*神話 インド神話で悪霊を従えるとされる魔王で、仏教においても煩悩の化身である悪の存在として登場する。 死を運ぶ者。恐怖をかきたてる術を得意としている。 悟りを得んと瞑想を行うブッダを誘惑しようとしたこともある。 強大な力は世界各地へ及び、メアやモーラなどの闇の悪魔を産んだ。 [[巽完二]]の後期ペルソナたる[[ロクテンマオウ]]も、起源を辿るとこのマーラに行き着く。 なお、「魔」という漢字はマーラを表すために、マの音を示す「麻」と、悪霊を意味する「鬼」の二つの字を組み合わせて創られたものとされる。 漢字表記では「魔羅」と書き、語呂合わせのため羅の字を加える。 *非公式 『真・女神転生』から登場し、以後のシリーズで恒例の悪魔。 「マーラ様」と言われる場合が多く(実際に「マーラさま」と表記される作品もある)、またの名を「御立派様」「御神体」。 姿形が卑猥、というか&bold(){男性のアレそのもの}。 というのも、仏教において煩悩の象徴はアレとされており、煩悩の化身であるマーラのシンボルもアレなのである。ゆえにある意味では原典にきわめて忠実な造形である。 さらに物理吸収を覚えるあたり、明らかにアトラスが「狙っている」と思われる。物理モーションも直視出来ない。 なお、前作P3Fで話題になった固有スキル「マララギダイン」は今回は覚えない。流石にアウトか。 そのあまりに強烈過ぎるデザイン、狙っているとしか思えない数々の演出など、あきらかにヤバい存在でありながら、シリーズの知名度が上昇してダークな世界観を好むコアなファンだけではなくなった現在においても外見が変更がされていない。 メガテン/ペルソナシリーズのアナーキーな部分を今なお受け継いでいる存在、と言っても、あながち間違っていない。 なお、その人気であるが、ペルソナマガジンにおけるペルソナ人気投票においては最終結果9位に入る(最初の開票における票数は、なんとP3における主人公ペルソナの[[オルフェウス>http://www16.atwiki.jp/kwskp3/pages/11.html]]と&bold(){同数})という功績を残しており、絶大なインパクトの持ち主であることが分かるだろう。 ブッダを誘惑する、悟りを開く事の無意味さを説く行動から、ブッダにとって今作の[[シャドウ]]のような存在だったとも考えられる。 なお、その原典ではブッダを誘惑するほどに妖艶な&bold(){女神}とされることも多く、『真・女神転生SJ』では主人公に向かって、元の姿に戻って誘惑してやろうかと軽口を叩くシーンもある(余談であるが、手塚治虫著『ブッダ』では、マーラは女神の姿であった)。 なお、アニメ版P4において[[長瀬大輔]]役を担当した声優の杉田智和氏は、アニメ公式サイト掲載のインタビューにて、アニメ版に出してほしいペルソナとして「登場して欲しいのは断然マーラ様!!マーラ様です!!・・・・すいません取り乱しました。」と半分冗談ながら要望していた。 さすがにアニメに出すには放送コード上の理由で危険過ぎたためか実現しなかったが。 ただ、せめても出演(?)ということなのか、ザ・ゴールデン版のアニメの第3話において、原作でもある海水浴イベントで完二の海パンが脱げてしまった際にアレを見た鳴上悠([[主人公]])が「御立派様が…」と発言した。 また、「真・女神転生」のファンブックやCDブックレットで御祇島千明が書いたコミックでの出演頻度は高く、『エキドナの家に遊びに行ったため歯型が付いていた』『[[アメノウズメ]]のセクシーダンスを見た挙句、頭から泡を吹いて倒れた』『マーラ様とアリオク様で(自主規制)の様子を表現(「全然伏字になってないぞ」とツッコミを入れられている)』など18歳未満では理解不可能なネタとセットになっている。 *能力 初期Lv:62 アギダイン(初期) ベノンザッパー(初期) チャージ(63) マカラカーン(64) 物理吸収(66) 火炎ハイブースタ(67) 火炎吸収 疾風耐性 闇反射 光弱点