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アステリオス - (2012/09/23 (日) 09:38:37) のソース

あすてりおす

*公式
本作「ペルソナ4」の世界観をベースにして「その後の物語」として描かれた2D格闘ゲーム「ペルソナ4〜ジ・アルティメット・イン・マヨナカアリーナ〜(以下、P4Uと略)」のプレイヤーキャラ・[[シャドウラビリス]]が戦闘に際して発現させた「力の形」。
角の部分から燃え盛る火焔が噴出した「地面から湧き出た牛頭の巨人」の姿をしている。

その姿はペルソナによく似ているが、実質としてはシャドウラビリスの過剰な攻撃性が形となって顕れた、「シャドウラビリスの一部」と呼べる存在である。

*神話
名前は「電光」を意味する。
ギリシャ神話に名を残す怪物。
クレタ島の王ミーノスの妃であるパーシパエーと、ミーノスが海神ポセイドンより賜った牡牛との間に産まれた、牛頭人身の異形の怪物。

「牛頭人身の怪物」と書くと世間一般で知られているのは「ミノタウロス」であるが、元々ミノタウロスとは「ミーノス王の牛」を意味する呼称である。
云うなればアステリオスとは、「ミノタウロスの真名」である。

ある時、海神ポセイドンより見事な牡牛を賜ったミーノスは、その見事さに惚れ込み「後に返す」というポセイドンとの約束を反故にしてしまう。
怒るポセイドンはパーシパエーに呪いを掛け、以来、パーシパエーは「牛に対して性的欲望を催す」ようになってしまう。
牡牛に欲情するあまり「牛の作りもの」の中に入って行為に及んだパーシパエーはやがて牡牛の子を身籠り、結果生まれたのがアステリオスである。
アステリオスは大変に乱暴で、更には人食いの習性があった。
このため、手に負えなくなったミーノスは名工ダイダロスに命じて長大な迷宮「ラビュリントス」を建造させ、そこにアステリオスを閉じ込めた。
後にアテナイ人の英雄テーセウスによって討たれる。

後にミノタウロスはダンテの「神曲」にも登場し、ここでは地獄の獄卒として描かれる。

*非公式
今日、様々なファンタジー・ゲーム作品において「定番モンスター」としてミノタウロスが登場するが、メガテン/ペルソナシリーズにおいても例外ではない。
P3やP4にも、敵シャドウの中に「ミノタウロス」が出てきている。

その他、芸術家のパブロ・ピカソはミノタウロスを「再現なき欲望の象徴」「己の影」として解釈し、格闘技イベント「PRIDE」にて長きにわたりトップ・アスリートとして君臨していた格闘家のアントニオ・ホドリコ・ノゲイラもまた自らの強さをミノタウロスに喩え自称するなど、現代においてもミノタウロスの名は様々な場面に登場している。

-デジタル・デビル物語 女神転生
大魔王[[ルシファー]]によって飛鳥の地に建設された大魔宮の序盤「ダイダロスの塔」のボスで、本作においては「魔王」として描かれる。
正式な続編である「女神転生II」においては、体感RPG「デビルバスター」のボスとして登場するが、何より「デビルバスター」自体、本作の「ダイダロスの塔」を模倣した構造となっている。

また、開発元のアトラスに関係して「世界樹の迷宮II 諸王の聖杯」では、第6階層「禁忌ノ森」を徘徊するF.O.Eの一体としてアステリオスが登場する。
物理攻撃主体の「力押しの敵」だが、その攻撃力が非常に高く、ラスボスを倒したパーティーでも、何も考えずに挑むと1ターンで全滅の憂き目に逢う。