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「ははwwww何よそれww」
「だから、俺が中学最後に作曲した曲なんだって!」
「あははwwでもコンクリートロードは無いよーwwwwww」
さっきの悲劇から十分程で俺と柊(妹)はすっかり打ち解けていた。
これも俺のトーク技術だな。
「ははwwあ!こなたー!」
「オッス、かがみん」
こ、こいつは!!
いつかのバーロージャマイカ!?
「オッス、男くん」
「え?あ、えーと?」
「同じクラスの泉だよ」
「よろしく.....泉さん」
ま、不味い。やっと打ち解けてきたこのムードで同じ穴のムジナが来てしまった。
ここまできて『実は俺中二の夏までヒッキーでしたwwwwwwサーセンwwwwwwwwww』がバレてしまう。そんな事になったら俺の今までの一年が、終わる。
「ふーん」
「なんですか?泉さん?」
「ねぇ、男君?」
泉は不敵な笑みを浮かべたまま俺の目を覗き込む。不味いバレたか?同じ臭いでも嗅ぎ付けたか?
だがな、こちとら中三からそれを隠し通して来たんだ、そう簡単にはバレない自信がある!!

「ぬるぽ」
「がっ!」


.....空気が、死んだ。
「し、しまった」
「やっぱお仲間だったかー、いやそんな気はしてたけどさー」
勝ち誇った笑みを浮かべる泉に、完全に置いてけぼりを食らっている三人。
「.....お、男?何今の?」
柊は戸惑った様子で俺に答えを聞く。
「ああ、かがみん。あれはね専門用語なんだー。ぬるぽって言うと.....」「がっ!」
「すぐにこう返さないといけないんだ」
に、二度までも.....。
「へー、すごいねこなちゃん。ねえねえ男君!」
ああ、バレちまった。完全にバレちまった。少なくても泉には完全にバレた。
「ん?」
はにかむ柊(妹)が嬉しそうに口を開いた。
「ぬるぽ!」
「がっ!」
「がっ!」
ハハッ、ワロスww
泉と一緒に「がっ!」とか、受けるwwwwww
俺の目の前で嬉しそうに柊(妹)が「ぬるぽ!」って叫んで笑っている。
俺の中では既に、もうどうにでもなーれー(AA略)がたくさん浮かんでは消えてを繰り返していた。

「だから、ラン○はビッチ確定なんだよ!途中でどっか消えちゃうしさ!どっかの板でもマク○ス厨がディスク割ってたじゃん!!」
「いや、でもね男。黒幕だったマネージャーに手を出すのはどうかと思うよ?」
「柊ですが、友人の会話についていけません」
「わたしもー」
俺たちは電車の中で熱い議論を飛ばしていた。
思えば、友達とこういう手の話題をするのは初めてだ。
なんだか、とっても楽しい。
「なんでさ!?」
「だから、ギルガメは油断さえなかったらセイ○ーに勝ってたでしょ?」
「慢心せずして何が王か!?あとギルガメ言うな!某ザコキャラを思い出してしまう!」
俺たちの会話のちょっと離れたところで柊姉妹は引き気味に笑っている。
「男、あんた結構ディープだったのね?」
「あははwwこなちゃんと楽しそうww」
.....柊(妹)はよく分かってないな、多分。
「男、結構いける口じゃん。どう?これから家に遊びに来ない?」
「は?嫌だし」
「なんでー?」
「だって、友達に噂とかされたくないし.....」
「男、ここで詩織とか正直どうかと思う」
なぜか泉にすら引かれている。
ははっwwワロスwwwwww
「男、アンタ携帯持ってたよね?」
ここで柊がやっと会話に入ってきた。
「あ?うん、持ってるけど」
「アド交換しようよ」
女子とアド交換キターーーー!!
ついに俺のアドレス帳に年頃の娘のアドレスが記憶されるぜ!ぐへへww
正直wwktkが止まりませんwwwwww
「あ、ああ、あああ。い、いいぜ」
「男ドモりすぎwwwwww」
「フヒヒ、サーセンww」
「.....やっぱ、やめようかな」
「ほら、柊早く!早く!!」
「はいはい」

赤外線で柊のアドレスを受信する。
嗚呼、学級委員になってよかった。
受信してすぐに柊に電話番号も添えたメールを送る。
「よし、登録終わり!」
そこまでの経緯を指を咥えながら見ていた柊もやっと口を開いた。
「いいなぁ、携帯」
「えっ?」
柊(妹)は羨ましそうに言う。
「あ、私ね、携帯持ってないんだ。すぐに無くしそうだから.....」
「そっか。買ったら番号教えてくれな?」
「うん!いいよ!」
YES!YES!YESYESYSESS!!
ついにアドレスまで扱ぎ付けたよ!やったよ親父!おれ今輝いてる!!
「男ー、あたしにも番号教えてよ」
「ああ、いいぜ!どんと来い!超常現象!!」
泉の番号も交換する。バーローで登録しとくか。
それにしても、俺始まったな!
たった一日でココまで上手く行くとなんか怖いね!
今日なら近藤のリア充(笑)話にも気持ちよく相槌が出来る気がする!!!
「次は○駅ー○駅ー」
「次で俺降りるわ」
「ええ!寄り道してこうよー。ねー男いいでしょー?」
「バイトが入ってんだよ、また今度にしてくれ」
「え!男君バイトしてるんだー!すごーい!」
「高校なんだし、親からお金が貰えないとなると必然的にこうなるよwwwwww柊はしたこと無いのか?」
「「え、私は無い(わ)よ」」
「あ!え?」
そっか、二人共「柊」なんだよな.....。
でも、名前呼びとか彼女いない歴=年齢の元ヒッキー童貞には恥ずかしくて[ピーーー]るだろjk
「あ?えっと.....」
「そっか、男ずっと柊で呼んでたもんね。私はかがみでいいわよ」
「私もつかさって呼んでくれていいよ!」

泉が視界の端で妙に腹が立つ笑みをこぼしているが、この際それはどうでもいい。問題は出来れば妹さんの方を下の名前で呼びたいという所だ。
だが、だがしかしだ!柊との方が交友関係は長い!!だから通常では柊の方を「かがみ」と呼ぶべきなんだ!!
でも、でも、でもっ!!!
俺としては!男としては!!!
「ははっ!バカだな、つかさはwwwwww」←こういう感じで行きたい!!!!
どうする!?どうする!俺!?
「ほら、呼んでみなさいよ?って、なに悶えてんのよ?」
「むふふwwかがみんや、それはあの歳のインドア派の男子には少し酷ってもんだよww」
「恥ずかしがらなくてもいいのにー」
「結構、難しいもんだね。男心ってのもさ」
ど、ど、ど、どどうする!?どうすればいいんだ!!
なんかイミフだけどテンション上がってきたーーーーー!
「ほら、男呼んでみなよ?」
泉、見とけよ!俺は明るい世界に旅立ってやる!!!!!
「つ、つ、」
「あ!」
嬉しそうに笑う妹さん。いや、ここはあえて!!!
つかさと呼ばせてもらう!!!
「つ、つ、」
「うん、うん!」
「つくぁwwせdrftgyふじこlp!!!!!」
あ、やっちまった。
「ひっ!!!」
「また、やりやがったwwwwww」
「ちょwwwwww男wwwwwwイミフwwwwww」
ドン引きのつかささんに、俺の失態を笑う泉と柊。
俺は立ち尽くしたままvipでよく見たAAを思い出していた。
/(^o^)\ナンテコッタイ


「じゃあねー、男くん」
「バイト頑張んなさいよ」
「Goodluck!baby!!」
チクショウ、泉のネタが秀逸すぎてちょっと笑ってしまったww
「ああwwじゃな、泉、柊、それと.....つかさ」
ああ!チクショウ!!相変わらず泉のあの顔が腹立つ!!!
俺は手を振ってホームに降りた。
しばらくして笛が鳴って、後ろから電車が追い越して行った。
「あ!!!」
さっき居た車両からつかささんが手を振ってくれていた。
俺も肩が外れるくらい大きく手を振って返した。
電車が見えなくなって、俺は歩を再び開始した。
いやスキップだな。こりゃ

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最終更新:2009年05月25日 11:19