55 名前: 学籍番号:774 氏名:_____ 投稿日: 2008/08/13(水) 21:25:20 ID:E6CSf7zd
俺はちんこ、京大バーベル部の主将だ。
俺の朝はプロテインを飲むことから始まる。
俺のこの高テスボディは神から賜ったもの、
というか、神が俺の優れた知性・顔立ち・性格を高く評価し、
「お前こそこの世界の中心となるべき人物だ」と認めたからこそ俺に与えたものだから、
大切にしないといけない。
池沼文系ならまず神に認められることはないだろう、
というか、神も世の中に池沼文系みたいな奴らが蔓延ってる事実に、
胸を痛めてるに違いない。
顔を洗い、洗面所で寝間着を着替える。
わざわざ洗面所で着替えるのは、鏡があるからだ。
鏡に映る高テスな俺様。
鏡は、美しいものを映してこそ、鏡として生まれた価値がある。
醜いものばかり映す鏡は、鏡として終わっている。
もし俺が鏡だったら、絶対嫌だね、そんな人生。
死にたくなると思う。
だから鏡には、出来るだけ美しいものを映してあげるべきで、
美しいもの、すなわち俺様の肉体。
だから毎日、洗面所で着替えている。鏡のためにな。
そして朝は2ちゃんをチェックせねばならない。
俺はPCの電源をつけた。
続く。
41 :学生さんは名前がない:2008/03/23(日) 10:23:29 O
2chで真っ先に閲覧するのは、何といっても京大スレ。
なぜならおれ様は京大生だから。
しかし、はっきり言って、最近の京大スレは糞すぎる。
もうね、池沼文系が書いたとしか思えない書き込みばっかり。
スレ汚しの典型だ。
やっぱり文系は全員腹を切って死ぬべきだ。
おれに対する煽り・馴れ合い・個人情報暴露レスも多い。
正直こういう奴らが一番スレを無駄にしている。
レベルが低すぎて、レスを返す気にもならない。
レスすれば、さらにスレを汚すことになる。
まぁおれ様のレスは高尚だからいいんだが、
おれがレスすると、あいつらがさらにレスを返してくるのは自明。
そうするとさらにスレが汚れるからね。
もうこれは便所の落書きレベルを越えている。掃き溜めだ。
おれはため息をついてPCの電源を切った。
続く
146 :学生さんは名前がない:2008/03/25(火) 16:05:52 O
いつものように朝食を平らげ、図書館に移動する。
おれは毎日勉強を欠かさない。
研究室も決まったし、今まで以上に自分の知性を高めないといけない。
附属図書館の階段を昇ると、ソファーで寝ている奴らの姿が目に入った。
おれには図書館で寝るという神経が理解できない。
常識だけど、図書館は勉強する場所であって、昼寝(といってもまだ午前だが)する場所ではないからね。
奴らはおそらく全員、池沼文系だと思う。
理系なら図書館で寝るなどという馬鹿げたことはせず、一心不乱に勉強するはず。
もちろんおれも一心不乱に勉強した。
Javaという言語の美しさには感動する。
美しいものを勉強するのは、全く苦じゃない。
ふと時計を見ると、いつの間にか昼メシの時間になっていた。
そろそろ学食へ行きますか。
続く
226 :学生さんは名前がない:2008/03/26(水) 11:07:44 O
学食に行くと、昼飯時なせいか、列が出来ていた。
もちろんちゃんと並んだ。おれはマナーは守る人間だからね。
列に並んで周りを見回すと、もやしみたいな低テス男しかいない。
その中でただ一人高テスのおれ様。
肉体が輝いてるね。
しかもおれはイケメンだから、同じく列に並んでる女たちの目は、必然的におれに釘付けになる。
しかしこういう時に、ニヤついたりしてはいけない。
それをやるのは池沼童貞。
おれは彼女たちの熱い視線に気づかないふりをして、すました顔をしておいた。
すると、彼女たちはそんなおれの知性的なジェントルマンぶりを見て、ますますおれの魅力にのめり込む。
おれって罪な男だよね。
前方を見ると巨乳の女がいた。あぁセックスしたい。
ブログにはよく「セックスしたい」と書くおれだけど、
2ちゃんにはそんなことは書かない。
代わりに2ちゃんでは「セックスなんてつまらない」と書いている。
便所の落書きである2ちゃんに「セックスしたい」なんて堂々と書く奴は池沼。
セックスというものが一気に低俗になってしまう。童貞どもはそこがわかっていない。
だからおれはあえて、2ちゃんでは「つまらない」と書く。
池沼童貞どもへの皮肉としてね。
その代わり、高尚なおれ様のブログでは、堂々と「セックスしたい」と書く。
おれのセックスに対する欲求は、本能的な衝動ではなく、高尚な願望だからね。
低テスヤリチンどもとはそこが違う。
と考えながらレジを通過。
席を探そう。
続く
257 :学生さんは名前がない:2008/03/27(木) 10:57:19 O
トレーを持って席を探す。
やっぱり混んでるな。なかなか空いてる席がない。
奥の方まで行くと、空いているテーブルを見つけた。
4人掛けだけど、男が1人座ってるだけ。
あそこならゆったり飯が食えるな。どうせすぐ人が来そうだが、しばらくは…
ドサドサッ。
おれは目を疑った。
おれが向かおうとしたテーブルの座席に、でかい荷物を載せる3人の男。
どう見ても低テス。というか、こういうのをチャラ男って言うんだろうね。
3つ空いてたはずの席が、一気に埋まってしまった。
「いやー、ちょうど3人分空いててよかったな」
「じゃあメシ取りに行くか」
今度は耳を疑った。
状況を総合的に判断すると、この低テスどもは、今まさに迷惑行為である「荷物を置いての席取り」をしている。
この低テス(そして恐らく文系)どもは、マナーのひとつも守れないのか。
いったいどういう教育を受けてきたんだ。
少なくとも、おれ様の通っていた麻布では、そんな社会のゴミを生み出すような教育はしていない。
こいつらが「ゆとり」である可能性を考慮に入れても、これは酷すぎる。
「おい」
おれは低テスどもに向かって言った。
続く
330 :学生さんは名前がない:2008/03/28(金) 12:19:55 O
「おい」というおれの呼び掛けに、低テス3人が振り向いた。
「席取り禁止だろうが。他人の迷惑考えろよ」
おれはちょっと背筋を伸ばし気味にして言った。強調されるおれ様の鍛え抜かれた筋肉。
「…行こうぜ」
あ、こいつらおれを無視しやがった。
低テス文系の分際で高テス理系様を無視するなんて、脳味噌が腐ってるとしか思えない。
急いでトレーを置き、3つのでかいバッグに手をのばすおれ。
片手で全ての荷物を持ち上げる。
どれも重いな、いったい何を持ってきてるんだ?
しかしバーベルに比べれば、軽いのなんの。そして
ドスンッ!!
先回りして低テスどもの行く手を阻み、目の前に、そいつらの荷物を置いてやった。
331 :学生さんは名前がない:2008/03/28(金) 12:20:52 O
「席取り禁止だって言ってるだろ」
腕を組むおれ様。
おそらく今、食堂中の女の目はおれに釘付け。あぁセックスしたい。
「…!!」
さすがに低テスどもは驚いたようだ。
そりゃね、あいつらのヒョロヒョロの腕では到底できない芸当ですからね。
無言で各自の荷物を持ち、撤退を始める。
「チッ」
最後の一人が、去り際に舌打ちをした。
おれはすかさずモヤシのような腕を掴む。
「やるのか? 喧嘩なら外で買うぞ。」
そいつの耳元で呟いた途端、さっきの威勢はどこへやら、そいつは震えだした。
「そ、そうやってすぐに喧嘩するクセ、やめた方がいいですよ」
涙目になった低テスは、おれが腕を離すと同時に走り去った。
続く
470 :学生さんは名前がない:2008/03/29(土) 10:04:55 O
低テスどもを退治したおれは、ゆっくりと飯にありつくことにした。
向かいの男のバッグから、「固体物理学入門」という本がはみ出していた。
よしよし、こいつも日本の将来を担う理系だな。
もしこいつのバッグからはみ出ているのが六法か何かだったら、飯がまずくなってたところだったね。
そいつが顔を上げてこっちを見たから、思わず微笑みかけてしまった。
選ばれし才能を持つ理系同士の、池沼どもには到底理解できないであろう同胞意識。
…あ、こいつ目をそらしやがった。
昼飯を平らげ、どんな彫刻よりも美しい肉体に栄養補給をしたおれは、いそいそと学食を出た。
早く勉強の続きをやろっと。
「おい、お前」
学食の出口で、おれは突然呼び止められた。
振り返ると、口や瞼にまでピアスをした、いかにも不良な感じの兄ちゃんがいる。
その後ろに、さっきの低テス3人が見える。
おれ、もしかしてピンチ?
続く
890 名前: 学籍番号:774 氏名:_____ [age] 投稿日: 2008/08/12(火) 16:05:13 ID:???
「おい、お前」
学食の出口で、おれは不良な感じの兄ちゃんに呼び止められた。
「何か用ですか?」
おれは冷静に返事をした。池沼文系ならこんな時はきまって、
「なんだよ!」
と怒鳴り散らすものだが、おれは天才理系。そんな愚かなまねなどしない。
おれが返事すると、相手は、
「よくもおれの仲間に手を出したな」
と言ってきた。それに対し、
「別に、腕を掴んだだけだろ」
と答えたが、相手は聞く耳を持たない。
「うるせぇ、黙ってろ」
と言いながら殴りかかってきた。しかし、おれはとっさに体を右に傾けてかわした。
そして、すかさず鳩尾を殴ると相手は苦しそうに身をかがめた。
さらにもう一発お見舞いしてやろうとしたところ、相手は土下座して、
「もう勘弁してください。すみませんでした!」
と言って低テスども3人と一緒に逃げていった。
(そもそも必死で高テスに見せようとしてるだけの低テスの分際でいきがっておれに喧嘩を売ったのが間違いなんだよ。)
そう思いながら、おれは図書館へと向かった。
続く
863 :学籍番号:774 氏名:_____: 2008/08/22(金) 13:52:13 ID:???
ジリリリリ! ジリリリリ! ガチャン!
(なんだ、夢だったのか・・・)
6時30分だ。高テスの朝は早い。
食事をとり、出かける準備を済ませたら早々と大学へと向かう。
今年になってから俺には研究室の部屋が一つ与えられた。
ここで勉強するととてもはかどるので、最近は専らここで一日の大半を過ごす。
到着すると俺はまず壁に張ったTODOメモを見る。
そうだ、今日は院試の合格発表の日だった。早速俺はネットで合否を確認することにした。
当然のごとく、俺の受験番号はそこにあった。
(まあ、俺が受からなければ他に誰が受かるんだってことだしな。)
ここ数ヶ月間の緊張から解放された俺は、久しぶりに2ちゃんねるをすることにした。
最初に見るのはもちろん京大スレだ。
俺が書き込むやいなや、一気にレスが殺到した。
やはり、高テスの俺様が書く文章には低テスどもがどう足掻こうとも
真似できない気品とでもいうべきものが先天的に込められている。
それゆえ、名無しであろうとも皆が俺の書き込みだと分かるのだ。
しばらく2ちゃんねるを楽しんだ後、俺はプログラミングをすることにした。
俺はプログラミングが大好きだ。特に、オブジェクト指向言語の美しさにはいつもうっとりしてしまうほどだ。
夢中になってプログラミングしていると、12時を過ぎていることに気がついた。
昼飯でも食べに行こうかと思って立ち上がろうとしたところ、誰かがドアをノックする音が聞こえた。
教授か誰かかと思いドアを開けると、そこには一人の女性が立っていた。よく見ると、院2回生の先輩だった。
俺好みの巨乳で背も高くすらっとした体型で、前々から気にはなっていたが二人っきりで会うのは初めてだった。
「一緒にご飯でも食べに行かない?」
彼女は笑みを浮かべながら言った。
続く
最終更新:2008年08月25日 13:52