*神話 平将門(たいらのまさかど)。 平安中期に実在した東国の英雄。 「新皇」と称して朝廷に反乱を起こすが、藤原秀郷らに討たれる。 京で晒された首は江戸まで飛来し、そこで御霊神になったと伝えられる。 現在は国王神社や神田明神などの神社にて奉られているが、中でも東京千代田区―皇居の片隅にひっそりと存在する将門塚が特に有名。 しかし、現在地にある首塚は関東大震災の折に移転したものであり、それ以前に首塚があった場所は、国税庁敷地内だったという。 朝廷・貴族による権勢が強大だった平安期に東国の豪族を率いて乱を起こしたという史実から、「武士」の起源を彼に求める説もある。 *非公式 荒俣宏の小説「帝都物語」シリーズにおいて採り上げられたことをひとつの契機として、『祟り神』にして『東京の守護神』という激しい二面性を伴った神霊として数多くの創作作品にその名を知らしめている。 「東京」を舞台とした破壊と創造の円環の物語である「真・女神転生」シリーズもまた、その影響下において生まれた作品と言える。 メガテンシリーズの制作に当たり、スタッフは将門公の首塚を始めとした霊験あらたかな地を参拝するのが恒例行事になっている。 それだけ実際の悪魔の名や姿を用いるため祟りを受ける事を恐れているのだろう。 実際に「デジタル・デビル物語 女神転生II」の開発時には、増子司氏がチーマーに襲われて負傷して金を奪われるなどの事件が頻発していたのだから…(この事はサウンドトラックのライナーノートにも書かれており、当時その事件は新聞にも掲載された) -デジタル・デビル物語 女神転生II 魔界と現実世界とを繋ぐ境目である「王城」に鎮座。 [[主人公]]が魔界各地の魔王を打倒した後に訪れると、自身の兜を授けてくれる。 -真・女神転生 東京の中心部、皇居跡地に鎮座。毘沙門天を筆頭とした四天王と共に東京を守護している。 なお、東京一帯が水没した後は皇居に侵入可能となるが、属性がNEUTRALかつ四天王を全員倒した上に仲魔にしていないと、お目通しは叶わない。 -真・女神転生II 大規模な地殻変動によってTOKYOミレニアムの地下に存在するようになった東京において、天使らヘブライ神族によって封ぜられた大和神族復活の魁となる存在として描かれる。 東京を長年に渡り守護してきた霊力を恐れたヘブライ神族によって五体をバラバラに引き裂かれ、四散した彼の身体は東京各地に封じられた国津神の手によって守られている。 ただし魂はヒルコの元に行かないと戻して貰えない。 彼の魂も取り戻すと封印の岩戸を開けてくれ、そのときに「マサカドの刀」を託される。これはNEUTRALルートにおいてケテル城の扉を開けるために必要で、使用後には「ヒヒイロカネ」になるが、旧赤坂のドワーフの鍛冶屋に渡し月齢が10周した後に訪れると武器として使う事ができるようになる。 -真・女神転生if… 主人公を男性かつ[[パワー]]タイプにした時の専用ガーディアンとして登場。 残念ながら最強ガーディアンではないが、バランスの取れた能力が魅力。 -デビルサマナー ソウルハッカーズ 物語に直接関与することはないが、造魔との合体によってのみ生まれる「英雄」の別種「猛将」の最上級悪魔として登場。 ステータスを強化する御魂合体を駆使することで、唯一体、全てのステータスが最大値に到達する。 また、主人公の装備品に「将門シリーズ」(ラストダンジョンで2種、隠しダンジョンで2種の合計4種)も存在し、全部装備すると全パラメータに補正が付くが装備条件が厳しいことでも知られる。 特に「将門の具足」は「衝撃吸収・電撃に弱い」と「大天使のブラ(電撃吸収・衝撃に弱い)」と組み合わせろと言わんばかり(両者を組み合わせると電撃・衝撃吸収の耐性となる)の耐性を持つため、重宝されるとか。 -真・女神転生III NOCTURNE マニアクス 東京受胎に呑み込まれた東京の辺境にある「坂東宮」に鎮座している。 謁見を果たした際、既に受胎によって力を失った身、と語るものの、主人公に「万能属性以外の攻撃を無効化」するマガタマ「マサカドゥス」を授けてくれる。 ただし、謁見を果たすには「ごっつい力でびるどあっぷ」された毘沙門天ら四天王を打ち倒さねばならない。 -デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王 二周目以降限定で、ライドウの性格(過去作でいうところの属性)が「切れ者」の場合に限り発生する別件依頼において登場する。 依頼を受けると、「まつろわぬ神」を封じる地・修験地獄の第九九九層にて戦うことになる。 本作における隠しボス的存在。 依頼主が「相馬小次郎」であったりと、パロディが効いている。 *能力 初期Lv:69 マハンマオン(初期) 五月雨斬り(初期) 刹那五月雨撃(71) ハマ成功率UP(73) 武道の心得(74) 不屈の闘志(76) 物理・火炎無効 電撃・闇弱点