京太郎がまた尻を揉みはじめると、咲はあごをそり返らせた。 ドンと剥き出しの背中をぶつけ、愛撫から逃れようとする。 だが、指の感触をひたすら泌みこませるようにハイスピードで双尻を挟みまくるうちに、咲はまたしても背中を丸めてきた。 十本の指がずぶずぶと尻に食い込んでは尻肉をしぼり、また食い込んではしぼってをくり返す。 咲は重たそうに首を上げ、イヤ……と声をもらした。 だが、すぐにアッ、アッとかわいい声をあげた。 「イヤ、もうやめてよ……」 「咲って、すげえ尻感じやすいのな」 「バカ、ん、んんっ……」 「何度イッてもいいぞ」 「イヤッ、ダメだよぉ……」 咲が小刻みに上半身をふるわせた。 「イッちまえよ」 「イヤァ、ほんとにイッちゃう、ほんとにっ……」 咲の声が消えた。 つづいて、ブルッ、ブルッ、ブルッとまるで何かに驚怖したように全身を揺さぶって、それから再び小刻みなふるえがつづき、咲は倒れ込みそうな様子で息をついた。 京太郎は激しい興奮を感じていた。 十分足らずの間に、咲は三度も尻への愛撫だけで絶頂に達してしまったのだ。