ダンテ煉獄篇15歌
於イタリア文化会館 06/11/29 藤谷道夫氏講演を下敷きにして
世界は神の暗号である
ドグマという罪
ダンテは<神が現れる方法はひとつしかないと思い込んでいた。
(神の声は哲学者や偉大な詩人などの一部の特権者だけが聞くことができると思い込んでいた。)
→これでは、真の内的経験が無効になってしまう。
cf.デューイ、クワイン、デイヴィッドソン、ローティ
cf.ブランショ、バタイユ
神は万物を通じて、つねに語りかけている
ルーカヌス「ファルサリアの戦い」第九巻578-580における小カトー:
「汝が目にするものすべてが神である」
アズィーズ・ナサフィー(13世紀ペルシャ)
カビール(15世紀インド)
ホイットマン「草の葉」Songs of Myself,48,16-18
トマスによる福音書77
コーラン2(牝牛),カイロ版115,フリューゲル版109
ウェルギリウス「アエネーイス」第七巻,116-119
神のコミュニケーション
被造物に刻印された神の痕跡を通じて、神はコミュニケートする。
人は痕跡を解釈する義務がある。
- 自然界の事物(被造物):象徴的・倫理的・意味論的な解釈
- 聖書:寓意的・比喩的な解釈
- 信仰:直接の啓示
「ローマ人への手紙」1,20
宇宙は象徴を映す鏡である
「エフェソスの信徒への手紙」
アウグスティヌス「三位一体論」第六巻
ボナヴェントゥーラ「命題集注釈」「神へ至る精神の旅路」
「神的痕跡において神を観照することができる」
トマス・アクィナス「神学大全」I,q.88,a.3
ニュートン
ケプラー
神の暗号を理解して通訳することが、詩人の仕事である。
自然
自然は第二の聖書である
「マタイ福音書」
「コリントス人への第一の手紙」
自然と倫理
自然法則から倫理を引き出す
セネカ「自然の諸問題」1-6
最終更新:2006年12月03日 02:47