咲「京ちゃん、起きてー」 京太郎「……んっ、後五分」 咲「ダメだよ!もう、ハンドボールやってた時はあんなに早起きだったのに」 京太郎「そりゃ朝練とかあったしなぁ……」 咲「とにかく朝ご飯出来てるから食べちゃってね?」 京太郎「おう……悪いな、なんか結局ズルズル甘えちまって」 咲「いいんだよ、もう習慣になっちゃったし」 京太郎「……」 咲「確か……中学の頃ハンドボールの試合中に骨折しちゃった京ちゃんのお世話を始めたのがきっかけだったよね?」 京太郎「ああ、それが高校行っても続くようになって……骨折治った時点で断るのが当たり前だろうにな」 咲「私が好きでしてる事だからそんな風に思わなくていいのに」 京太郎「咲はいい子だなぁ……羨ましい限りだ」 咲「羨ましいって誰が?」 京太郎「将来咲の旦那になる奴だよ。本当、いい嫁さんになるよお前」 咲「……」 京太郎「それにしても相変わらず美味いな!」 咲「……羨ましがる必要なんてないと思うんだけどなぁ」 京太郎「んっ?何か言ったか?」 咲「なんでもないよーだ」 カン!