アットウィキロゴ


ガラッ。

男「おはよー」
(=ω=.)「…………はよ」
みゆき「あら。もうお昼ですよー」
みのる「うぃーす」

みさお「あー! 男マン! やっときたなーっ!」

男「うわ! み、みさお?」
(=ω=.)「あ。みさきち」
みさお「なんだーちびっこも一緒か」
(=ω=.)「だってふたりは恋人ァだもん。私たちは、二人で恋人ァなんだよ?」
みさお「え!? 男マンって、ちびっこと付き合ってたのか!?」
男「そうだよ」
みさお「…………」
(=ω=.#)「みさきち、まさか私の男にちょっかいを……」
みさお「…………」
(=ω=.#)「肯定なのかね」
男「こなた、ちょっと待て。…………みさお?」
みさお「…………男マン……」
男「なんだ?」
みさお「………………放課後、ちょっと話できるかな……」
(=ω=.)「……」
男「あぁ。……こなたも一緒でいいか?」
(=ω=.*)「……」
みさお「ん……」

放課後。
みさお「……」

ガラッ。

男「ちぃーす」
(=ω=.)「WAWAWA私もきたよー」

みさお「あ……。ありがとう……」
男「話ってなんだ?」
みさお「ん。えっと、柊……姉の方の柊の話」
(=ω=.)「ツンデレの方ね」
みさお「柊ってツンデレなのか!? 気付かなかったぁ……」
男「反応するな。こなたのペースにハマると、話が進まん。 ほ ん と に 進 ま ん 」
みさお「わ、わかった」
(=ω=.;)(私だけのせいじゃないような……)

みさお「……柊、休んでんじゃん?」
男「そうだな」
みさお「私さ、昨日の夜、電話してみたんだ」
男「どうだった?」
(=ω=.*)「かがみビーム打たれた!?」
みさお「それがな……わりと元気そうだったんだ」
(=ω=.)「……」
男「……それならいいじゃないか」
みさお「なのに…………」
男「みさお?」
みさお「男……」
男「なんだ? マンはやめたのか?」
みさお「男……男……」
(=ω=.;)「駄目だよ、これ、私の――」


みさお「男……男、男、男! 柊のやつ、男の話しかしないんだってヴァ!」


男「……」


みさお「男の様子はどうだった、とか! 男に会いたい、男といたい!」
(=ω=.;)(……男が固有名詞じゃなかったらただの痴女みたいだな)


みさお「男の部屋に行ったときのこととか! 男と公園で遊んだときのこととか! 同じ話ばっかり!」

みさお「なぁ! なんか私怖いよ! 柊が別人になっちゃったみたいだった!」
男「別人に……」
(=ω=.)「……」
みさお「助けろよ男マン! 柊に電話してやってくれよ!」
男「……」
みさお「助けてよ……ッ!」


帰り道。
(=ω=.)「みさきち、だいぶ打ちのめされてたね……」
男「……だな」
(=ω=.)「かがみんが別人になっちゃったって……」
男「……」
(=ω=.)「つかさが言ってたのは、このことだったんだね……」
男「……」

カナカナカナカナ……。

(=ω=.)「あ。ひぐらし……」
男「……」
(=ω=.*)「……男モテモテ祭り開催中ー!」
男「わっしょいわっしょい! 世界中の女は俺のもの! わっしょいわっしょい!」
(=ω=.*)「顔も性格もだいぶ変! なのになぜモテる! わっしょいわっしょい!」
男「変かな、かな?」
(=ω=.*)「そんなこと言ったかな、かな?」

カナカナカナカナ……。

(=ω=.)「……シャレになんないね」
男「……あぁ。全くだ」
(=ω=.)「男を好きになった人はなんでこうなるのかな、かな?」
男「なんでこうなるんだろ、だろ?」
(=ω=.)「……なんとかできないかな、かな?」
男「……」

(=ω=.)「あ」
男「どした?」
(=ω=.)「……今度の日曜にさ」
男「ん?」
(=ω=.*)「デートしようよ」
男「友達とかに噂されると恥ずかしいから……」
(=ω=.)「友達いないくせに」
男「チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

男「で、日曜にかがみのところにいくのか?」
(=ω=.*)「……」
男「俺はもう止めないぞ」
(=ω=.*)「……」

日曜日。
(=ω=.*)「おまたせー! 男、待ったぁ?」
男「……ムスッ」
(=ω=.*)「怒ってるねー。でもさ! ほら、私、珍しくお洒落してきたよ」
男「……」
(=ω=.*)「男の好きなゴスロリ系だよ!」
男「……それ、コミケで使ったやつだろ……」
(=ω=.;)「ギクッ。で、でもそんなの関係ねぇ!」
男「……」
(=ω=.*)「今日は存分に楽しもー!」
男「……こなた」
(=ω=.*)「ん?」
男「まさか、お前、かがみのことどうでもよくなったのか?」
(=ω=.*)「……なんでそう思うのかな、かな?」
男「だってここ……」


男「水族館じゃねぇか……」


既出新ジャンル「知ったか受付嬢」

受付嬢「やぁ少年。また来たんだね」
男「……」
受付嬢「君のことはよーく覚えてる」
男「……」
受付嬢「おや? よくみたら、今日は彼女連れかい?」
男「……」
受付嬢「お二人様、二千四百円だよ」
男「……」
受付嬢「確かに預かったよ。ほら、入場券だ」
男「……」
受付嬢「少年、助言をしてあげよう」
男「……」
受付嬢「人は愛する人を傷つけ、傷つける人を愛する」
男「……」
受付嬢「だからって傷つけてはいけないよ。そんな暗い顔はいただけないな」
男「……それ、ファイトクラブの冒頭のセリフですよね」
受付嬢「ギクッ」
男「……」
受付嬢「ぐ、偶然だ! わ、私は忙しい! 早くどっかいけー!」
男「……」

(=ω=.*)「うーん。いいまぐろだね」
男「なぁこなた……」

(=ω=.*)「……大丈夫。どうでもよくないよ」
男「……本当か? また二人の世界計画じゃないだろうな?」
(=ω=.*)「最近、感情の煮え煮えはあんまりないから大丈夫だよ」
男「あんまり」
(=ω=.)「……たぶん、かがみんは煮え煮え最高潮なんだろうなぁ」
男「……」
(=ω=.)「そういうときに近付くのは、危ないよ。だからかがみんには悪いけど、今は……」

男「……それはわかった」
(=ω=.*)「説明がよかったからね」
男「でもなんでいまさら水族館なんだ?」
(=ω=.)「……こっちきて」
男「あ……」

サメ「また来やがったか、辛がり野郎」
男「……サメの部屋かよ」
サメ「ほうほう。わかる、わかるぞ。貴様が成長したのがわかるぞ……」
男「……」
サメ「凡人→ヘタレ→熱血の黄金パターンを順調にこなしたようだな。エンディングは近いぞ」
男「……」


サメ「だがまだまだ恋愛マスターへの道のりは長…………あふうっ!」

むにむに。

男「……あれれー? 俺は こ な た にエロいことしたはずなのに、なんでサメがあえぐんだろー?」
サメ「んあっ……コラ、やめやがれこの……ふあっ……」

男「……」
(=ω=.;)「なんでやめたのー?」
男「マジでサメとしてる気分になってきて萎えた……」

(=ω=.*)「あは……もう……」
男「はは……」
サメ「……」


(=ω=.)「…………この部屋、だったよね」
男「あぁ」
(=ω=.)「あの日……」
男「……」
(=ω=.)「この部屋のー」

たったった……ぴたっ。

(=ω=.)「この位置に私は座ってたのー」
男「……」
(=ω=.)「そしたら男がー」

たったった……ぴたっ。

(=ω=.)「この位置に来てくれてー」
男「……」
(=ω=.)「……嬉しかったなぁ。すっごく、嬉しかった」
男「……ルルーシュの次期決定と同じくらい嬉しかったか?」
(=ω=.)「難しいなぁ」
男「ひぎぃ!」
(=ω=.*)「うそうそ」
男「……」

(=ω=.)「男ったら、サメに話しかけちゃって。危ない人だよね」
男「ちゃんと返事がきたからいいんだよ」
(=ω=.*)「それもそうか」

男「……」
(=ω=.)「……実はね、私、死のうと思ってたんだ」
男「え……?」
(=ω=.)「……」
男「……じゃあ俺が来なかったら……今頃……」
(=ω=.*)「こなたったら、いなかった!」
男「……」
(=ω=.)「……それがね、今日、ここに来た理由なの」

(=ω=.)「かがみんの気持ち……どうしたらいいか……考えるならここがいいかなってさ」
男「……」
(=ω=.*)「……じゃ! 病んだかがみん救助作戦、考えますか!」
男「……おう!」


 サメが重々しく泳ぐ。
俺たちはそれを眺めながら、考えた。

 親友を助けたい。

 言葉にするのは簡単なのに、具体的な方法はまったく見つからないまま時間が過ぎた。 気付くと時計の針は、午後八時付近を彷徨っていた。

 そして……

(=ω=.;)「……ま、丸一日考えたのに、なんにも浮かばなかった」
男「水族館無駄すぎる」
Σ(=ω=.)「ひど!」
男「冗談だよ。でももう二度とサメプレイはしない」
(=ω=.;)「ひどい嘘だ……仮にも私が最後にすがった場所だよ……」
男「……最後に、ねぇ……」
(=ω=.)「そうだよ」
男「最後………………」
(=ω=.;)「あーあ。そうは言ったけど、私にもだんだん無駄に思えてき」
男「最後!?」
Σ(=ω=.)「うわ。急に立ち上がらないでよ」
男「それだぁっ!」


 答えは、出た。

(=ω=.*)「な、なにかいい案出たの!? また下らない冗談だったら許さないよ!」
男「冗談じゃない!」
(=ω=.;)「……もしかして『冗談なんて冗談じゃない』って言いたかったってオチじゃ……」
男「そりゃないぜジョーダン!」
(=ω=.#)「……」

ミシミシ……。

男「いたたたたっ! こ、小指を掴むなぁ!」
(=ω=.#)「……」
男「力士じゃないから折れちゃうのぉっ!」
(=ω=.#)「……」

男「ほ、ほんとにいい案が出たんだって痛い誰か助けてくれェーッ!」
(=ω=.)「ぱっ」
男「ふー! ふー!」
(=ω=.)「じゃあ言ってみそ」
男「よし。言うぞ……」
(=ω=.;)「ご、ゴクリ……」






水族館館長「あの、もう閉館なんですけど……」






(=ω=.;)&男「……」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年06月20日 21:07