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玄「~でね、昨日うちに泊まってた女の人なんだけど、そのおもちがね、もうすごかったんだよ!おまけに美人さん!お客さまだから失礼のないようにしたけど、ついつい目がいっちゃってね。あー京太郎くんにも見せてあげたかったよ~」
京太郎「ホントですか!見たかった~、いや、でも男の俺があんま見てたら不審者と思われかねませんからねー。おとなしくしてないと通報されるかも」
玄「いやいや、京太郎くんのお人柄はこの松実玄が保証いたしますぞ!あなたはとっても誠実な人です!」
京太郎「あはは、ありがとうございます。そう言ってもらえるとうれしいです」
玄「ホントだよ?おもち同盟の名にかけて!」
京太郎(同盟、か。玄さんのおもち好きは亡くなった母親のぬくもりを求めているから・・・俺のスケベ心とは違う。純粋な気持ちなんだ。俺みたいな邪な気持ちで話をしてていいのか?
いや、玄さんは同士を見つけたと喜んでくれてる。こんなこと迷うこと自体玄さんに失礼だ)
玄(ときどき京太郎くん、ほんの一瞬だけど、話してるときに暗い顔してる。こうやっていつもおもち談義に付き合ってくれてるけど・・・内心呆れられてたりしないかな。
京太郎くんは優しいから、律儀に返事してくれてるだけなんてこと、ううん、そんな京太郎くんに限って)
京太郎(みんなよくしてくれるけど、特に玄さんはここに入部したときからいろいろ気を遣ってくれた。でも俺みたいな初心者じゃ、たいして練習相手にはなれない。サポートか話相手くらいしかしてあげられないんだ、情けないけど。でもこれじゃ恩返しには足りない、だから、)
玄(やっぱりなにか悩みがあるのかな?京太郎くんはいつも全力で私たちをサポートしてくれる、私たちのために、自分が打つ時間を譲ろうとしてまで。
そんな彼に私たちは、ううん、私は何かしてあげられてるのかな?いつも甘えてばかりな気がするよ。やっぱりこのままじゃいけないよね、だから、)
京玄 ((この人のために、俺(私)が何かしてあげなくちゃ))
カンッ