怜「暇ー」
竜華「テレビ見る?」
怜「そういうのじゃなくて、単純に外出たい」
竜華「せやけど入院中やしなぁ……」
怜「もう……そんなんちょっと学校で倒れただけやん。今なら草野球の四番バッターやれるで」
竜華「今度は元気アピール? いつものはどしたん?」
怜「あ……ごほっ、ごほっ! うぅ……急にめまいが」
竜華「ならおとなしくせなあかんな」
怜「ぶーぶー」
竜華「まぁ、膝枕ぐらいはオーケーやで」
怜「じゃあそれで」
怜「あー、気持ちえーなー」
竜華「お気に召した?」
怜「やっぱ膝枕といえば竜華やな」
竜華「褒めてもなんも出ぇへんよ?」
怜「もう十分もらっとるしー」
竜華「他に何かリクエストある? 外出たい以外で」
怜「んー……あ、そや」
怜「ちょっと背中貸してくれへん?」
怜「んー、楽ちん楽ちん」
竜華「おんぶするなんて久しぶりやな」
怜「重い?」
竜華「むしろ前より軽く感じる」
怜「ダイエット成功やな。病弱ダイエットで本出したら売れるかな?」
竜華「不謹慎、ダメ、絶対」
怜「こんなんただのパーティージョークやって」
竜華「パーティー要素が見当たらへんな」
怜「そこらへんは気にしない方向でー」
竜華「もう……それで、乗り心地どう?」
怜「せやな……悪くないってとこ」
竜華「……なんか評価微妙」
怜「竜華は全体的にやわっこいから力強さが足りないねん」
竜華「え……うち太った?」
怜「たしかに脂肪が溜まっとるわ、このへんとか」モミモミ
竜華「ちょっ、胸揉むなっ!」
怜「てなわけで、残念ながら竜華にはおんぶナンバーワンの称号はあたえられません」
竜華「それ初耳なんやけど」
怜「うん、今考えた。ちなみに膝枕ではナンバーワンやから、心配せんでもええで?」
竜華「はぁ……ちなみにおんぶナンバーワンは?」
怜「うーん……」
怜「竜華の好きな人と同じ……なんちゃって」
最終更新:2015年06月05日 23:06