咲-Saki- 京太郎SSまとめ内検索 / 「h70-07」で検索した結果

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  • h70-07
    宥「ひぅ…」ガグブル 憧「うわーうわー!?」顔真っ青 玄「なっなんてことないですのだ」震え声 灼「…こっこっちには、はるちゃんが居るし」涙目 晴枝「………小鍛治さんは嫌だ」チーン 穏乃「何か思い出してる!?」 咲「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ 絹恵「なんや…あれ」 由子 「清澄の大将なのよー」 漫「……準々決勝の時よりこわないですか?」 恭子「………(こっち睨んどる!?)」 洋榎「おぅおぅ!こっち睨んどるな!ええ度胸やん」 咲「……眼…欲しいな」ゴゴゴゴゴゴゴゴ 洋榎「あかん、用事思い出したわ」振り向きダッシュ 絹恵「お姉ちゃん待って!?」 由子「逃げるのはずるいのよー!」服つかみー 漫「……大丈夫ですよ...
  • 【咲 -Saki-】 須賀京太郎カプ総合スレ 70
    ...0-06 京咲照 h70-07 複数 h70-08 複数 h70-07の別視点 h70-09 複数 h70-10 京健恒 h70-11 京淡菫照 h70-12 京理 h70-13 京健 h70-14 京洋雅 h70-15 京爽 h70-16 京揺 h70-17 京揺 h70-18 京揺 h70-19 京揺 h70-20 京揺 h70-21 複数 h70-22 京久 h70-23 京爽 h70-24 京和 h70-25 京爽 h70-26 京いちご h70-27 京怜 h70-28 京怜 h70-29 京胡 h70-30 京穏 h70-31 京怜 h70-32 不明 h70-33 京咲優 h70-34 京咲和 h70-35 京・姫松 h70-36 複数 h70-37 京豊 h70-38 京久 h70-39 不明 h70...
  • カップリング別SS4
    ...h69-52 多数 h70-07 多数 h70-08 多数 h70-07の別視点 h70-09 多数 h70-21 多数 h70-36 多数 h71-10 多数 h71-14 多数 h71-23 多数 h71-29 多数 h71-37 多数 h71-40 多数 h71-42 多数 h71-46 多数 h72-05 多数 h72-13 多数 h72-14 多数 h72-15 多数 h73-12 多数 h73-14 多数 h73-31 多数 h74-24 多数 h74-27 多数 h74-48 多数 h74-57 多数 h75-02 多数 h75-10 多数 h75-31 多数 h75-35 多数 h75-38 多数 h76-17 多数 h76-25 多数 h76-42 多数 h77-05 多数 h77-42 多数 h77-48 多数 h77-49 多数 h77-53 多数 h78-08...
  • h70-08
    【咲視点】 「……(周りが騒がしいな)」 咲はため息をつき、眼を細め周りを見てみる。 何やら騒がしいが遠いせいでよく聞こえない。 「……(よく見えない、眼悪くなっちゃった)」 眼を細めるも風景と人がぼやけ見えにくい。 幼い頃から夜遅くまでよく本を読んでいたのが原因だろう。 ツケが全部ここできたらしい。 悪くなってからでは遅いが今更後悔をした。 「眼鏡欲しいかな」 手を顔の前に持っていき、振ってみる。 結構悪くなってるらしい、今まで騙し騙しで来たがこれ以上は支障がでる。 眼鏡を買わないとなと思いつつ、辺りを見渡すも近くに部長達は居ないらしい。 「……(どうしよう、1人で帰れるかな)」 ただでさえ最近眼が悪くなったせいで道を間違えやすいのだ。 歩けば絶対に迷子になるだろうなと咲は思った。 ...
  • h70-04
    ザァァァァァァァァァァァァァァ…… 由暉子「雨ですね…」 京太郎「雨だなぁ…」 「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」 京太郎「冷てェな…」 由暉子「そうですね…」 「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」 由暉子「…僕は今、北海道にいまぁーす」 京太郎「由暉子?」 「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」 由暉子「北海道は、今日も雨でぇーす…」 京太郎「…?」 京太郎「………あ、どうでしょうネタか」 由暉子「はい」 「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」 京太郎「もうちょっと突っ込む人のことも考えてネタ振ろうか」 由暉子「すみません」 「「・・・・・・・・・・・・・・・・...
  • h70-05
    <さきにゃん・ころたん> 「んぁ……」 夜、京太郎が寝ていると何やら隣でごそごそと音がする。 その音に京太郎は眼を覚まし横を向いた。 「衣…どうかしたか?」 隣では衣が寝ていたはずだ。 何かあったのだろうかと京太郎は体を起こし衣を見る。 「…京太郎」「なんだ、体痛いのか!?」 隣に居た衣は顔を真っ赤にさせ汗をいっぱいかいていた。 眼は潤み熱を帯び太股をもじもじとさせていた。 衣の耳にある大きな兎耳はシュンと垂れ下がっている。 「……もしかして」 さきにゃん・さきわんを飼う為には国家試験が…以下略 あらゆる病気や症状も覚えないといけないのだ。 そして衣の症状には京太郎も見覚えがあった。 (油断してたー!衣は体も小さいし、まだだと思ってたのに!) 「京太郎…衣は病気なのか?」 ...
  • h70-01
    携帯電話を握り締めながら須賀京太郎は自室のベッドで泣いていた これでいい、いいんだと自分に言い聞かせる 懊悩した末の決断、その前準備を指に乗せて、電波に託した 画面には送信したばかりのメール、内容自体は大した事ない ごくありふれたもので、ともすれば好意的に受け取られるものだろう それでもこれからとる自分の行動を考えると、呪いたくなる ――話があります。これから会いましょう。1時間後にいつもの喫茶店で。 この簡潔な文の送り先は花田煌、京太郎の恋人である 返信は早かった 何が書いてあるか、京太郎には見なくても分かっていた ――すばらですね!是非行かせていただきます! 彼女は誘いを断らない だからこそ愛しく、そのために京太郎は苦しんだ 彼女は今頃、嬉しそうに...
  • h70-06
    咲「まだ……京ちゃんに話がある」 京太郎「………なんだ」 咲「あなたにとって…私は何?」 京太郎「クク…冗談はよせ。今さらくだらない事を聴くな。お前はオレにとって他でもない。京太郎だ」 京太郎「この百合の世界を否定する存在が京太郎だ。その思想を胸に行動し、 世界改変の計画を狙う者は全て京太郎でしかない」 咲「それは私の道でもあった」 京太郎「オレが眠りにつき記憶を取り戻すまでの間、お前に全てを任せオレの先を歩かせてやったのだ」 照「咲………」 京太郎「それはオレが示してやった道だ。お前は目的達成の為に京太郎として天寿を全うするハズだった。この…世界を救った救世主としてな」 京太郎「小林立が示したこの世界は——失敗した」 京太郎「いいか、立の広めた百合とさ本来&qu...
  • h70-02
    京太郎「ふぅ…。インハイ終わったのに雑用増えるとかどうなんだ…」 照「ん、京ちゃん…?」モグモグ 京太郎「あれ?照ちゃ…照さん?」 照「なんで言い直したの?」 京太郎「いや、この歳になって年上にちゃん付けはちょっとアレかなーってさ」ハハハ 照「別にいいのに…」ボソッ 京太郎「こんなところで何してんの?」 照「お菓子食べてる」モグモグ 京太郎「好きだなあ。隣いいか?」 照「うん」 京太郎「ふぅ…」ドサッ 照「お疲れ?」 京太郎「おー、なんか打上げやらなにやらで忙しくてなぁ…」 照「そっか。大変だね」 京太郎「うん」 照「お菓子…食べる?」 京太郎「お、いいの?ありが…」 淡「あーっ!テルーこんな所にいたんだ...
  • h70-03
    我輩は猫である いや…猫なんだけどさ… そんな変な思考になりながら健夜はのんびりと自宅で日向ぼっこをする 京太郎が帰ってくるまで暇で暇で仕方が無い。 1人でTVを見てもいいのだが…なんとなく京太郎と見たいなと思ったのだ。 時計を見るとそろそろ帰ってくる時間帯だ。 早く帰って来ないかな~と思っていると足音が聞こえる。 健夜の猫特有の優秀な耳がソレを京太郎の足と判断した。 機嫌が良くなっていき健夜のお尻から生えているしっぽがピンと上を向いた。 「ただいま~」「おかえりなさい」 ほんの数分経つと眺めていた扉から 京太郎 が入ってくる。 挨拶を交わすと健夜は、京太郎に抱きつき胸板にスリスリ頬ずりをした。 京太郎は自分の物だと他の人に教える為に匂い付け(マーキング)行為だ。 健夜のご主人様(京太郎)は人気者なのか何時も他の女...
  • h70-09
    京太郎「えっと……ここは八索切りで問題ないですよね?」 恭子「んー……うん、ええんちゃうかな。リーチしてる対面の現物やし、自分の手の被害も最小限やし。だいぶオリが上手なったなぁ須賀くん」 京太郎「本当ですか?へへっ、それもこれも皆さんの教え方が上手いからですよ」 洋榎「せやろー?やっぱ教える人間が上手ないとあかんからなー」 絹恵「まぁお姉ちゃんは擬音語が多すぎるいうて早々に外されたんやけどね」 由子「他の後輩にはきちんと指導できるのに須賀くんだけそれができないのは……」 郁乃「あらあら、もしかして~……」 洋榎「うっさいでそこ!須賀!今から一局打つで!こっちこい!」グイッ 京太郎「ちょ、ちょっと先輩!服伸びますって!」 バンッ! ?「たーのーもー!!」 洋榎「誰やっ!!」...
  • カップリング別SS3
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 永水小蒔 初美 霞 春 巴 宮守豊音 白望 エイスリン 胡桃 塞 姫松洋榎 絹恵 恭子 漫 由子 郁乃 臨海智葉 明華 ネリー ハオ ダヴァン アレクサンドラ 有珠山爽 由暉子 揺杏 成香 誓子 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 阿知賀はこちら 白糸台はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 永水 h4-38 永水 h4-41 永水 h7-44 永水・照・良子・和・淡・桃子・憩 h16-58 永水 h25-46 永水 h26-35 永水 h26-38 永水(春メイン) h28-51 永水・清澄 h33-25 永水 h36-05 永水 h36-5...
  • カップリング別SS7
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 白糸台照 菫 淡 尭深 誠子 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 阿知賀はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 白糸台 36 白糸台 38 36の続き 48 38の続き h4-35 白糸台 h5-23 白糸台・咲 h12-37 白糸台(尭深メイン) h12-43 白糸台 h15-64 白糸台 h22-16 白糸台 h26-46 白糸台(淡メイン) h26-65 白糸台 h27-50 白糸台 h28-04 白糸台 h28-16 白糸台 h28-34 白糸台 h28-70 白糸台 h29-26 白糸台 h30...
  • カップリング別SS8
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 咲 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 阿知賀はこちら 白糸台はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 咲 03 咲・優希 13 咲・池田 16 咲・和 17 咲・優希 20 咲・優希(同作者による単発) 21 咲・池田 25 咲・和 32 咲・和・優希 33 咲・優希・佳織 34 25の続き 37 咲 40 咲・照 42 咲・久 45 咲・和・優希 50 咲・和 51 咲・照 53 咲 54 咲・優希・久 57 咲・照 58 咲・久 62 咲・和 67 咲・優希・久・照 70 咲・優希 72 咲 73 咲・久 74 ...
  • カップリング別SS5
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 千里山怜 竜華 セーラ 泉 浩子 雅枝 新道寺煌 哩 姫子 仁美 美子 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 阿知賀はこちら 白糸台はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 千里山 h16-56 千里山 h24-36 千里山 h31-20 千里山 h38-27 千里山 h39-81 千里山 h40-23 千里山 h40-54 千里山・姫松 h40-62 千里山 h41-67 千里山 h43-17 千里山 h43-32 千里山 h43-33 千里山 h43-35 千里山 h44-29 千里山 h45-07 千里山 h45-60 千里山...
  • カップリング別SS1
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 清澄久 優希 和 まこ ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 阿知賀はこちら 白糸台はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 清澄 05 清澄・照・美穂子 06 05の続き 07 清澄・智紀・透華・小池・池田 08 清澄 12 07の別バージョン 47 清澄 49 清澄 65 清澄 66 清澄 71 清澄・照・池田 85 清澄 89 清澄 105 清澄・鶴賀・龍門渕・風越 113 清澄 h3-6 清澄 h3-8 清澄 h3-11 清澄 h3-16 清澄・鶴賀 h3-27 清澄 h4-19 清澄・咏 h4-19a h4-19...
  • h70-10
    「すこやん」 「なに…恒子ちゃん」 ある昼下りふくすこの2人がのんびりと食事をしていた。 パスタを食べていた健夜に恒子が眼をキラキラさせ聞いてくる。 「京太郎君との同棲はどうなの?」 「……幸せかな」 恒子の言葉に健夜は顔を赤くしながらも幸せそうにニヤける。 そんな健夜に恒子はほっとする。 健夜は何だかんだ言って大事な友達なのだ、いきなり同棲すると言い出した健夜を心配をしていた。 「ふ~ん……でもすこやんは、もうちょっとお洒落したほうがいいよ」 「そうかな?」 「そんなに暢気にしてると京太郎君取られるよ?」 「え?」 「京太郎君の事狙ってる人多いし」 恒子の言葉に健夜は表情を硬くする。 健夜にとって初耳だった。 「千里山の園城寺さんに新道寺の鶴田さん、それ...
  • カップリング別SS2
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 阿知賀穏乃 憧 玄 宥 灼 晴絵 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 白糸台はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 阿知賀 h7-4 阿知賀 h11-29 阿知賀 h11-31 阿知賀 h15-6 阿知賀 h16-55 阿知賀 h17-75 阿知賀 h18-22 阿知賀 h21-71 阿知賀 h27-25 阿知賀・咲・和・久 h29-27 阿知賀 h31-38 阿知賀・清澄 h32-49 阿知賀 h33-27 阿知賀 h33-33 阿知賀 h34-78 阿知賀 h35-65 阿知賀 h36-57 阿知賀 ...
  • h70-36
    昔話パロ注意 泣いた咲鬼 むかしむかし、ある山に咲ちゃんという鬼が住んでいました。 咲ちゃんは麓に住む村人達とお友達になりたいと思い麻雀喫茶を開きましたが、 村人たちは鬼である咲ちゃんを怖がって咲ちゃんに近づこうとしません。 咲ちゃんは寂しくていつも泣いていました。 そこで、咲ちゃんの友達である京太郎という鬼がある事を思いつきました。 まず京太郎が麓で村人達を襲うフリをする。  ↓ そこへ咲ちゃんが颯爽とかけつけ、京太郎を撃退!  ↓ なんだ、咲っていいやつじゃん!  ↓ お友達いっぱい出来てウルトラハッピー! なんか失敗フラグがたった気がしましたがこの作戦を実行する事にしました。 そして作戦当日、京太郎は棍棒を携え咲と作戦の打ち合わせをしました。 京太郎「よし、じ...
  • h70-12
    《依心伝心》 理沙「京太郎!」 京太郎「なんですか?」 理沙「……っ」 理沙「……す……っ!」 理沙「なんでもない!」プンスコ 京太郎「ほんとにですか?」 理沙「…………」 京太郎「」チュ 理沙「」プイ 理沙「……いじわる」 京太郎「理沙さんが言ってくれるまで俺も言葉にしません」 理沙「!?」 理沙「…………っ!」    ―――すき カン!
  • h70-44
    <顔は口ほど物を言う 風越ver.> 顔は口ほどに物を言う…本当は目なのだが俺こと須賀 京太郎はそれを実際に経験している。 どういうことだって?簡単な話だ、人の顔を見るとその人の心のうちが書かれているのを読めるようになったのだ。 今だってほら… 「京太郎、お前も部活かー♪」 最初に京太郎と会えるとか華菜ちゃん運がいいし♪- 「あいたっ、いきなり叩かないで下さいよ」 元気よく京太郎の入っている麻雀部の先輩である池田こと華菜が背中を叩いた。 力が篭ってはいないので痛くはないが、いきなりの事で驚いた。 その顔を見ると華菜の心内が書かれている。 「ほらほら行くぞー!」 ニャー!勢いで手を繋いちゃったし、し、自然だったよな?- 「はいはい」 華菜の和やかな心内を読んで京太郎はくすりと笑い着いて行く。 勿論手...
  • h70-20
    《杏の花は恋に揺れる》 揺杏「……なー、京太郎?」 京太郎「何?」 揺杏「……なんでもね」 京太郎「なんだそりゃ」 揺杏「……あいつらおせー」 京太郎「そうだ、これやるよ。誕生日プレゼント」 揺杏「お、マジで。開けていい?」 京太郎「いいよ」 揺杏「何かな何かな~♪」ガサガサ 揺杏「シュシュとヘアゴムだ」 京太郎「ヘアゴムの方は薔薇がついてて、シュシュの方は杏の花がモチーフなんだってさ」 揺杏「ふーん。でも流石に私には似合わないだろ。装飾過多というか」 揺杏「可愛すぎるし」ボソ 揺杏「な、成香とか似合うんじゃない。もしくは誓子先輩とか……うん、手に付けたらいい感じになりそう」 京太郎「揺杏も似合うって。ほら、付けてみろって」 ...
  • h70-32
    某ジョジョパロにつき注意 須賀京太郎は自分の父親の顔はおろか名前すらも知らない。 何故京太郎の母は自分を産んだのか、何故父親は姿を消したのか、母に聞いても教えてくれなかった。 須賀京太郎の母親は美しい女性ではあったけれど決していい母親では無かった。 母親だからって自由の時間がないのはまっぴらだと当時1、2歳だった京太郎を置いて夜の街へと遊びに行ったりもした。 夜中に目が覚めても母親がいない。子供の京太郎は暗闇に絶望し泣くことも出来ずひたすら恐怖し夜を過ごした。 京太郎が四歳の時に母親は再婚したが、義父は母の見ていない所で京太郎をよく殴りつけていた。 「チラチラと人の顔色を伺いやがって胸糞悪いガキだぜ!」 しかし実際は逆で、京太郎を人の顔色を伺う性格にしたのは明らかにこの男が原因である。 さらに京太郎...
  • h70-33
    京太郎「カモつれてきたぞー!」 咲「……」 優希「お、京太郎~!」ダッ 京太郎「紹介するよ咲、こいつは優希ってんだ。タコス好きで悪いやつじゃあないからスグ仲良なれるよ」 咲「フン!」ボギャァアアア 優希「キャイン!?」ブゲーッ 京太郎「なっ!?」タコスー! 和「なっなにをするだァー!?」 咲「……(こいつらが京ちゃんをたぶらかす悪い虫どもか)」 京太郎「おい優希! しっかりしろ!」ガシッ 優希「タコスで……みんなに笑顔を……」ガクッ 京太郎「優希ィいーー!」 咲「……(こいつらを精神的に追い詰めゆくゆくはこのサキが京ちゃんをもらってゆく!)」 和「卓に着けェーッ! いくら須賀くんの知り合いとはいえこの原村容赦せん!」 京太郎「お、おいおい...
  • h70-18
    『今年の誕生日祝い? んー……じゃあ今度の週末、ちょっと付き合ってよ』 ――などというものだから、てっきり荷物持ちをさせられるのかと思っていたが。 「ねーねー、これどーかな? どう思う~?」 「……ちょっと派手すぎねーか? ヒラヒラ多いっつーか」 「アイドルならこれくらいが目立っていいと思うんだけどな~……ま、そういうならこれはナシで」 ほぼウィンドウショッピングで、あちこち色々な店に連れまわされるだけだった。 それも、由暉子の新しい衣装の案を考えるための。 「じゃあこれは? こーゆーシンプルな清楚路線もアリだよね~」 「それはユキには地味すぎるような……」 「うわっ、キビし~。じゃ、次の候補探してくるわ。待ってて」 「あ、おい」 揺杏が店内の奥へと行ってしまい、京太郎はピンク一色な...
  • h70-21
    【咲―saki―新たなる清澄麻雀部】 『プロローグ・清澄の日常』 「きょうたろおおお!」 淡の咆哮と共に手から放たれる一筋の閃光。その閃光は次々と森林を焼きつくし京太郎へと向かう。 「ふっ!」 対する京太郎はまるで余裕といった様子で両手を合わせると、コゴゴゴと大きな地鳴りと共に青色に光る巨人……スサノオが京太郎の目の前に現れ、淡の放ったレーザーを手のひらでかき消していく。 「どうした淡!この程度の攻撃では俺は殺せないぞ?もっと俺を楽しませろ!」 京太郎はそう叫びながら持っていた刀を淡に突き付ける。 「キョータロー!これ以上、私達が戦う事に意味はない!私達のこれまでの努力を無駄にする気なの!?皆を…仲間を…傷付けるだけだよ!」 「………」 「私は…キョータローを殺したくなんてない!」 ...
  • h70-24
    京太郎「なあ、和」 和「なんですか須賀君?」 京太郎「好きだ」 和「…………はっ?」 京太郎「いや、だから好きだ和」 和「あの、なぜこのタイミングでそんな事、を?」 京太郎「……いや、なんかもう我慢出来なかった」 和「……ダメです」 京太郎「あっ、やっぱり……」 和「こんなムードのないタイミングの告白なんてそんなオカルトありえません!」 京太郎「えっ!?」 和「須賀君!」 京太郎「は、はい!」 和「今日、部活が終わった後部室に残ってください。そこで改めて告白をお願いします」 京太郎「えっと、それが和の要望なら……っても振られ直すっていうのもな……」 和「えっ?」 京太郎「えっ?」 和「……答えについてはまだ何も言ってません...
  • h70-42
    京太郎「あっつー……おはざーっす」ガチャッ 揺杏「おー、おはよー京太郎。あっついねー」 京太郎「あれ、揺杏先輩だけっすか。他のみんなは?」 揺杏「掃除当番とか色々」 京太郎「そうっすか。……にしても暑いっすね。北海道の夏ってもっと涼しいもんだと思ってましたよ」 揺杏「まー本州に比べたら涼しいんだろうけどね、暑くなる日は今日みたいに暑くなるね。げっろ」 京太郎「ですか。こう暑いと汗止まりませんね」 揺杏「そだなー」バッサバッサ 京太郎「」ブッフォ 揺杏「どしたー京太郎」 京太郎「ちょっ、揺杏先輩、スカート扇ぐの止めて下さい! 見えますから! 色々」 揺杏「えー、しょーがないじゃん。暑いんだから」 京太郎「男子がここにいるんで!」 揺杏「そこらの男子じゃなく...
  • h70-31
    「……ってことやね、聞いとるー?」 「聞いてないなー」 京太郎は怜の話を聞き流す。 大分多めに出された課題に大忙しでそれどころではない。 そんな京太郎に怜はむすーと膨れ、えいえいと京太郎のお腹を叩いた。 常日頃から病弱だと宣言する怜なだけに非力で痛みがない。 「…」 「えいえい」 流石に痛くは無いが何度もされ続ければ面倒になってくる。 しょうがなく怜の相手をすることにした、勿論課題から逃げる為ではない。 「それでどうしたって?」 「竜華、明日大会出るんやって」 怜の言葉に京太郎は3日前から遊びに来ている竜華を思い出す。 彼女は自分や怜と違って大学へ行かずプロとしての道を歩む事を決めた人だ。 成績も上々でファンも多く中々の活躍だと聞いている。 竜華の話を話すという事は明日大会を見に行き...
  • h70-28
    怜「ほっ!」バッ 京太郎「……」 怜「せいっ、やっ!あちょー!」バババッ 京太郎「……何やってんですか?」 怜「うひゃいっ!?…な、なんや京やんか……驚かさんといてーやもー」 京太郎「一応ノックしたりとか声かけとかやったんですけどねえ…」 怜「やったところで気づかれへんかったら意味ないやろ」 京太郎「それでも一応の筋は通してますから。気づかないほうが悪いって言うあれです」 怜「むー……なんや京やん生意気ー。入った頃はあんな素直やったのに…」 京太郎「そら毎日毎日『京やんはノリ悪いなー』って理不尽なこと言われたらこうもなりますって…」 怜「なんやそれ私の真似?ヘッタやなー」ケラケラ 京太郎「」イラッ ごすっ 怜「いった!叩いたか!?今私の事叩いたか!?」 ...
  • h70-22
    「ここはこれを捨てて」 「はい」 後ろに立つ久の言葉通りにマウスを弄り牌を捨てる。 次もその次も教えられるように切っていくと和了ことができた。 「ふぅ~…」 「それじゃ動画を止めて見直しましょうか」 対局が終わり一息つくと久の言葉通りに撮っていた動画を止め見直す。 その際に先ほど何故その牌を捨てたのかなどを教えられた。 京太郎は聞き逃さないように気をつけながら頭に叩き込んでいった。 「今日はここまでね」 「ありがとうございましたっと…暗いですね、送りますよ」 久の言葉に京太郎はお礼を言って外を見る。 外は既に暗く女性を1人で歩かせるのにはという時間だった。 京太郎は、せめてのお礼と言う事で久を送る事にした。 久に麻雀を教えてもらうようになって早1ヶ月経つ。 清澄はインターハイで...
  • h70-34
    咲「これは、数週間前の話です……」 私の住んでいた町に廃墟がありました。 2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。 ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、地元の人間でもあまりこの場所に近づくことはなかったらしい。 ある日、私は和ちゃんと肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにしました。 まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。 そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。 友人と近づいて確認してみると、扉の前に「わたしは このさきの へやに いるよ」と書いてあった。 和「誰かのイタズラですかね?」 和ちゃんはそう言ってまったく信じていない様子だった。 私と和ちゃんは扉を開けて中に入り、先に進むことにした。 歩いて行く...
  • h70-43
    灼「・・・」ジー 京太郎「・・・」   私の通う阿知賀学院の麻雀部には一人だけ男の子がいる。名前を須賀京太郎、私の憧れである  阿知賀のレジェンドこと赤土晴絵、通称ハルちゃんがこの麻雀部の顧問になる時に一緒に部活の仲間になった 後輩である。 灼「・・・」ジー 京太郎「・・・」   初めに言うが私はこの後輩が気に入らない、理由は至極簡単、この後輩はハルちゃんいわく「私の一番弟子!」だからだ。  さっきも言ったが、ハルちゃんは私の憧れである、つまりこの後輩は私の敵である。 灼「・・・」ジー 京太郎「・・・うぅ」   なにより一番気に入らないのは彼が今着けているネクタイだ、あれはハルちゃんの着けていたやつと一緒のやつである  そして私の宝物の一つであるネクタイと同じもの・・・それをあの後輩...
  • h70-11
    淡「きょーたろー!きょーたろーってばー!」ユサユサ 京太郎「はいはい聞いてる聞いてる」 淡「ほんとにー?」 京太郎「ほんとほんと」 淡「ほんとのほんとにー?」 京太郎「しつこいっての、ちゃんと聞いてるよ」 淡「まったく…いーい?きょーたろーはそんなにきょーたろーだからきょーたろーなんだよー?ほんとにもー…」グビグビ 京太郎「わけがわからないです…」 淡「あっはははは!」ばしーんばしーん 京太郎「痛い、地味に痛いって。止めてくんない」 淡「あははははー!」ベベベベベベシ 京太郎「ヤロウ、聞く耳持ちゃしねえ…ホント恨みますよ弘世先輩…」 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 菫『なぁ須賀、わかるだろう?私の苦労が。私の高校生活はあのポンコツに3年間、このポン...
  • h70-14
    洋榎「京太郎京太郎。ガムやろ」ホレ 京太郎「ありがとうございます」スッ  バチン 京太郎「いってぇぇーーー!!」 洋榎「ナイスリアクション」グッ 京太郎「な、なんですかこれ!」 洋榎「ガムパッチンやで」 京太郎「いやいやガムパッチンの包装違いますよね、普通のガムの包装ですよね。自作したんですか?」 洋榎「ええやろ?」ドヤ 京太郎「小学生ですか!」 洋榎「絹にもやってんけど、あいつ引き抜く前に気付いてもうてさ」 洋榎「手引っ込めて『これ痛い奴やん』とかぬかしおった。関西人の風上にもおけんわ」 京太郎「そりゃ痛いのはやですもん。引っ込めますよ」 洋榎「お姉ちゃん絹をあんな子に育てた覚えないわ」ヨヨヨ 京太郎「育てたの雅枝さんですよね?」 洋...
  • h70-19
    揺杏「なーなー」 京太郎「ん?」 揺杏「子供ん頃に早食い注意されたこととかってあった?」 京太郎「いんや、特に」 揺杏「ふーん…」 京太郎「そっちはあったのか?」 揺杏「ほぼ毎日」 京太郎「さすが揺杏と言うべきか」 揺杏「どういう意味さ」 京太郎「まんまの意味だよ。飯だけにな」 揺杏「げっろ」 京太郎「どういう返答だそれは」 揺杏「意味を知るのはアンタにとって重要なこと?」 京太郎「わりとどうでもいい」 揺杏「そういうことだよ」 京太郎「なるほど、わからん」 揺杏「そんなことより話を戻そう。早食いの話ね」 京太郎「はいはい」 揺杏「腹も減ってるし料理も美味いからそりゃあガツガツと勢い良くいっちゃう訳だ。すると母さ...
  • h70-35
    流れとは断ち切るものッ! ガチャ バタン 良くぞいらっしゃいました。 まずはこちらにお掛けください……お茶も『今』ご用意いたしましたので……。 カチャン コトッ スッ さて、貴方様がお聞きしたいのはどういった内容なのでしょうか? わざわざ龍門渕家まで来られて、当主様やお嬢様ではなく、一執事風情の私を尋ねてこられた……それは何か深い理由がおありのはず。 ……ああ、なるほど……『彼』の事、でしたか。 ええ、もちろん知っていますよ……『10年前』から親交のある、私の貴重な友人ですからね。 しかしわざわざ私に聞きに来なくても、彼に直接会いに行けばよいのではありませんか? その方がきっと良くお分かりになるかと、百聞は一見に如かずと申しますし。 留守……でしたか、表札でしばらく戻らないと? ……んっふ、合点がいきま...
  • h70-25
    京太郎「…………」 爽「………あのさ」 事後、けだるい感じ。照明が眩しいのと共に、流れ出す現実感。 先輩は、今さらとか言って、下が見えるのも気にせず豪快に胡坐。そして俺は正座。 爽「なんでそんなに下手くそなわけ」 京太郎「これでも頑張ったんですよ!!!!」 爽「ほんとちょー痛かったよー」 京太郎「どこの姉帯さんですか……岩手近いですし、旅行行きたいな」 爽「事後とはいえ他の女名前出すとかないな、京太郎。そんなオカルト許せない」 京太郎「SOUですか。でも、俺は俺の全力を尽くしたつもりなんですが」 爽「バカ、全力で迷走してただけじゃんか」 京太郎「面目ないっす」 爽「まず、胸だけど。鷲掴みとかありえないと思う」 爽「もっと優しく触った方がいいって」 ...
  • h70-30
    注:京太郎は大学生、色々改変あり 京太郎「麻雀部です、興味がある方は是非、部室に一度来てみてください!!」   暖かい春の風がやさしくほほをなでるなか、俺こと須賀京太郎は初めてのキャンパスライフに心を弾ませていた  高校時代、俺は結局全国の舞台にあと一歩のところで及ばなかった、それは仕方がない自分には経験が足りな過ぎたのだ  大会で当たる相手選手のほとんどが自分の倍以上の年数を麻雀に青春をささげてきたのだ、たった3年の経験で勝てるのは  それこそ天才と呼ばれる者だけだろう、自分にはその才がないことぐらいとっくにわかっていた、だからこそ足りないものを  努力で埋めよう、誰かが「10」努力したのなら、自分は「11」努力しよう、誰よりも麻雀に時間を割こう、大学生活は麻雀にささげよう、そう心に誓っていたのだが・・・ 京太郎「・・・で入学したのは...
  • h70-13
    《君と健やかに》 京太郎「健夜さーん」 健夜「なにー?」 京太郎「外出ましょうよ」 健夜「えー……休みなんだから家でゴロゴロしたいんだけど」 京太郎「健夜さん仕事でも室内なんですから休みの日に外でなんかしないと不健康ですよ」 健夜「京太郎君が食事で健康に気を使ってくれてるから問題無いよ」 京太郎「そりゃめちゃくちゃ勉強しましたからね。健夜さんの為に」 健夜「…………」 京太郎「でも外に出るのはまた別です。デートですよデート!デートだと思えば行く気になるでしょ」 健夜「……家デート」ボソ 京太郎「普段と変わらないじゃないですか」 健夜「うーん……」 京太郎「駄目……ですか?」シュン 健夜「……水族館にいきたいかな」 京太郎「!! 行きましょ...
  • h70-40
    「京太郎君…行っちゃうの?」 「京太郎君…寒い」 「ごめん…いつか帰ってくるから」 ガタンゴトンと音が鳴り京太郎の体を少し揺らす。 揺れたといっても微かな動きだったが京太郎を眠りから起すには十分だったらしい。 何やら懐かしい夢を見たせいかこれからの事に胸を躍らせる。 京太郎宛てに手紙が届いたのは大学を卒業する半年前だ。 送り主は、奈良に住んでいた親戚のお爺さんからだ。 「それにしても…俺が旅館の経営者ねぇ?」 その手紙には京太郎に経営していた旅館を任せると書かれており、遺書にも書かれていたらしい。 少し前にお爺さんは死んでおり京太郎もよくお世話になった為、悲しく泣いたものだ。 「なんとかなればいいけど…」 手紙を見ながらポツリと呟く、昔から旅館の手伝いをしていた為そういった仕事に関する勉強はして...
  • h70-29
    「あ…明日から許婚と同棲な」 「は?」 インターハイも終わった秋の日京太郎がのんびとリビングで寛いでいると父親にそんな事を言われた。 あまりに自然に言われ暫しの間呆然と立ち尽くす。 「俺達は明日から別の所に住むから頑張れよ」 「え?あれ?」 その宣言どおり両親は次の日に家から荷物を持って出て行った。 残されたのは意味が理解出来ない京太郎とペットのカピーのみだった。 取り合えず親が置いていった手紙を読む。 「なるほど」 暫く読み進めるとようやく理解した。 よく漫画などにある話で爺さん同士の約束で孫を結婚させようとしたらしい。 「いい迷惑だな…俺も彼女も」 大人の身勝手な約束に振り回される身となり京太郎は机に伏せた。 怒りを通り越えもはや呆れしか出てこない。 ピンポーン……京太郎が...
  • h70-38
    久「……思ったんだけどね」 京太郎「なんですか突然」 久「須賀くんって初対面の女の子から絶対怯えられるわよね」 京太郎「唐突に傷つく言葉投げられたっ!?」ガビーン 久「だって、身長何センチだっけ? デカいし、金髪だし、そういうのに慣れてる子なら好印象かもしれないけど、普通の女の子からしたらチャラそうだし怖そうよね」 京太郎「地毛ですし、デカいのも自分の意思じゃどうにも出来ませんて!」 久「まあまあ、第一印象の話だって。中身はそうじゃないって私だって分かってるわよ。でも須賀くん自身もちょっと身に覚えあったりしない?」 京太郎「……まあ、初めて咲に話しかけた時は滅茶苦茶怯えられましたけど。……和にだって最初かなり警戒されてたし」ブツブツ 久「人は見た目が何割、とかなんとかって言葉もあるくらいだしね~ 。...
  • h70-15
    「また振られた」 「あらら、またか」 大学の食堂で京太郎が机に項垂れる。 毎回の事だなと京太郎の前に座っている爽は思った。 勇気を出して告白し付き合うまではいくのだ。 だが、それからが続かない。 「これで何度目だっけ?」 「…数えるのも嫌だ」 それだけ聞くと爽は興味なさそうに目の前のパフェと格闘をし始めた。 それに対し京太郎はパフェ奢ったんだから聞けよと思った、勿論思うだけだ。 「もぐもぐ……それで何で振られたんだ?」 「判んない…何時も通りもう嫌言われた」 机に伏せ京太郎はシクシクと泣き続ける。 爽はスプーンを咥えながら口をモグモグと動かす。 「んでさ~…爽先輩聞いてる?」 「や、パフェ美味いなー」 「いや…聞けよ」 まったく話を聞いていない爽に京太...
  • h70-27
    怜「なー京太郎キスしようや」 京太郎「な、何言ってんですかこんな所で!」 怜「いつもみたいに優しくちゅーって」 京太郎「だから恥ずかしい事言わないでくださいって!」 怜「京太郎は私とキスするの嫌なん?」 京太郎「いやそうじゃないですけど」 怜「あかんなーキスしないと体調悪くなりそーやー私病弱やしー」ゲホゲホ 京太郎「分かりましたよ!すればいいんですねすれば!」 怜「かもーん」 京太郎「…」 チュー 怜「ふぅ…あ、夜この続きしよかー」 京太郎「怜先輩…」 セーラ「部室でやんなこら」 カンッ
  • h70-16
    「なー」 「んー?」 京太郎と揺杏が床に寝転びのんびりとしていると京太郎が声をかけてきた。 それに揺杏はコロコロと転がり京太郎にガスっと当たり答える。 「誕生日なのにこんなんでいいのか?」 「ん~……この年になって祝ってもな」 そういつつガスガスと揺杏は京太郎に転がりながら当たってくる。 京太郎は揺杏の脇に手を入れると寝ながら持ち上げた。 揺杏はされるがままにだらんとする。 「んっ」 「おー温い」 京太郎は暫く揺杏を見上げた後、ゆっくりと下ろすとぎゅっと抱きしめる。 いきなり抱きつかれてびっくりするも揺杏も目を細めまったりとする。 「あーだるいな」 「あー…あっ」 「どうした?」 「ケーキ、ケーキは食べたい」 揺杏は京太郎の胸板から頭を離すと京太...
  • h70-45
    <麻雀ゲームだよ!京ちゃん> 京太郎「遂に来たーーーー!!!!」 咲「何騒いでるの?京ちゃん」 京太郎「見ろよ、これ!」 咲「あー咲-saki-全国編のゲームだね」 京太郎「これには育成要素が備わっている!ということは……俺も強くなれるって訳だ!」 咲「なるほど……確かに強くなれるね、京ちゃん!」 京太郎「だからさ…咲レクチャーしてくれないか?」 咲「レクチャー?」 京太郎「おう!麻雀初心者だしな、何から上げればいいのか解らなくて…」 咲「わかったよ、教えてあげるね(京ちゃんに頼られてるよ!私!!)」 京太郎「よろしくお願いします」 咲「まずは…威圧だね」 京太郎「え?」 咲「どうかしたの?」 京太郎「なんでもない(威圧って何!?麻雀に相手を...
  • h70-39
    界「お前達!」バン 咲「うわっ!びっくりしたー…」 京太郎「どうしたんすか界さん」 咲「せっかくドミノ並べてたのに倒れちゃったよ…」 界「なんでそんなこと…まあいい、なあ京太郎くん」 京太郎「はい」 界「君は…コンドームを使ったことはあるかい?」 京太郎「……は?」 咲「は?」 界「いいから」 京太郎「…ないです」 咲「き、急になに言ってんのお父さん!京ちゃんも答えなくていいから!」 界「はあ…だろうと思ったがな、丁度家にあったこれを渡しておこう」 京太郎(いつのだよ…) 咲「…っ…!」プルプル 界「言いたかったのはそれだけだ、じゃあな」 京太郎「……なあ」 咲「ごめん…何も言わないで…」 京太郎「……」 ...
  • h70-37
    須賀京太郎中三の春。 「クソっ、誰かそいつを止めろっ!」 「無理だよ止められねえ! 速いし、それにっ……高すぎる!」 京太郎「ククッ……フハハッ。遅いな、そして脆すぎる。条件はクリアされた。ゴール前のディフェンスは誰もいない……。さあ、喰らえ! 空破絶風撃ィ!」 彼は、色々な意味で絶好調だった。 「須賀? 須賀ねえ……あー、そうだな。うん、いい奴だと思うよ。斜め上だけど」 「京太郎? 面白いじゃんあいつ。あそこまで振り切れると逆にね」 『真似? それはしたくない』 そんな同じ部活の仲間の言葉を耳にして、京太郎は中体連ハンドボール県大会決勝前にして心が折れた。そして、それまでの自分の過ちに気がついた。 邪気眼、中二病。形容する言葉は幾つかあれど、兎も角中学時代の彼は思春期特有のそれに取り憑かれていた。 一度...
  • h70-41
    <顔は口ほど物を言う> 顔は口ほどに物を言う…本当は目なのだが俺こと須賀 京太郎はそれを実際に経験している。 どういうことだって?簡単な話だ、人の顔を見るとその人の心のうちが書かれているのを読めるようになったのだ。 今だってほら… 「あら、須賀君今から部活かしら…どうせなら一緒に行きましょう」 やっぱりいい匂いよね- 「そうですね、部長」 京太郎が入っている麻雀部の部長である久と廊下で会った。 そしてその顔には黒文字で久の心内が書かれている。 「ほら行きましょう?」 今日はどんな事をさせて汗をかかそうかしら、須賀君の汗の匂い癖になるのよね- 「……(この人匂いフェチだったのか、道理で雑用ばかりさせる訳だ)」 正直人の心が読めらと思った事は何度もある。 あの時読めてたら失敗しなかったのにと悶える事もあっ...
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