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テレビの世界 - (2025/03/30 (日) 04:38:47) のソース

てれびのせかい

*公式

本編における戦いの舞台となる、[[霧]]で覆われた異世界。
本作を読み解く上で重要なキーワードでもある。

特殊な「素養」を持った者のみがテレビを入り口として中の世界に入ることができ、またその「素養」を有する者であれば素養を持たない人間も入れることが出来る。
入り口の大きさはテレビの画面のサイズと等しく、全身が内部に入るには相応のサイズを必要とする。
どこの、どのテレビから入ればどこに出るのかは予め決まっており、入り口は常に一方通行、通常の手段では脱出は不可能。
[[主人公]]達[[自称特別捜査隊]]でさえ、[[クマ]]の力を借りなければ出ることは出来ない(尤も、物語後半にクマが不在の状況であってもテレビに出入りしている描写があるため、[[久慈川りせ]]の力を経由して出入りが可能になった可能性が高い。また、『[[P4G>Persona4 the Golden]]』で追加されたイベントでは主人公単独でテレビに出入りをしている明確な描写もあるため、出口の場所さえ理解していれば探査能力は無くても普通に脱出できる模様。)

[[イザナミ]]より生まれた[[アメノサギリ]]によって管理されており、内部で活動しているのは[[シャドウ]]のみ。
基本的に[[ペルソナ]]能力や前述の「素養」などの特殊性を持つ人間以外には無害だが、テレビの世界の霧が晴れる(現実世界で霧が出る)時期だけシャドウは凶暴化し無差別に暴れまわる。
そのとき、中に人間がいるとなす術もなく殺されてしまう。
本作序盤に殺害された[[山野真由美]]・[[小西早紀]]の両名は、凶暴化したシャドウに惨殺されたものとされている。

アメノサギリ曰く、「[[虚ろの森]]」。
人々の心の中に元よりある無意識の海の一部であり、中でも「見たいものを見たいように見、信じたいものを信じたいように信じる」といった、虚構への憧憬・現実からの逃避願望が集い生まれた場所とされる。

敢えて極論し断言するなら、「人の心の淀みの最終処分場」。

物語終盤、人の望みが「虚構と現実の区別のない世界」であると判断したアメノサギリによってテレビの世界は膨張し、現実を侵食するようになる。
アメノサギリの解釈に則る「虚構と現実の区別のない世界」とは「人類全てがシャドウ化する世界」であり、自称特別捜査隊の面々が期日までにアメノサギリの依代たる[[足立透]]を倒さなかった場合、現実世界も霧に閉ざされてシャドウが現れることとなる。

#region(足立を倒さないと…)

最終期限は[[12月24日>ケーキ]]。期限を過ぎると、夜は&bold(){自室まで霧に包まれる}という、今までの期限切れにはない現象が発生する。
電話は[[直斗>白鐘直斗]]からかかってくるが、&bold(){「ま、町中に…シャドウが、溢れて…もう…」}というセリフが聞ける。つまり、「現実世界も霧に閉ざされて、シャドウが現れる」ことが本当に起こってしまう。
そしてこの直後、&bold(){直斗はシャドウの大群に襲われたと思われる悲痛な叫びが…}
主人公はここで意識が遠退き、[[イゴール]]から期限切れの選択肢へ移行する。惨事だけは最低限の部分しかないのが幸いか…

#endregion