わかりにくいルール、勘違いしやすいルール

 

判定について

・スペシャルやファンブルはダイス目にのみ対応します。修正による達成値の増減や、ダイスを振らずに判定を自動成功させる効果は影響しません。

・命中判定時にスペシャルを出しても、自動命中することはありません。回避判定に成功すれば回避することができます。

 

生命力の減少について

・シノビガミにおいて、【生命力】を失うことと、ダメージを受けることは別物です。特に、集団戦ダメージでは生命力は失われないことに気をつけてください。

・絶対防御の効果は生命力の減少に対してのものなので、集団戦ダメージによる変調を無効化することはできません。

攻撃奥義(クリティカルヒット、範囲攻撃)と、「攻撃」は別物です。また、攻撃奥義による生命力の減少はダメージではありません。攻撃のダメージを増加させる忍法や、攻撃が成功した時に発動する忍法などは、効果を発揮しないので注意してください。なお、「仕掛け」の「断ち」や「撃ち」によってダメージが発生することはあります。

 

奥義について

・判定妨害は、効果適用後に神通丸などのダイス振り直し効果を適用することができます。

完全成功は、ダイスを振らずに判定を成功扱いにする効果なので、奥義破りを受け効果を無効化された場合はダイスを振る権利を失い、判定は自動的に失敗の扱いとなります。

スペシャル値を10以下にして完全成功を発動してもクリティカルは発生しません。強みの「輝き」を取りましょう。

 

ドラマシーンについて

・ドラマシーンで行える判定のうち、情報判定(秘密・居所の入手)は対象となるキャラクターがシーン中に登場していなくても行うことができますが、感情判定は相手が登場していなければできません。

・ドラマシーンでは、登場しているキャラクター同士で交渉して、情報や忍具、プライズの譲渡を自由に行うことができます。例えば、お互いの居所を交換する、忍具を渡す代わりに秘密をもらう、味方となるキャラクターに敵の奥義情報を渡す、などです。ただし、自分の秘密だけは渡すことはできないので注意してください。また、これにより入手した情報にも、感情による情報共有は発生します。

一つの忍法、奥義、感情修正などは、戦闘シーンでは1ラウンドに1回ですが、ドラマシーンでは1サイクルに1回しか使用できません。

 

戦闘シーンについて

・戦闘シーンが宣言された時、戦闘を行う二人のキャラクターのいずれかに【感情】を持っているキャラクターは、宣言することで戦闘乱入を行うことができます。乱入を行えるタイミングは、戦闘開始時か、戦闘中各ラウンドの開始からプロットが公開されるまでです。また、レギュレーションによっては「特殊な戦闘乱入」を試みることもできます(p.64)

・戦闘中では、ファンブル値はプロット値に等しい値になります。基本的に成功判定の最低難易度は5ですが、プロット値によってはファンブル値が5や6になり、実質的な判定難易度が上昇することがありますので気をつけてください。なお、同じ戦闘中でもプロット公開前のファンブル値は2です。

プロット時に使用する忍法のコストによってプロットを制限されることはありません(例えば、コスト2の忍法を使用した後に1にプロットすることは可能。ただし、公開後にコストのある忍法は使えない)。ただし、コスト合計が7以上になるように忍法を使用することはできません(p.77)。

忍具の兵糧丸や奥義の不死身はいつでも使用できるとありますが、生命力が0になった直後に使用することはできません。つまり、回復手段を持っていても、一撃で全ての生命力を失う攻撃を受ければ即行動不能になります。

 

シナリオについて

・シノビガミの4人用対立シナリオでは、基本的には、最終的に2対2の構図になることが多いです。誰が味方で誰が敵かを判断することは、メインフェイズの大きな目標の一つになるでしょう。

シノビガミでは、キャラクターの死亡に関するルールはあまり多くありません(最後の一撃、遺言、背景「侵食」など)。ですから、特定のキャラクターを殺害する使命がある場合には、シナリオで設定されたギミックを利用することが多いです。

公式のレギュレーションでは、現代を舞台とした主にPLvsPLのシナリオを「現代編」、妖魔との戦いを描いた主にPLvsGMのシナリオを「退魔編」と定義しています(p.138)。ただし、現代編を基本としながらも退魔編忍法の使用を許可するなどといった意味合いで「現代退魔編」という表記も散見しますので、気になる場合(特にPvPで退魔編忍法を使用したい場合)はGMに問い合わせるといいでしょう。

 

その他

・「流派忍法」とは、六大流派の流派忍法、下位流派の流派忍法、古流流派の流派忍法の3種類を示します。ただし、現代編や退魔編のレギュレーションで古流流派の忍法を習得するには「末裔」などの背景が必要になります。「機忍」などの他の流派の流派忍法を習得できる効果の対象は、下位流派の流派忍法も含みます。

 

 

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最終更新:2014年04月22日 02:46