Sのハイパーモード…それは血圧の高いドロドロ血液を腹の一転に集めるという諸刃の剣だった。
「消え去りなぁ!肥満児っ!」
Sは今にもはちきれんばかりの血管を収縮させ、息を風速253kmで吐き出した。が、その瞬間、マルコは捨て身の技に出た。
なんと、Sの唇に自らの唇を重ね、Sの息を直接自らの肺にチャージし始めたのだ。
熱く重なりあう二つのたらこ唇。この世で最も気色悪い物体がそこにはあった。
しかし、さらに気持ち悪かったのは太った女の心だ。
-ああ…アタイのファーストキスが…
その時、Sは確かにマルコにときめいていた。その快感に我を忘れ、息の放射も途切れた。
その瞬間、
「ヘッ…ドウダッタカ?オレカラノ別レノキスノ味ハヨッ!」
そう言いマルコはSの死の唇から脱出し、ヤツを蹴りとばす。
「なにっ!」
Sが気づいた頃にはすでに遅かった。マルコは肺にため込んだSの息を逆に吐き出す体勢になっている。
「オメーノ唇、悪クハ無カッタゼ。」
そう言い、マルコは肉旋風(ミートハリケーン)を醜いデッパの口から放出した。
最終更新:2006年12月22日 11:55