暑い夏が終わり、季節は秋。
山奥の小さな村『指輪木村』では、収穫や冬の準備で大忙しだ。
だが、その忙しさも楽しいもの。
雪が降れば秋は終わり。
秋の終わりの『天ヶ原祭』が過ぎれば、
やがて厳しい冬が来る。
そんな村へ訪れたのは一人の忍。
戦いに疲れ、斜歯を抜けたハグレモノ。
村人に優しく迎えられ、初めて安らぎを知った忍がこの村で見るのはどんな夢か。
村に眠る『石』が妖しく輝き、忍が夢から醒めるその時を待つ。
そう、冬の訪れを。
レギュレーション
シナリオ名:秋空に雪舞えば
シナリオ製作者:MASASHIGE
タイプ:対立型
人数:4人
リミット:3サイクル
使用ルルブ:基本ルールブック
舞台:現代編
採用ルール:特殊な戦闘乱入ルールを採用。下位流派・背景・奥義開発ルール使用可。「秋空に雪舞えばシーン表」を使用
クライマックスルール:クライマックス戦闘では、6ラウンドが経過した時点で、強制的に戦闘終了となります。
その時点で二人以上が戦場に残っていた場合、勝者はなしとなります。
その他:このシナリオは、R&R
vol.103に収録された公式シナリオです。シナリオ及びWEBリプレイ等を既読の方はご遠慮ください。
PC1 推奨流派:ハグレモノ
あなたは、斜歯忍軍の抜け忍だ。
追手を差し向けられ、追い詰められたあなたは崖下に転落してしまった。
次に気がついたとき、目に入ったのは田舎の家の天井。
倒れていたあなたを介抱したのは、子どものいない老夫婦だった。
迷惑をかける前にいなくなったほうがいい。
あなたの【使命】は、村を去ることだ。
PC2 推奨流派:鞍馬神流
村の巫女であるあなたは、冬の訪れを告げる祭儀『天ヶ原奉納演武』に向けての準備で大忙しだ。
そんなあなたの元へ舞い込んだ厄介ごと、それがPC1だ。
儀式の邪魔をされないように気をつけなければならない。
あなたの【使命】は、『天ヶ原奉納演武』を成功させることだ。
PC3 推奨流派:斜歯忍軍
あなたは、多くの部下を失いながらも抜け忍であるPC1をようやく追い詰める。
しかし、最後の一撃を加えようとしたところでPC1は崖から転落し、取り逃がしてしまった。
なんとしてでもヤツを倒す。
あなたは崖の先に見える村、指輪木村に視線を移した。
あなたの【使命】は、PC1を殺すことだ。
PC4 推奨流派:比良坂機関
今日も村は平和である。
公民館で資料をめくるあなたに話しかける者はいない。
ゆったりとした時間が流れる中、不意にあなたが張った罠が作動した。
もうすぐ祭儀だというのに野暮な輩もいるようだ。
あなたは仕事に取り掛かった。
あなたの【使命】は、村の平和を守ることだ。
NPC 村の人々
指輪木村に住む何の変哲もない村人たち。
老人ばかりの鄙びた村だが、長閑な雰囲気が漂っている。
彼らの【使命】は、平和に暮らすことである。
プライズ 黄泉路血石
この村にあるといわれる、血が凝り固まったかのような石。
※黄泉路血石は【居所】の調査が可能である。
黄泉路血石の【居所】に対して戦闘を仕掛けた場合、黄泉路血石の所持者との戦闘となる。
黄泉路血石の【秘密】は、プライズの入手と同時に取得できる。