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完二の影 - (2018/12/02 (日) 05:15:48) の1つ前との変更点

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かんじのかげ CV:関智一 *公式 [[マヨナカテレビ]]に映り、テレビの中の世界に閉じ込められた[[巽完二]]から生まれたシャドウ。 裁縫等の「一般的に見て男性的とはいえない趣味」を持つ完二の「拒絶を恐れる心理」が、過剰な方向に顕在化したもの。 「フンドシ一丁でオネエ言葉」という、何から何までそっちの方面の人にしか見えない格好をしており、その一度目にしたら悪夢になって出てきそうなほど衝撃的で笑撃的な存在感は[[花村陽介]]をはじめとした[[自称特別捜査隊]]をドン引きさせ、プレイヤーの多くを「アトラス、大丈夫か?」と心底不安にさせた。 完二の影がこのような姿になったのは、テレビの中に閉じ込められる直前に出逢った[[白鐘直斗]]が多かれ少なかれ関係している。 簡単に言ってしまえば、「男の子である(と、初対面時に思っていた)直斗にトキメいてしまった自分は、特殊な性癖の持ち主では?」という疑念が、元来の思い込みの単純さ、趣味に関するコンプレックスと合わさって間違った方向に増幅され、行き着くところまで行き着いてしまった結果がこの姿ということになる。 完二に完全に否定されたことで暴走した影は、胸元を真紅の薔薇で彩った筋肉ダルマといった姿を取る。 両サイドに「ナイスガイ」「タフガイ」のマッチョを従え、両の腕には「♂」を模した巨大な金輪を持っている。白と黒に分かれたカラーリングの体の真ん中に完二が生えているその風貌は、男からも女からも受け入れてもらえなかった完二の心理を象徴していると思われる。 [[主人公]]達によって一度退けられた後、なおも立ち上がる執念深さを見せるも、結局完二自身に叩き伏せられる。  [[ペルソナ4(漫画版)]]においては、「エモノは無しだ!」と大見得を切った完二のペルソナ・[[タケミカヅチ]]と怪獣映画のごとき壮絶な殴り合いを交わしている。 アニメ版においては、後述する「男性キャラへの毒バステの付与」「女性キャラへの激昂バステの付与」といったゲーム的な要素が上手く織り交ぜられており、これらの間接攻撃をタフガイ、ナイスガイの両者が受け持っている。 最終的には悠の完二の作ったぬいぐるみに対して「可愛いよ」と純粋でまっすぐな称賛を受けて吹っ切れた完二本人がぬいぐるみを握りしめた拳と「俺は可愛いものが好きなんだよ!」と言う「自分の女性的な趣味と嗜好(=影)を肯定する言葉と感情」と共に突撃してペルソナ能力に目覚めていない状態でしかし「己の影を受け入れた」事により撃破され、そしてなお足掻く影は完二本人からの肯定の言葉によりタケミカヅチへと変化した。 *非公式 完二の影については、どうしてもそっち方向の言動に目が行ってしまうのだが、むしろその解釈を排除して考えた際にその本質が見えてくる。 他の影の嘲るような笑みとは異なる卑屈に媚びた笑顔、相手におもねる様な女々しさすら感じる猫なで声と、視聴者の興味を引くため自分を切り売りするように笑いものにした番組進行。 その根源が「拒絶を恐れる心理」ならば、その言動はみんなの輪に入れてもらおうと一生懸命媚びながら、距離感と空気が掴めぬゆえに滑ってばかりの哀れな「ぼっち」のそれである。 孤高の強面という、表向きの完二に対する自他ともの評価とはあまりに真逆過ぎる在り様の存在だが、だからこその「影」とも言えよう。 ダンジョン深奥で相対した影の呟く言葉は、己が報われぬ原因を全て周囲の無理解に責任転嫁していじけてみせ、それでもなお受け容れてもらえる先を夢想して迷走する未練がましさの顕れであり、決してオトメンとしての女らしい要素ではなく唯々女々しいの一言に尽きる。 宿主に拒絶されて暴走する時に、他の影と違い「ボクはキミ…キミさァァ!!」と同一存在である事実を主張し続けていた事からも、これは窺える。 暴走した影の姿も、そっち系の要素を排して考えると、自分自身の周りを自分の好きなものの象徴=一面の花で包んで閉じ篭り、その外側で筋肉=腕力を誇示することによって進んで他者との関係を破壊しながら、自分は無用に群れないだけの男性的な一匹狼であり、決して惨めな「ぼっち」ではないと体裁を保とうとする、現実の完二自身のメタファーとも捉えられる。 自分の現状を「自分が周りを相手にしていない」と解釈することで多少なりともプライドを守ってきた完二にとって、その小賢しい自己防衛すらも見透かされた様ないじけた卑屈な心の具現化は、到底受け入れる事の出来ない存在だっただろう。 影との対決を経て「人そのものにビビっていた」と自らの女々しさを認めた彼は、ぼっち期間の永さゆえの幼く不器用な対人距離感(仲間入り後のそっち系発言も、つまりはこれに起因すると言える)のままながらも、人を拒絶するのでもおもねるのでもなく、相手を知り相手に受け容れられるための努力を試み始める。 それまでとのギャップからネタにされがちではあるが、P4G後日談の彼の姿は自らの定めた目標に向けて着実に進んでいる彼の成長そのものでもある。 *戦闘スペック 男性キャラに確実に毒を付着する「禁断の呟き」、女性キャラに確実に激昂を付着する「憤怒の囁き」、電撃属性の全体攻撃スキル「狂信の雷」等のやっかいなスキルを擁するが、最も注意すべきは「チャージ」で力を溜めた後の物理攻撃。 下手をすると全体物理スキルの「電光石火」が飛んできて一瞬で全員が戦闘不能に、等という笑えない展開も起こりうる。 また、サポート担当のタフガイ、二番槍のナイスガイの両者も地味にやっかいな相手。
かんじのかげ CV:関智一 *公式 [[マヨナカテレビ]]に映り、テレビの中の世界に閉じ込められた[[巽完二]]から生まれたシャドウ。 裁縫等の「一般的に見て男性的とはいえない趣味」を持つ完二の「拒絶を恐れる心理」が、過剰な方向に顕在化したもの。 「フンドシ一丁でオネエ言葉」という、何から何までそっちの方面の人にしか見えない格好をしており、その一度目にしたら悪夢になって出てきそうなほど衝撃的で笑撃的な存在感は[[花村陽介]]をはじめとした[[自称特別捜査隊]]をドン引きさせ、プレイヤーの多くを「アトラス、大丈夫か?」と心底不安にさせた。 完二の影がこのような姿になったのは、テレビの中に閉じ込められる直前に出逢った[[白鐘直斗]]が多かれ少なかれ関係している。 簡単に言ってしまえば、「男の子である(と、初対面時に思っていた)直斗にトキメいてしまった自分は、特殊な性癖の持ち主では?」という疑念が、元来の思い込みの単純さ、趣味に関するコンプレックスと合わさって間違った方向に増幅され、行き着くところまで行き着いてしまった結果がこの姿ということになる。 完二に完全に否定されたことで暴走した影は、筋肉ダルマの巨人で、頭部の代わりにオネエ完二が生えて胸元が真紅の薔薇で包まれているといった姿を取る。 両サイドに「ナイスガイ」「タフガイ」のマッチョを従え、両の腕には「♂」を模した巨大な金輪を持っている。白と黒に分かれたカラーリングの体の真ん中に完二が生えているその風貌は、男からも女からも受け入れてもらえなかった完二の心理を象徴していると思われる。 [[主人公]]達によって一度退けられた後、なおも立ち上がる執念深さを見せるも、結局完二自身に叩き伏せられる。  [[ペルソナ4(漫画版)]]においては、「エモノは無しだ!」と大見得を切った完二のペルソナ・[[タケミカヅチ]]と怪獣映画のごとき壮絶な殴り合いを交わしている。 アニメ版においては、後述する「男性キャラへの毒バステの付与」「女性キャラへの激昂バステの付与」といったゲーム的な要素が上手く織り交ぜられており、これらの間接攻撃をタフガイ、ナイスガイの両者が受け持っている。 最終的には悠の完二の作ったぬいぐるみに対して「可愛いよ」と純粋でまっすぐな称賛を受けて吹っ切れた完二本人がぬいぐるみを握りしめた拳と「俺は可愛いものが好きなんだよ!」と言う「自分の女性的な趣味と嗜好(=影)を肯定する言葉と感情」と共に突撃してペルソナ能力に目覚めていない状態でしかし「己の影を受け入れた」事により撃破され、そしてなお足掻く影は完二本人からの肯定の言葉によりタケミカヅチへと変化した。 *非公式 完二の影については、どうしてもそっち方向の言動に目が行ってしまうのだが、むしろその解釈を排除して考えた際にその本質が見えてくる。 他の影の嘲るような笑みとは異なる卑屈に媚びた笑顔、相手におもねる様な女々しさすら感じる猫なで声と、視聴者の興味を引くため自分を切り売りするように笑いものにした番組進行。 その根源が「拒絶を恐れる心理」ならば、その言動はみんなの輪に入れてもらおうと一生懸命媚びながら、距離感と空気が掴めぬゆえに滑ってばかりの哀れな「ぼっち」のそれである。 孤高の強面という、表向きの完二に対する自他ともの評価とはあまりに真逆過ぎる在り様の存在だが、だからこその「影」とも言えよう。 ダンジョン深奥で相対した影の呟く言葉は、己が報われぬ原因を全て周囲の無理解に責任転嫁していじけてみせ、それでもなお受け容れてもらえる先を夢想して迷走する未練がましさの顕れであり、決してオトメンとしての女らしい要素ではなく唯々女々しいの一言に尽きる。 宿主に拒絶されて暴走する時に、他の影と違い「ボクはキミ…キミさァァ!!」と同一存在である事実を主張し続けていた事からも、これは窺える。 暴走した影の姿も、そっち系の要素を排して考えると、自分自身の周りを自分の好きなものの象徴=一面の花で包んで閉じ篭り、その外側で筋肉=腕力を誇示することによって進んで他者との関係を破壊しながら、自分は無用に群れないだけの男性的な一匹狼であり、決して惨めな「ぼっち」ではないと体裁を保とうとする、現実の完二自身のメタファーとも捉えられる。 自分の現状を「自分が周りを相手にしていない」と解釈することで多少なりともプライドを守ってきた完二にとって、その小賢しい自己防衛すらも見透かされた様ないじけた卑屈な心の具現化は、到底受け入れる事の出来ない存在だっただろう。 影との対決を経て「人そのものにビビっていた」と自らの女々しさを認めた彼は、ぼっち期間の永さゆえの幼く不器用な対人距離感(仲間入り後のそっち系発言も、つまりはこれに起因すると言える)のままながらも、人を拒絶するのでもおもねるのでもなく、相手を知り相手に受け容れられるための努力を試み始める。 それまでとのギャップからネタにされがちではあるが、P4G後日談の彼の姿は自らの定めた目標に向けて着実に進んでいる彼の成長そのものでもある。 *戦闘スペック 男性キャラに確実に毒を付着する「禁断の呟き」、女性キャラに確実に激昂を付着する「憤怒の囁き」、電撃属性の全体攻撃スキル「狂信の雷」等のやっかいなスキルを擁するが、最も注意すべきは「チャージ」で力を溜めた後の物理攻撃。 下手をすると全体物理スキルの「電光石火」が飛んできて一瞬で全員が戦闘不能に、等という笑えない展開も起こりうる。 また、サポート担当のタフガイ、二番槍のナイスガイの両者も地味にやっかいな相手。

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