葉もあるように、森の中で緑色の外見をしていれば見つかりにくいし、森国人の人々の中に森国人がいても誰も気にしない。
環境や状況に合わせ、周囲に溶け込む外見を取ることで注意を向けられにくくできる。
部品: 違和感の無い動作
あの人何してるんだろう、等と思われるような違和感のある動きは注目を集める。
その動作自体が悪意のあるものでなくても、その場にそぐわない動作であれば不審に思われ注目されやすい。
その場の印象や状況を把握し、矛盾のない適した行動をとることを心がける必要がある。
部品: 他に視線を向けさせる
その場にある存在感が大きいものを利用し、こちらへ注意を向けさせないことで存在感を調節する。
多くの人々が目を奪われる何かがそこにあれば、多少こちらに違和感があっても気にしないことが多い。
遠くへグラスを投げて音を立ててそちらに注目させるなどのテクニックも内包されるが、練習や訓練をしていないと周囲に気付かれず行うのは難しい。
部品: 目立つようにする意図
自分や特定のものに注意を惹きつけることにより、人々にこちらを印象付けることが出来るほか、他から意識を逸らさせることが出来る。
見せたくないもの、気づかれたくないものがある時に他人に対処を任せつつ、時間を稼ぐことも可能。
部品: 注目を集める
大きな音を突然出す、突飛な動きをするといったことで周囲の注意を集めることが出来る。
騒めいている観衆を突然の拍手で鎮めたりするのもこれにあたる。
注目を集める行動は不審がられることが多いので、もっともらしい理由などでフォローを入れて、必要以上に怪しまれないようにする技術も含まれる。
部品: 視線を惹きつける
人々が興味を惹かれ、思わず見てしまう状況をつくる。手品や花火、舞台や演説など、何に興味を惹かれるかはその場にいる人々によるため、状況に合わせた行動が必要となる。
一定時間人々の視線を惹きつけることが出来、またその内容によってはこちらに好印象を持たせることが可能。
提出書式
大部品: あご(T21) RD:123 評価値:11
-大部品: あごの来歴や性質 RD:4 評価値:3
--部品: 騎士叙勲(玄霧藩国→あご)
--部品: 今までの来歴
--部品: あごの容姿や性質
--部品: おやつを持ち歩く
-大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5
--大部品: 森国人 RD:9 評価値:5
---大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2
----部品: 長い耳
----部品: 長身痩躯
----部品: 長い髪
---部品: 革製の日常着
---部品: 瞑想通信を使うことが出来る
---部品: 基本の職業適性
---部品: 森国人の習慣
---部品: 森の恵みを得る
---部品: 森国人の流用実績
--部品: 玄霧藩国の森国人
-大部品: 趣味:料理 RD:7 評価値:4
--部品: 料理は段取りが一番
--部品: 家庭料理主体
--部品: 節約料理レシピ
--部品: 大鍋料理の経験
--部品: カレーは正義
--大部品: お菓子も作る RD:2 評価値:1
---部品: お菓子作りは科学
---部品: 凝った細工
-大部品: 読書同好会 RD:11 評価値:5
--大部品: 同好会について RD:11 評価値:5
---部品: 読書同好会について
---部品: 活動拠点
---部品: シンボルマーク
---部品: ワインレッドの栞
---大部品: 在籍資格 RD:3 評価値:2
----部品: 本が好きであること
----部品: 本を、人を批判しないこと
----部品: 本に優劣をつけない
---大部品: 同好会主催のイベント RD:4 評価値:3
----部品: 読み聞かせボランティア
----部品: ブックマーケット
----部品: 再現料理の会
----部品: 聖地巡礼
-大部品: あはき師 RD:29 評価値:8
--部品: あはき師とは
--部品: 3年間の養成課程と国家試験
--大部品: 鍼灸師 RD:3 評価値:2
---部品: 鍼灸術とは
---部品: 鍼灸の成り立ち
---部品: 鍼灸治療による作用
--部品: 医学の知識と理解
--部品: 作用への理解と適切な選択
--部品: 東洋医学への理解
--大部品: 施術上の注意点 RD:6 評価値:4
---部品: リスク管理
---部品: 禁忌部位
---部品: 安全刺入
---部品: 鍼灸治療の禁忌
---部品: 清潔と消毒
---部品: あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応
--部品: 四診能力
--部品: コミュニケーション能力
--部品: 自身の健康管理
--部品: 清潔な衣類
--部品: 手ぬぐい
--部品: 鍼灸道具
--大部品: 信頼される施術者 RD:6 評価値:4
---部品: 生涯研修
---部品: 数々の臨床経験
---部品: 包括的な思考
---部品: 地域社会との連携
---部品: 身近な存在
---部品: 継続的な治療
--部品: 応急手当の知識と能力
--大部品: あん摩マッサージ指圧師(あはき師) RD:2 評価値:1
---部品: あん摩・マッサージ・指圧とは
---部品: 治療作用
-大部品: 柔道整復術 RD:5 評価値:3
--部品: 柔道整復術とはなにか
--部品: 整復法
--部品: 固定法
--部品: 後療法
--部品: テーピング療法
-大部品: 実戦的な柔道技術 RD:5 評価値:3
--部品: 柔道とは
--部品: 投げ技
--部品: 固め技
--部品: 当て身技
--部品: 柔道の鍛錬とその経験
-大部品: ストレッチ好き RD:11 評価値:5
--大部品: ストレッチ RD:10 評価値:5
---部品: ストレッチとは
---部品: 静的と動的
---部品: 無理は禁物
---部品: 続けることが大事
---大部品: ストレッチの効能 RD:6 評価値:4
----部品: 運動不足の解消
----部品: 柔軟性の向上
----部品: 基礎代謝の向上
----部品: 怪我の予防
----部品: クールダウン効果
----部品: ストレスの解消
--部品: ストレッチの実践と布教活動
-大部品: お話し上手 RD:6 評価値:4
--部品: お話上手とは
--大部品: 聞く力 RD:2 評価値:1
---部品: 話しやすい空気をつくる
---部品: 質問上手
--大部品: 会話術 RD:1 評価値:0
---部品: 巧みな説明
--大部品: 色仕掛け RD:2 評価値:1
---部品: 相手のツボを探る
---部品: 自分をアピールする
-大部品: 幻影使い RD:10 評価値:5
--部品: 幻を見せる者
--大部品: 幻影を使いこなす修行6年 RD:8 評価値:5
---部品: 日常における世界の観察
---部品: 動かない物の幻影作る
---部品: 生き物を再現する
---部品: 自分の幻影を出す
---部品: エレメントを表現する
---部品: 複数の幻影を操る
---部品: 幻影で物を覆う
---部品: 虚実を交えた幻影術
--部品: 幻影使いの特徴的な格好
-大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:4
--部品: かくれんぼ上手とは
--部品: そもそもかくれんぼってなに?
--部品: 物陰にひそむ
--部品: 音と気配のコントロール
--部品: 誘導
--部品: 走って逃げる。走って捕まえる。
--部品: 運
-大部品: 隠蔽技術 RD:11 評価値:5
--部品: 隠蔽技術の定義
--大部品: 隠蔽方法 RD:4 評価値:3
---部品: 状況に合わせて選択する
---部品: 同じものの中に紛れ込ませる
---部品: 何かの中に隠す
---部品: 姿かたちを変える
--大部品: 隠蔽作業 RD:3 評価値:2
---部品: 素早く隠蔽する
---部品: カモフラージュ技術
---部品: 別の対象への誘導
--大部品: 幻影を使った隠蔽 RD:3 評価値:2
---部品: 存在しないように見せる
---部品: 近寄らせないようにする
---部品: 触ればばれる
-大部品: 存在感の調整 RD:7 評価値:4
--部品: 存在感による影響
--大部品: 目立たないようにする RD:3 評価値:2
---部品: 周囲に合った外見
---部品: 違和感の無い動作
---部品: 他に視線を向けさせる
--大部品: 目立たせる RD:3 評価値:2
---部品: 目立つようにする意図
---部品: 注目を集める
---部品: 視線を惹きつける
部品: 騎士叙勲(玄霧藩国→あご)
あごは玄霧藩国から騎士叙勲を受けており、騎士領を拝領している。
騎士領には「猫耳ストレッチ屋さん」が含まれている。
あごは自身のストレッチ好きとあはき師の知識をいかし、猫耳ストレッチ屋さんの管理と指導にあたっている。
部品: 今までの来歴
幼いころは虚弱体質であり、さまざまな医者にかかっていたが、第二次性長期ごろより段々と改善し、健康体になった。
その経験から医療への道を志し、身近な医療をと鍼灸あん摩マッサージの免許を取る。
後に戦場に向かう医師を見て、自身も治療の幅を広げるため柔道および柔道整復術を学び、実践的戦闘技術と急性外傷への対応技術を取得する。
健康体になったのが成長してからだったため、余暇の折には子供に混じって遊んだり、大人同士で子供の遊びに興じたりしている。
現在は一般的な木の家に住んでいる。
こたび以前からこつこつと修行していた幻影使いとしての才が開花した。
部品: あごの容姿や性質
森国民の特徴である長い髪を「治療の邪魔になる」と肩より短い程度にカットし、前髪をヘアピンで留めている。
女性にしては高い身長を持ち、細身であるためひょろりとした印象を見るものに与える。
髪は春の芽吹きのような淡い黄緑色で、丸目がちな瞳は角度によっては金に見える薄い檸檬色をしている。
くるくると表情をよく変えるため、成人済みの女性だが年齢より幼く見られがちである。
好奇心旺盛であまり人見知りしない。笑顔でいることが多く、陰陽でいえば陽の性質である。
社交的に見える反面、一人の時間も大切にしており、家でゆっくりと料理をしたり、本を読みながらお茶を飲んだりすることも好んでいる。
部品: おやつを持ち歩く
常に数種類の飴やクッキー・ビスケットなど軽くとれる嗜好品を持ち歩いている。
自分で食べるほかにも、気軽にプレゼントして一緒に食べるなどコミュニケーションツールとしても使用できる。
部品: 長い耳
長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。
部品: 長身痩躯
種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。
部品: 長い髪
森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。
部品: 革製の日常着
天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。
部品: 瞑想通信を使うことが出来る
森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。
部品: 基本の職業適性
人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。
部品: 森国人の習慣
自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。
部品: 森の恵みを得る
森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。
部品: 森国人の流用実績
このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。
飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。
ありがとうございます。
部品: 玄霧藩国の森国人
森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。
部品: 料理は段取りが一番
手早く料理をこなすのに大事なことは、段取りである。
あれボウルどこだっけ、皿出したっけ、はスムーズな調理の邪魔であり、火を通しすぎておいしくなくなるなどの原因にもなる。
一人でやるときは勿論、皆で料理するときも、まずは段取り最優先である。
道具、食材、盛り付け皿、水回りの整理、キッチンの整理ができていればこそ、手際よい調理が出来る。
部品: 家庭料理主体
野菜炒めやみそ汁、シチュー、カレー。
肉じゃがやハンバーグ。
家で出てくるような、ボリュームがあってみんなが好きそうな料理の数々。
このあたりを抑えておけば、誰かに振舞う時も安心できるだろう。
から揚げをおいしく揚げる、というのもポイントが高い気がする。
部品: 節約料理レシピ
趣味で料理をする人なら、だれもが覚える時間短縮&節約レシピの数々。
ダイコンの葉を刻んで醤油であえるだけのご飯のお供とか、美味しいよね。
個人的にはニンジンをピーラーで向いた後の皮のキンピラとかが好き。ゴミも減るし。
部品: 大鍋料理の経験
大きな鍋で大量に作るのは、実はコストパフォーマンスがよい。
汁物が特にそうだが、肉じゃがや芋煮のようなものも、手間と労力をかんがえると、保存さえ効けば実は大きな鍋で一気に作ったほうがいい。
肉じゃが作りすぎちゃって、は実際に起こりうるのだ。本当に。
部品: カレーは正義
大きな鍋さえあれば一気に大量に作れ、大体何を入れても味がまとまり、味についての文句を言う人も少ない。
二日目や三日目になったら、カレードリアや焼きカレー、ダシで伸ばして和風カレーやカレーうどん。
痛む前に処理するのは大事だが、冷凍してしまえばそれもある程度解決できる。
家庭料理として、数種類のカレーを抑えておけば、まずもって間違いはない。
難点は、カレールーが手に入らない環境では出来ないことだ。
部品: お菓子作りは科学
分量を正確に測れるかどうかが、お菓子の出来栄えを決める。即ちお菓子作りは科学なのだ。
自分や恋人用に手の込んだものを作るのもいいが、クッキーを大量生産して近所の子供に配るのも一興である。
部品: 凝った細工
趣味でお菓子をつくるからこそ、普通ではめったにしない凝った細工をしてみたりもする。
プチシューいっぱい作ってクロカンブッシュつくったり、鼈甲飴で文字作ってみたりと、凝れば凝るほど見栄えも良くなる。
もちろん、センスがあったらの話だが。
それはそれとして、お菓子を作っていると色々細工に凝りたくなるのは確かだ。
部品: 読書同好会について
読書同好会には「三度の飯よりも本が好き」と胸を張れる者ばかりが集まっている。同好会において「好き」を表現する方法は基本的に制限されない。そのため、数人で集まって本の好きなところを語り合う会員もいれば、一人で黙々と本を読み耽ることを好む人もいる。また、本を読むだけでなく、個人でも複数人でも本を作る会員も存在する。
部品: 活動拠点
規定された活動拠点はなく、会員の良識に一任されている。会員の家で少人数で集まり活動することもあれば、一室を借りて大人数で活動することもある。
部品: シンボルマーク
読書同好会のシンボルマークはリンゴの傍で眠る猫がが描かれる。シンボルマークは同好会に在籍していることを証明するものであり、同時に同好会員である責任を背負うものである。会員が作った本には必ずシンボルマークをつけなければならない。
部品: ワインレッドの栞
同好会に在籍すると、会員証としてワインレッドの栞が贈られる。本来の用途でも使い勝手がいいように上質なワインレッドの紙にシンボルマークが描かれている。
部品: 本が好きであること
同好会に在籍する一番大切な資格は、ただひとつ「本が好き」それだけである。その気持ちがあれば年齢も性別も種族関係なく同好会への扉が開かれる。
部品: 本を、人を批判しないこと
他の会員が好きな本や作った本の批判を口に出してはならない。同好会を円滑に活動するための最低限の礼儀であり、努力である。
部品: 本に優劣をつけない
「たとえ面白いと思わなかった本も、それは他の人の好きな本である」ということを忘れてはならない。もちろん、同様に本に優劣をつけることも好まれない。
部品: [[読み聞かせ]]ボランティア
保育園の時期に読書に触れることは大事であり、同好会は読書への関心を深めることへの手助けとして、有志を募ってボランティアを毎年開催している。
部品: ブックマーケット
月に一度、ブックマーケットを開催している。同好会会員の作った絵本や児童書、小説がマーケットに出している。会員によってはファンがつくこともあり、交流の場ともなっている。
部品: 再現料理の会
物語を読んでいると気が抜くと涎が出てしまいそうになる料理に出会うことがある。再現料理の会は、そういった本の中の料理を再現し、登場人物の気持ちを味わうことを目的としている。
部品: 聖地巡礼
テーマになった一冊の物語を軸に、関連する地域や料理などを巡り、より物語を身近に感じさせるイベントとして開催されている。
部品: あはき師とは
あはき師とは「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の3つの国家資格をもったものの俗称である。
「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」それぞれの頭文字をとった俗称であり、医療従事者としての活躍が期待される。
部品: 3年間の養成課程と国家試験
あはき師になるためには「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の3つの国家資格が必要である。
国家試験の受験資格は、「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。
3つの専門課程は大部分で重なっており、国家試験も同日に開催されるため、同時に取得することが可能である。
国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみが「あん摩マッサージ指圧師」「鍼師」「灸師」を名乗り業することを許可される。
部品: 鍼灸術とは
鍼術とは、鍼を用い身体の一定部位に接触または穿刺刺入し、生体に機械的刺激を与える施術方式である。
灸術とは、一定の方式に従い艾(もぐさ)を燃焼させ、またはそれにかわる物質を用いて身体表面の一定部位に温熱的刺激を与える施術方式である。
どちらも施術によって起こる効果的な生体反応を利用する。
生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く応用できる施術である。
部品: 鍼灸の成り立ち
鍼灸治療の生まれは経験療法である。
原始的な人間が外傷を受けたり痛みを覚えたとき、本能的にその部に手を当て圧したり、舐めたり、泥や葉をつけるなどした。
やがて文明が進歩し火を利用するようになると、暖めることで局部の温熱が疼痛を軽減することを経験し、局所的温熱刺激である灸法が生まれた。
また、細くて鋭い石器で皮膚を切り、膿を排出させたりして疾病の治療ができることを経験し、以降道具の発達に従い金属製の鍼が治療に応用されるようになった。
そしてどちらもより効果的な場合に応じた治療が選択されるようになり、時間の経過とともにそれらの経験が集積されたと考える。
部品: 鍼灸治療による作用
鍼灸治療によって以下の治療作用が期待できる。
・「調整作用」 組織、器官に一定の刺激を与えて、その機能を調整する。
・「興奮作用」 知覚の鈍麻や消失、運動麻痺などの神経機能の減弱及び内蔵諸器官の機能減退に対して興奮を促す。
・「鎮静作用」 疼痛や痙攣のような異常に興奮が起きる疾患に対して鎮静を促す。
・「誘導作用」 局所の血行障害に対し、患部に施術して血流を他の健康部から誘導する。もしくは局所の充血や炎症の際に少々隔たった部分に施術し、血液をそちらに誘導し患部の血流を調整する。
・「鎮痛作用」 内因性モルヒネ様物質の発生あるいは下行性抑制などの機序により鎮痛作用を発現させる。
・「消炎作用」 施術により白血球が増加し、施術部位に遊走する。血流改善により病的滲出物などの吸収を促進させ、生体の防衛能力を高める。
・「転調作用」 自律神経失調やアレルギー体質を改善し、体質を強壮にする。
・「反射作用」 痛み刺激あるいは温熱刺激による反射機転を介して組織、臓器の機能を鼓舞あるいは抑制する。
特に灸術においては施術後の血液像(赤血球、血色素量など)、血液凝固時間の短縮などの循環器系の作用が認められ、
「増血作用」「止血作用」「強心作用」があるとされている。
部品: 医学の知識と理解
あはき師は、患者の生体へ触れることを業とする。
そのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。
また患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。
部品: 作用への理解と適切な選択
あはき師は治療するにあたって、「その施術を行うことにより期待できる作用」への理解が必要である。
まんぜんと施術するだけではなく、如何なる目的でどこにどれくらいの刺激を与えるかを思考、選択することが大切だ。
生体の反応を観察し、適切な刺激量を与えることで十分な治療効果を挙げることができる。
部品: 東洋医学への理解
東洋医学とは、人とは自然の一部であるという考え方のひとつである。
「陰陽学説」「気血津液の仕組み」「五行学説」「五臓のはたらき」「経絡経穴」などに基づく人体の捉え方と治療方法も、治療にとって大事な選択の一つである。
部品: リスク管理
施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。
環境、器具、作業方法、手順などを点検し適切な対策を行う。
常に安全に関する知識・技術の水準を一定に保ち、細心の注意を払い治療にあたらなければならない。
万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。
部品: 禁忌部位
刺鍼を避けるべき部位として、外生殖器、臍部、眼球、急性炎症の患部、新生児の大泉門などがある。
また、肺、胸膜、心臓、腎臓、脊髄および延髄などの中枢神経系、大血管などは刺鍼により障害が起こった場合は重篤な問題になりやすいので、特に注意が必要である。
灸術においては顔面部や化膿を起こしやすい部位、浅層に大血管がある部位、皮膚病の患部などへの直接灸は避ける。
部品: 安全刺入
過剰な刺激や事故を防止するため、刺入深度と角度には細心の注意を払う。
解剖学構造を十分に理解し、患者の体格を考慮して、部位によっては刺入方向を横刺、斜刺などにして対応する。
部品: 鍼灸治療の禁忌
鍼灸療法は生体の反応性を応用した治療であり、病態や症状の改善を目的に施術が行われてきたため、疾患名で絶対的な禁忌を定めることは難しい。
しかし、一般には
・安静が必要な場合
・刺激を与えることで有害な作用を起こす場合
・免疫機能が低下し、感染の危険性が高い場合
は鍼灸治療を避ける。
また、
・妊娠中
・救急救命や手術を必要としている場合
・出血性の疾患
・悪性腫瘍の腫瘍部への治療
も治療の選択をすべきでないとされている。
部品: 清潔と消毒
手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。
汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。
施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。
感染症のリスクから、用いる道具も清潔と滅菌を心がける。
滅菌されていない道具を生体に用いることは禁止されている。
可能ならばディスポーザブル(使い捨て)タイプの道具を用いることが推奨されている。
部品: あん摩マッサージ指圧における禁忌とその対応
あん摩マッサージ指圧を行っても効果のない、あるいは施術により病状が悪化するものがある。
これを禁忌症と呼び、その施術は禁止されている。
もし患者が治療を求めてきた場合でも施術を行わず、上記のことを説明した上で適切な医師や病院に行くよう誘導、指示し、施術者もまた医師の判断を仰ぐ。
医師から施術するよう指示を受け、また施術者自身もその治療が適切であると判断した場合はこの限りではない。
以下に禁忌症の一例を示す。
・急性の伝染病、熱性病
・悪性腫瘍
・急性中毒(昆虫毒・蛇毒など)
・急性炎症(虫垂炎など)
・出血性疾患(喀血、吐血、脳出血直後)
・外傷(創傷部、骨折、脱臼直後)
・重症の内臓疾患
部品: 四診能力
四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。
「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。
「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。
「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。
「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。
鍼灸師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。
部品: コミュニケーション能力
患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。
それは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。
患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。
部品: 自身の健康管理
患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。
自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。
部品: 清潔な衣類
服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。
医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。
外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。
部品: 手ぬぐい
治療家として、手ぬぐいを所持しているものが多い。
およそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。
いずれにせよ清潔を心がける。
有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。
部品: 鍼灸道具
鍼灸師は鍼灸治療のために「鍼」「もぐさ」「線香」「消毒用品」「灰皿」などを適切な範囲内で持ち歩く。
鍼は鍼体が1寸(30ミリ)から3寸(90ミリ)の長さで、太さが1番(0.16ミリ)から5番(0.24ミリ)のものが一般的である。
針先の形状は鍼尖の少し上方から細く鋭利になっている。刺入しやすく、疼痛も少ない。
材質は金・銀・ステンレスが主流であり、ステンレスのものはディスポーザブル(使い捨て)が推奨されている。
また、刺入する鍼以外でも円鍼や鍉鍼といった皮膚刺激を主体とした鍼もあり、小児や刺激量の少ない施術に利用される。
艾(もぐさ)は蓬の葉を乾燥させ、石臼でひいて篩にかけ、不純物を除去し作られる。
柔らかで芳香のよい、熱刺激の緩和なものが上質である。
線香は樹皮や葉などの粉末を原料とし、着色料や香料などを適量混ぜて練り、乾燥させたものである。
灸に着火する際に用いる。
部品: 生涯研修
免許を取ったからそれで終わりというわけではなく、むしろ免許を取得し、臨床の現場に出てからが学修の本番である。
目の前の患者をばくぜんと治療していくだけではなく、症例ごとに真摯に向き合い生涯の研鑽を怠らないことが信頼に足る施術者への道筋である。
部品: 数々の臨床経験
書物や講義で学んだだけではなく、実際患者に触れ、治療し、その結果を診ることで更に次に活かせる。
多数の症例の経験と一連の試行錯誤は、治療の大切な指針である。
部品: 包括的な思考
施術中に治療するだけではなく、患者をとりまく環境を幅広くとらえケアできることが期待される。
養生法の指導や健康づくりのアドバイスなど、単に症状だけを診るのではなく包括的に患者の生活を考えられてこそ信頼のできる施術者であるといえる。
部品: 地域社会との連携
地域の医療、福祉との連携も大事なことである。
患者を紹介する際には、患者について把握している内容を整理して正確に示した紹介書を書くことが推奨されている。
また逆に患者の紹介を受けた場合は、依頼された事項に対する反応や経過報告を行うことにより双方向性の医療、福祉が築かれる。
部品: 身近な存在
施術者は、尊敬される存在であると同時に身近な存在であることも大事である。
治療に関する話だけではなく、少しの身体の変化や心に抱える悩みなども気軽に相談できるような信頼関係の構築に努める。
また負担なく治療に通える環境を作ることも大切だ。
部品: 継続的な治療
悪化した症状を緩和させるだけではなく、継続的に治療を受けてもらうことで身体を健康な状態で保つことも大切である。
しかし、実際は症状が出てから治療を求める患者が多い。
継続的な治療を推進するためには、治療の必要性の十分な説明や、施術に対する満足感、爽快感、施術中の心地よさなど総じて高い水準が要求される。
それらをクリアし、病気の時も健康な時も継続的な治療を提供できてこそ信頼に足る施術者であるといえるだろう。
部品: 応急手当の知識と能力
医療従事者として応急手当及び救命手当の知識と人命を救う勇気、つまり実行能力がある。
有事の際は傷病者や周囲を観察し、協力を求めることはもちろん、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸、止血などの手当てを状況に応じて適切に判断し、実行する。
部品: あん摩・マッサージ・指圧とは
あん摩とは、術者の手指を用い、薄い衣服の上から遠心性(中心部から末梢にかけて)の刺激を強弱をつけて与える手技療法である。
主として筋肉へとアプローチし、筋組織の循環を向上させ生体の機能調節を図る。
マッサージとは、術者の手指を用い、生体の皮膚に直接求心性(末梢から中心)への刺激を与える施術である。
求心性の手技により、血液・リンパ液の還流を促し、新陳代謝機能の向上を図る。
指圧療法とは徒手を用いて、全身の体表に定められた部位を主に漸増、漸減の垂直圧の一点圧を遠心性(中心から末梢)に与える手技療法である。
押圧操作による圧反射機転により、生体に備わっている自然治癒力の働きを促進し、神経・筋の機能を調整する。
あん摩マッサージ指圧師はこれらあん摩・マッサージ・指圧それぞれの意義と効能の違いを理解し、その施術を使い分けることにより、患者の状況に合わせた適切な治療を選択し、行う。
部品: 治療作用
あん摩マッサージ指圧により「興奮作用」「鎮痛作用」「反射作用」の3つの効果が期待できる。
「興奮作用」とは、病的に機能が減退した神経・筋に対して、その機能を高め減退している機能を回復させる作用のことである。
この手技は弱い刺激を与え、時間も短く行う。
運動麻痺、知覚鈍麻、知覚脱失などに対して治療効果があるのは主としてこの興奮作用によるものである。
「鎮痛作用」とは、病的に機能が亢進している神経や筋に対してその機能亢進を抑え、沈静させる作用のことである。
この手技は強い刺激を与え、時間も長く行う。
神経痛・筋痙攣・筋緊張・知覚過敏・筋肉痛などに対して治療効果があるのはこの鎮痛作用によるものが大きい。
「反射作用」とは、疾病部位から離れた部位に対して施術を行い、反転機能を解して神経や筋、内蔵などに刺激を与え、異常機能の調整を図る作用のことである。
興奮的効果と鎮痛的効果の両方が期待できる。
部品: 柔道整復術とはなにか
柔道整復術とは、骨・筋肉・関節・靭帯などの運動器に発生する骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」で行う手技療法のことをいう。
整復や固定を行うことにより、人間の持つ自然治癒能力を最大限に発揮させる治療術のことである。
部品: 整復法
整復法とは骨折した箇所を元の状態に戻す、また肩などの関節が脱臼やずれた場合に元に戻すために操作する技術の事をいう。
患部のみでなく、周囲の状態を把握し、施術することが大切である。
部品: 固定法
固定法とは骨折や脱臼などをした箇所に三角巾や包帯、副木などを使って患部を固定する治療法の事をいう。
患部を固定する事によって無理な動きを封じ、治療効果を高めることができる。
固定の仕方や使う材料は、患者に合わせて調整する。
部品: 後療法
後療法とは物理療法・運動療法・手技療法の3つの治療法それぞれを相乗的に作用させて、損傷した組織を回復させる治療法の事をいう。
運動療法は患者の機能回復やリハビリテーションを目的として行われることが多い。
それぞれの患者の状態に合わせて適時適切な療法を選択し、行うことが重要である。
部品: テーピング療法
テーピング療法とは負傷を予防、もしくは負傷した部位の悪化を防止するために、関節、筋肉などにテープを巻いて固定することである。
主に可動域の制限、障害部位の補強を目的として行う。
部品: 柔道とは
柔道とは、投げる、抑える、絞める、打つ、蹴るなどの技を用いて、相手を制す徒手格闘術のひとつである。
スポーツ的な試合では当て身技は禁止されているが、実戦的に柔道を用いる際はこの限りではない。
部品: 投げ技
投げ技とはその名のとおり相手を投げ倒す技である。
立ったままの姿勢で投げ倒す立ち技と、自分の身体を倒しながら相手を投げる捨て身技とがある。
相手を殺傷することを必ずしも目的とせず、自分の体勢を崩さず相手を制すことで、自らの命を守る技術としても優秀である。
無論攻撃的な手段に用いるのも有効だ。体勢を崩し反撃能力を失った相手にとどめをさすのは比較的容易だろう。
部品: 固め技
固め技とは相手の身体を抑え込んで起き上がれないようにしたり、相手を絞めて制したり、関節を伸ばしたり曲げたりひねったりして、相手の動きを封じる技である。
実力の優るものが使えば、相手を傷つけずに制圧することができるが、実戦においては危険が大きく、頸部を絞め窒息による気絶など、逆関節を取り・関節の破壊などを目的として行うほうが適切である。
部品: 当て身技
相手の生理的弱点(急所)を手、足、頭などで突く、打つ、蹴るなどして制する技である。
急所としては眼球、頭頂中央部、眉間、こめかみ、みぞおち、あばら、下腹部、睾丸などがある。
危険性が高いため、試合などのスポーツ面では禁止されており、実戦でも使用には十分な注意を払う。
部品: 柔道の鍛錬とその経験
基礎的な鍛錬はもちろん、スポーツでの柔道と実戦での柔道の違いはしっかりと区別することが大切である。
練習法には形と乱取りの二つの形式があり、この二つの練習法を組み合わせ日々鍛錬を重ねることにより、技術の向上を得ることができる。
部品: ストレッチとは
ストレッチとは、身体の筋肉を良好な状態にするために引っ張り伸ばす運動のことである。
主に静的ストレッチと動的ストレッチの2つに分類され、それらを使い分けることで心身を健康な状態に保つ。
部品: 静的と動的
静的ストレッチとは、筋肉をゆっくりと可動域の範囲内で伸ばし、反動をつけずに10~30秒ほど同じ姿勢で止まったまま行うストレッチのことをいう。
主に筋肉の可動性の向上や、乳酸などの老廃物を流す疲労回復効果を目的として行う。
動的ストレッチはそれとは逆に、身体を動かし、反動をつけて筋肉を伸張させるストレッチのことをいう。
心拍数や体温を上げ、筋肉の柔軟性の向上させ、怪我の予防や運動前のウォーミングアップに効果がある。
目的に応じてこれらストレッチを使い分けることで身体パフォーマンスの向上に繋がる。
部品: 無理は禁物
何事もやりすぎは厳禁である。
ストレッチも痛みが出ない程度の力で、各々の関節可動域の範囲内で少しずつ動かしていくことが肝心である。
またストレッチの最中は息を止めず、自然な呼吸を心がける。開始前後に深呼吸をするのもよいだろう。
部品: 続けることが大事
一日に数時間やるものではなく、一日10分程度を毎日こつこつと継続するのが効果的である。
朝一番、風呂上り、就寝前など習慣づけを行い、日々の生活に取り入れる。
誰かと誘い合わせて一緒に行うのも良いだろう。
部品: 運動不足の解消
適度なストレッチを継続して行うことで、デスクワークの人間では特に不足しがちな運動量を補うことができる。
激しいスポーツにはしり込みする人でも、少しのストレッチを行うことが運動をはじめるきっかけとなったりもする。
部品: 柔軟性の向上
ストレッチを行うことにより、筋肉ならびに結合組織の柔軟性を高め、関節可動域を広げる効果が期待できる。
柔軟性を十分に確保することにより、素早い動きやしなやかな動きが可能になり、身体能力のアップにもつながる。
部品: 基礎代謝の向上
可動域が拡大することで、筋肉の収縮が容易になる。
そのため、同じ動作でも消費カロリーが上がり、結果として基礎代謝の向上につながる。
また、硬くなっていた筋肉がしっかりと収縮が可能となることにより筋ポンプの働きが正常化し、全体の血流が良くなることから、体温の上昇、冷えの改善が期待できる。
部品: 怪我の予防
ウォームアップとして動的なストレッチを運動前に行うことにより、体温が上昇し、身体のパフォーマンスは向上する。
また、柔軟性を日ごろから高めておくことで肉離れ・ぎっくり腰などの怪我の予防にもつながる。
部品: クールダウン効果
運動のあとにストレッチを行うことにより、損傷した筋肉の回復を早め、成長を促すことができる。
また興奮した神経や筋を落ち着かせ、疲労物質の代謝を促進し、疲れがたまらないようにする効果もある。
部品: ストレスの解消
ストレッチはストレス解消の助けとなる。
凝りかたまった筋肉が原因の圧迫感や息苦しさを軽減する一因となるほか、単純に身体を動かすことは気分転換になる。
身体がやわらかくなると、心もやわらかくなるともいえるだろう。
部品: ストレッチの実践と布教活動
あごはストレッチを好み、常々周囲にもストレッチの有用性を説き、自身も暇を見つけてはこまめなストレッチを行っている。
一人で行うだけではなく、患者や同僚や友人など周囲の人間を誘い合わせて行うのも楽しみの一つである。
自身でストレッチのやり方や注意点を書いたチラシを作り、無料配布している。
部品: お話上手とは
お話上手とは、字の通りお話が上手なもののことである。
単に人と話すのが上手というだけでなく、総合的にコミュニケーション能力に秀で、情報と感情のやり取りに優れた力量を持つもののことをいう。
部品: 話しやすい空気をつくる
話を聞くにあたり、相手にとって話しやすい空気を作ることは重要である。
表情や仕草で、相手が進んで話を出来る空間をその場に提供する。
例えば、適切な相槌をうつことで相手に「この人は話をきちんと聞いてくれているな」という満足感を与えるとともに、相手の気持ちを尊重していることを伝え、共感や同調で円滑な雰囲気を場に与えることができる。
また、同意を示すときに頷く、疑問のときに首を傾げる、否定するときは横に手をふるなど、仕草も言葉と同様に重要である。
話を聞き、受け止めていますよというのが目に見えてわかり、相手が話しやすい空気をつくるために有効なテクニックの1つである。
部品: 質問上手
相手の話をひたすら聞くだけでなく、聞きながら質問をして話を広げていくというのも重要だ。
相手に「自分の話に好奇心をもっている」と思わせ会話がスムーズに広がると共に、必要な情報を手に入れる。
部品: 巧みな説明
物事を相手にわかりやすく伝えるためには、相手の知識や状況を配慮し、それに合わせた適切な説明をすることが重要である。
自分が話したい事に気を取られず、聞き手の気持ちを尊重し、シンプルに結論から伝えるなど要点を絞り、相手に理解をしてもらえるよう最大限の努力を行う。
部品: 相手のツボを探る
色仕掛けは単に性的な事柄のみではなく、相手の好みが重要となってくる。
事前の調査があればこしたことはないが、対話の最中でも会話のやり取りや目線などから相手の好みや性癖を探り、相手が何を好ましく思い魅力的に感じるのかのツボを探るのが大切だ。
部品: 自分をアピールする
自分を相手に売り込む、つまり相手に自分の魅力をアピールするのが色仕掛けの重要な点の一つである。
相手のツボが胸なら胸を強調する仕草をさりげなく行うといった単純な方法ももちろん有効であろう。
また、目線が合ったとき数秒目を合わせた後にはにかんだ笑顔を見せる、会話の端々に好意を示し「ひょっとしてこの人は自分に好意を抱いているのではないか」という期待を持たせるように上手く言動を調整するなど、いかに自分が相手にとって魅力的にうつるか考え、行動する。
部品: 幻を見せる者
玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。
いわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。
藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。
ともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。
部品: 日常における世界の観察
幻影を出すにはイメージが重要となる。
幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。
部品: 動かない物の幻影作る
幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。
果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。
部品: 生き物を再現する
動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。
例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。
幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。
部品: 自分の幻影を出す
生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。
人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。
また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。
部品: エレメントを表現する
エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。
触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。
部品: 複数の幻影を操る
他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。
幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。
部品: 幻影で物を覆う
他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。
これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。
自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。
部品: 虚実を交えた幻影術
幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。
本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。
例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。
例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。
何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。
部品: 幻影使いの特徴的な格好
幻影使いはそろってシルクハットを被っていることで知られる。正装としての意味合いよりも、どちらかと言えば手品師や奇術師をイメージして着ているようだ。
このため、マントや燕尾服のような小洒落た衣装を好む者も多い。
また、幻影使いは手に指輪をはめることが習わしとなっている。宝石の煌めきが眩い幻影に通じるからか、はたまた魔力の焦点具としてであるのか、それは幻影使い自身に聞かねば分からないことである。
部品: かくれんぼ上手とは
かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。
かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。
判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。
何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。
大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。
部品: そもそもかくれんぼってなに?
「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。
鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。
一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。
子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。
部品: 物陰にひそむ
隠れる側の基本は隠密である。
鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。
建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。
そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。
もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。
部品: 音と気配のコントロール
人がいる音というのは存外目立つものである。
この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。
「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。
足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。
膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。
また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。
部品: 誘導
より能動的な隠密として、誘導がある。
自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。
失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。
部品: 走って逃げる。走って捕まえる。
万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。
相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。
自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。
部品: 運
運も実力のうちである。
たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。
実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。
部品: 隠蔽技術の定義
隠蔽技術とは、自分以外を隠す為の技術である。状況に合わせてどんな風に隠すか、幻影使いの場合幻影魔法でどんな幻影をいつ出すか、といった内容が含まれる。
部品: 状況に合わせて選択する
隠蔽の方法はその場その場の状況に最も適したものを選択する。周囲の様子だけではなく、かけられる時間、その場にある物品、隠す目的等によりその手法は様々だ。
部品: 同じものの中に紛れ込ませる
外見に目立った特徴がない場合、似たような外見の物の中にまぎれこませ、どれだかわからなくする。
この場合、隠蔽者やその味方にだけわかるような特徴を覚えておいたり、印をつけておく。
部品: 何かの中に隠す
箱や戸棚、隠し部屋や穴の中など、他人から見えない場所へ隠す。最もオーソドックスな隠蔽方法である。
この場合まず人が近づかない場所に隠す方法と、思いもよらないような死角を作ってそこへ隠す方法がある。
部品: 姿かたちを変える
隠す対象の見た目を変化させ、一見それとはわからないようにする。変装もこの類になる。
対象を分解して部品ごとにすることで、ただの何でもないがらくた等にみせかけたり、元々の形を推察できないようにもしたりできる。
この場合、再び組み立てられるようにきちんと手順を覚えておく必要がある。
部品: 素早く隠蔽する
隠蔽を行う場合、その隠蔽作業自体が知られればすべて意味がない。
その為隠蔽作業は、内密に、素早く行われる必要がある。また隠蔽した痕跡も残さないように細心の注意を払う。
部品: カモフラージュ技術
その場にある道具や魔法を使用した隠蔽のためのカモフラージュは、行う人物の技術が試される。
隠蔽とはただ見えないようにするだけではない。
いかに自然に「隠していないように」隠すか、相手の注意を向けられないようにするかが大切だ。
部品: 別の対象への誘導
隠蔽した対象が調べられそうになった時、自然に気を逸らしたり、そこへ近づかせないように誘導することで発見される危険性を下げる。
余りに露骨に行うと怪しまれるため、あくまでも自然に行い、相手を騙す必要がある。
部品: 存在しないように見せる
隠す対象の上に風景の幻影をかぶせ、なにもその場にないように見せたり、別のものの幻影をかぶせる。
目的のものがなければそこに注意を払わないため、最も有用な幻影での隠し方である。
別のものの幻影をかぶせる場合、周囲の状況に適したものの幻影を出す必要がある。
しかし何もないようにみえるということは、そこに別の物をおいたり通行しようとしたりする可能性があるということでもある。
隠蔽を行う場合は対象の存在する場所に気を使う必要がある。
また幻影で隠すことの最大の利点は、隠す対象の動きに合わせて幻影を動かすことが出来る点である。
これにより対象を隠蔽したまま別の場所へ移動させることが出来る。
部品: 近寄らせないようにする
幻影を使うことで、隠す対象に近寄らせない。
例えば猛獣や穴を対象の手前に幻影で見せたり、壁の幻影で先に進めないと思わせる。
これにより相手を「こちらには行けない」「近寄りたくない」という心理にさせることで対象の隠蔽を行う。
部品: 触ればばれる
幻影なので、触れられたりすれば見えているものが幻影であることがばれてしまう。
また常に隠蔽のための幻影使いがその場にいることが不自然でない状況でない限り、怪しまれる可能性があるため長期間の隠蔽には向かない。
幻影での隠蔽は通常の方法では隠蔽が難しく、サポートが行き届く組織がかりのものか、短期間のその場しのぎであることが多い。
部品: 存在感による影響
存在感とは、その人や物が確かにそこに居ると人々に印象付けるものである。
これが大きければ大きいほど人々はそれを認識するし、記憶に残りやすい。逆に存在感が小さければ多くの人々はそれを気に留めず、また覚えていない。
人々の認識をある程度操作するために、存在感の調節というのは誰もが無意識にでも行っているものだ。
意識的に行えばそれは更に人々の認識に影響する。何かに目を向けさせることも、何かを気にさせないことも出来る。
部品: 周囲に合った外見
ぱっと見て、周囲の風景や状況に違和感なく溶け込んでいる外見だと、存在感が薄くなりやすい。
木を隠すには森の中、という言葉もあるように、森の中で緑色の外見をしていれば見つかりにくいし、森国人の人々の中に森国人がいても誰も気にしない。
環境や状況に合わせ、周囲に溶け込む外見を取ることで注意を向けられにくくできる。
部品: 違和感の無い動作
あの人何してるんだろう、等と思われるような違和感のある動きは注目を集める。
その動作自体が悪意のあるものでなくても、その場にそぐわない動作であれば不審に思われ注目されやすい。
その場の印象や状況を把握し、矛盾のない適した行動をとることを心がける必要がある。
部品: 他に視線を向けさせる
その場にある存在感が大きいものを利用し、こちらへ注意を向けさせないことで存在感を調節する。
多くの人々が目を奪われる何かがそこにあれば、多少こちらに違和感があっても気にしないことが多い。
遠くへグラスを投げて音を立ててそちらに注目させるなどのテクニックも内包されるが、練習や訓練をしていないと周囲に気付かれず行うのは難しい。
部品: 目立つようにする意図
自分や特定のものに注意を惹きつけることにより、人々にこちらを印象付けることが出来るほか、他から意識を逸らさせることが出来る。
見せたくないもの、気づかれたくないものがある時に他人に対処を任せつつ、時間を稼ぐことも可能。
部品: 注目を集める
大きな音を突然出す、突飛な動きをするといったことで周囲の注意を集めることが出来る。
騒めいている観衆を突然の拍手で鎮めたりするのもこれにあたる。
注目を集める行動は不審がられることが多いので、もっともらしい理由などでフォローを入れて、必要以上に怪しまれないようにする技術も含まれる。
部品: 視線を惹きつける
人々が興味を惹かれ、思わず見てしまう状況をつくる。手品や花火、舞台や演説など、何に興味を惹かれるかはその場にいる人々によるため、状況に合わせた行動が必要となる。
一定時間人々の視線を惹きつけることが出来、またその内容によってはこちらに好印象を持たせることが可能。
最終更新:2017年10月10日 23:07