あめのさぎり CV:真殿光昭(ゲーム版) / 中尾隆聖(テレビアニメ版) *公式 霧を統べしもの。人の意に呼び起こされしもの。 [[マヨナカテレビ]]に映る「[[テレビの中の世界>テレビの世界]]」の奥に潜むもの。 マヨナカテレビという現象と、「テレビの中の世界」の管理者とも言える存在。 [[イザナミ]]の産み落とせし仮の姿の一つ。 新たに[[ペルソナ]]能力を発現した者達にテレビに入る力を与えた。 自ら「人を望みの前途へと導くもの」と称し、稲羽市で起きた連続猟奇殺人事件の真犯人である[[足立透]]を依り代として[[主人公]]達[[自称特別捜査隊]]の前に顕れる。 晴れぬことなき霧で溢れかえっている「テレビの中の世界」を膨張させて現実世界を侵食し、究極的には「現実の世界と、テレビの中の世界の境界線を無くした世界」=「人間がことごとく[[シャドウ]]となって蠢く世界」の創造を目論む。 その点のみを汲み取ってしまえば「この胸クソ悪ィ世界をこしらえた元締め([[巽完二]]談)」というだけの存在だが、その一方、テレビの中の世界で影と向き合い、ペルソナを手にした者達…自称特別捜査隊の面々を「新しく不確かな覚醒」と称し、その存在が人の未来を切り開く可能性たりうるかを見極めるべく戦いを挑んでくる等、単純な悪役という括りでは収まらない面を持っている。 これはイザナミ、また[[クニノサギリ]]にも通じることだが、単純な「邪悪」…所謂悪意によって何かをなそうというタイプではなく、方法論の問題で主人公達と対立していると考えるべきだろう。実際、モブ(名無しの登場人物)達の中には霧に包まれた状態では他人の目を気にしなくていいから楽だ、と話す者も少なくない。 戦闘に際しては、「巨大な眼球」という姿を取る。 それ故、一部では「大怪球フォーグラー」「バックベアード」「シナド」などと揶揄されることも。 常時2回行動が可能で、ダメージとともに一定確率でダウンを奪う「クエイク」や、まんま「目からビーム!」なコミカルなモーションの万能属性魔法スキル「ネブラオクルス」等、諸々の専用スキルを擁する。 特に「コンセントレイト」後に放つネブラオクルスは、補助スキルで強化、ないし弱体化を施していないとLv70台のパーティすら簡単に壊滅させる威力を発揮する。 中盤以降は敵味方双方の攻撃が通らなくなる「混迷の霧」を展開して時間を稼ぎ、補助魔法をてんこ盛りにする戦術を駆使してくるものの、AIの関係か隙を見せることも少なくない。 *非公式 公式には、上記の通りの存在であり、それ以上の明確な説明はなされていないが、過去のペルソナシリーズ―特に「ペルソナ2罪」「ペルソナ2罰」の事例・設定に照らし合わせて考えた場合、アメノサギリとは普遍的無意識の「元型」の一つではないかと考えられる。 *神話 [[イザナギ]]、イザナミの両神による「神産み」のエピソードに登場する神の一柱で、山の神・オオヤマツミと草の神・カヤノヒメとの間に産まれた神。 漢名称では「天之狭霧神」と書き、本編において自らが称しているように霧を司る。 また一方で、「境界」を司る神でもある。