(=ω=.)「そういえばさ、ここ、牢屋? それにしては普通の部屋っぽいけど」
かがみ「あんたの言う通り、普通の部屋よ。ドアはさすがに開かないけどね」
(=ω=.)「へー。さすがかがみさん。何処にでも順応出来るね」
かがみ「なんかその言い方ムカつくんだけど」
男「そういえば、ずっとこの部屋に監禁されてたのか?」
つかさ「そうだよー。でもおねーちゃんはまだ良い方だよー。私なんかもう何ヵ月もここに住んでるんだから」
男「じゃあもはやここは『つかさの部屋』だな」
つかさ「うっ。ひど……。というか私、おねーちゃんが来てくれるまで、ここ、病院だと思ってたんだよ?」
(=ω=.)「カウンセリングとか受けてたの? それとも大勢の男達から肉奴隷に」
つかさ「さ、されてないよ! 男くん! されてないからね!」
男「ご……ゴクリ」
つかさ「うー。男くんに脳内で汚されたー!」
男「たぶん冗談だって。で、本当はナニしてたんだ?」
つかさ「な、なんでカタカナで言うのさ。ずっとテレビ見てたり、ネットゲームしてたんだ」
かがみ「ニートかよ」
(=ω=.*)「ネトゲって、もしかしてアレ!?」
つかさ「そうそう。楽しいよね、アレ!」
(=ω=.*)「じゃあさ、じゃあさ! 今度一緒にやろうよ! キャラ名教えて!」
つかさ「えへへ。サイクロン・NEOだよー」
男「お前だったのかYO!」
つかさ「わぁ……男くんと私は、身体だけじゃなくネットでも繋がってたんだね……運命……」
男「ちょっなに言って」
(#=ω=.#)「別にいいよ、つかさが相手なら」
男「顔がそう言ってねぇ!」
かがみ「ふーん……。じゃあ、私だけなんだ……。そういうことして貰ってないの……」
男「か、かがみさん!?」
かがみ「あ、いや……その! そうして貰いたいわけじゃなくて……ただ……えーと……」
(=ω=.*)「かがみんは仲間ハズレになるのが嫌なんだよねぇ。寂しいんだよねぇ」
かがみ「ち、ちがっ」
(=ω=.*)「今度貸して あ げ る よ 」
かがみ「~~~~~~~っ!」
つかさ「あ。こなちゃん、私にも……」
男「なっ!?」
(=ω=.*)「じゃ、いっその事、今からみんなで!」
男「お前ら! か、勝手に何をっ!」
かがみ「あの……その…………優しく……」
ズバアアアアアアン!
男の心の審判「スゥトライィク!」
(=ω=.*)「ハーレムCG回収だぁー」
(省略されました。かがみんかわいいよかがみん)
男「…………省略されました。かがみんかわいいよかがみん……」
(=ω=.;)「男? なにボーッとしてんの?」
男「えっ」
つかさ「そうだよー。ネトゲで会えて、嬉しかったなぁーって話してたら、急にボーッてしちゃって」
男「えっ」
かがみ「なにエロいこと考えてたんだか……」
男「は、ハーレムCGは!?」
(=ω=.;)「そんな露骨なエロゲみたいな展開あるわけないじゃん」
男「………………」
(=ω=.)「でさ! ネット繋がってるんだったら、そこから助けを求められないかな!?」
かがみ「無理よ。私が目を覚ました頃には、回線切断されてたから」
(=ω=.;)「敵も周到だね」
男「こりゃあ……ちょっと脱出は難しいかもな……っていうか絶対絶命?」
つかさ「どんだけー」
(=ω=.)「あの人……研究に協力してもらうとか言ってたけど……」
かがみ「そんなことを?」
(=ω=.;)「うん。嫌だなぁ……エロゲ的に考えると、ここは鬼畜CG回収どころだもん」
男「んー。確かにそれはいただけないなぁ。今までが学園モノだとさらにそのショックは増す」
(=ω=.;)「だよねー。萎えるよねー」
かがみ「真面目に考えなさいよ」
(=ω=.;)「だってなにも案が出ないんだもーん!」
つかさ「あぁ!」
男「うわっ。なんだよ、つかさ」
つかさ「ご飯が運ばれてきたよー! お腹ペコペコだったんだー」
男「……なんかお前、逞しくなったな……」
みんな「いただきまーす」
つかさ「ぱくぱく!」
(=ω=.)「腹が減っては戦は出来ぬというしね」
かがみ「戦だったら、私達捕虜じゃない」
(=ω=.;)「そうっすね……」
男「もはや我が軍は全員捕まったな……」
つかさ「もぐ……」
男「誰かダイナマイトでも持ってないか? こうなったらケツに仕込んで全員……」
(=ω=.)「小早川大尉どの……愛しておりました」
かがみ「へ、変態! あんたら本当に変態!」
(=ω=.)「小早川…………ゆーちゃん……」
かがみ「え……」
(=ω=.)「もう逃げられないのかな」
かがみ「……」
男「……」
つかさ「ぐむ……」
(=ω=.)「……」
かがみ「……」
男「……」
トゥルルルルル……。
男「……電話……」
(=ω=.)「……」
かがみ「……」
つかさ「……」
ルル……カチャ。
博士『もう昼食は済んだ?』
男「……まぁな」
博士『ならよかった。今から検査をするから、迎えを寄越すわ』
男「検査?」
博士『ええ。久々に貴方がいるんだから、色々調べたいことがあるの』
男「……」
博士『じゃ、あとでね』
男「……」
カチャ。
(=ω=.)「……」
男「……俺だけでいいってさ。よかったな。鬼畜CGはなしだ」
(=ω=.)「……小早川大尉どの……」
男「ダイナマイトはねぇ!」
(=ω=.;)「そわそわ」
(=ω=.;)「そわそわ」
(=ω=.;)「そわそ……」
かがみ「……いい加減そわそわすんのやめなさいよね」
(=ω=.;)「だって……まだ帰って来ないんだよ!? 五時間だよ!? 遅すぎるよ!」
つかさ「……確かに、遅いね……」
(=ω=.;)「あーあー! 何かあったのではあるまいか! わ、私の嫁なのに!」
つかさ「こ、こなちゃんがお嫁さんじゃないんだ……」
(=ω=.)「よし。探しに行こう」
ガンッ。
(=ω=.;)「鍵開いてねーっ!」
かがみ「お前それすんの何回目だ」
(=ω=.;)「はわ……はわ……」
つかさ「こ、こなちゃんがおかしくなりつつある」
(=ω=.;)「ま、マズいよ! きっと今頃、男は煙草を尻の穴に……」
かがみ「そのネタはもうやめい!」
(=ω=.)「よし。探しに行こう」
かがみ「だから開いてないって……」
ガチャリ……。
かがみ「え!?」
つかさ「わ!」
(=ω=.*)「開いたーっ! 男! 今行く……」
研究者「泉こなたさんですね?」
(=ω=.;)「うわっ……」
研究者「博士がお呼びです。ついてきて下さい」
(=ω=.;)「え……あ………………うん」
かがみ「こなた……」
つかさ「こなちゃん……」
(=ω=.*)「…………心配召されるな! 死亡フラグの回避くらい楽勝だよ。伊達に恋愛マスターやってないからね」」
かがみ「……でも……気をつけてね……」
つかさ「待ってるよ?」
(=ω=.*)「うんっ」
ウィーン……。
博士「……」
(=ω=.)「来たよ」
博士「……あぁ……来たの」
(=ω=.;)「自分が呼んどいてからに」
博士「……」
(=ω=.)「男は?」
博士「……」
(=ω=.)「どこにいるの?」
博士「……」
(=ω=.;)「黙ってちゃわかんないんだけど」
博士「……」
(=ω=.)「ねぇ」
博士「………………ふふ」
(=ω=.)「ん?」
博士「アハハ……アハハハハハハ!」
(=ω=.;)「もう……その笑い方やめてくれないかな?」
博士「アハハ! だ、だって……これが笑わずにいられる!?」
(=ω=.;)「知らないよ。あんたのツボは私のと相当違うし」
博士「ふふ……」
(=ω=.;)「もう」
博士「笑わずにはいられないわ……」
(=ω=.;)「だからなにが」
博士「……」
(=ω=.;)「……」
博士「男君の……検査の結果よ」
(=ω=.)「男の……」
博士「私はね、男君のLKST遺伝子に問題が無いか、調べてみたの」
(=ω=.)「……」
博士「愛、そう言ったわね」
(=ω=.)「……言ったよ」
博士「ふふ……じゃあこれが、貴方の『愛』なの?」
(=ω=.)「え……」
博士「男君は、死ぬわ」
(=ω=.)「……」
博士「……」
(=ω=.)「え……」
博士「……」
(=ω=.)「どういう……こと……?」
博士「……」
(=ω=.)「嘘……だよね……?」
博士「……なんだ……気付いてたわけじゃ、なかったのね」
(=ω=.)「……」
博士「ま。男君本人も気付いてたわけじゃなさそうだったし」
(=ω=.)「……」
博士「いいわ。説明してあげる」
(=ω=.)「……」
博士「……ついて来なさい」
(=ω=.)「男!」
男「……よ。こなた」
(=ω=.)「男……大丈夫……? 大丈夫なの……?」
男「ん。問題ない」
博士「問題だらけよ」
男「……はぁ?」
博士「……」
(=ω=.)「……」
男「なにが問題なんだよ?」
博士「……」
(=ω=.)「……」
男「なぁ……」
博士「……」
(=ω=.)「……」
男「……」
博士「……貴方、頭痛がするんでしょう?」
男「…………なぜ……それを……」
(=ω=.)「男!?」
博士「……やっぱり、そう……」
男「……」
(=ω=.;)「そうなの……?」
男「…………あぁ」
(=ω=.;)「そんな……!」
男「でもそれが何なんだ? ただの偏頭痛だぞ?」
博士「……」
(=ω=.)「……」
男「……」
博士「……違うわ」
男「……え?……ビート?」
博士「貴方のは、ただの頭痛じゃない」
男「……」
博士「泉さんにはもう言ったけどね」
(=ω=.)「……」
博士「貴方は、死ぬ」
男「………………」
博士「……貴方、一度強く頭をぶつけなかった?」
男「……」
『や、やめろっての! うわっ!』
『あはは! 情けないぞーっ、男ーっ! ここでもやられてばっかかーっ!』
『む、ムキーッ! もう怒った! 透けブラ見てやる! 目で犯してやるっ!』
ザッパー……つるっ! ゴンッッッ!
『----っっっっっ!』
『ドジ』
男「………………あ……」
(=ω=.;)「!」
博士「……そのときから、頭痛は始まったはずよ」
男「……」
(=ω=.;)「……」
博士「でもそれは、さっきも言ったように、ただの偏頭痛なんかじゃない」
男「……」
博士「貴方のLKST遺伝子が、重大な変質を起こしている、兆候なの」
博士「頭部への衝撃は、小さな亀裂に過ぎなかった」
男「……」
博士「問題は」
男「……」
博士「数々の精神的な動揺」
男「……」
博士「精神的な成長」
男「……」
博士「その他の幾多の因子」
男「……」
博士「それらが、亀裂の上にのしかかったこと」
男「……」
博士「そうなることで、貴方のLKST遺伝子に変化があらわれた」
男「……変化……」
博士「事実上、多少なりともその能力を弱めるような変化よ」
男「能力を……」
博士「でも」
男「……」
博士「貴方の身体は、それに耐えられない」
男「……」
博士「だから、貴方は死ぬの」
男「……」
博士「ねぇ、泉さん」
(=ω=.)「……」
博士「これが『愛』の力なの?」
(=ω=.)「そんな……そんなつもり……」
男「……」
(=ω=.)「私は……そんな……」
男「……」
(=ω=、)「私! 私はっ!」
『みんな男が好きなんだよ。なんたらかんたら遺伝子が好きなんじゃないよ』
『……』
『……いや、始めは、そこからだったのかもしれないけど』
『……』
『だけどね。あれから私達は、一つ乗り越える毎に、強くなれたんだよ』
『……』
『だから……きっと私達なら負けないよ』
(=ω=、)「そんなつもりじゃない! そんなつもりじゃなかったっ!」
男「……」
(=ω=、)「私……男に……そんな……」
男「…………いいんだ」
(=ω=、)「……」
男「証明じゃないか」
(=ω=、)「……」
男「糞遺伝子に俺達が勝った、証明だ」
(=ω=、)「……」
男「……」
(=ω=、)「……いらない……」
男「……」
(=ω=、)「そんな証明いらないっ!」
男「……」
(=ω=、)「男がいなくなるくらいなら! そんな証明はいらない!」
男「……こな……」
ズキッ!
男「が……っ!」
(=ω=、)「男!?」
男「ぐぁ…………あぁ…………」
(=ω=、)「男! 男! しっかりしてぇ!」
男「あああぁ……っ! くっ…………ああああ!」
(=ω=、)「嫌だっ! 死んじゃ嫌だっ!」
男「あぁ……ぐ…………うあああああ!」
(=ω=、)「誰か……誰かぁっ!」
男「うぅ……うぅぅ……」
(=ω=、)「あっ、あんた、科学者なんでしょ!? なんとかしてよっ!」
博士「……」
(=ω=、)「あんたのせいでこうなったんだ! みんなみんな、あんたのせいだっ!」
博士「……」
(=ω=、)「ぐすっ……ぐすっ…………あ、あんたの……」
博士「……」
(=ω=、)「男を…………助けてよぉ………………」
博士「……」
博士「一つだけ……方法があるわ」
(=ω=、)「……っ! なに!?」
博士「LKST遺伝子を、正常に戻すの」
(=ω=、)「…………そんなことが……」
博士「私なら、出来るわ」
(=ω=、)「でも……そんなことしたらっ!」
博士「そうね。貴方達の平穏も、そこまでね」
(=ω=、)「うう…………ううう!」
博士「……泉こなた」
(=ω=、)「うう……うう……!」
博士「貴方に選ばせてあげる」
(=ω=、)「…………えっ……」
博士「男君を、助けるかどうかを」
(=ω=、)「……私……私は……っ!」
男を助ける。ピッ
男を……。
最終更新:2009年08月20日 14:54