自分にとって、最も都合のいい相手を見つける。 それはやっぱりいけないことなんだろうか。 俺は今、原村和に恋をしている。 だっておっぱいでかいから。 それに可愛い。 麻雀は超強いし、料理だって上手い。 箱入り娘な所もまたいい。あんなことやこんなことを色々教えてあげたくなる。 しかし現実は厳しい。 和は男子にも女子にも大人気だからライバルが多い。 そのうえ当の本人は俺が部活に連れてきた咲にゾッコンと来た。 正直色々と複雑である。 問題はまだある。優希が和に構われにくくなったので、俺によく絡んでくるようになったのだ。 かなりうるさい。 よく俺のことをパシリにするし、いちいち偉そうな物言いをする。 後、セックスアピールとかもしてくる。タイプじゃないし止して欲しいのに。 それでも見てくれはいい方だから突っぱねるのも結構心苦しい。 だけど俺にも意地がある。 決して貧乳の誘惑に屈してはならないのだ。 そう、決して。 「きょーたろー、もっと衣と一緒に遊んでくれ」 合法ロリがあざとく誘ってきても、 「お姉さんが優しく麻雀を教えてあげるのですよー」 なんかもう色々アウトな巫女さんが迫ってきても、 「一緒に山へ登ろうよ、京太郎!」 ジャージ一張羅の女の子が迫ってきても、絶対貧乳なんかに負けたりしない! 須賀京太郎…彼は小悪魔たちの誘惑に負けず、巨乳と無事お付き合いできるのだろうか? そもそも何故貧乳にばかり懐かれやすくなったのか…謎は尽きない。 つづかない。