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本編終了後の設定です。あるか分からない清澄高校付近の秋祭りです
京太郎「お、来たか」
和「待たせました?」
京太郎「いや、あんまり待ってないけど……」
和「けど?」
京太郎「優希がタコス屋見つけて走って行って、咲がそれを追っていった……」
和「あー」
京太郎「一応地元だし、大丈夫だと思って俺は和を待ってた」
和「1年生みんなで行く予定でしたのに……」
京太郎「ま、そのうち合流できるさ。待ってても暇だし適当にまわろうぜ」
和「はい、そうしましょう」
京太郎「俺は毎年来るけど、和は初めてだっけ?」
和「ええ。家から少し遠いですし、あまり興味がありませんでしたから」
京太郎「なるほど。だったら興味持てるように楽しんでもらわないとな。俺のエスコートじゃ役不足かもしれないけど」
和「そんなことないですよ。エスコートお願いします」
京太郎「じゃあ、たこ焼きとタコス、どっちがいい?」
和「なんでタコスが……」
京太郎「そりゃ全国で準優勝した高校にタコス好きがいたからだろ。最近ちょっとしたブームになってるらしいぜ」
和「優希がそんなに有名になってるんですか?」
京太郎「優希っつーかみんながじゃね?和とか元々有名だったけどな」
和「私は別にいいんですけどね」
京太郎「そんな有名人と二人でいて変な噂になったりしてなー」
和「……ありですね」
京太郎「何が?」
和「あ、いえ……たこ焼きがありですね」
京太郎「そか。じゃ、おっちゃーん。たこ焼き二つ」
和(危ない危ない……)
和「ええと、料金は」
京太郎「ほい二人分なー」
和「え?」
京太郎「おう、ありがとよ。ほい、和」
和「須賀くん、私の分まで出して……」
京太郎「ああ。別にいいって。熱い内に食べようぜ」
和「でも悪いですよ」
京太郎「これくらい、気にすんなって。俺はお金どうこうより、おいしそうに食べてくれる方がいいかな」
和「……ありがとうございます。いただきます」
京太郎「ああ」
和「……熱っ!」
京太郎「……意外とドジなとこあるんだな」
和「たこ焼きってあんなに美味しいものだったんですね」
京太郎「出来立てだったからな。さて次は……お、射的やってる」
和「色々な景品がありますね。本にジュース。ぬいぐるみに麻雀牌……当たるんですか?」
京太郎「無理だろ。でも、久しぶりにやってみるかな。おっちゃーん、1回頼むわ」
和「頑張ってください」
京太郎「任せろ。昔は取りすぎて屋台のおっちゃん泣かしたくらいだ」
和「……ほどほどにしてくださいね」
京太郎「仕方ないな。麻雀牌とジュースにしとくか」
和「言ってる傍から当ててる……」
京太郎「ん、腕はなまってない。おっちゃん、景品……麻雀牌は特別賞?」
和「それ……」
京太郎「Kちゃんぬいぐるみだな。浴衣仕様……これ夏の残りものじゃないか?」
和「良かったじゃないですか。少なくとも、麻雀牌1つ渡されても使い道ないですから」
京太郎「そうだなー。ほい、プレゼント」
和「え?いいんですか?」
京太郎「俺が持っててもなー。今日の記念だ」
和「……ありがとうございます」
京太郎「さて、いい加減咲達と合流したいんだけどな」
和「……須賀くん、いいですか?」
京太郎「なんだ?」
和「今日は、ありがとうございます。とても楽しかったです」
京太郎「おいおい。まだ祭り終わってないぜ?まあ、どういたしまして」
和「はい。色々気をつかってもらって、優しくしてくれて、本当に感謝してます」
京太郎「言いすぎだって。大したことしてないよ」
和「いいえ。私、本当に須賀くんに感謝しているんですよ?」
和「……それこそ、感謝以上ですよ」
京太郎「……和?」
和「……須賀くん、私」
優希「あ!のどちゃん発見!!」
咲「京ちゃん!もう、どこ行ってたの!!」
京太郎「お前ら……和も待たずにどっか行ってて言うことかこのちんちくりん共め。どこで何やってたんだよ」
優希「ふっ、モテる女は辛いじぇ」
咲「えっと、タコス屋さん行ったらいろんな人が優希ちゃんにタコスくれて、私もなんか色々聞かれて……」
京太郎「餌付けと有名人と話したかっただけか」
優希「餌付けってなんだー!!のどちゃん、こんなのといて大丈夫だったか?」
和「は、はい。むしろ、すごく良くしてくれましたよ」
咲「本当?京ちゃんが遊んでただけじゃないの?」
京太郎「昔祭りを迷子だけで終わらせてたやつが言うか?」
咲「も、もう大丈夫だもん!ほら、行こ!!」
京太郎「ったく仕方ないな。またみんなで回るか」
優希「よーし!まずはタコスだじぇ!!」
京太郎「ったく……あ、和さっきなんか言いかけてなかったか?」
和「……はい。えっとですね、ずっと須賀くんって呼ぶのもなんですから、名前で呼んでいいですか?」
京太郎「それくらい大丈夫だ」
和「じゃあ、行きましょうか……京くん」
咲「!?」
優希「!?」
京太郎「ああ。次はどこがいい?」
和「そうですね……」
咲「きょ、京くんって!」
優希「ぐぬぬ……のどちゃんも大胆になってきたじょ……」
和(本当に言いたいことは言えませんでしたけど……これくらい、許してくださいね?)
カンッ!!