アットウィキロゴ


「なぁ、お前らなんでここに呼ばれたか分かってるか?」
関西の奇妙なイントネーションで我らが担任黒井ななこ氏は俺と泉に冷ややかな視線を向けている。
「いやぁ、その、ねぇ男?(=ω=.)」
「・・・・・全く心当たりが」
「そうか」と、黒井先生はノートの山の頂上に積まれていた二冊のノートを机の上に放る。
「お前ら、世界史舐めてんのか?それとも私を舐めてんのか?どっちや?」
言葉とは逆に、ニコニコと表すべき表情で黒井氏はすごむ。
「男、」
「はっ、はいぃいいい!」
「世界で一番格好良い男はだれや?」
「く、クーガー?」
「ハイ、不正解」
そう言った直後、メリッとインステップが踏んで捻られていた。
「ひぎぃぃいい!」
「次、泉」
「はっ、(=ω=.)」
「これ誰の写したんや?」
「えっ、やだな先生、私が丸写しなんかするわけ無いじゃないですか(=ω=.)ヤダナァ」
「じゃ、さっきと同じ質問や。泉、答えは?」
泉は涙目になっている俺の方にに目線をそらす。
「ア、アナベル(=ω=.)?」
「不正解」
「らっ、らめぇぇええ(=ω=.)!!」



「というわけで、二人で教室に放課後仲良く机を並べて宿題の再提出を頑張っている訳だが・・・」
「いやぁ、もう四時ですねぇ(=ω=.)ナハハ」
「ってか、泉さぁ少しは答え間違えようよ常識的に考えて」
夏休みが明けて一週間経った今、夏休みの再提出なんてヤル気なんか起こるはずもない。
畜生、文部省の狗め。
「ねぇ、男(=ω=.)カキカキ」
「ん?」
途切れ途切れだったシャーペンの音が完全に途切れる。
「つかさは(=ω=.)ドコニ?」
「携帯買うんだってさ、だから今日は早めに帰った」
「へー(=ω=.)」
婀娜っぽい相槌に俺は姿勢を直した。
「なぁ、泉」
「ん?(=ω=.)ナンダヨ」
「少し愚痴ってもいいか?」
俺はそう言いながら一週間前の始業式から少しおかしいつかさの事ばかり考えていた。


「え(=ω=.)」
「いや、だからさ俺のお気に入りの秘蔵DVDが見られたかもしれん」
泉に一週間も前の俺とつかさの二人だけの上映会の出来事を話した。
俺達は純愛系で最近有名な「濃い空」とか言う映画を見て、それからグダグダ喋りながら解散した。それだけだった。
ただ、つかさが帰ってから可愛いコレクション達で抜こうと思った時、俺は異変に気付いた。
「えっと、なんでそう思うの(=ω=.)」
「順番がな、変わってたんだ」
「は?(=ω=.)」
「俺は自分で言うのも何だが紳士なんだ。そういうのはしっかり整理していると自負しているつもりだ」
「ちょっと間違ってただけじゃない(=ω=.)キニスンナ」
「あのな、俺は対魔忍の1~4まではしっかり整理してるんだ。一ヶ月ごとに裏面を吹いているぐらいだからな」
「えっ、なにそれこわい(=ω=.)」
「えっ」
「・・・」
「・・・。ともかく、つかさに見られたかもしれんのだ」
泉は引いた様子のまま、机を少し離す。
「いや、引くな、机を少し離すな」
「HENTAIですね、分かります^^」
「泣いていいのか?俺は今泣いていいのか?」
「まぁ、それはそれとして、それがなんかあんの(=ω=.)?」
「いや、だって女の子にコレクション見られたんだぜ?普通戸惑うだろう?」
泉は呆れたように溜息を吐いて俺に言う。
「いや、女の子からしてもそこまで気にしてる人は少ないと思うけど(=ω=.)タブン」
「じゃ、お前の彼氏が対魔忍全巻持ってても引かないんだな?」
「・・・・・ゴメン、やっぱちょっとキツイわ(=ω=.)」


「だよなあ、絶対そうだよな。触手レイプ物だもんな、絶対ドン引きだよな」
「・・・・・しかも、つかさだもんね(=ω=.)ハァー」
俺は肩を落とし、珍しく泉も同情したのか俺の肩を叩いた。
「どうしよう、聞いてみようかな?、でもなー、俺のエロDVD見た?なんて聞けないよな。はぁ」
「あ、でも嫌いにはなってないと思うよ?男のこと(=ω=.)」
「なんでそう思うよ?」
泉はムフフといった感じで顎を摩り、ニヤける。
「いやですな旦那、最近よくつかさのお手製弁当を中庭で二人仲良く食べてますね?(=ω=.)ニマニマ」
「なっ!知ってたのか?」
「うむ、一昨日なんて”あーん”なんてさ、いやー妬けるね、コイツ(=ω=.)コノコノ」
俺はそれを思い出して思わず表情を緩めてしまう。
「まぁ、恋人同士だし。そんぐらいはな」
「なにこの惚気(=ω=.♯)ウハー」
泉は呆れたみたいに溜息を吐く。
「それにさ、最近男つかさ独占しすぎだよ。なぜ帰り道のメンバーが寂しい思いをしなければならない(=ω=.♯)ムカムカ」
言われてみたら、確かに最近の帰り道はずっとつかさと一緒だ。
昼もこの一週間ずっとつかさと。
それが俺の頭に引っ掛かっていた。
「そうだな、確かにちょっとつかさに悪いかも」
「そうだ、やっと分かったかこのグズ(=ω=.♯)ペッ」
酷い言われ様だな。
「それで、今週はなんか進展あったの(=ω=.♯)」
「言うかよ、ぜってー教えねぇ」
「おいおい、男勘違いしちゃいけねぇな(=ω=.)フフフ」
「ふん、言ってろ」
「お前が気持ち悪いアダルトDVD持ってること、私がかがみんや、みwikiさんに言っちゃってもいいんだぜ(=ω=.)ヒャッハー」
「!?」

「さぁ、どうすんだよ(=ω=.)ニヒヒ」
「くっ、卑怯な!」
「褒め言葉なら後にしてくれるかな?かな?(=ω=.)」
「・・・まぁいい、聞かせてやる。今週俺は!!」
(=ω=.)ドキドキ
「ついに!つかさの胸を揉んだ!!!!11」
ΩωΩ<な、なんだってー!!1
「ふふっ、驚くのも無理は無い!だって三日前の事だからな!!フハハハハ!!」
「そうか、ついに汚されたのかつかさ(=ω=.)カワイソウニ」
「ちょ、おまっ、汚されたとか言うなよ」
「で、どうだった?つかさの胸は(=ω=.)」
「なんていうか、こう、そうだな、エクスプロードっていうか、あえて日本語で表すなら『むしゃぶりつきたい』だな」
「・・・うわぁ((((=ω=.)ススス」
「えっ、ちょ、引くなよ」
「いや、近づくな、っていうか、お願い傍に来ないで(=ω=.)ドンビキデス」
俺は少し涙目になりながらも泉に釈明した。
エロス=儚さ(繊細さ)×破壊のカタルシスなのだ。
つまり、可愛かったり、美しくあるものを自分の手で汚してこそ、人はリビドーの根源に至るのだと。
しからば『むしゃぶりつきたい』とは美や儚さという層を浄化そして昇華させる行為であって、神聖な衝動なのだと。
そもそも、人間と言うものは理性を持ったため常に『生と死』という概念の中に生きるものであって、常に恐怖と戦う破目になった。
ある学者はこう言った、『性欲って生きるためのエネルギーなんだよ^^』
そのエネルギーを我々はリビドーという。
近年その学説はおかしい。などと糞ッたれ達は言うが『俺の中』ではその通りなのだ。
生とは性である、そして正義なのだ。
分かっていただけたかな?泉君?
「男、よく友達が出来たね(=ω=.)キンモー」
「泉、覚えておけ男はな生まれながらにHENTAIなんだってことを」
俺が流し目で泉にそう言ってやると、ポケットに入れていた携帯が鳴った。
「・・・・・、つかさから来た」
「おっ、マジですか(=ω=.)」
文面を見ると敬語が並んでいる。初心者ってまる分かりだな。
「”明日のお弁当に鮭入れておきます”だってさ。つかさ・・・、いい子や」
「対して、男の方は(=ω=.)ハァ」
横で泉が溜息を吐く。
俺は泉の嫌味にも聞く耳を持たずに必死に返信の内容を綴っていった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年05月25日 17:46