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ガタンゴトン……キキー……。プシュー。


(=ω=.*)「ついたーぁ」
男「起こしてくれー」
(=ω=.*)「自分で立ちなよ」
男「ひ、酷い! ヤるだけやって、満足したらその態度!?」

(=ω=.*)ノシ「先行くねー」

男「わ! まて! 荷物も俺が持つのかよ! おい!」

男「くっそっー! マジでさっさと行きやがって! 待てっての!」

男「こな――」



(=ω=.)「 来 ち ゃ だ め ッ ! 」



男「……ッ!?」



『ドアが、閉まります……ご注意下さい…………』



男「ど、どうしたッ!あ――ッ!」


プシュー……ガコッ。


男「待て! 行くな! おい!――こ、こなたァッ!」

 電車がゆっくりと動き出す。俺を車内に閉じ込めたまま。
 咄嗟に見えたのは、うずくまるこなたと、その脇に立つ、小柄な人影。
俺の目が確かなら、影は……高らかに笑っていた。狂ったように


俺「待てっつってんだろ! とめろ! 降ろしてくれーッ!」

電車の速度があがっていく。

俺は荷物を投げ捨てた。


男「こなたより……」


 窓を全開にする。
大人一人が通れる程度の、隙間ができた。

電車は加速する。

風が俺の髪を乱す。


男「こなたより大事なものなんて……ッ!」


 不格好に窓に脚をかける。




男「ないッ!」





ズザッ! ズザッ! ズズズ……ッ!

男「い、いってぇな……ッ!」

 身体中の激痛をそのままに、俺は走り出す。

男「……こなたッ!」
 愛しい名前を呼ぶ。






?「あははははははははははははははははははははははははっ!」






 答えたのは、狂気じみた笑い声だった。

その光景を目にしたとき、俺は思わず立ちすくんでいた。


?「あはっ! あははっ! あははははははははははははっ!」


こなたが倒れている。


?「あはははははっ! あははっ! あは……あははははははははははっ!」



そこにいるのは



?「ふふ……あは……あははっ! ふふ……ふ……」




笑っているのは――




つかさ「あはははははははははははははははははははっ!」




男「はぁ――!?」
つかさ「ねぇねぇねぇ男くん、知ってる?」
男「もう黙れっ!」
つかさ「こなちゃんさぁ! クラスのみんなに悪いわるーいことしたんだよっ!」
男「やめろっ! もう終わった話」
つかさ「教えたげるよー。それとももうこなちゃんから聞いた!? あはは! どっちでもいっか!」
(=ω=.;)「……」
つかさ「まずみんなに、男くんに近付いたら殺*すってメールを、送ったんだよね! こなちゃん!」
(=ω=.;)「……」
つかさ「それだけならまだしも」
男「おいっ! 言うな――」


つかさ「本当に廊下から一人、突き落としたんだよね!」


男「……っ! こなた……」

(=ω=.;)「………………ゴメン…………」

男「……いいんだ…………終わっ」
つかさ「終わってないよっっっ!」
(=ω=.;)「……」

つかさ「なんで!? なんでそうなるの!? なんで私じゃないの!?」

つかさ「私は我慢した! 私は男くんのこと、諦めようとした!」

つかさ「こなちゃんを突き落とそうとなんてしなかった!――どれだけそうしたかったかわかる!?」

つかさ「なのにこなちゃんは欲張った! 男くんから友達も奪って自分だけのものにした!」

男「……」

つかさ「男くんに愛されてるくせに男くんの悲しい顔に気付かなかったっっっ! それが一番許せないっっっっっ!」

つかさ「だから殺すの! こなちゃんは……そう! 魔女! 今助けてあげるね! 男くんっ!」


男「……こなた、ゴメン……ちょっと………………いいか?」
(=ω=.;)「はぁ……はぁ……ま。いいよ。ううん、ゲホ……そうしてあげて」



つかさ「あはは! ゆるせない……許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せな」



男「つかさ……」

つかさ「あははははははははははははははは!」
男「……」
つかさ「あははっ! どぉして男くんは近付いてくるのかなぁ!?」
男「……」
つかさ「そうか! 魔女に魔法で操られてるんだ!」
男「……」
つかさ「あはっあははははははっ! この正義の包丁を突き刺せば! 魔法が解けるかなぁ!」
男「……」
つかさ「やってみようかなぁ! あはは!」
男「……」
つかさ「……あは…………あははっ……」
男「……」
つかさ「は……はは……」
男「…………やれよ。エリアだぜ」
つかさ「は…………」

男「……」

つかさ「……」

男「……」



つかさ「できないよぉ……」



男「……もう、狂ったフリなんかすんな……」

ギュッ………………カラァン……カラァン………………。

つかさ「…………あああああああああああああああああああっ!」

つかさ「……ひぅ……」
男「……なんでこんなことを?」
つかさ「…………ひっひっ」
男「教えてくれ。なにか理由があるはずだ」
つかさ「…………ううっ」
男「つかさの昨日の涙、本物だったよな?」
つかさ「……」

男「……つかさ…………」

……ピーポーピーポー。

男「あ、こなた! 助けがきたぞ!」
(=ω=.;)「はぁはぁ……ん……あれ…………」

ウー……ウー……!

男「……パトカーも!?」
(=ω=.;)「……男が【禁則事項】やろうとか言うから……」
男「俺のせいかよ!」
つかさ「……あはは。私の笑い声のせいだよ…………」
男「つかさ……」
つかさ「私にはもう、時間ないみたいだね……」
男「……」
つかさ「なんでこんなことしたか、だったっけ。……それは…………」

病院。
(=ω=.)「大したことないってさ」
男「ま。こなただからな」
(=ω=.#)「む……でも縫ったんだよ! 私以外でこの手術に耐えられる人間はいないという伝説が」
男「ほう。そんなにすごいなら、もうこうしても大丈夫か」

ぽんぽん。


『あああああああぁぁぁぁぁいたああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!(病院中に響く声)』


男「おお。すごい声」
(=ω=.#)「はぁはぁはぁ……! そ、そんなプレイは二度としないで!」
男「ういうい」

ガチャ。

かがみ「おいお前ら、騒ぎすぎ。外まで聞こたわよ?」


男「…………」
(=ω=.;)「…………」

かがみ「なんだぁ? 今度は静かになっちゃって。あ……私が見舞いにきたら……駄目だった?」

男「…………」
(=ω=.;)「そ、そんなことないよかがみん! 嬉しすぎて声が出な――」

かがみ「はいはい。そんな見え見えの嘘はいいわよ。……あんたを刺したの、私の妹だもんね……」

男「……」
(=ω=.;)「……」

かがみ「本当、ごめん。こなた……」

つかさ『なんでこんなことしたか、だったっけ。……それは…………実はよく、覚えてないの……』

男『……そっか……』

つかさ『でも……。でもね…………。一つだけ………………』

男『なんだ?』



つかさ『おねーちゃんには……気をつけて…………』



かがみ「……私も、目障りよね……やっぱり……」
(=ω=.;)「い、いいや! かがみんは目に優しいよ! ほら! 男の目にダイブして!」
男「こ、こなたさんそれ俺が死ぬ!」
かがみ「…………私、ここにいてもいいの?」
(=ω=.;)「もろちん!」
かがみ「……う……」



Σ(;=ω=.;)「 ! 」



かがみ「うう……あ、ありがとう二人とも! 本当に……っ!」
男「……」
(=ω=.;)「……」

かがみ「じゃあね、こなた。また来るわね」
(=ω=.;)「いつでも来るのじゃぞー」

……バタン。

男「……(ドアに耳を当て、足音を確かめている)」
(=ω=.;)「……オッケイ?(震える小声)」
男「……オッ」

ガチャ!

かがみ「そういえばさー!」




『ワー!(病院の側のコンビニで聞こえる声)』




かがみ「……うるさいっての! 男、そんなとこでなにしてんの?」
男「な、ナースのパンツ観賞!」
かがみ「変態的なことを言えば誤魔化せると思うなよ」
(=ω=.;)「……お、男っ!」
かがみ「どうせ二人でエロいことしてたんだろ!」
男「え……」
かがみ「ほぉら、図星ね!――あぁ! 私が来る前にもしてたなぁ!? はいはい、熱い熱い」
(=ω=.;)「……」
かがみ「雑誌渡すの忘れてただけだから。はい、これ。ゲーム以外のこともしなさいよね。じゃあね」

バタン……。

男「……」
(=ω=.)「……」
男「……どう思う?」
(=ω=.)「いつものかがみん……」

男「……とりあえず、この件は保留にするか」
(=ω=.;)「でも…………」
男「……大丈夫。俺がいてやる」
(=ω=.*)「……」
男「男、逞しくなったなぁ……」
Σ(=ω=.)「心を読まれた!?」
男「ふっふっふ。お前の心など容易い」
(=ω=.*)「じゃあ次も当ててみてー」
男「オォケイ」
(=ω=.<)「……」
男「チョココロネ食べたいなぁ」
Σ(=ω=.)「うおーっ! マジすげーっ!」

男(単純)

(=ω=.#)「ほほぉう。誰が単純だって」
男「なんだと!? そんな馬鹿な! 強力な呪文で隠してたのに!」
(=ω=.*)「ふっふっふ。師を超えられるはずがなかろう」

男(やっぱり単純)

(=ω=.#)「……」


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最終更新:2009年06月20日 18:29