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かがみと少し話しておきたいし、起きてたらつかさの誤解を解いておかなきゃ…

俺は少し眠かったが自分の部屋を出て、二人の寝ている部屋に向かった。

部屋の前に来てちょっと躊躇ったが、中から二人の話し声が聞こえたので少し安心して俺はドアをノックした。

男「あ…あの、二人とも起きてる?」

いきなりドアが開いた。ドアを開けたのはつかさだった。

男「あっ…つかっ…」

つかさ「男君!さっきは本当にごめんなさい!」

男「えっ?」

つかさ「私、自分でも何であんなことしたのか分からなくて…!頭クラクラするし、うまく歩けなくて…」

男「…うん。大丈夫だよ。何だか俺の方こそ…色々とゴメン…。」

つかさ「男君…。」

男「…」

かがみ「とりあえず、部屋の中で話そうよ?」

男「あ…うん。」

俺はかがみに招かれて部屋の中に入った。

大きなベッドに座って二人と話すことにした。

男「あ…あのかがみ、本当にどこも何ともない?」

かがみ「平気よ。」

男「でも…かがみは何で失踪したんだ?」

かがみ「こなたから聞いたのよ、あんた達のこと。」

男「え?」

かがみ「こなたのお母さんとかそういう話。」

かがみ「…それでね、我慢できなくなってみゆきのとこに直接聞きに来たのよ。」

男「無茶するなぁ…」

かがみ「男は全部知ってたの?」

男「いや、割とついさっき知った。」

かがみ「やっぱそうなんだ。まぁ男は立場的に真っ先に狙われそうだしね。」

男「かがみはみゆきさんに連れ去られたって訳じゃないって言ってたよね?」

かがみ「そうよ。みゆきと話して、帰りに拉致されたの。」

男「じゃあやっぱりみゆきさんのお祖父さんの指示とか?」

かがみ「たぶんね。」

かがみ「…私がこなたのお母さんの話をみゆきにして『本当なの?』って聞いたら、みゆきは頷いて『でも誰にも言わないでください。きっとかがみさんに迷惑がかかります。』って言われたの。」

男「そっか…。」

かがみ「あのさ…こなたのお母さんの事とこなたと男の事…つかさに言ったよ。」

男「うん。」

つかさ「…」

かがみ「ごめんね…勝手に言って…」

男「大丈夫だよ。俺も全部知ったのはついさっきだし、みんなにはいずれ言ってたと思う。」

つかさ「……あのね!」

男「?」

つかさ「私、男君の事好きだよ。」

男「…うん。」

つかさ「でも…こなちゃんの気持ちには勝てないかなぁ…」

男「つかさ…」

つかさ「…一番じゃなくていいから…私のことも好きでいて欲しいな…」

男「『愛してる』って気持ちじゃないかもしれないけど、つかさの事は大好きだよ。」

つかさ「…男君…やっぱり大好きだよ…」

つかさは俺に抱きついて顔をうずめた。

かがみと目が合った。
かがみはちょっと恥ずかしそうに視線を逸らした。

つかさ「……ヘンな事するって訳じゃないから…今日はみんなで一緒に寝よ?」



右側にはつかさ、左側にはかがみ。
俺はつかさの方を向いていた。

つかさ「えへへ…なんだかキャンプみたいだね。」

男「…うん。」

つかさ「…なんだかドキドキするから頑張って眠るね///」

そう言ってつかさは目をつぶった。

目をつぶって五分と経たないうちに、つかさの息は寝息に変わった。

つかさ「すーすー…」

男『…よかった…つかさも分かってくれた。』

そう思ったとき、背中に暖かいものが触れた。

男「!」

俺は固まってしまった。

背中に触れたかがみの体から、手がするすると伸びてきて俺の体を包んだ。

男「……かが…み…?」


かがみ「……私だって……ずっと我慢してたんだから…」

かがみ「…男の…匂いがする…」

男「ちょっ…かがみ…?」

かがみ「私は言ってないよ…?」

男「…え?」

かがみ「『へんなことしない』なんて…一言も言ってないよ…?」

男「だ…」

俺がかがみを振り払おうとしてかがみの方に首を向けた瞬間、俺の首筋に何かが触れた。

つかさ「…ずるいよ。…お姉ちゃん…。」

男「つかさ…」

つかさ「…私も…やっぱり『ヘンなこと』する…!」

男「ぇ」




みゆきさんの家にみんなで泊まってから三ヶ月が過ぎた。


こなた「あー…夏休みももう終わりかー」

つかさ「でも今年は四人でいっぱい遊んだねー」

かがみ「まぁ来年は受験で遊べないからね。」

男「…そだね。」

みゆきさんはやはり実家を継ぐらしい。
医学部へ入るため理系に進み、文系に進んだつかさ、かがみ、こなたとは余り遊ばなくなった。
もちろん勉強も忙しいんだろう。


つかさ「あ、今日は私だっけ?」

こなた「つかさー!わざとだろー!今日は私だろー!」

つかさ「へへへ…ばれちゃった。」

かがみ「ちなみに明日は私だからね。」

男「…あの…俺この夏休み自分の時間全く無かったんだけど…」

つかさ「あ、男君に発言権は無いよーニッコリ」

かがみ「そうね。男は勉強なんかしなくても本気だしたらあっさり一位だしね。」

こなた「禿同。」

つかさ・かがみ「じゃあねー」

こなた「ほーい。」

男「うん…。」


柊姉妹と別れ、こなたと腕を組んで歩く。

男「なあこなた。」

こなた「んー?」

男「その…色々体力もたないんですが…」

こなた「大丈夫!私たちは男の三分の一の負担ですんでるから。」

男「そういう問題じゃない!…てかさ…その…危険だからちゃんとつけてしようよ…せめて…。」

こなた「何言ってんの?これは私とつかさとかがみんのデュエルだよ!先に妊娠した人が男を!!むがもが!」

男「声が大きい!!」



次の日、夏期講座(理系クラス)。

男「み…みゆきさん。」

みゆき「どうしました?…なんだかすごいクマですね。」

男「うん…実は相談したいことがあるんだ…軽蔑されるかもしれないけど…みゆきさんしか相談できる人いなくて…」

みゆき「私が男さんを軽蔑する事なんてありませんよ。」

男「みゆきさん…」

男「…じつは…」

男「……という訳なんだ…。」

みゆき「…」

男「……みゆきさん?」

みゆき「…そんな生活をしながらこの間のテストであの点数ですか…。」

男「いや…あの…あれは偶然で…。」

みゆき「…」

男「その…俺はこれからどうしたらいいんだろう…。」

みゆき「そうですね…少し私も考えてみます。」

男「ありがとう、みゆきさん。」


放課後。

こなた「おとこー」
かがみ「男、帰りましょ。」
つかさ「男君帰ろー」

男「うん」

こなた「そうそう、今日からもう一人ライバルが増えたんだー」

男「え?」

みゆき「考えた結果、こうなりました。」

男「ぁ」



【 ENDING⑤ 男はみんなのものです、たいせつにつかいましょう 】

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最終更新:2008年08月24日 01:39