透華「キャーッ!」 京太郎「ああ!透華さんが足を踏み外して階段から落ちてしまうッ!」 透華(よし!このまま京太郎さんの胸へ!) ハギヨシ「お嬢様ッ!」 ???「オラァッ!」 ハギヨシ「ふぅ……お気をつけ下さい、お嬢様」 透華「え、ええ、ありがとうですわハギヨシ」 透華(くっ、ハギヨシめ、余計なことを……) ハギヨシ「お嬢様は勿論、京太郎くんにまで怪我をさせてはいけませんから」 透華「こ、心の声に口で応えるなですわ!」 京太郎(てか、ハギヨシさん、俺の10歩ぐらい後ろにいたよな?それに、あの筋骨隆々な人影はいったい……) ハギヨシ(京太郎くん)チラッ 京太郎「!?」 ハギヨシ(いま見えてしまったものは、お嬢様には内緒ですよ) 京太郎「……」コクコク 透華「なに二人でアイコンタクトなんてしてますの!?」 京太郎(いや、アイコンタクトなんて、そんなちゃちなもんじゃ断じてなかったですよ……) カンッ!