ルネ・シャール 年譜
1907,6/14. 南フランスのリル=シュル=ソルグ生まれ。父は石膏製造所経営者で町長でもあった。
1918 父死去。経済的困難。
1925 マルセイユの商業学校に通うが、学校の授業には熱心になれない。
プルターク、ヴィヨン、ラシーヌ、ドイツロマン派、ド・ヴィニー、ネルヴァル、ボードレールを読む。
1926 運送会社で働く。
1927 ニームの砲兵隊に18ヵ月入隊。
1928(21才)「心の上の鐘」出版。1922-26の間に書かれた詩。大部分を破棄する。
1929(22才)リル=シュル=ソルグで雑誌「メレディアン」出版、三号まで。パリ滞在。
8月 ニームで「兵器庫」26部出版。詩集を送られたエリュアールが訪れる。
11月 パリでブルトン、アラゴン、クルヴェと会う。シュルレアリスム運動に参加。
「被験者の信条表明」
1930 (23才) ニームで「秘密の墓」出版。ブルトンとエリュアールのコラージュ付き。
ランボー、ロートレアモン、錬金術の本、ソクラテス以前の哲学を読む。
「工事中徐行せよ」をブルトン、エリュアールと共作、出版。
「革命に奉仕するシュルレアリスム」に「自由の昼と夜」「自由な豚ども」を発表。
「アルティーヌ」出版(ジョゼ・コルティ・シュルレアリスト出版)。
1931 「正義の行為は消え果てている」出版。「詩的精神」「技術と仕事」「提案-想起」発表。
1932 スペイン旅行。ジョルジェット・ゴルドシュタインと結婚。
1933 ベルリン旅行。「私は何に定められているか」発表。
6月から11月にかけて、「豊穣が訪れるだろう」創作。
1934(27才)パリのファシスト暴動への反撃デモに参加。カンディンスキーと会う。
「主のない槌」出版。しだにシュルレアリスム運動より離れる。
1935(28才)石膏製造所再建に取り組む。「バンジャマン・ペレへの手紙」発行。
1936 石膏製造所経営者になる。敗血症に罹る。
5月「別れへの従属」、12月「ムーラン・ブルミエ」出版。
1937(30才)エリュアールとカネットで詩の共作。石膏所職務を退く。
7月「すべての床に就く仲間たち」「外で夜は支配されている」発表。
12月「回り道のためのびら」出版。
1938 「外で夜は支配されている」出版。「四人のルー兄弟」発表。「婚姻の顔」印刷。
「コローのイタリア女」「クールベ:小石を割る人々」発表。
1939(32才)「オリーヴを浴びせかけていた子供たちよ…」発表。ピカソのデッサン付き。
フランス、ドイツに宣戦。ニームで重砲隊に動員。アルザス滞在。
1940 フランス降伏。動員解除され、自宅に戻る。密告により家宅捜索を受ける。リル=シュル=ソルグを離れ、セレストに向かう。友人に匿われる。
1941 レジスタンス活動家と交わる。
1942(35才)レジスタンス活動。アレクサンドルの名で秘密軍デュランス川南部地域の主導者となる。
1943 バス=ザルプ地方パラシュート部隊の主導者となる。
1944 アルジェの連合軍参謀本部に呼ばれ、上陸準備に関わる。8月、パリ解放。フランスに戻る。
「世界以前」などの詩編を発表。
1945 2月「孤立して留まって」ガリマールより出版。5月、ドイツ降伏。12月ロジェ・ベルナールの紹介文と「苦しみ、銃声、沈黙」発表。
1946(39才)「イプシスの綴り」ガリマールより出版。
1947 バレエ「陰謀」、シャンゼリゼ劇場で上演。衣装ブラック。
「粉砕される時」出版。「ル・トール」「八月十三日の流星」「一羽の鳥が朝の枝を驚かせる」「よく出発したものだ、アルチュール・ランボー!」発表。
1948 3月アルトー死去。その数日前にブラックとともに面会していた。
ブーレーズによる「水の太陽」ラジオ。「激情と神秘」「木々と狩人の祭」出版。
1949(42才)「水の太陽」「クレール」出版。「透明なひとたち」「陽の中を歩いていた男」「高地で」「発明家たち」発表。ジョルジェットと離婚。カルパントラ図書館司書だったバタイユと交流。
1950 「早起きの人々」出版。
1951 ニコラ・ド・スタールと会う。「四つの魅惑するもの」「痙攣した平静さに」「詩」出版。
「ジョルジュ・ブラックの絵画」発表。
1952 「岸壁と草原」出版。
1953 「恋文」「粉砕される詩の背景の話(ド・スタールによる肖像画付)」「小枝の城壁」出版。「雪の忌まわしい男」発表。
1954 「ネヴォンの悲嘆」出版。「画家、ルイ・フェルナンデス」発表。
1955 「基底と頂上の探求、貧困と特権を附す」「二年間の詩」出版。「ヴィエラ・ダ・シルヴァへの七つの感謝」「庭の仲間たち」発表。夏、ボーフレ宅でハイデガ−と対談。
1956 「図書館は燃え上がっている」「私たちにとって、ランボーとは」「三十三の断章」出版。ブーレーズによる「婚姻の顔」初演。
1958(51才)「花の女神フローラの階段」「詩について」「ジョルジュ・ブラックを称える五つの詩」出版
1959 ドイツで「シャール詩集」。序文カミュ。ツェラン、ヒュブナーらによる翻訳。
ポスター「ソルグ川の岸辺で」出版。ソヴィエト人工衛星打ち上げに呼応して。
1962 「群島をなす言葉」出版
1963 「恋文」ブラックのリトグラフ付きで出版。
1964 「磁石の流れ」出版。
1965 「もろい年」「プロヴァンスには決してオメガはない」(核ミサイル基地反対文)「上流への回帰」「増補版・基底と頂上の探求」出版。
1966 ハイデガー、シャールの招待に応じて、ル・トールに滞在。
1967(60才)「透明なひとたち」「木々の下の開幕の合図」出版。
1969 「心臓の犬」「恐怖喜び」「素早い歯」出版。
1970 サンポールドヴァンス、パリでルネ・シャール展。「失われた裸」出版。
1972 「魔力を持つ夜」出版。
1974 シャール展記念「芸術の世界は許しの世界ではない」出版。序文デュパン。
1975 「七つの肖像」「乾いた家を足場にして」「狩猟する香料」出版。
1976 「主のない槌」ミロのエッチング付きで出版。
1977 「ラ・バランドラーヌの歌」出版
1979 「眠る窓たちと屋根に面した扉」出版。
1981 翻訳集「生の板」出版。ジョラスと共訳。ペトラルカ、ロペ・デ・ヴェガ、シェイクスピア、ブレイク、シェリー、キーツ,E・ブロンテ、ディキンソン、アフマートワ、パステルナーク、マンデリシュターム、マヤコフスキー、ツヴェターエヴァ、ミゲル・エルナンデスらの翻訳。
1983 プレイヤード「シャール全集」
1985 「ヴァン・ゴッホのあたりで」出版
1987 「明るみに出された横臥像」出版。マリ−=クロード・ド・サン=セーヌと再婚。
1988 2/19、死去。「疑われる女への賛辞」死後出版。
最終更新:2006年10月27日 17:23