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かがみの部屋。
かがみ「……」

ガチャ。

(=ω=.*)「ハロー」
男「ワーク」
かがみ「まさか、それがしたかっただけじゃないだろうな」
(=ω=.;)「やだなぁ。そんなはずないじゃん」
男「ショック受けちゃうよねー」
かがみ「……なら、いいんだけど……」
(=ω=.;)「……」
男「……」
かがみ「……まぁ、座りなさいよ。お茶でもいれてあげるから。……待っててね」

(=ω=.)「……」

キラキラヒーカールーホシヨーキミハドコーヘーイクーノー……。

(=ω=.)「ん? 誰の携帯かのー?」
男「……かがみだろ。おーい、かがみー! 携帯なってるぞー!」

かがみ「誰からー?」

男「誰だ?」
(=ω=.)「……日下部って表示されてますな、そらぁみさきちのこってすな」
男「みさおだってさー!」

かがみ「出といてー」

イクセンノートキコエータラー……ピッ。

男「はい、こちら地球防衛軍」

みさお『おわぁー! お、男マン!?』
男「む。なぜ慌てるのかね? さてはお前宇宙生物ミサスだな」
みさお『はっはっは。よくぞ気付いた!』
男「おのれ侵略者!」
みさお『ケロケロリ』
男「この俺がお前を倒し、世界を救ってやる!」
みさお『ま、まさか貴様は、伝説の……隊員と呼ばれた……』
男「今さら気付いてももう遅い! 俺はお前らインベーダーを狩るも……」
みさお『隙あり! じゅお~』
男「さっ、サンダーっ!」

みさお『で、柊は?』
男「俺達とサボリ」

みさお『えー! なんで私も誘ってくれないんだよー』
男「……誘って欲しかったのか? 不良になりたがるお年頃なのか?」
みさお『別になりたかないけどさー。私は男マンが誘ってくれるならどこでも連いていくんだぜ!?』
男「は……?」
みさお『え……あ……こ、言葉の綾なんだってヴァ! そ、それに、柊もいるしなー!』
男「……彩乃さんなら仕方ないな」
みさお『うー……』
男「……」
みさお『……』
男「……」
みさお『…………柊さ、元気にしてやってくれよな』
男「……お前……」
みさお『じゃあな!』

ピッ。

(=ω=.)「みさきち、なんだって?」
男「……かがみを元気にしろ、だって」
(=ω=.)「……」
男「……」


かがみ「……おまたせ。あれ、電話は?」
男「あぁ、終わったよ」
かがみ「ふーん……。日下部、なんだって?」
男「…………学校来いよ!……だってさ」
かがみ「日下部らしいなー……」
(=ω=.)「……」
男「……」


かがみ「……」
(=ω=.)「……」
男「……」
かがみ「…………話……」
(=ω=.)「……」
かがみ「話……聞いていい……?」
男「……そのために学校サボらせたんだからな」
かがみ「……私の人生初よ、こんなことすんの」
男「そっかぁ……大人の階段上ったな」
かがみ「……」
男「……」
(=ω=.)「……」
かがみ「……」
男「……」

(=ω=.)「……………………男」

男「…………わかってる。…………なぁ、かがみ」

かがみ「……ん……?」

男「話聞きたいって言ったな?」

かがみ「……うん」

男「逆なんだ」

かがみ「え……」

男「…………かがみに、聞きたいことがあるんだ」

かがみ「…………私に?」



男「あぁ…………」



かがみ「つかさについての話で?」



男「…………あぁ……」



かがみ「あんた達には全部話したと思うんだけど……」



男「……」



かがみ「……まぁ、いいわ。…………何?」




男「お前さ…………」





かがみ「……」







男「…………香水、持ってないか?」

かがみ「……香水?」
男「……あぁ。香水だ」
かがみ「私だって一応、それくらい持ってるわよ」
男「……見当たらないぞ」
かがみ「あんまり使わないから、引き出しにしまってあるのよ」
男「……持ってきてくれないか?」
かがみ「はぁ?……わけわかんないんだけど……」
男「頼む……」
かがみ「……どの香水?」
男「…………全部だ」
かがみ「…………わかった」



かがみ「よい……しょ……」

トン、トン、トン、トン……。

かがみ「……ふぅ。これで全部よ?」
男「結構、持ってるんだな……」
(=ω=.)「……」
かがみ「まぁね。宝の持ち腐れみたいなものだけど」
男「……どれどれ」
かがみ「あ、こら……」

シュ……。

(=ω=.)「んー。中々スパイシー」
かがみ「お前は一体なにがしたいんだ!」
男「次……」

シュ……。

(=ω=.)「フルーティー」
かがみ「だから……っ!」
男「次……」

シュ……。

(=ω=.)「フレッシュ……いや……リセッシュ?」
かがみ「どっちでもいいわよ! 男! こんなことするだけなら……!」
男「……次」

男「……これで、全部か」
かがみ「部屋がくさくなっちゃったじゃない!」
(=ω=.)「……」
かがみ「どうしてくれるのよ!」
男「……」
かがみ「ていうか、つかさの話とこれが、どう関係……」
男「かがみ」
かがみ「……?」


男「本当に、これで全部なのか?」


かがみ「な………………」


(=ω=.)「……」
男「答えてくれ」
かがみ「……」
男「本当に、全部か?」

かがみ「……」

男「……」

(=ω=.)「……」

かがみ「…………そうよ」

男「信じていいのか?」
かがみ「……」
男「それなら……俺達は……もう帰るから…………」
かがみ「……」
男「教えてくれ………………」

かがみ「……」

かがみ「…………」

かがみ「………………」





かがみ「…………もう……一つだけ……」

(=ω=.)「……」
かがみ「……」
男「…………やっぱ、そうなのか」
かがみ「……」
男「さっきのお前の答え方、前に嘘ついてたときと同じだったもんな……」
かがみ「……」
男「……」
(=ω=.)「……男……」
男「………………あぁ」

ガサッ。

かがみ「……これは……」
男「つかさの手紙だよ」
かがみ「……」
(=ω=.)「男がシワシワにしくさったけどね」
かがみ「……」

男「……なんで香水がどうとか言ったかというとな……」
かがみ「……」
男「手紙の…………一番最後のとこ、読んでみてくれ」
かがみ「……」
男「……そしたらわかるから……」
かがみ「……――」


『じゃあ、そろそろ終わりにするね。男くんには手紙を送
 ってないので、こなちゃんからつかさが謝っていたと伝
 えてくれると嬉しいです。とっても喜びます。最後に。
 お姉ちゃんが持っている香水に、注意して下さい。
                     ――つかさ』


かがみ「…………っ!」

男「……」
(=ω=.)「……」
かがみ「…………なに……これ…………」
男「…………消えてた部分を書き直したら……」
かがみ「…………」
男「こうなったんだ」

男「シワを直してたら、ここに文字があったことに気付いた」
かがみ「……」
男「いや、そもそも、最初から意味が通らなかったんだ」
かがみ「……」
男「この部分……『とっても喜びます。最後に』ってところだ」
かがみ「……」
男「よく考えるとおかしいだろ?」
かがみ「……」
男「……つかさは、最後に警告したかったんだ」
かがみ「……」
男「なのに、消えてた」
かがみ「……」
男「……これは、つかさが消したんじゃない」
かがみ「……」

男「消されたんだ」

かがみ「……」
男「……かがみ」
かがみ「……」
男「これはきっと、すごく重要なことなんだ」
かがみ「……や……」
男「……だから……」
かがみ「…………いや……いや……」
男「その香水を……」

かがみ「いやぁっ!」

男「……」
(=ω=.)「……」
かがみ「……アレに触りたくない……男……私、触りたくないの…………」
男「……」
かがみ「アレを見てると、死にたくなるほど嫌な気分になるの……」
男「……」
かがみ「何度も捨てようとした……だけど……そうすると…………」
男「……」
かがみ「アレに触った瞬間……吐き気が…………」
男「……」
かがみ「……だから………………」
男「……」
かがみ「…………お願い……」
男「……」
(=ω=.)「……」

男「……」
かがみ「……」
男「それでも……」
かがみ「……」
男「つかさのために……」
かがみ「……」
男「あいつに出来ること……!」
かがみ「……」
男「もうこれしか、残ってないんだ……!」
かがみ「……っ!」
男「だからかがみ……お願いだ…………」
かがみ「……」

かがみ「………………」

男「……」

かがみ「私の…………妹…………」

男「……」

かがみ「たった一人の……妹……」

男「かがみ……」

かがみ「……」

男「……」



かがみ「…………わかった……」


ゴトン……。

 かがみが持ってきたのは、金で装飾された、真っ赤な宝石箱のようだった。

かがみ「はぁ……はぁ…………」
(=ω=.;)「かがみん……大丈夫……?」
かがみ「う……うん…………。男……」
男「ん……」
かがみ「……はぁ、はぁ…………この中に……入ってる…………と思う……」
男「……え?」
かがみ「わからない……よくわからない……はぁ、はぁ……開けたことないから……」
男「……どういう……」
かがみ「……開けたことないのに……私……中身を知ってるの…………うっ」

ガクッ。

(=ω=.;)「かがみん!」
かがみ「はぁ……あ、ありがと、こなた……」
(=ω=.;)「……凄い汗……っ! 男! もう!」
かがみ「……き、気にしないで……いい…………!」
(=ω=.;)「でも……っ!」
かがみ「男……! 開けて……!」
男「…………わかった……!」

キィィ……。

男「………………」

 中に入っていたのは、箱に対してあまりに小さく、美しい子ビンだった。

男「………………」

 気付いたときには、俺はそれに手に取っていた。そして……――



かがみ「…………」






――かがみが、ソレを見た。








かがみ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

かがみ「あ……………………」


 そして、かがみは糸が切れた人形のように崩れ落ちた。

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最終更新:2009年07月06日 21:45