成香「さあ、入ってください」 京太郎「お、お邪魔しまーす」 京太郎(女の子の部屋に入るのなんて初めてだぜ) 京太郎(でも……) 成香「さて、それでは早速この映画を……」 成香「大丈夫、怖くないです……怖くないですから……」カタカタ 京太郎(初めて女の子の部屋に入るのがホラー映画鑑賞ってどうなんだ……) 京太郎「あの、怖いなら辞めませんか?」 成香「こ、怖くないです!」 成香「それに……見なかったらまたチカちゃん達に笑われてしまいます」 京太郎(そう……どうやら成香先輩は他の先輩達にホラー映画が苦手なことを笑われたのを気にしているようなのだ) 京太郎(でもだからって何で俺を……) 成香「さあ、始まりますよ」 京太郎「あ、電気は消さないんですね」 成香「そ、そそそそんなことしたら怖くて死んじゃいます!」 京太郎「やっぱり怖いんじゃないですか」 成香「怖くないですっ!」 成香「もうっ、始めますよ」ピッ 成香「きゃあああっ」 成香「無理ですっ!怖いですぅ!」 京太郎「あの……まだ始まって5分も経ってないんですけど」 京太郎「それにそんなに抱きつかれるとですね……」 成香「怖いですっ、無理ですぅ……」 京太郎(相当だな、こりゃ……) 京太郎(まあ女の子に抱きつかれるってのも悪くないし、役得かな……) 成香「ううぅ、京太郎くんぅ」 京太郎(それに何より) 京太郎(涙目の成香先輩超可愛い!) カン!