かがみ「二人が付き合ってるのを知って、私はまたちょっとおかしくなった……」
かがみ「男は面白いやつだ、そんなメールを
たくさん打った」
かがみ「この効果は予想以上……んー……予想……通りかな」
かがみ「この時点で、私があんたの立場なら、一番されたくないことが、これだったからね」
かがみ「やっぱりこなたは男を友達から引き離そうとして……」
かがみ「……ついに一人を突き落とした」
(=ω=.)「……」
かがみ「その頃になると、つかさがクラスの雰囲気に気付いて、男に相談したいと言い出した」
かがみ「私はそれを聞いて、また悪いことを企んだ」
(=ω=.)「……あの日だね。じゃあ、あれは、かがみんだったんだ……」
男「あれって……?」
(=ω=.)「それは……――」
男『またな』
(=ω=.*)『またねー』
男『……これでいいか?』
かがみ『……うん。ありがとう』
男『じゃ、話聞くから、家にこいよ。……つかさも』
つかさ『……ん』
かがみ『…………』
(=ω=.*)『ふんふふーん……男とネトゲ! ネット恋愛ー』
コンッ……コンッ……。
(=ω=.*)『窓に石!? お、男がカムバック!?』
ガラッ!
(=ω=.*)『しょーがないなー! この甘えん……ぼ………………』
(=ω=.)「…………見えたのは、三人の後ろ姿だったんだ……」
男「まさか……」
かがみ「…………私が、石を投げたの」
かがみ「…………こなたは突っ込んでくるかと思ったんだけどな」
(=ω=.;)「あ、あのときは気が動転。世界が反転。聞こえない足音が聞こえるくらいの精神状態だったからね」
かがみ「……わかる」
男「…………ちょ」
かがみ「それでさ、その後は知っての通り、クラスを決起させたわけ」
かがみ「……余談だけど、みさおって案外鋭いのよ? 私に『陰謀だー!』とか言ってきたし」
(=ω=.)「直感で生きてるような人間だからね。野生というか」
かがみ「じっ……」
(=ω=.)「……なに?」
かがみ「なんで怒ってないの?」
(=ω=.)「ちょっとだけ怒ってるよ」
かがみ「ちょっと?」
(=ω=.#)「……あーもう! もう今さらかがみんがなにしてようが私は怒らないわーっ!」
(=ω=.)「ってネ」
かがみ「……こなた……」
(=ω=.)「……そのあと私に優しくしてくれたし……」
かがみ「いや、あれは、こなたが元気になったら、現彼女のつかさを殺*してくれるかなーって……」
(=ω=.;)「怒らない……けどマジヘコむ………………聞かなきゃよかった……」
かがみ「…………ごめん」
(=ω=.)「ま、いいよ。反省してるなら」
男「お前軽いなぁー」
(=ω=.*)「そこが魅力だよね?」
男「……ん?」
(=ω=.)「どったの」
男「でも、それっておかしくないか?」
かがみ「……どこがよ?」
男「俺、グーパンチされましたよ?」
(=ω=.*)「そ、そうだ! それに、私復活のときに泣いてくれてた! あれは演技じゃないよね、かがみん!」
かがみ「うん……。あれには、私もびっくりした」
男「……なんだ。やっぱりかがみはかがみじゃないか」
かがみ「……」
男「つかさをどうする、とか、こなたをどうする、とかしながら、空回ってるとことか、いかにもお前らしい」
かがみ「……やったことは恐ろしいけどな」
男「はは……」
(=ω=.*)「うーん! よかったよかった! 一件落着! さぁ! 学校行こう!」
男「え」
(=ω=.)「え」
(=ω=.;)「まだなんかあんの? もうそろそろこの話やめたいんだけどナー」
男「辛がり」
(=ω=.;)「……う」
かがみ「そうよこなた。まだ話してないこと残ってる」
(=ω=.;)「き、きかざる」
かがみ「それと、辛がりって、なに?」
(=ω=.;)「い、いわざる」
男「現実を直死しろ!」
(=ω=.;)「み、みざ……つきひめ」
かがみ「……大丈夫。ここからはあんまり辛い話じゃないから。少なくともこなたにとっては、ね」
(=ω=.;)「了解した。でも、短く、ね。みうゅきさんじゃあるまいし」
かがみ「あは。そうね。あの長い話はいただけないわ」
男(ためらいなく陰口……ッ!? これが……女の友情……だというのかッ!)
かがみ「残ってる話は一つだけ。私がなぜ学校を休んでたのか……それと……これ」
男「あ。一万五千円」
かがみ「……そう。このネックレスの話よ」
かがみ「これを貰った日から、狂ってしまっていた私の心が昔に戻った」
かがみ「……ううん。時々、抑え切れなくなるときもあったけど、これを握ると、心は静かになった」
かがみ「そうするうちに、辛いときはこれにすがる癖がついた」
かがみ「……男とあの公園で会った夜もヤバかったなぁ」
(=ω=.#)「あんたァなんしてんッ!」
男「しぃーましぇーん!」
かがみ「……」
(=ω=.)「……」
男「……」
かがみ「そんで、その、つかさがあんなことになって」
かがみ「思い知った」
かがみ「これが私のしてきたことの結果なんだって」
かがみ「病院にお見舞いに行ったとき、心なしかあんた達の表情は私を責めている気さえした」
かがみ「怖かった……」
かがみ「あんなことになったのに、喜んでいる自分がまだ存在することが一番怖かった……!」
かがみ「だから私は、そんな自分を抑えつけるために、一層このペンダントに縋った」
かがみ「…………怖くて、怖くて、怖くて、怖くて、怖くて!」
かがみ「ずっとベッドで丸まって、この石を握ってた!」
かがみ「……そうすることでしか、罪の重さに耐えられなかったから」
かがみ「……いつしか部屋から出ることもなくなって、毎日毎日そうしてた」
かがみ「…………今も、ね」
(=ω=.)「……」
男「……」
サァァァ……。
かがみ「…………風が、なびく音がするわね」
サァァァ……。
かがみ「……今まで気にしたこともなかったんだけどなぁ」
……。
(=ω=.)「かがみん……」
かがみ「……」
男「ごめん、かがみ…………」
かがみ「……」
男「……」
かがみ「……なんで男が謝るのよ?」
男「病院でお前が感じたこと。実は……あれは…………」
サァァァ……。
かがみ「……つかさも、案外鋭いんだ」
男「……」
かがみ「人はみんな、みかけによらないってことかな」
(=ω=.*)「……かがみんもね」
かがみ「あはは……容赦ないな、お前」
かがみ「弱いな、私は」
男「……かがみだけが弱いわけじゃない」
男「みんな、必死にもがいてる」
かがみ「……」
男「俺は人を傷つけた。こなたも人を傷つけた。つかさも人を傷つけた」
かがみ「……」
男「でも、その罪の重さを背負ってでも、生きていられるのは……」
かがみ「……」
(=ω=.)「……」
男「…………お互いに支えあってるからだ」
かがみ「……」
男「つかさがなぜそう出来なかったのかは、わからない。だけど、俺達はそうやってるから生きていられてる」
かがみ「男……」
男「無様に見えてもいい」
(=ω=.)「……」
男「滑稽な話に見えても構わない!」
かがみ「……っ!」
男「鮮血に彩られた美しい結末よりも、俺は泥臭くても下らない終わり方を選ぶ!」
かがみ「…………男ぉ……っ!」
男「……もうそんなネックレス、捨てろよ」
かがみ「でも、わ、私…………許され……ないっ…………きっと! きっとまた……男を! こなたを!」
(=. )「……かがみん、かがみん。こっち見てー」
かがみ「え……――っ!?」
(=. )「ザ・ワールド」
かがみ「……」
男「……」
(=. )「……」
かがみ&男「――ぶはっっっ!」
(=. )「……」
かがみ「あっ、あ、あはっ! やだ! あははははっ! ま、またその顔……あははっ!」
(=. )「……」
男「ぶはははは! な、なんだその顔……どうやって、ぷくっ! ぎゃははははは!」
(=. )「……」
かがみ「あははは!……や、やめなさいよ! し、真剣なっ!……っ! 話を……あはは!」
(=. )「……」
男「ひー、ひー! 笑いすぎて腹筋がばんじゃいしちゃうーっ! あははっ!」
(=.* )「……」
かがみ&男「はぁ……はぁ…………」
(=ω=.*)「笑い声は喘ぎ声に似てるという。トゥナイトⅡでやってた」
かがみ「なっ!」
男「ほう!」
かがみ「ば、馬鹿男! こっちみんな!」
(=ω=.*)「……かがみん、どう?」
かがみ「え……」
(=ω=.*)「笑えば、色々とオッケイでしょ!」
かがみ「……」
男(こなた……)
(=ω=.*)「二人とも、難しく考えすぎ。男は暑すぎ。あんたは昔のヒーローか、暑苦しいなぁ」
男「……はーはっは」
(=ω=.*)「かがみは腹黒すぎ。もっと心をおっぴろげーしなさい」
かがみ「……おっぴろげ」
(=ω=.*)「それだけでいいじゃん。私はそうしてるよ」
かがみ「こなた……」
(=ω=.*)「よし! 今度こそ文句はないかな、かな!?」
かがみ「なにに……?」
(=ω=.*)「学校にトゥギャザーしようぜ!」
最終更新:2009年06月20日 21:14