王猫・テラ様

ページ作成:玄霧

王猫カワイイヤッター!

猫妖精はakiharu国さんの流用部品を使わせていただいております。ありがとうございます!



部品構造


  • 大部品: 王猫・テラ様 RD:51 評価値:9
    • 大部品: テラ様について RD:8 評価値:5
      • 部品: 様までが名前
      • 部品: 真っ黒ボディ
      • 部品: 余り鳴かない
      • 部品: 人語を理解しているように感じる
      • 部品: なつく人をものすごく選ぶ
      • 部品: 肖像画について
      • 部品: 魔法医と幻影使い
      • 部品: 自分の幻影
    • 大部品: 幻影使い RD:11 評価値:5
      • 部品: 幻を見せる者
      • 大部品: 幻影を使いこなす修行6年 RD:8 評価値:5
        • 部品: 日常における世界の観察
        • 部品: 動かない物の幻影作る
        • 部品: 生き物を再現する
        • 部品: 自分の幻影を出す
        • 部品: エレメントを表現する
        • 部品: 複数の幻影を操る
        • 部品: 幻影で物を覆う
        • 部品: 虚実を交えた幻影術
      • 大部品: 幻影使い装束 RD:2 評価値:1
        • 部品: シルクハット
        • 部品: 指輪
    • 大部品: 魔法医(職業) RD:24 評価値:7
      • 大部品: 医師としての基盤 RD:17 評価値:6
        • 大部品: 現代医としての知識と技能 RD:10 評価値:5
          • 部品: 人体への理解
          • 部品: 基礎医学の心得
          • 部品: 地域医療の実地実習経験
          • 部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
          • 部品: 一次救命処置能力
          • 部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
          • 部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
          • 部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
          • 部品: 臨床研修で得た経験
          • 部品: 6年間の医学生生活
        • 大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4
          • 部品: 医療関連ルールを遵守する
          • 部品: 生涯を人道に捧げる誓い
          • 部品: 患者へ尽力する誓い
          • 部品: 公平で公正な治療行う誓い
          • 部品: 人命尊重の誓い
          • 部品: 医者という職業への誓い
        • 部品: 臨床経験で知る限界
      • 大部品: 魔法の力を借りる RD:2 評価値:1
        • 部品: 森国人の魔法の素養
        • 部品: 科学的な医療技術とは異なる
      • 部品: TLOの封印
      • 大部品: 魔法による治療 RD:3 評価値:2
        • 部品: 術式
        • 部品: 刺青
        • 部品: 魔法医としての修行
      • 部品: 医師の基本の上に積まれる修行
    • 大部品: 猫妖精 RD:8 評価値:5
      • 部品: 猫妖精の着用制限
      • 大部品: 猫妖精の可能行為 RD:4 評価値:3
        • 部品: 白兵戦闘行為
        • 部品: コパイロット行為
        • 部品: オペレート行為
        • 部品: 夜間戦闘行為
      • 大部品: 猫妖精の身体的特徴 RD:3 評価値:2
        • 部品: 猫耳
        • 部品: 猫しっぽ
        • 部品: しなやかな体



部品定義


部品: 様までが名前

玄霧藩国の王猫の名前は、テラではなくて「テラ様」である。テラ様、までが名前なので、呼びかけるときは「テラ様様」となる。
「様を付けぬのは不敬者ですよ!」とよく冗談めいて言われるが、ちゃんと呼ぶときくらいは「テラ様様」と呼んであげよう。
舌を噛みそうになるのには、気を付けつつ。

部品: 真っ黒ボディ

体毛短め、毛の色真っ黒、よくよく見れば模様のようなグラデーションの縞。それがテラ様の外見である。
暗闇だとほとんど見えなくなるが、目を開くと金色の鮮やかな瞳がよく映えるのですぐ見つけられる。

部品: 余り鳴かない

テラ様が鳴き声を上げるのは非常に珍しく、日ごろ同じような場所(政庁や執務室)で生活している玄霧も、ほとんど鳴き声を聞いたことがない。
そのため、食事の時間になると頭を押し付けて催促する。かわいい。

部品: 人語を理解しているように感じる

王猫様は猫であるからして、人の言葉は喋らない。
ただ、何か探し物をしている人を見かけたら見つけてあげたり、困っている人を見かけると手伝ったりしているあたり、もしかしたら人語を理解しているのかもしれない。

部品: なつく人をものすごく選ぶ

テラ様は気を許す人にはすごくなつくが、なかなか気を許す人がいない。
食事すら自分で確保するか、気を許した人からしか食べない。そのため、よく玄霧があげていたりもする。
多分玄霧には気を許している・・・はずである。少なくとも食事を催促する程度には。
なお、大体の藩国メンバーには気を許しているようなので、意外と人見知りなだけでは?という説もある。

部品: 肖像画について

テラ様は、滅多に声を出さない。
が、目が合うと小さく口を「にゃ」の形に開ける。でもやっぱり声は出していない。
その姿がカワイイと評判になり、肖像画が書かれるときは、よく口を開けている姿で書かれている。

部品: 魔法医と幻影使い

さりげなく、魔法医であり、幻影使いでもある。
国を長く見てきた故の理解であり、才能であり、人知れず努力しているのかもしれない。
実際、幻影使いたちの練習にしれっと混じっていたり、医学生たちと暫く過ごしてたりというのが確認されている。
大体の場合、怪我した人の傷口をなめて直してたりするくらいだが、実はすごい王猫なのだ。
なお、シルクハットや装束が幻影使いのコスチュームだが、色が真っ黒なので着ているものとみなされている。
魔法医の刺青も、縞がそれと同じ扱いである。王猫様なので多少融通されているらしい。

部品: 自分の幻影

テラ様は国のあちこちで目撃情報が出ることがある。
幻影使いとしての能力で自分の幻影を動かしているとされ、見回りのため、暇つぶし、意味がある、ない、様々な憶測がされている。
なお、怒った時や食事を忘れたとき等は巨大な猫の姿の幻影を出して目で問い詰めてくる。

部品: 幻を見せる者

玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。
いわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。
藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。
ともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。


部品: 日常における世界の観察

幻影を出すにはイメージが重要となる。
幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。

部品: 動かない物の幻影作る

幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。
果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。

部品: 生き物を再現する

動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。
例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。
幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。

部品: 自分の幻影を出す

生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。
人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。
また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。

部品: エレメントを表現する

エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。
触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。

部品: 複数の幻影を操る

他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。
幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。

部品: 幻影で物を覆う

他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。
これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。
自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。

部品: 虚実を交えた幻影術

幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。
本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。
例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。
例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。
何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。

部品: シルクハット

紳士服の正装に合わせて被ることが多い帽子。円筒状のトップとそれをぐるりと囲むシンプルなつばによる特徴的なシルエットがある。
また、手品師などが燕尾服と合わせて衣装とすることが多く、正装ではなく一つのステージ衣装として認識されることも多い。その経緯から、性別に関係なく被ることもある。

部品: 指輪

指にはめるリング型の装飾品。リング部分は金属製のものや木製のものなどがあり、表面に細工が掘られることもある。また、宝石があしらわれることも多い。
単純な装飾品としての意味合いだけでなく、婚約指輪や結婚指輪など、特定の意味合いを付与されることもある。
低物理域においては常に身に着けることができる魔法の触媒となっていることもある。
一本の指に複数個はめることや、それぞの指に一個ずつはめることもできるが、見た目が豪華となるだけで指輪としての性能が上がるわけではない。

部品: 人体への理解

医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。

部品: 基礎医学の心得

人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学医学生時代に加えて学ぶ必要がある。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。


部品: 地域医療の実地実習経験

医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。

部品: 清潔操作と基本的医療手技修得

医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。
また一時創傷に対する縫合などの基本的な手技も同様に求められる。

部品: 一次救命処置能力

医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。

部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力

医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。

部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力

医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。

部品: 共通試験・国家試験を合格する能力

一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。

部品: 臨床研修で得た経験

一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。

部品: 6年間の医学生生活

医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。


部品: 医療関連ルールを遵守する

医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。

部品: 生涯を人道に捧げる誓い

医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。

部品: 患者へ尽力する誓い

医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。


部品: 公平で公正な治療行う誓い

医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである


部品: 人命尊重の誓い

医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。

部品: 医者という職業への誓い

医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。

部品: 臨床経験で知る限界

医師として修練を積み厳しく能力を鍛え上げて出た現場で、患者を救えない場面に遭遇することもある。現代医療を修めた者だからこそ知る、科学的治療の限界はある。

部品: 森国人の魔法の素養

森国人とは元来魔法適性の高い種族であるとも言える。森の民であり、自然・精霊と交感し、瞑想通信を使うことができる。森国人の中に魔法による医療(治癒)を行いうる素質を持つ者が多く存在することは知られている。素質は素質であり、実際に使えることとは厳格に一線を画す。

部品: 科学的な医療技術とは異なる

魔法医療は科学的な医療アプローチに限界を感じた者のうち、たまたま魔法の素養を強くもっていたものが、運良く、魔法による治癒という玄霧藩国の一部部族に伝承されていたまったく別系統の治癒技術と出会い、それを習得するために力を尽くした結果得られたスキルである。

部品: TLOの封印

魔法医療と科学医療の技術を融合することは危険であることは知られており、固く禁じられている。つまり魔法術式の中に科学的情報を組み込むことは禁忌であり、伝統的医療に携わる者にそれを試みる者はいない。
一旦医師としての”科学”教育を受けた者も、魔法医療技術の習得を目指すとき、例えば医療情報機械(バイタルモニター)などの科学的アプローチとは絶縁する。実際問題として、魔法による治療はそれら”高物理”と位置づけられる電子機器のノイズなどと非常に相性が悪く集中の邪魔となる。魔法治療を行うとき、彼らは自然物とふれあうことを必要とし、それらの息吹から完全に閉ざされた中で行使することはほぼ不可能となる。


部品: 術式

魔法の行使には術式が必要であり、術式には理論とルールがある。物理科学とはまったく異なる体系ではあるものの、そこには学問が存在する。行使するためには、術者が正しい状態で正しく術式を唱えることが必要となる。玄霧藩国において魔法による高度な治療術式は秘伝であり、口伝である。素養をもつ者が、正しく伝承を受けることで行使することが可能になる。

部品: 刺青

魔法医療を修めた者は身体に刺青のように見える模様をもっている。実際に墨を入れているのかどうかは定かではない。(一説にはボディペイントであるという話もある。)この模様を施すことで精霊との対話がしやすくなるとか、魔除けのようなものだと言う噂もあるが、魔法医療自体が神秘のヴェールに包まれている状態で、彼ら自身が科学的に分析されることを当然好まず、真相は霧の向こうに閉ざされている。

部品: 魔法医としての修行

魔法医療の修行は伝統的に深い森の奥で行われる。水と樹木、生命の息吹を深く感じ取ることのできる場で、外界の雑事から意識を切り離すためだと言われている。すでに述べたように、魔法術式は電子ノイズと相性が悪いため、初期の修練にそれを極限まで廃するのは”理にかなっている”と言えよう。

部品: 医師の基本の上に積まれる修行

魔法術式は適切な結果を求めるために的確に術式を選択して行使されなければならないものであり、医療として行われる際にも正しい人体知識を必要とするが、医師としての学習を終えている者が魔法医の学びに入るときその学習過程は自然とスキップされつつより高度な治療結果を得ることができるのは当然の結果である。
その上で、魔法を発動させうるレベルに精神の集中を高めるのは、各個人の素質によって再現性が異なるため物理科学の学びよりさらに困難なものとなる。切り替えができない者はここで脱落していく。

部品: 猫妖精の着用制限

猫妖精を着用できるのは猫士、猫知類、猫神族、そして各国の猫系種族のみである。
他の種族が着用することはできない。


部品: 白兵戦闘行為

猫妖精は白兵戦闘行為を得意とする。
猫は素早く、しなやかに獲物に近づき、鋭い爪で仕留める。
まさに野生のハンターなのだ。

部品: コパイロット行為

猫妖精は体が小さく、狭いところでも自由自在に行動できるため、
I=Dのコパイロットとして活躍した。
共和国の代表的I=Dであるアメショーは、
猫以外ではパイロットと同乗できなかったのである。

部品: オペレート行為

猫妖精はオペレート行為もできる。
猫特有の野生の勘で状況を把握し、にゃんにゃんにゃー、と部隊を導くのだ。
戦場で猫妖精のかわいいオペレートに癒やされたものも多いという。

部品: 夜間戦闘行為

猫は夜行性の生き物であり、猫妖精ももちろん例外ではない。
ぴかぴか光る目で相手を見つけ出し、暗闇でも問題なく戦闘ができる。

部品: 猫耳

耳の形状は垂れていたり、立っていたりと千差万別であるが、
ぴこぴこと動くこのかわいい耳は聴力に優れ、人間に聞き取れない音も逃さない。

部品: 猫しっぽ

長かったり短かったりかぎしっぽだったりと形状は千差万別。
機能としては体のバランスをとる際に使われる。
また、感情表現が大きく出る部位でもある。

部品: しなやかな体

猫妖精の体はやわらかく、しなやかに動く。
狭い場所や、足場の悪い場所でも平気で活動し、
高所から飛び降りても衝撃を和らげて着地することができる。



提出書式


 大部品: 王猫・テラ様 RD:51 評価値:9
 -大部品: テラ様について RD:8 評価値:5
 --部品: 様までが名前
 --部品: 真っ黒ボディ
 --部品: 余り鳴かない
 --部品: 人語を理解しているように感じる
 --部品: なつく人をものすごく選ぶ
 --部品: 肖像画について
 --部品: 魔法医と幻影使い
 --部品: 自分の幻影
 -大部品: 幻影使い RD:11 評価値:5
 --部品: 幻を見せる者
 --大部品: 幻影を使いこなす修行6年 RD:8 評価値:5
 ---部品: 日常における世界の観察
 ---部品: 動かない物の幻影作る
 ---部品: 生き物を再現する
 ---部品: 自分の幻影を出す
 ---部品: エレメントを表現する
 ---部品: 複数の幻影を操る
 ---部品: 幻影で物を覆う
 ---部品: 虚実を交えた幻影術
 --大部品: 幻影使い装束 RD:2 評価値:1
 ---部品: シルクハット
 ---部品: 指輪
 -大部品: 魔法医(職業) RD:24 評価値:7
 --大部品: 医師としての基盤 RD:17 評価値:6
 ---大部品: 現代医としての知識と技能 RD:10 評価値:5
 ----部品: 人体への理解
 ----部品: 基礎医学の心得
 ----部品: 地域医療の実地実習経験
 ----部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
 ----部品: 一次救命処置能力
 ----部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
 ----部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
 ----部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
 ----部品: 臨床研修で得た経験
 ----部品: 6年間の医学生生活
 ---大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4
 ----部品: 医療関連ルールを遵守する
 ----部品: 生涯を人道に捧げる誓い
 ----部品: 患者へ尽力する誓い
 ----部品: 公平で公正な治療行う誓い
 ----部品: 人命尊重の誓い
 ----部品: 医者という職業への誓い
 ---部品: 臨床経験で知る限界
 --大部品: 魔法の力を借りる RD:2 評価値:1
 ---部品: 森国人の魔法の素養
 ---部品: 科学的な医療技術とは異なる
 --部品: TLOの封印
 --大部品: 魔法による治療 RD:3 評価値:2
 ---部品: 術式
 ---部品: 刺青
 ---部品: 魔法医としての修行
 --部品: 医師の基本の上に積まれる修行
 -大部品: 猫妖精 RD:8 評価値:5
 --部品: 猫妖精の着用制限
 --大部品: 猫妖精の可能行為 RD:4 評価値:3
 ---部品: 白兵戦闘行為
 ---部品: コパイロット行為
 ---部品: オペレート行為
 ---部品: 夜間戦闘行為
 --大部品: 猫妖精の身体的特徴 RD:3 評価値:2
 ---部品: 猫耳
 ---部品: 猫しっぽ
 ---部品: しなやかな体
 
 
 部品: 様までが名前
 玄霧藩国の王猫の名前は、テラではなくて「テラ様」である。テラ様、までが名前なので、呼びかけるときは「テラ様様」となる。
 「様を付けぬのは不敬者ですよ!」とよく冗談めいて言われるが、ちゃんと呼ぶときくらいは「テラ様様」と呼んであげよう。
 舌を噛みそうになるのには、気を付けつつ。
 
 部品: 真っ黒ボディ
 体毛短め、毛の色真っ黒、よくよく見れば模様のようなグラデーションの縞。それがテラ様の外見である。
 暗闇だとほとんど見えなくなるが、目を開くと金色の鮮やかな瞳がよく映えるのですぐ見つけられる。
 
 部品: 余り鳴かない
 テラ様が鳴き声を上げるのは非常に珍しく、日ごろ同じような場所(政庁や執務室)で生活している玄霧も、ほとんど鳴き声を聞いたことがない。
 そのため、食事の時間になると頭を押し付けて催促する。かわいい。
 
 部品: 人語を理解しているように感じる
 王猫様は猫であるからして、人の言葉は喋らない。
 ただ、何か探し物をしている人を見かけたら見つけてあげたり、困っている人を見かけると手伝ったりしているあたり、もしかしたら人語を理解しているのかもしれない。
 
 部品: なつく人をものすごく選ぶ
 テラ様は気を許す人にはすごくなつくが、なかなか気を許す人がいない。
 食事すら自分で確保するか、気を許した人からしか食べない。そのため、よく玄霧があげていたりもする。
 多分玄霧には気を許している・・・はずである。少なくとも食事を催促する程度には。
 なお、大体の藩国メンバーには気を許しているようなので、意外と人見知りなだけでは?という説もある。
 
 部品: 肖像画について
 テラ様は、滅多に声を出さない。
 が、目が合うと小さく口を「にゃ」の形に開ける。でもやっぱり声は出していない。
 その姿がカワイイと評判になり、肖像画が書かれるときは、よく口を開けている姿で書かれている。
 
 部品: 魔法医と幻影使い
 さりげなく、魔法医であり、幻影使いでもある。
 国を長く見てきた故の理解であり、才能であり、人知れず努力しているのかもしれない。
 実際、幻影使いたちの練習にしれっと混じっていたり、医学生たちと暫く過ごしてたりというのが確認されている。
 大体の場合、怪我した人の傷口をなめて直してたりするくらいだが、実はすごい王猫なのだ。
 なお、シルクハットや装束が幻影使いのコスチュームだが、色が真っ黒なので着ているものとみなされている。
 魔法医の刺青も、縞がそれと同じ扱いである。王猫様なので多少融通されているらしい。
 
 部品: 自分の幻影
 テラ様は国のあちこちで目撃情報が出ることがある。
 幻影使いとしての能力で自分の幻影を動かしているとされ、見回りのため、暇つぶし、意味がある、ない、様々な憶測がされている。
 なお、怒った時や食事を忘れたとき等は巨大な猫の姿の幻影を出して目で問い詰めてくる。
 
 部品: 幻を見せる者
 玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。
 いわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。
 藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。
 ともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。
 
 
 部品: 日常における世界の観察
 幻影を出すにはイメージが重要となる。
 幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。
 
 部品: 動かない物の幻影作る
 幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。
 果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。
 
 部品: 生き物を再現する
 動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。
 例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。
 幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。
 
 部品: 自分の幻影を出す
 生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。
 人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。
 また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。
 
 部品: エレメントを表現する
 エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。
 触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。
 
 部品: 複数の幻影を操る
 他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。
 幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。
 
 部品: 幻影で物を覆う
 他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。
 これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。
 自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。
 
 部品: 虚実を交えた幻影術
 幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。
 本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。
 例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。
 例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。
 何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。
 
 部品: シルクハット
 紳士服の正装に合わせて被ることが多い帽子。円筒状のトップとそれをぐるりと囲むシンプルなつばによる特徴的なシルエットがある。
 また、手品師などが燕尾服と合わせて衣装とすることが多く、正装ではなく一つのステージ衣装として認識されることも多い。その経緯から、性別に関係なく被ることもある。
 
 部品: 指輪
 指にはめるリング型の装飾品。リング部分は金属製のものや木製のものなどがあり、表面に細工が掘られることもある。また、宝石があしらわれることも多い。
 単純な装飾品としての意味合いだけでなく、婚約指輪や結婚指輪など、特定の意味合いを付与されることもある。
 低物理域においては常に身に着けることができる魔法の触媒となっていることもある。
 一本の指に複数個はめることや、それぞの指に一個ずつはめることもできるが、見た目が豪華となるだけで指輪としての性能が上がるわけではない。
 
 部品: 人体への理解
 医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。
 
 部品: 基礎医学の心得
 人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学医学生時代に加えて学ぶ必要がある。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。
 
 
 部品: 地域医療の実地実習経験
 医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。
 
 部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
 医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
 清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。
 また一時創傷に対する縫合などの基本的な手技も同様に求められる。
 
 部品: 一次救命処置能力
 医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
 この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
 救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
 C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。
 
 部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
 医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
 このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。
 
 部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
 医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
 患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
 いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。
 
 部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
 一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
 これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。
 
 部品: 臨床研修で得た経験
 一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
 臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。
 
 部品: 6年間の医学生生活
 医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
 これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
 同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
 なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。
 
 
 部品: 医療関連ルールを遵守する
 医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。
 
 部品: 生涯を人道に捧げる誓い
 医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。
 
 部品: 患者へ尽力する誓い
 医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。
 
 
 部品: 公平で公正な治療行う誓い
 医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである
 
 
 部品: 人命尊重の誓い
 医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。
 
 部品: 医者という職業への誓い
 医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。
 
 部品: 臨床経験で知る限界
 医師として修練を積み厳しく能力を鍛え上げて出た現場で、患者を救えない場面に遭遇することもある。現代医療を修めた者だからこそ知る、科学的治療の限界はある。
 
 部品: 森国人の魔法の素養
 森国人とは元来魔法適性の高い種族であるとも言える。森の民であり、自然・精霊と交感し、瞑想通信を使うことができる。森国人の中に魔法による医療(治癒)を行いうる素質を持つ者が多く存在することは知られている。素質は素質であり、実際に使えることとは厳格に一線を画す。
 
 部品: 科学的な医療技術とは異なる
 魔法医療は科学的な医療アプローチに限界を感じた者のうち、たまたま魔法の素養を強くもっていたものが、運良く、魔法による治癒という玄霧藩国の一部部族に伝承されていたまったく別系統の治癒技術と出会い、それを習得するために力を尽くした結果得られたスキルである。
 
 部品: TLOの封印
 魔法医療と科学医療の技術を融合することは危険であることは知られており、固く禁じられている。つまり魔法術式の中に科学的情報を組み込むことは禁忌であり、伝統的医療に携わる者にそれを試みる者はいない。
 一旦医師としての”科学”教育を受けた者も、魔法医療技術の習得を目指すとき、例えば医療情報機械(バイタルモニター)などの科学的アプローチとは絶縁する。実際問題として、魔法による治療はそれら”高物理”と位置づけられる電子機器のノイズなどと非常に相性が悪く集中の邪魔となる。魔法治療を行うとき、彼らは自然物とふれあうことを必要とし、それらの息吹から完全に閉ざされた中で行使することはほぼ不可能となる。
 
 
 部品: 術式
 魔法の行使には術式が必要であり、術式には理論とルールがある。物理科学とはまったく異なる体系ではあるものの、そこには学問が存在する。行使するためには、術者が正しい状態で正しく術式を唱えることが必要となる。玄霧藩国において魔法による高度な治療術式は秘伝であり、口伝である。素養をもつ者が、正しく伝承を受けることで行使することが可能になる。
 
 部品: 刺青
 魔法医療を修めた者は身体に刺青のように見える模様をもっている。実際に墨を入れているのかどうかは定かではない。(一説にはボディペイントであるという話もある。)この模様を施すことで精霊との対話がしやすくなるとか、魔除けのようなものだと言う噂もあるが、魔法医療自体が神秘のヴェールに包まれている状態で、彼ら自身が科学的に分析されることを当然好まず、真相は霧の向こうに閉ざされている。
 
 部品: 魔法医としての修行
 魔法医療の修行は伝統的に深い森の奥で行われる。水と樹木、生命の息吹を深く感じ取ることのできる場で、外界の雑事から意識を切り離すためだと言われている。すでに述べたように、魔法術式は電子ノイズと相性が悪いため、初期の修練にそれを極限まで廃するのは”理にかなっている”と言えよう。
 
 部品: 医師の基本の上に積まれる修行
 魔法術式は適切な結果を求めるために的確に術式を選択して行使されなければならないものであり、医療として行われる際にも正しい人体知識を必要とするが、医師としての学習を終えている者が魔法医の学びに入るときその学習過程は自然とスキップされつつより高度な治療結果を得ることができるのは当然の結果である。
 その上で、魔法を発動させうるレベルに精神の集中を高めるのは、各個人の素質によって再現性が異なるため物理科学の学びよりさらに困難なものとなる。切り替えができない者はここで脱落していく。
 
 部品: 猫妖精の着用制限
 猫妖精を着用できるのは猫士、猫知類、猫神族、そして各国の猫系種族のみである。
 他の種族が着用することはできない。
 
 
 部品: 白兵戦闘行為
 猫妖精は白兵戦闘行為を得意とする。
 猫は素早く、しなやかに獲物に近づき、鋭い爪で仕留める。
 まさに野生のハンターなのだ。
 
 部品: コパイロット行為
 猫妖精は体が小さく、狭いところでも自由自在に行動できるため、
 I=Dのコパイロットとして活躍した。
 共和国の代表的I=Dであるアメショーは、
 猫以外ではパイロットと同乗できなかったのである。
 
 部品: オペレート行為
 猫妖精はオペレート行為もできる。
 猫特有の野生の勘で状況を把握し、にゃんにゃんにゃー、と部隊を導くのだ。
 戦場で猫妖精のかわいいオペレートに癒やされたものも多いという。
 
 部品: 夜間戦闘行為
 猫は夜行性の生き物であり、猫妖精ももちろん例外ではない。
 ぴかぴか光る目で相手を見つけ出し、暗闇でも問題なく戦闘ができる。
 
 部品: 猫耳
 耳の形状は垂れていたり、立っていたりと千差万別であるが、
 ぴこぴこと動くこのかわいい耳は聴力に優れ、人間に聞き取れない音も逃さない。
 
 部品: 猫しっぽ
 長かったり短かったりかぎしっぽだったりと形状は千差万別。
 機能としては体のバランスをとる際に使われる。
 また、感情表現が大きく出る部位でもある。
 
 部品: しなやかな体
 猫妖精の体はやわらかく、しなやかに動く。
 狭い場所や、足場の悪い場所でも平気で活動し、
 高所から飛び降りても衝撃を和らげて着地することができる。
 
 


インポート用定義データ


 [
   {
     "title": "王猫・テラ様",
     "children": [
       {
         "title": "テラ様について",
         "children": [
           {
             "title": "様までが名前",
             "description": "玄霧藩国の王猫の名前は、テラではなくて「テラ様」である。テラ様、までが名前なので、呼びかけるときは「テラ様様」となる。\n「様を付けぬのは不敬者ですよ!」とよく冗談めいて言われるが、ちゃんと呼ぶときくらいは「テラ様様」と呼んであげよう。\n舌を噛みそうになるのには、気を付けつつ。",
             "expanded": true,
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "真っ黒ボディ",
             "description": "体毛短め、毛の色真っ黒、よくよく見れば模様のようなグラデーションの縞。それがテラ様の外見である。\n暗闇だとほとんど見えなくなるが、目を開くと金色の鮮やかな瞳がよく映えるのですぐ見つけられる。",
             "part_type": "part",
             "expanded": true
           },
           {
             "title": "余り鳴かない",
             "description": "テラ様が鳴き声を上げるのは非常に珍しく、日ごろ同じような場所(政庁や執務室)で生活している玄霧も、ほとんど鳴き声を聞いたことがない。\nそのため、食事の時間になると頭を押し付けて催促する。かわいい。",
             "expanded": true,
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "人語を理解しているように感じる",
             "description": "王猫様は猫であるからして、人の言葉は喋らない。\nただ、何か探し物をしている人を見かけたら見つけてあげたり、困っている人を見かけると手伝ったりしているあたり、もしかしたら人語を理解しているのかもしれない。",
             "part_type": "part",
             "expanded": true
           },
           {
             "title": "なつく人をものすごく選ぶ",
             "description": "テラ様は気を許す人にはすごくなつくが、なかなか気を許す人がいない。\n食事すら自分で確保するか、気を許した人からしか食べない。そのため、よく玄霧があげていたりもする。\n多分玄霧には気を許している・・・はずである。少なくとも食事を催促する程度には。\nなお、大体の藩国メンバーには気を許しているようなので、意外と人見知りなだけでは?という説もある。",
             "expanded": true,
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "肖像画について",
             "description": "テラ様は、滅多に声を出さない。\nが、目が合うと小さく口を「にゃ」の形に開ける。でもやっぱり声は出していない。\nその姿がカワイイと評判になり、肖像画が書かれるときは、よく口を開けている姿で書かれている。",
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "魔法医と幻影使い",
             "description": "さりげなく、魔法医であり、幻影使いでもある。\n国を長く見てきた故の理解であり、才能であり、人知れず努力しているのかもしれない。\n実際、幻影使いたちの練習にしれっと混じっていたり、医学生たちと暫く過ごしてたりというのが確認されている。\n大体の場合、怪我した人の傷口をなめて直してたりするくらいだが、実はすごい王猫なのだ。\nなお、シルクハットや装束が幻影使いのコスチュームだが、色が真っ黒なので着ているものとみなされている。\n魔法医の刺青も、縞がそれと同じ扱いである。王猫様なので多少融通されているらしい。",
             "expanded": true,
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "自分の幻影",
             "description": "テラ様は国のあちこちで目撃情報が出ることがある。\n幻影使いとしての能力で自分の幻影を動かしているとされ、見回りのため、暇つぶし、意味がある、ない、様々な憶測がされている。\nなお、怒った時や食事を忘れたとき等は巨大な猫の姿の幻影を出して目で問い詰めてくる。",
             "part_type": "part"
           }
         ],
         "expanded": true,
         "part_type": "group"
       },
       {
         "title": "幻影使い",
         "children": [
           {
             "title": "幻を見せる者",
             "description": "玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。\nいわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。\n藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。\nともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。\n",
             "expanded": true,
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "幻影を使いこなす修行6年",
             "children": [
               {
                 "title": "日常における世界の観察",
                 "description": "幻影を出すにはイメージが重要となる。\n幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "動かない物の幻影作る",
                 "description": "幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。\n果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。",
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "生き物を再現する",
                 "description": "動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。\n例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。\n幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "自分の幻影を出す",
                 "description": "生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。\n人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。\nまた、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "エレメントを表現する",
                 "description": "エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。\n触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。",
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "複数の幻影を操る",
                 "description": "他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。\n幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "幻影で物を覆う",
                 "description": "他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。\nこれはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。\n自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "虚実を交えた幻影術",
                 "description": "幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。\n本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。\n例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。\n例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。\n何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               }
             ],
             "expanded": true,
             "part_type": "group"
           },
           {
             "title": "幻影使い装束",
             "children": [
               {
                 "title": "シルクハット",
                 "description": "紳士服の正装に合わせて被ることが多い帽子。円筒状のトップとそれをぐるりと囲むシンプルなつばによる特徴的なシルエットがある。\nまた、手品師などが燕尾服と合わせて衣装とすることが多く、正装ではなく一つのステージ衣装として認識されることも多い。その経緯から、性別に関係なく被ることもある。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "指輪",
                 "description": "指にはめるリング型の装飾品。リング部分は金属製のものや木製のものなどがあり、表面に細工が掘られることもある。また、宝石があしらわれることも多い。\n単純な装飾品としての意味合いだけでなく、婚約指輪や結婚指輪など、特定の意味合いを付与されることもある。\n低物理域においては常に身に着けることができる魔法の触媒となっていることもある。\n一本の指に複数個はめることや、それぞの指に一個ずつはめることもできるが、見た目が豪華となるだけで指輪としての性能が上がるわけではない。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               }
             ],
             "expanded": true,
             "part_type": "group"
           }
         ],
         "expanded": true,
         "part_type": "group"
       },
       {
         "title": "魔法医(職業)",
         "children": [
           {
             "title": "医師としての基盤",
             "description": "Default Root",
             "children": [
               {
                 "title": "現代医としての知識と技能",
                 "description": "Default Root",
                 "children": [
                   {
                     "title": "人体への理解",
                     "description": "医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "基礎医学の心得",
                     "description": "人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学医学生時代に加えて学ぶ必要がある。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。\n",
                     "expanded": true,
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "地域医療の実地実習経験",
                     "description": "医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。",
                     "expanded": true,
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "清潔操作と基本的医療手技修得",
                     "description": "医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。\n清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。\nまた一時創傷に対する縫合などの基本的な手技も同様に求められる。",
                     "expanded": true,
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "一次救命処置能力",
                     "description": "医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。\nこの基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。\n救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。\nC=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "医師と患者間のコミュニケーション能力",
                     "description": "医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。\nこのため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。",
                     "expanded": true,
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "臨床実習で得た臨床医としての能力",
                     "description": "医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。\n患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。\nいわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "共通試験・国家試験を合格する能力",
                     "description": "一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。\nこれに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "臨床研修で得た経験",
                     "description": "一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。\n臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "6年間の医学生生活",
                     "description": "医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。\nこれは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、\n同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。\nなお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。\n",
                     "part_type": "part"
                   }
                 ],
                 "expanded": true,
                 "part_type": "group"
               },
               {
                 "title": "医師の心得",
                 "children": [
                   {
                     "title": "医療関連ルールを遵守する",
                     "description": "医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "生涯を人道に捧げる誓い",
                     "description": "医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "患者へ尽力する誓い",
                     "description": "医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。\n",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "公平で公正な治療行う誓い",
                     "description": "医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである\n",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "人命尊重の誓い",
                     "description": "医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。",
                     "part_type": "part"
                   },
                   {
                     "title": "医者という職業への誓い",
                     "description": "医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。",
                     "part_type": "part"
                   }
                 ],
                 "expanded": true,
                 "part_type": "group"
               },
               {
                 "title": "臨床経験で知る限界",
                 "description": "医師として修練を積み厳しく能力を鍛え上げて出た現場で、患者を救えない場面に遭遇することもある。現代医療を修めた者だからこそ知る、科学的治療の限界はある。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               }
             ],
             "expanded": true,
             "part_type": "group"
           },
           {
             "title": "魔法の力を借りる",
             "children": [
               {
                 "title": "森国人の魔法の素養",
                 "description": "森国人とは元来魔法適性の高い種族であるとも言える。森の民であり、自然・精霊と交感し、瞑想通信を使うことができる。森国人の中に魔法による医療(治癒)を行いうる素質を持つ者が多く存在することは知られている。素質は素質であり、実際に使えることとは厳格に一線を画す。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "科学的な医療技術とは異なる",
                 "description": "魔法医療は科学的な医療アプローチに限界を感じた者のうち、たまたま魔法の素養を強くもっていたものが、運良く、魔法による治癒という玄霧藩国の一部部族に伝承されていたまったく別系統の治癒技術と出会い、それを習得するために力を尽くした結果得られたスキルである。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               }
             ],
             "expanded": true,
             "part_type": "group"
           },
           {
             "title": "TLOの封印",
             "description": "魔法医療と科学医療の技術を融合することは危険であることは知られており、固く禁じられている。つまり魔法術式の中に科学的情報を組み込むことは禁忌であり、伝統的医療に携わる者にそれを試みる者はいない。\n一旦医師としての”科学”教育を受けた者も、魔法医療技術の習得を目指すとき、例えば医療情報機械(バイタルモニター)などの科学的アプローチとは絶縁する。実際問題として、魔法による治療はそれら”高物理”と位置づけられる電子機器のノイズなどと非常に相性が悪く集中の邪魔となる。魔法治療を行うとき、彼らは自然物とふれあうことを必要とし、それらの息吹から完全に閉ざされた中で行使することはほぼ不可能となる。\n",
             "expanded": true,
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "魔法による治療",
             "children": [
               {
                 "title": "術式",
                 "description": "魔法の行使には術式が必要であり、術式には理論とルールがある。物理科学とはまったく異なる体系ではあるものの、そこには学問が存在する。行使するためには、術者が正しい状態で正しく術式を唱えることが必要となる。玄霧藩国において魔法による高度な治療術式は秘伝であり、口伝である。素養をもつ者が、正しく伝承を受けることで行使することが可能になる。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "刺青",
                 "description": "魔法医療を修めた者は身体に刺青のように見える模様をもっている。実際に墨を入れているのかどうかは定かではない。(一説にはボディペイントであるという話もある。)この模様を施すことで精霊との対話がしやすくなるとか、魔除けのようなものだと言う噂もあるが、魔法医療自体が神秘のヴェールに包まれている状態で、彼ら自身が科学的に分析されることを当然好まず、真相は霧の向こうに閉ざされている。",
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "魔法医としての修行",
                 "description": "魔法医療の修行は伝統的に深い森の奥で行われる。水と樹木、生命の息吹を深く感じ取ることのできる場で、外界の雑事から意識を切り離すためだと言われている。すでに述べたように、魔法術式は電子ノイズと相性が悪いため、初期の修練にそれを極限まで廃するのは”理にかなっている”と言えよう。",
                 "expanded": true,
                 "part_type": "part"
               }
             ],
             "expanded": true,
             "part_type": "group"
           },
           {
             "title": "医師の基本の上に積まれる修行",
             "description": "魔法術式は適切な結果を求めるために的確に術式を選択して行使されなければならないものであり、医療として行われる際にも正しい人体知識を必要とするが、医師としての学習を終えている者が魔法医の学びに入るときその学習過程は自然とスキップされつつより高度な治療結果を得ることができるのは当然の結果である。\nその上で、魔法を発動させうるレベルに精神の集中を高めるのは、各個人の素質によって再現性が異なるため物理科学の学びよりさらに困難なものとなる。切り替えができない者はここで脱落していく。",
             "expanded": true,
             "part_type": "part"
           }
         ],
         "expanded": true,
         "part_type": "group"
       },
       {
         "title": "猫妖精",
         "children": [
           {
             "title": "猫妖精の着用制限",
             "description": "猫妖精を着用できるのは猫士、猫知類、猫神族、そして各国の猫系種族のみである。\n他の種族が着用することはできない。\n",
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "猫妖精の可能行為",
             "children": [
               {
                 "title": "白兵戦闘行為",
                 "description": "猫妖精は白兵戦闘行為を得意とする。\n猫は素早く、しなやかに獲物に近づき、鋭い爪で仕留める。\nまさに野生のハンターなのだ。",
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "コパイロット行為",
                 "description": "猫妖精は体が小さく、狭いところでも自由自在に行動できるため、\nI=Dのコパイロットとして活躍した。\n共和国の代表的I=Dであるアメショーは、\n猫以外ではパイロットと同乗できなかったのである。",
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "オペレート行為",
                 "description": "猫妖精はオペレート行為もできる。\n猫特有の野生の勘で状況を把握し、にゃんにゃんにゃー、と部隊を導くのだ。\n戦場で猫妖精のかわいいオペレートに癒やされたものも多いという。",
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "夜間戦闘行為",
                 "description": "猫は夜行性の生き物であり、猫妖精ももちろん例外ではない。\nぴかぴか光る目で相手を見つけ出し、暗闇でも問題なく戦闘ができる。",
                 "part_type": "part"
               }
             ],
             "expanded": true,
             "part_type": "group"
           },
           {
             "title": "猫妖精の身体的特徴",
             "children": [
               {
                 "title": "猫耳",
                 "description": "耳の形状は垂れていたり、立っていたりと千差万別であるが、\nぴこぴこと動くこのかわいい耳は聴力に優れ、人間に聞き取れない音も逃さない。",
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "猫しっぽ",
                 "description": "長かったり短かったりかぎしっぽだったりと形状は千差万別。\n機能としては体のバランスをとる際に使われる。\nまた、感情表現が大きく出る部位でもある。",
                 "part_type": "part"
               },
               {
                 "title": "しなやかな体",
                 "description": "猫妖精の体はやわらかく、しなやかに動く。\n狭い場所や、足場の悪い場所でも平気で活動し、\n高所から飛び降りても衝撃を和らげて着地することができる。",
                 "part_type": "part"
               }
             ],
             "expanded": true,
             "part_type": "group"
           }
         ],
         "expanded": true,
         "part_type": "group"
       }
     ],
     "expanded": true,
     "part_type": "group"
   }
 ]

タグ:

玄霧
最終更新:2017年08月15日 18:57