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カリカリカリ・・・
「ふぅ・・・」
私はため息を一つ付くと走らせていたペンを止めた
そしいすの背もたれにもたれながら空を見上げるともう一度今度はさっきよりも深くため息を落とした。

ため息を一つつくと幸せが逃げるというがそうするとここ最近で私は将来にわたって幸せを逃がしてしまったかもしれません。
けれど言い訳を一つするのならそれは決してマイナスな感情からのものではなく、なんといいましょうか・・・幸せがあふれてしまったようなそんなため息なんです。

いったい誰に言い訳してるんだろう、ふと自分で自分に突っ込んでみる、答えは決まってる。
最近私の頭から離れない『彼に』対してだ
「早く明日にならないかなー」
私は両手を上にあげばたばたと動かす
バタバタ
背もたれにもどんどん後ろに付加をかけのけぞってみる
バタバタ
ギシギシ
バタバタ
ギシギシ
ガシャーーーン

「み、みゆき!?大丈夫!?」
下からお母さんの声が聞こえる
「は、はい大丈夫です・・・」
私はお母さんに向かって力なく返事をした
強打した腰をさすりながら・・

次の日私は教室の席に着くと自然と彼を探したていた
彼の姿はは教室にはなかった、今日も遅刻でしょうか・・
キーンコーンカーンコーン
それからチャイムがなるまで結局彼は教室に姿を表さなかった
ホームルームで先生に注意をうける彼なんとなく見慣れた始めた光景

「迷惑じゃなければ毎朝お迎えにいってよろしいですか?」

      • なんて言えたらどんなにいいでしょうか、
私はその言葉を胸にしまうと教壇の前で注意をうける彼を見つめた
ん?一瞬彼と目が合った気がした。
      • 今日はいい日になりそうです

放課後なんとなく帰り自宅を終えると私は心の中で彼に挨拶をすると教室を後にした。


「ねぇねぇみゆきさん?」

「はいなんでしょう?」

私に声をかけたのは泉さんで長く青い髪とピンと一本だけ伸びた毛が特徴のクラスメイトの方で私は放課後は彼女とかがみさんつかささんの姉妹四人で家路に着きます。

「みゆきさんさぁ最近私たちに隠し事してない?」

「隠し・・事ですか?」

泉さんの顔をはどこかにやりとしていて、つかささん、かがみさんのお二人も含み笑いを浮かべています
隠し事?何のことでしょうか私はしばらく考えて見ましたがこれといって思い当たる節がみあたらず、なにかあるかと首をかしげて真剣に考えてみました

隠し事・・・
他人に知られないようにしている事柄。秘事。
類義語としてひみつ【秘密】がよういられる事もある。
つまり自分が他人に対して言えないような事をさしており
この場合私つまり高翌良みゆきが泉こなた柊かがみつかさ三名に対して何らかの―――

「例えば好きな人ができた、とかさ」

私が考えを馳せていると泉さんが痺れを切らした用に私に問いかけた
好きな人・・・はっとした、そういえば彼に対する気持ちはまだ誰にも打ち明けていなかった
その瞬間私の体が一気に火照りだした

「あーゆきちゃん顔真っ赤ぁ」

「やっぱりねぇここ最近のみゆきの抜け具合は尋常じゃなかったもんねぇ」

「ほっほっほまさかみゆきさんが一番最初に抜け駆けするとはねぇ」

つかささんかがみさんこなたさんが思い思いに私に言葉を投げかけ私の体はさらに熱くなった

「抜け駆けなんて、あのその彼とはそんな関係ではなくてですね」

「聞いた?彼だってーひゅうひゅう熱いねー」

「あんたは親父かっ!!」

「えーどんなひとー?」

「あの・・そのですね」

私がもはや何を言おうとどうやら聞き入れてはもらえないようです・・
私は観念すると

「誰にも言わないでくださいね」

と念頭に置き彼について話始めた

「「「えーーーー」」」

話を聞きをえると三人は申し合わせたかのように言葉をそろえて驚いた

「なんとなくそんな気はしてたけどまさか本当にあいつとは・・・」

かがみさんが驚きとも懸念とも取れるようななんともいえない表情を浮かべた

「うーんあいつ結構無口だよねーたまーに一緒に遅刻するんだけど私が話しかけても無視してサー取り付く島もないよ」

「こなちゃんは『よく』一緒に登校してるもんねー」

「ごめんつかさ何だって?」

「こなちゃん目が怖いよー」

「あんたら・・・」

「あの・・・そんなに悪い人ではないと思うんです」

私の言葉に三人は考え込むと

「よしここは私にまかせたまへー」

と突然泉さんはどんっと胸をたたいた

「あんた大丈夫なの?」

かがみさんが心配そうに泉さんを見つめると

「まぁみゆきさんににはいつも宿題とかでお世話になってるからねー」

「話したことないわけでもないしこの中だと私が一番適任かなっと」

「あの泉さんそんなことまでしていただかなくても・・・」

「わーこなちゃんキューピッドになるかもしれないんだねー」

「やるからにはふざけないでちゃんとやんのよ?」

「あのですから・・」

「任せといてってば三択には自信あんだから!」

「またゲームかっ!!」

「あの・・・」

「そういうことだからみゆきさん任せといてよ!!んじゃまた明日ねー」

「またねーゆきちゃん」

「じゃあね」

「・・・・」

私の言葉はどこえやら・・三人はなにやらとても楽しそうに私とは逆の電車に乗り込みました。
うぅ大丈夫なんでしょうか・・
私は期待とも恐怖が交じり合った不思議な感情を持って帰りの電車に乗り込みました。

それからいつもと変わりない毎日が一週間ほど続きました
四人でいても彼の話題はでてこず、なんとなく自分からも聞けずになんともやりきれない気持ちですごしていました。

「ねぇみゆきさん?今日寄り道して帰らない?」

「寄り道ですか?」

「そうそうたまには二人でゲーマーズにでも行こうよ」

「はぁ・・・そうですね」

突然の泉さんからのお誘いに私は少し戸惑いましたが今日は特に予定があるわけでもないのでお誘いに応じることにしました。

「んじゃ放課後屋上で待っててー」

「ええ、では放課後」

そのときの私はなぜ技わざわざ屋上に待ち合わせるのかといことにもっと疑問をもつべきだったと思います・・・。

放課後
「んじゃ先行ってるねー」
こなたさんはそういうと教室を後にしました
私は荷物をまとめるとそそくさとこなたさんを追い屋上に向かいました

がちゃ
扉を開け周りを見渡す
けれど先に向かったはずのこなたさんの姿はそこにはありませんでした
私は不思議に感じながらベンチに腰掛けこなたさんの到着を待つことにしました
      • 遅いですね
ふと腕時計に目をやろうとしたその時

がちゃ・・ぎぃぃ

ゆっくりと扉が開き
そして

「あ・・・」

「・・・・」

そこからあらわれたのはこなたさんではなく
『彼』でした。

私はとっさに目を伏せうつむきひざの上に乗せた手でスカートの先をつかむとぎゅっと握りしめ今この現状を必死に理解しようと頭を働かせていました

「あの・・・」

「はっはい!?」

当然の彼からの呼びかけに私の頭は一気に真っ白になりただただ彼を見つめることしかできませんでした・・・

「・・・泉に言われてきたんだけど」

「・・・」

「なんかとにかくここに行けって」

「・・・」

「ここ一週間毎日のように付きまとわれてさ」

「・・・」

「行かないと一生恨むとかいいだしやがってさ」

「・・・」

「なんか知らないか?」

「・・・」

「・・・つか話聞いてる?」

「え?あっはい!!えっと・・・あの・・そ、そうですね」

「・・・まぁいいやなんもないみたいだし俺帰るな」

「え?」

私は彼が背を向け来た道を戻り始めるのを見て私はふとわれに帰り

「あ、あの・・」

考えるよりも先に彼を引きとめ

「聞いてほしいことがあるんです」

頭の中とは反対に言葉が溢れ

「泉さんはきっと私のためにおよびたてなさったんだと思います」

そして

「そ、それはですねその私が相談してましてその・・・私――――」

「ほらいそげみゆき!!」

「は、はい」

タッタッタッタ

「ふぅ・・ここまでくればなんとかぎりぎり間に合うな」

「そ、そうですね」

「ったくこれくらいで息が上がるなんてまだまだ運動不足だな」

「すいません・・・でもできれば後10分でいいので早く起きていただけると助かるのですが・・・」

「だから先に行けっていつもいってるだろ?」

「そ、それはそうですけど」

「俺一人ならもう少し早く着くし」

「・・・電話で起きてくだされば苦労はないんですが」

「なんか言ったかー?」

「い、いえなんでもありません」
「おお、お二人さんって事は事はまさかここぎりぎりアウトライン・・??」

「あら、おはようございます泉さん」

「おい、なんだよいその言い方は?」

「みゆきさんおはよー」

「こらシカトすんなよ」

「おぉおぉ今日もお供は元気だねー」

「だれがお供だ!!だいたい最近は俺遅刻してねーぞ」

「それはみゆきさんのおかげでしょ?」

「う・・・」

「はっはっはっ感謝したまえー」

「なんでお前が偉そうなんだよ!!」

「はっはっは良いではないか、さあ行くぞ姫~」

「こ、こらおいてくな」

「みゆきさーん宿題みせてーー」

「こらチビタ宿題は一人でやるもんだ」

「そーいうお供はやったの?」

「もっちろん」

「本当?」

「え、えぇっとですね」

「こらこらそこでみゆきに聞かない」

「みゆきさん・・本当・・?宿題もできないだめな生徒は私だけなの?」

「えっとこなたさん?」

「そうなんだ・・私はだめな子なんだね・・・」

「そんなことはありませんよ!!その・・・少し彼のをお手伝いしただけですから」

「少し?」

「はい」

「ほんとにほんとに少し?」

「えっと・・あの」

「・・・だまされやすい上に嘘が下手すぎるぞみゆき」

「ほらーーみゆきさんに頼ってんじゃん」

「まぁたまにはな」

「みゆきさーんちょっと甘すぎだよー躾はしっかいしないとー」

「俺はペットかっ!」

「いえ、私は彼がわからない所を教えてただけですから」

「そういえって言われたの?このぺットに」

「ペット言っちゃったよ!」

「いえそういうわけでは・・」

「あーこんな事ならみゆきさんにあわせるんじゃなかったなあー、もー少ししっかりしたやつだと思ってたのにぃ」

「もう少ししっかりしなよー?」

「はいはいお前もなー」

「むー反省の色なしとは・・・」

「そんな簡単には性格は変わらん」

「あ、あのそろそろ授業始まりますよ?」

「あぁ!!みゆきさん宿題を~」

「諦めろ間に合わん」

「く、もはやここまでか・・・」

「俺のでよかったらみるか?どうせ席近いし」

「いいの!?」

「まぁみゆきのノートよりは見づらいが問題ないだろ?」

「中身はみゆきさんと一緒だしね」

「やっぱり見せるのやめようかな」

「あぅ冗談だよー」

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最終更新:2008年10月28日 14:42