恋って素敵だよね。
いわゆる一つのロマンティック・ラブ。
夜空を見上げて「月が綺麗だね」「君の方が綺麗だよ」なんて言っちゃったりして。
この人のためならば人生を捧げられるって思って、相手も同じことを思ってくれる。
それはどんなに幸せなことなんだろうって、想いを馳せてみたりして。
まあ、実際、すっごく幸せなんだけどね。えへへ。
とか言ってたら単位が足りなくなりました。
このままじゃ留年しちゃう!?
これは、期末試験が間近となった聖菅銑学園を舞台にした、
ちょっとだけクズくて、少しばかりゲスい、ハートフルラブコメディ。
『ゲスビガミ~単位が足りない編~』
――どんな絶望(げんじつ)を前にしても、決して譲れないものがそこにある。
レギュレーション
シナリオ名:『ゲスビガミ~単位が足りない編~』
シナリオ製作者:くろたん
タイプ:対立型
人数:4人
リミット:3サイクル
使用ルルブ:基本ルルブ
舞台:現代編
採用ルール:特殊な戦闘乱入ルールを採用。背景・仕掛けアリアリ。
推奨シーン表:ラッキースケベ表、クズゲスシーン表
前提
・このシナリオは、聖菅銑(スゲズク)学園を舞台とした青春劇です。あんまり忍者っぽくないです。
・ゲスいです。真面目に受け取めると気分が悪くなるかもしれないので、あくまでジョークだと理解した上で力いっぱいクズゲスRPをしましょう。
・恋人設定とかありますので、PCの性別等については参加者の相談の上で。
・全体的にマイノリティなシナリオなので、参加者の合意はしっかり取りましょう。
・特殊ルールが割と多いです。詳しくは以下を御覧ください。
特殊ルール
1.クライマックス戦闘で6ラウンド経過すると、戦闘が強制的に終了し、「期末試験」が開始される。
この時点で戦闘から脱落していないキャラクターが2人以上いた場合は勝者なしとなる。
なお、「期末試験」は、クライマックスフェイズであるが、クライマックス戦闘とは別のシーンとして扱われる。
(つまり、クライマックス戦闘で脱落していても「期末試験」に参加することは可能である。よくよく考えれば生命力0のゾンビだが深いことは気にしない)
ちなみに、試験に出なくてはならないのはPC1だけだと思われがちだが、PC2及びPC4もこの科目を受講しているという裏設定があり、決して無関係ではないのだよ。
2.本セッションのPC・NPCは死亡しない。「最後の一撃」「遺言」はデメリット無しで使用できる。期末試験なんかで命を散らしちゃいけません。
3.アフタープレイの功績点がもらえる条件のうち、「流儀の達成」を無条件で0点とする。あなた方はクズなので流儀なんて気にも留めないのです。
4.基本的にブレーメンは使用禁止。私立御伽学園の流派等は、設定の整合性を考えた上で使用してください。
まあ、ぶっちゃけ、あんまり深く考えなくても(ry
PC1 推奨流派:なし
"わたし"は、聖菅銑学園の学生だ。
恋人であるPC2と青春を謳歌していたら、いつの間にか進級がピンチ!?
今度の必修科目だけはなんとしてでも落とすわけにはいかない! 神様仏様、そしてPC2、"わたし"に力を貸して!
"わたし"の【使命】は、必修科目の「単位」を取ることだ。
PC2 推奨流派:なし
"わたし"は、聖菅銑学園の学生だ。
幸せな学生生活を送っていたけれど、恋人であるPC1の進級が危ないらしい。
よし、ここはPC1のために一肌脱いであげようかな!
"わたし"の【使命】は、PC1に「単位」を取らせることだ。
PC3 推奨流派:なし
"わたし"は、聖菅銑学園に勤めている教師だ。
私の担当科目では、PC1のように留年がかかっている学生もいるらしいが、それもいつものこと。
生徒個人の事情など関係ない。優秀な学生は単位を取り、不出来な生徒は単位を落とす。それが摂理というものだ。
"わたし"の【使命】は、相応しい学力の持ち主に「単位」を与えることだ。
PC4 推奨流派:なし
"わたし"は、聖菅銑学園風紀委員の一員だ。
期末試験を前にして、学園の風紀を乱すような行いが増えてきているらしい。
そのような行為は、我々風紀委員がいる限り、絶対に見逃しはしない!
"わたし"の【使命】は、学園の風紀を守ることだ。
NPC 峠
翠雲(とうげ すいうん)
"彼女"は、聖菅銑学園の風紀委員長です。
試験の成績は常に学園トップであり、品行方正才色兼備な"彼女"は、学生教師問わず、学園内で最も信頼される人物でもあります。
"彼女"の【使命】は、学園の秩序を守ることです。
NPC
PC3の研究室
PC3が私物化している部屋です。何かが隠されていそうですね。
このNPCは感情と居所を持ちません。
NPC
期末試験
「期末試験」の範囲を調べてみましょう。でも、今から勉強し始めても遅すぎると思いますけどね。
このNPCは感情と居所を持ちません。
このNPCの【秘密】は、「期末試験」の開始とともに公開されます。
※補足
・当シナリオでは、ハンドアウトや【秘密】が一人称で書かれていますが、これはキャラクターの性格を指定するものではありません。
ぶっちゃけ、フレーバーテキストの部分は、GMの許可を得た上で、各PCの性格に合わせたテキストに書き換えて頂いても構いません。
・PC3は、セッションに先立って、担当科目名と、NPC「PC3の研究室」の名称を決めておいてください。
自由に決めて頂いて構いませんが、担当科目名は座学教科に限ります。