咲-Saki- 京太郎SSまとめ内検索 / 「h82-41」で検索した結果

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  • h82-41
    久「須賀くーん。ちょっと写真とらせてもらっていい?」 京太郎「良いですけど何に使うんですか?」 久「この前、他校の人達に須賀くんにしてほしいコスプレは?ってアンケートしたからそのお礼にコスプレ写真をって思って」 京太郎「なんつー無価値なアンケートしてるんですか?というか答えてくれた暇の方いるんですね。別に良いですけどどんな格好なんですか?」 久「全裸」 京太郎「は?」 久「だから全裸よ」 京太郎「」 久「何人かアニメのキャラ書いてくれた人も居るんだけど、なぜか圧倒的多くてねー」 京太郎(ヤバい早く逃げないとお婿に行けなくなる!)グッ 咲「あれ?京ちゃん何処に行くのかな?」ガシッ 優希「逃がさないじぇ」ガシッ 京太郎「さ、咲!?優希!?」 和「私達もアンケートに答え...
  • 【咲 -Saki-】 須賀京太郎カプ総合スレ 82
    ...82-40 京宥 h82-41 京久咲和 h82-42 京久 h82-43 京・白糸台 h82-44 京和 h82-45 京玄 h82-46 京淡照 h82-47 京・清澄 h82-48 京和 h82-49 京穏 h82-50 京穏 h82-51 京穏 h82-52 京穏 h82-53 京爽 h82-54 京爽 h82-55 京咲照 h82-56 京良 h82-57 京白 h82-58 京智 h82-59 京・臨海 h82-60 京久 h82-61 京・清澄 h82-62 複数 h82-63 不明 h82-64 京咲照 h82-65 複数 h82-66 京良はやり h82-67 京小 h82-68 不明
  • カップリング別SS1
    ... h82-31 久 h82-41 久・咲・和 h82-42 久 h82-60 久 h83-28 久 h83-32 久 h83-34 久 h83-36 久 h84-06 久 h84-09 久 h84-12 久・和 h84-14 久・和 h27-73の続き h85-22 久・和 h85-29 久・ゆみ・桃子・美穂子 h85-38 久・ゆみ・美穂子 h85-40 久 h85-42 久 h86-17 久 h86-18 久・咲 h86-19 久・まこ h86-33 久 h86-38 久・まこ h86-39 久・まこ h86-41 久 h86-69 久・透華 h86-71 久・ゆみ・透華・美穂子 h86-77 久 h86-78 久 h86-83 久 h86-85 久 h86-93 咲・久・まこ h86-96 久・まこ h86-97 咲・久・智葉・まこ h86-104 久 h86-105 久 h8...
  • カップリング別SS4
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 劔谷美幸 友香 澄子 莉子 梢 越谷ソフィア 花子 史織 玉子 景子 プロ雀士健夜 咏 はやり 良子 理沙 靖子 大沼 アナウンサー恒子 えり その他複数 分類不明 カプ無し 数絵 マホ 裕子 やえ 初瀬 憩 いちご もこ 松実母 望 綾 彩乃 池田三姉妹 みなも 牌 立 慕 閑無 エトペン 真佑子 聡 ミカ 絃 利仙 善野 真深 みさき トシ ひな 桜子 凛 嫁田 一太 美月 明星 由華 界 恵 葵 朱里 旧白糸台 カピー ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 阿知賀はこちら 白糸台はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷 h3...
  • カップリング別SS7
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 白糸台照 菫 淡 尭深 誠子 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 阿知賀はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 白糸台 36 白糸台 38 36の続き 48 38の続き h4-35 白糸台 h5-23 白糸台・咲 h12-37 白糸台(尭深メイン) h12-43 白糸台 h15-64 白糸台 h22-16 白糸台 h26-46 白糸台(淡メイン) h26-65 白糸台 h27-50 白糸台 h28-04 白糸台 h28-16 白糸台 h28-34 白糸台 h28-70 白糸台 h29-26 白糸台 h30...
  • カップリング別SS8
    ...28 咲・和・優希 h82-41 久・咲・和 h82-55 咲・照 h82-64 咲・照 h83-08 照・咲 h83-11 咲・和・優希・玄 h83-17 咲 h83-18 咲 h83-19 咲 h83-25 咲・和・憧・淡 h83-26 和・咲・優希 h84-02 咲 h84-08 咲 h85-02 咲 h85-03 咲・照・菫 h85-10 咲・照 h85-14 咲・和 h85-15 咲 h85-24 咲 h85-25 咲・和・優希 h85-33 咲・はやり h86-02 咲・衣 h86-04 咲・和 h86-07 咲・恒子 h86-08 咲 h86-09 咲 h86-10 咲 h86-11 咲 h86-15 咲・和 h86-16 咲・優希 h86-18 久・咲 h86-22 咲・優希 h86-24 咲・照 h86-28 咲・和・優希 h86-30 咲・和・優希 h86-31 ...
  • カップリング別SS2
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 阿知賀穏乃 憧 玄 宥 灼 晴絵 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 白糸台はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 阿知賀 h7-4 阿知賀 h11-29 阿知賀 h11-31 阿知賀 h15-6 阿知賀 h16-55 阿知賀 h17-75 阿知賀 h18-22 阿知賀 h21-71 阿知賀 h27-25 阿知賀・咲・和・久 h29-27 阿知賀 h31-38 阿知賀・清澄 h32-49 阿知賀 h33-27 阿知賀 h33-33 阿知賀 h34-78 阿知賀 h35-65 阿知賀 h36-57 阿知賀 ...
  • カップリング別SS3
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 永水小蒔 初美 霞 春 巴 宮守豊音 白望 エイスリン 胡桃 塞 姫松洋榎 絹恵 恭子 漫 由子 郁乃 臨海智葉 明華 ネリー ハオ ダヴァン アレクサンドラ 有珠山爽 由暉子 揺杏 成香 誓子 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 阿知賀はこちら 白糸台はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 永水 h4-38 永水 h4-41 永水 h7-44 永水・照・良子・和・淡・桃子・憩 h16-58 永水 h25-46 永水 h26-35 永水 h26-38 永水(春メイン) h28-51 永水・清澄 h33-25 永水 h36-05 永水 h36-5...
  • h82-43
    「実家に帰るだと!?」  目の前の少女が突拍子のない行動や発言をするのは常のことである。そして何時だって頭を悩ませ、皺寄せをどうにかするのが部長である菫の役割だった。 「まさか、団体戦で優勝を逃したことを気にしているのか?」  白糸台は三連覇に失敗した。  期待が大きかっただけに失意の声や責を問う言葉も少なくない。 「違う……妹と仲直りしたし、父さんにも久し振りに会いたいから」  照の家庭が少々複雑なことは聞いていた。理由としては理解できる。しかし、長らく照係を務めてきた彼女には分かってしまう。こいつは何かを隠していると。それが踏み込んで尋ねても良いことなのか菫には分からない。  ただ、親友の眼差しに影はなく、信じても問題はないだろうと彼女は判断した。 「はあ、部のことは任せておけ。ゆっくりと羽を伸ばしてこいよ、チャンピオ...
  • h82-48
    「フォルダーの共有許可通知?」  クラウドサービスを利用したファイルの共有を報せるメールが和から届いた。メールの文面には私の名前ではなく別の人、『京太郎』との記述がある。  おそらく彼女は誤って送信してしまったのだろう。 「全く、和もうっかりしてるわね」  この時、直ぐにでも間違いを報せるべきであった。人生において、この日こそが分岐点であったと後に私はそう振り返る。  ”好奇心は猫を殺す”  イギリスの諺だが、まさにその通りなのだろう。  いったい和が男の人とどんなファイルを共有しているのか、興味を持たなければ私は違う道を歩んでいたはずだ。 「ふきゅ…!?」  開いたフォルダーの中身は大量の画像や動画に音声ファイル。その全てが卑猥なものだった。  幾つものフォルダーに整理され、撮影された日時や場所が記載、感想...
  • h82-49
    穏乃「ねぇ、京太郎………」 京太郎「そんな悲しそうな声を出さないでくれよシズ」 俺は今にも泣きそうなシズの頭を撫でると彼女はピクンと身体を震わせた。 穏乃「京太郎……身体が熱いよぉ……ぎゅっとして…?」 潤んだ瞳で自分の身体を俺に擦り付けるシズ。そんなシズに俺はただ彼女の頭を撫でてなだめる事しか出来ない。 何故ならシズのいう『ぎゅっと』はその………下品な話なのだが……いわゆる性行為であり、俺はそんな経験なんざ一切ないチェリーな童貞な訳でして…。 穏乃「んん…ああ……ふぅぅ……!」 京太郎「シ、シズ……胸を俺の背中を擦り付けるのは止めてくれないか…?」 穏乃「無理だよぉ……だってぇ…我慢出来ないんだからぁ……」 俺の制止も聞かず、はぁはぁと息を荒げながらシズは尚も身体を擦り付ける。もうここ数日はこんな調子なの...
  • h82-44
    京太郎「はあ」 誠「何ため息吐いてんだ? この幸せ者が」 京太郎「そう、……思うか?」 誠「そりゃあそうだろう? 男子なら羨んで仕方のない彼女がいるんだからな。まさか、ため息の原因は嫁さんと喧嘩でもしたのか?」 京太郎「嫁さんって……喧嘩なんかしてねえよ。今日だってお手製の弁当作ってきてくれたしな」 誠「知ってるよ! 今朝、登校してくるときもイチャイチャしやがって、爆発しろッぉ!」  彼女とは喧嘩なんて全くしていない。むしろ関係は良好であり、ますます深化している。 京太郎「妬くな、妬くな、羨ましいなら誠も彼女を作れば良いんじゃね?」 誠「くっ、簡単に言いやがって……」 京太郎「お前、先日告白されていただろう?」 誠「いや、その……」 「京太郎くん!」 誠「! おい、嫁さん...
  • h82-42
    久「何でもない時こそ日頃の感謝を、ねぇ」 読んでいた雑誌に書かれていたその文章に何故か心惹かれふと考える いつも私たちの為に雑用を他のメンバーよりこなしてくれる後輩、頼み過ぎている自覚はあるが全国優勝という目標に加え女所帯としては貴重な男手である 久「たまには真面目に労ってみるのも悪くはない、かな?」 もちろんIHが終われば今までの分も含めて指導するつもりではある。しかしそれまで何もなしというのも些か良心が咎めるところではあるし、これもいい機会だと思いは言わなければ伝わらないと述べるこの雑誌に便乗することに決めた 久「ちょっとしたプレゼントと一緒に渡すとより気持ちが伝わる、か」 確かにただいつもありがとう、なんて言うだけでは物足りないというかあっさりしすぎな気がするし、逆にあまりにちゃんとした物でもそれはそれで委縮させてしまうだけ...
  • h82-40
    宥「んんっ……京太郎君……」   宥は京太郎の両頬に手をあてて、自分の方へと引き寄せた。互いの息がかかりそうな距離にまで顔が近付き、京太郎の心臓は早鐘のように鼓動を打った。 宥「お願い、早く私を抱いて。私もう、我慢できない……」 京太郎「駄目ですよ、宥さん!そんなこと、俺にはできません!」 宥「どうして?私ってそんなに魅力ないかな…?それとも京太郎君は、私よりも玄ちゃんの方がいい…?」 京太郎「いえ、そんなことは……宥さんは、とても魅力的な女性です……」 宥「だったらお願い…。さあ早く、私を抱いて…京太郎君の好きにして…」 京太郎「ゆ、宥さん……!」 少しの沈黙の後。 京太郎(ああ、もう……どうにでもなれ!) 京太郎の頭の中で、何かが弾けた。 京太郎は両手で宥の肩を握り締め、その身体をベッド...
  • h82-45
    すっごくひどいQuantumBreakのトレイラーパロネタでスマンカッタ 玄「私は過去に行ってきた。未来を変えたい。間違いをやり直したい。」 玄「しかし運命は変えられなかった。おもちは閉じたループだよ。」 玄「私や京太郎君がどんな行動をとろうとも、私たちがここにいるという運命は変えられない」 玄「おもちは終わっちゃうの」 京太郎「玄さんの見てきた時代で、アイツのおもちを絶望したか?」 OMOCHI IS POWER KURONTUM BREAK
  • h82-47
    久「ちょっとまこ、メガネ貸して」 まこ「?」スッ 久「うわっ、度きっつー……あっ!ぼやけて部員が5人に見えるわヤッター!」 優希「あ、あまりに部員が集まらなくて部長が壊れかけてるじぇ!」 和「もう勧誘のポスターや挨拶は効果がないんでしょうか?」 まこ「この辺で麻雀やる奴はみんな風越に行くからのぉ……ていうかメガネ返せっ」バッ 久「はーぁ……全中トップの和がいれば、団体戦で全国も夢じゃないのに」ショボーン 優希「こうなったらのどちゃんのグラビアポスターで釣るしか!」 和「絶対ありえません!」 まこ「それで入部するのは男子じゃろ……」 コン、コン 久「!?……い、今ノックの音したよね!?」ガタッ 和「来ましたよ誰か!もしかして……!」 優希「新入部員か!?」...
  • h82-46
    淡「ねえ、テルー。どうしてあんなん相手にしてんの? あいつ弱いじゃんっ」 淡「私、あいつ相手だったら、100回やって100回勝てる自信があるんだけど」 照「そうだね。京ちゃん相手なら100連勝もできるかも」 照「99連敗して心が折れずに卓につける人が弱いと思う?」 照「もしも私が、本気で飛ばしにかかったら、淡は何連敗まで我慢できる?」 淡「…そんなんわかんないっ。だって私、テルくらいにしか敗けないし」 照「誠子に山を丸くされて和了れなくて泣いてたのは」 淡「ノーカン! あんなんズルだもんっ、誠子ずるいっ」 照「ね、あわい。あなた、誠子のこと大好きでしょう」 照「誠子も、尭深も、菫も。私たちとずっと一緒にいてくれる」 照「私にとっては、京ちゃんも同じ」 照「技術もなければ運もないけど...
  • カップリング別SS6
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 風越美穂子 池田 未春 純代 星夏 貴子 鶴賀ゆみ 桃子 睦月 智美 佳織 龍門渕衣 透華 智紀 一 純 ハギヨシ 歩 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 阿知賀はこちら 白糸台はこちら 千里山,新道寺はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 風越 105 風越・清澄・鶴賀・龍門渕 h4-31 風越 h7-16 風越・清澄・鶴賀・龍門渕 h13-8 h13-6の続き h13-9 h13-8の続き h15-7 風越 h30-62 風越 h70-44 風越 京太郎が黒髪にしてみた ~風越&清澄編 清澄・風越 Kちゃんぬいぐるみ、長野にて 清澄・風越・鶴賀・龍門渕...
  • カップリング別SS5
    タグ一覧 http //www34.atwiki.jp/kyotaross/tag/?sort=num 千里山怜 竜華 セーラ 泉 浩子 雅枝 新道寺煌 哩 姫子 仁美 美子 ハーレムスレ126(h126-100)まで反映 長そうなのを反映 咲はこちら 清澄はこちら 風越,鶴賀,龍門渕はこちら 永水,宮守,姫松,臨海,有珠山はこちら 阿知賀はこちら 白糸台はこちら 劔谷,越谷,その他はこちら 千里山 h16-56 千里山 h24-36 千里山 h31-20 千里山 h38-27 千里山 h39-81 千里山 h40-23 千里山 h40-54 千里山・姫松 h40-62 千里山 h41-67 千里山 h43-17 千里山 h43-32 千里山 h43-33 千里山 h43-35 千里山 h44-29 千里山 h45-07 千里山 h45-60 千里山...
  • h82-16
     インターハイの団体戦で優勝し、個人戦ではお姉ちゃんと直接対決した。  麻雀を通して冷えきった姉妹仲も何とか雪解けすることができたんだ。  長年、心を曇らせていた悩み事が解決したからか、世界が輝いて見える。  私は、京ちゃんや和ちゃんたち清澄のメンバーで夏休みを満喫した。  海に、山に、川やプールにも遊びに行ったし、花火や夏祭り、毎日が本当に楽しくて、夏休みがずっと続けば良いのにって思ってしまう。  充実した最高の青春、幾つもの思い出を胸に刻んだ夏にも必ず終わりが来る。  それでも、これからも楽しいことが続くことを私は疑っていなかった。  九月、新学期の初日。  京ちゃんは学校を欠席した。  何があったのだろうかと、買ってもらったばかりの携帯電話で連絡するも繋がらない。  心配になり、彼の家...
  • h82-02
    「遠くに引っ越しするなんて嘘だよね?」 「ごめん……」  彼女は謝罪の一言を発し、決して目を合わそうとはしなかった。  俺の口からはどうして、何でと疑問の言葉が溢れそうになったけれど聞けなかった。  今にも泣き出しそうな彼女の悲しい表情を見て、我儘を口にするのは酷く幼い行為に思えてしまったから。  代わりに問うたのは未来のこと。 「いつか、……また会えるかな?」 「うん、きっとね」  初恋の人とはその日に別れてから長いこと会えていない。  連絡先も知らず、彼女から便りが届くことも一度としてなかったんだ。 -5年後-  中学校へと進学し、環境も変わり、友人も増えた。  ハンドボールに精を出し、全国を目指してスポーツに励む日々。  二度目の夏、俺は彼女の姿をテレビ...
  • h82-10
    恒子「さあ始まりました!高校生雀士と麻雀プロによる合同試合!この戦いを見ようと大勢の観客がやって来ております!実況は私、福与恒子でお送りいたします!」 咲「うう…緊張するなぁ」 和「頑張りましょうね、咲さん」 はやり「よろしくね☆」 良子「さて、モンスターガール達の実力…どれ程のものか」 恒子「さあさあ!一体どんな戦いになるのでしょうか?」 京太郎「頑張れー!咲ー!和ー!相手がプロでも大人でも負けるなよー!」 咲「京ちゃん………ありがとう」 はやり「んんっ?★」ビクッ 良子「ど、どうしました瑞原プロ?急に表情が…」 今の京太郎の何気ない声援…しかし、瑞原はやりにはこう聞こえていた。 京太郎(はやりんの解釈)『咲よォ~~~!あんなアラサーな女によォ~~~~!負けるなんてよォ~~~~...
  • h82-56
    ───朝 目が、覚める。 カーテン越しに朝日が差し込んできているのが判る。 何故だろう、何か熱い物を抱きしめているのに暑くない、寧ろ心地よい。 それにこのカーテンは自分の部屋の物ではない、確か、良子さんの・・・良子? ふと右隣に視線を移す、そこには他でもない戒能良子の顔があった…息がかかりそうなほど超至近距離に。 京太郎「・・・!?」 一気に京太郎の目が覚める。そして恐る恐る周囲の状況を確認してみると。 自分に抱きつく姿勢で寝ている良子、彼女を抱える形で寝ていた京太郎。 床には散乱した衣類・・・即ち一糸纏わぬ二人が一つの寝床に。 完全に【お楽しみ】をした後の状況である。 良子「すぅ・・・すぅ・・・」 京太郎はパニックのあまり大声を出しそうになったのを、どうにか堪えて一体何故こんな状況になっているのか思...
  • h82-60
    久「私さぁ、思うのよ」 京太郎「何をです?」 久「こういう風に何の気兼ねもなくラーメン食べに行ける仲って、すっごく貴重じゃないかって」 京太郎「そっすかねぇ?」 久「そうなのよ。まず大前提として交流がそれなりに深くないと駄目じゃない?この時点で議会メンバーがギリギリアウトなのよ」 京太郎「セーフじゃなくてアウトなんですか」 久「誤解しないでほしいんだけど仲が悪い訳じゃないのよ?結構長い間一緒にやってたんだし」 京太郎「ふむふむ」 久「でもねぇ、なんっかねぇ…壁があるのよ」 京太郎「壁ですか」 久「そう、壁。たかが高校の議会って言ってもねぇ、上から下、下から上がきっちりと決まってるからこう…妙にやりにくいのよ」 京太郎「入ったことないですからいまいちわかんないですけどねぇ。でも部活も...
  • h82-23
    むかしむかし、ある所にテルテル王国という国がありました。 そこを治めるテル姫はとてもお菓子が大好きで、自分の幼馴染みで側近でもある金髪が特徴的な少年キョウタロウことキョウちゃんを『おかし係』に任命し毎日お菓子を持ってくる様に命令してました。 キョウタロウの持ってくるお菓子はとてもとても美味しく、テル姫はそれを食べる度に凄く幸せな気持ちになり顔を綻ばせるのでした。 でも、テル姫はおかし係のキョウタロウに対して大きな不満がありました。 それは大好きな大好きなお菓子を好きなだけ食べさせてくれないからです。 アイスクリームもプリンもパフェもチョコレートも一日に一個か二個だけ。 テル「キョウちゃんもっとおかし!」 キョウタロウ「駄目ですよテル姫!今日はもうお菓子はおしまいです」 テル「ヤダー、もっとお菓子が食べたいー」 キョウタ...
  • h82-09
    ――寄せる晩婚化の波は麻雀界にも!? 結婚出来ない女雀士たち! 「相変わらず痛烈な見出しだなぁ」 控え室に置かれた週刊誌を見て、咲は苦笑を浮かべて頬をかいた。 ゴシップや有名人の下世話な話を過激に書き立てる、大した信頼のない雑誌ではあるが、見出しに躍るその言葉は間違いのない真実だった。 全国のライバル、そして咲の姉、照との熱い対局から十年の時が経ち、気づけば咲はプロの雀士になり、年齢も「アラサー」と呼ばれる頃に片足を突っ込んでいる。 麻雀の楽しさを覚えた高校時代、全国のライバルと切磋琢磨し続けて、やがて行き着いた先がプロの世界。振り返りも省みもせず一心不乱に走り抜けた青春に悔いはない……のだけれども。 「旦那様どころか、恋人さえいないっていうのはどうなんだろう私」 へにゃり、と卓の上で浮かべる表情とは遠く離れた情けない顔...
  • h82-55
    ふと気がつくと、俺は見慣れない建物の前に立っていた。 建物は純和風の造りで、入り口には暖簾がかかっており、そして何やら良い匂いが漂ってくる。 どうやら、ここは料亭であるらしい。 ちょうど空腹だったので、入ってみることにした。暖簾をくぐって「ごめんください」と声をかけると 「いらっしゃい!」 と、威勢のいい出迎えの声。つられるように、声の主へと視線を移す。 藍染めの腹掛けを着けた大柄な体躯、真白いねじり鉢巻をきりりと締め、精悍な表情をした、その男は―― 「誠じゃねーか!」 同級生の高久田誠だった。腕組みして仁王立ちする姿は、なかなかどうしてさまになっている。 「……お前、いつの間に板前修業なんて始めたんだ?」 「何言ってんだ。俺はずっと前からここの店主だぞ」 「……ああなるほど、これ...
  • h82-20
    京太郎「こんばんは、須賀アワーのお時間です、この番組のメインパーソナリティは私、須賀京太郎と」 淡「大星淡でっす」 京太郎「この二人でグダグダ喋るだけの番組となっております」 淡「じゃーさっそくなんだけどねー」 京太郎「という夢を見たのさ」 淡「いいねー」 菫(いいのか?) あ、カン
  • h82-68
    M「同士S、首尾は?」 S「こちらは問題ないですよ同士M」 M「私もお姉ちゃんたちは撒いてきたので大丈夫なのです」 S「邪魔者に介入される前に本日の議題を進めましょうか」 M「ええ、今日はインターハイおもち評論だったね」 S「ランキングとも言えますね」 M「同士Sも一位については異論はないよね?」 S「はい、あれはもう次元が違う!」 SM「「石戸霞」」 S「すばらしい大きさ、質量感、まさにOmochi of Omochi!」 M「おもちクイーン、おもちに愛された少女、抜きん出ているのです!」 S「俺は溺れてしまいたいですよ!」 M「目を逸らせない、殺人的破壊力は血筋の証明か!?」 SM「「すばらしい!」」 M「ふう、……同士Sとは二位と三位で意見が食い...
  • h82-63
    流れブッタ切って桃太郎パロ ~鬼が島~ 京太郎「おい、見張りが言っていたがもうすぐここに桃太郎達が来るらしいぞ」 京太郎B「猿と雉と犬がお供らしいな。フッ、俺達も舐められたもんだぜ」 京太郎C「俺達鬼にたてつくとは、どれどんな顔をしていr」 ドヤドヤ 健夜太郎「うわーすごいねー!見渡す限りの須賀君がいっぱいだよ!」キラキラ 良子犬「グッド…これだけたくさんいると迷いますね」ジュルリ 野依猿「ぜんぶ!!」プンスコ 詠雉「そうだねぃ。一匹二匹と言わずに全員お持ち帰りといこうかい」ニヤリ 京太郎C「撤退ぃぃぃぃ!!総員撤退ぃぃぃぃ!!食われるぞ逃げろぉぉぉぉ!!!!!!」 カンッ
  • h82-26
    久「京太郎、お弁当作ってきたわよ」 京太郎「……は!?」 咲「へ!?」 まこ「ほう」 和「呼び捨て……!?」 優希「犬を……!?」 久「いや、驚くとこそこなの?」 咲「だってお弁当はいつものことですし」 まこ「よーやっと呼び捨てにしたんじゃなーとおもってな」 和「長かった気がしますね」 優希「夏前の合宿後位からだったはずだじぇ」 京太郎「久さん!」 久「え、は、はい!?」 京太郎「箸がないです」 カン
  • h82-51
    「……私と結婚してください!」 「……お断りする」 「ーーーーッ! そんなっ、なんで……っ!?」 「俺はもう決めたんだ、恋愛はしないって……悪いな、そう言う事だから」 「……分かったよ……じゃあ、私と結婚しよう!」 「……はっ!?おい、俺の言ってる事聞いてたか!?」 「聞いてた上であえてお願いしてるんだよ!」 「いやいや、そこであえての意味が分からねぇよ!」 「私と結婚した方が楽しいのは確定的に明らか!さぁ、結婚しよっ!」 「その自信の源がどこから来てるのか知らんが、とにかくダメだっつーの!」 「なぁんでだよーーーー!!」 翌日……。 京太郎「……まぁそんなこんなで、俺に嫁が出来ました」 玄「それって、所謂ネトゲ嫁!?」 灼「最初断り気味だったのにおか...
  • h82-03
    ガールストーク的な何か、こまけぇこたぁ気にするな 淡「憧ー、ちょっといいかな?」 憧「んー? 何よ?」 淡「えっとね……キョータローの【ガースー黒光りリーチ棒】が大きすぎる」 憧「え゛っ?」 淡「だーかーらー、キョータローの【ガースー黒光りリーチ棒】が……」 憧「ちょっと待って、あんたいつの間に京太郎と」 淡「昨日、キョータローが泊まってるホテルで……///」 憧「あんたね……」 淡「でも、淡ちゃん一人だとキツイからさー」 憧「ち、ちょっと待って! なんで私もいつの間に!」 淡「え? 憧って既にキョータローとヤッてなかったっけ?」 憧「な、なんであんたが!」 淡「だってこの間さ、キョータローと路地裏で……」 憧「ってちょっとー!!」 淡「ね?...
  • h82-19
    久「ふー、ふー…」 京太郎「ずるっ、ずるるるるっ」 久「…ん゛っ!?あふっ、えふっえふっ!!」 京太郎「うぉっ…大丈夫すか?」 久「けふっけふっ…ん、ごめん。思ったより冷めてなかったみたい…」 京太郎「一応作りたてですからねえ…遅いかもしれませんけど火傷には気を付けてくださいね」 久「そうね…にしても、急にラーメンが食べたいなんて言うからびっくりしたわ。しかも袋麺」 京太郎「いやあ、何か無性に食いたくなりまして…ありません?そんな時」 久「いやまああるけどね?そんな時。分かるけどね?その気持ち。でもね…   わざわざ私も起こさなくても良かったんじゃないの?時計見なさいよ。もう夜中の3時になっちゃうわよ」 京太郎「良いじゃないですか、明日休みなんだし」 久「そりゃそうだけど…こんな...
  • h82-07
      私と彼が出会ったのはお嬢様が参加なされたインターハイの県予選決勝、先鋒戦の最中でした。  井上さんが誤って彼の友人である片岡さんが持ち込んだ食事を食べてしまわれたのです。  失われたタコスを買いに走る彼に店の所在を教えたのが切っ掛けであり、私たちの関係の始まりでした。  私には彼を一目見た時から予感があり、情報を収集した結果、それは確信へと変わったのです。 「荻原さん、どうかしたんですか?」  心配そうにこちらの顔色を窺われるとは、私もまだまだ精進が足りない。 「何でもありませんよ国広さん。ただ、ここに来て一月が経った彼のことを考えていただけですよ」 「須賀くんか……」 「荻原さんが推薦しただけのことはありますよね」 「そうだよね、歩」  須賀京太郎君、彼は私の初めての弟子であり、大切な...
  • h82-53
    京太郎「爽先輩が?悩んでた?」 誓子「うん、京太郎くんが助けてあげたほうがいいと思うんだ」クスクス 揺杏「あれは悩んでたねー、今回は京太郎にしか助けられなさそうだし」ニヤニヤ 京太郎「……なんで笑ってるんだ」 京太郎「それで、こんなところにいたんですか爽先輩」 爽「えっ京太郎!?な、なんでここに!?」ビクッ 京太郎「屋上に一人で悩みごと、ザ・青春って感じっすね」 爽「ゆ、揺杏とチカだな!?あいつら~……!」 京太郎「俺にしか助けられないって言われたんですけど?」 爽「そ、そりゃあだって……悩みの元凶に言えるわけないじゃん……!///」ボソボソ 京太郎「?」 爽「いやもう大丈夫、京太郎が心配することないって!時間を置いてくれれば……」 京太郎「嫌っす!爽先輩の為に...
  • h82-34
    京太郎「待たせたな優希」 優希「待ちくたびれたじぇ、犬!」 京太郎「進化した俺のタコスを食べてみやがれ、その減らず口も打ち止めだぁ!!」 ダヴァン「ほう、タコスですカ」 優希「む、お前は臨海のアメリカン……捨てられた犬のように物欲しそうな目をしても敵にやるタコスはないからなッ!」ゴツッ 京太郎「失礼しました。余分にあるので欲しいなら差し上げますけど?」 優希「叩くなんて酷いじぇ……DVで訴えるわよ、あ・な・た?」 京太郎「そんな強く叩いてないだろう?」 ダヴァン「ハハハ、好意は嬉しいデスが、ラーメンを食べたので大丈夫デス」 優希「その割りには食い入るように見ていたじょ」 ダヴァン「母国ではよく食べていたノデ、少し懐かしくテ」 京太郎「アメリカはメキシコと国境を接していますもんね」...
  • h82-66
    良子「元牌のお姉さんが覚せい剤所持で逮捕されたそうですが」 はやり「契約で恋愛はご法度だからイロイロ溜まってたんだろーねー」 良子「つい2ヶ月前も元男子プロが捕まってましたし、大丈夫ですか?」 はやり「あのヤが付いてそうな人はね。いつかやると思ってたよ。って、どういう意味かな」 良子「イロイロチャージしていそうだな、と」 はやり「チャージと言うか……でも最近は割りと充実してるんだよっ☆」 良子「……不倫じゃないですよね」 はやり「もちろん違うよ!」 良子「AV出演……」 はやり「そんなの無い無い!健全だよーまったくもって健全」 良子「そうですか。安心しました」 はやり「あ、そろそろ試合が始まる頃だねっ。テレビテレビーっと」ピッ 良子「今日のカードは三尋木さんと藤田さんの...
  • h82-24
    恵「最近、娘の話題が君のことばかりなんだが、須賀くんは和のことをどう思っているのかな?」 京太郎「和と俺は友達ですよ。可愛いとは思っていますけどね」 恵「そうだろう。和はとても可愛い娘なんだよ。当然、あの子と交際する気があるよな?」 界「おいおい、恵」 恵「何だ、界?」 界「親が子供の恋愛に口を挟むなよ。それに、京ちゃんは家の娘たちの幼馴染みだぞ」 恵「ふっ、結婚すれば義理の親子となるのだから問題あるまい」 界「はっ、それなら京ちゃんは咲か照のお婿さんに決まってんだろう。いっそ両方貰ってくれても良いくらいだな」 京太郎(ポンコツ二人は流石に……) 恵「家の和は器量良し、料理も完璧、頭も良く、まさに才色兼備だ! 母親譲りの胸は男のロマンだぞ!!」 京太郎(確かに和のおもちは最高ではある……) ...
  • h82-61
    まこ「麻雀部に壁か?」 久「ええ、あると思う?」 京太郎(女子との間には麻雀の実力で確かに分厚い壁があるよな……) 優希(持つものと持たざるもの……胸の格差…絶壁) 京太郎「(魔王とスライムは)あるな」 優希「(咲ちゃんも)凄まじい壁だじぇ」 咲(優希ちゃん、何でそんな憐れむような眼差しで? 京ちゃんも表情が固いし…壁?) 和「男女の垣根なく仲良くやれていると思いますけど?」 京太郎優希「「そっちか!!」」 まこ(なにと勘違いしたんじゃ?) 咲「何で二人は私を見たのかな?」 優希「気にしたら敗けだじぇ!」 京太郎「ああ、気にしちゃダメだ!」 和「何でそんなことを聞いたんですか?」 久「この前友人に普段の麻雀部での出来事なんかを話したら思いっきり引かれた...
  • h82-39
    「何で余計なことをしたの?」  口許は綻びながらも目は鋭く、咎めるように彼を見る。 「お節介でしたか?」 「見守ってくれるようには頼んだけれど、引き合わせて欲しいなんて一言も言ってないよ」  イライラを消すようにフォークがスポンジを裂き、口へとケーキを何度も運ぶ。頬張った中身に幸せな気分が到来する。しかし、誤魔化されてはならない。それこそが対面に座る幼馴染みの狙いなのだから。 「そうですね。照さんから見れば俺の行動は裏切りに他ならない」 「分かっていたなら……」 「それでも、俺はあなたにいつまでも過去を引きずって欲しくなかったんです」  勝手な言い分だと照は思う。  彼が彼女を誘わなければ、もう互いに顔を会わせることもなく、蟠りや溝が消えることもなかっただろう。それに、今年のインターハイで白糸台は三連覇を成...
  • h82-64
    咲「はぁ、はぁ、……京ちゃん?」 京太郎「…………さぁき?」 照「ふっ、遅かったな咲」 咲「あっ、あっぁ……間に合わなかった?」 京太郎「ごめんな…俺は、もう……」 照「そう、京ちゃんの初めては咲ではない、この私だ!!」 咲「そんなぁ……」 照「初めての行為にケダモノのように猛った京ちゃんは凄かったぞ! 私の身体で何度も果てた!!」 咲「くっ……羨ましいぃ」 照「このお腹の中にはたっぷりと濃いものが注ぎ込まれている……しかも今日は危険日だ!」 咲「な、ん…だと?」 照「妊娠! 結婚! 出産! 私の勝ちだな?」 京太郎「うっ、嘘ですよね? 照さん今日は安全日だって!?」 照「もう、手遅れなんだよ京ちゃん……責任取ってね?」 咲「こんな、こんなのって……」...
  • h82-27
    淡「うーん……頭が痛いよぉ…キョータロー…」グスン ピピピピピ… 京太郎「38度2分か………熱があまり下がってないな」 淡「ううう……」 京太郎「全く…風呂から上がってすぐに着替えないでタオル一枚でネトゲに夢中になるから風邪をひく事になるんだぞ」 淡「だってぇ……時間限定のボスだったし……限定アイテム欲しかったし……」 京太郎「やれやれ…そんな調子だとまた風邪をひいちまうぞ?少しは我慢する事を覚えろよ…淡」 淡「むー………。ねぇ、キョータロー…汗が気持ち悪い…」 京太郎「ん?着替えるのか。じゃあ俺は外に出るからその間に着替えな」 淡「や!」フルフル 京太郎「んん?」 淡「キョータローが着替えさせて……」ギュッ 京太郎「は、はああ!?何を言ってんだよ淡!そんな...
  • h82-38
    「京さん」  名前を呼ばれたと感じた少年は声の主を探す。 「京さん?」  検討違いの方向を見ている彼にもう一度、声を掛けた。しかし、今度は全く聞こえもしなかったのか、彼の目は少女を捉えない。 「気のせいか……?」  手を伸ばせば触れ合える距離にいるのに、彼には見えていなかった。 「そっか、もう、京さんにも、私は気づいて貰えないんすね……」  街路の真ん中で少女はペタリと座り込んだ。彼のためにと着飾った服が汚れることも気にならない。  雑踏の中に響く声。  されど、往来の真ん中で涙を流す女の子を気にする存在は一人だっていやしない。 「何で、何でっすかッ!? どうして、届かない、私は、私は、桃子はここにいるっすよぉぉッお!!」  慟哭の叫びも、遠ざかる彼の背にぶつかるだけだ。 「ハハ、ハ...
  • h82-59
    智葉「今日は随分と暖かいな」 京太郎「俺には暑いくらいですね、長野は今の時期でも雪降ったりしますから」 ハオ「信じられない……」 明華「でも長野の雪は一度は見に行きたいですね~」 智葉「……そういえば、半ば無意識的に避けていたんだが、須賀は蕎麦つくれるか?」 京太郎「え?はい」 メグ(作れるデスネ……) ネリー(さすが生きるグルメテーブルかけ) 智葉「うん、長野特産のど真ん中メジャーだから逆に避けていたんだが、今日は暑いしな、是非ともざる蕎麦を作ってみてほしい」 明華「あ、興味あります」 京太郎「でしたら皆さんで作ってみますか?案外簡単ですよ」 智葉「え」 メグ「ナイスアイデア!」 ハオ「お一人に任せるのは心苦しかったけど、それなら是非」 ネリー「楽し...
  • h82-58
    智葉(お昼時だな……練習に熱が入ってすっかりお腹ペコちゃんだ) 智葉(さてどうするか、購買で買うのもいいが外のコンビニで見繕っても……) 京太郎「~♪」パカ 智葉(お、須賀は弁当作ってきたのか、どれどれ……) 京太郎(まずはこの、2度揚げしてある唐揚げ……)サク 京太郎(ン、美味い。まさに唐揚げって感じの唐揚げだな、揚げたてには劣るけど)サク サク サク 京太郎(……うん、やはり唐揚げはご飯に合うな。酒のつまみっていう人もいるけど、未成年の俺にはわからない世界だ)ムシャムシャ 京太郎(次は、練習した出し巻き卵……あっ、そういえば朝のスクランブルエッグも旨そうで入れちゃったんだっけ。まいったな、卵がダブった)ハグッ 京太郎(うん、でもうまい……あとは昨日のおこぎのおひたし……ん、醤油が効いてて……) ...
  • h82-22
    久「おちんちんのサイズか……」 まこ「唐突にナニを言い出すんじゃ?!」 久「私ってそっちの経験ないし、ちょっと気になってね」 和(ぺニスの大きさですか……) 優希「猥談か!」 咲「あはは……漫画とかだと大きいですよね」 久「あら、咲ってそう言うのに詳しいの?」 咲「ちょっと、ほ、ほんの少しだけ目を通したことがあるだけですよ!? べ、別に、同人やBLとか読んでないですから!!」 まこ(墓穴を掘っとるのぉ) 優希「うーん、実物のおちんちんなんて小さい頃にお父さんとお風呂に入った時にしか見たことないじぇ」 まこ「そうじゃのう。凝視しとったわけでもあるまいし、わしもよう覚えとらんな」 久「役に立たないわね……和は?」 和「様々な調査で差はありますが、平常時の大きさは8㎝、勃起時で...
  • h82-13
     何時からだろう。  彼女が彼を見る眼差しに特別な色が混ざり始めたのは、いったい何時からだったのだろうか。  そうなる前に動いていたのなら、違っていたのかは分からない。 「呼び出してごめんなさい、咲さん、ゆーき」  風に靡く桃色の髪、緊張と憂いを含みながらもはっきりと私たちを見据えていた。  話を切り出すタイミングを計り、開きかけては閉じられる唇。  沈黙に焦れたのか優希ちゃんが用件を問いただす。 「何の用だじぇ、のどちゃん?」  親友の問いに背中を押されたように、彼女は決意を込めて口を開いた。 「明日、私は須賀君に告白します」  ビシリっと空気に亀裂が走った気がした。  心の中を吹き荒れる嵐を前に、私は諦観を覚える。  この日が来ることを私は予感していた。  ...
  • h82-57
    京太郎3年生 白望「ねぇ?京太郎?」 何時も以上に気だるげな様子で俺に問いかけてくる小瀬川白望 こいつとの関係は親戚、近所、三年間同じクラスと最早運命じみたものを感じてしまうくらい親密だ。 普段から何かと世話を焼かせる彼女ではあるが、今日はそれがいつも以上であった。 京太郎「お、おぅシロ。どうしたいつも以上にダルそうにして…。具合でも悪いのか?」 白望「ダルがるのって…中々に奥が深いよねぇ…」 京太郎「…は?」 白望「いや、ね…。いつも私がだらけていたあの席は私にとってベスト・ダラケ・ポイントだったんだって今更ながらに気付いたんだよ…」 そう言いながら机と椅子をじりじりと俺の方に寄せてくる白望。 いや、確かに先週席替えをしたのは確かだけれど、そこまで深刻になるほどだろうか。 白望「日当たり、風通...
  • h82-30
    清澄 校内 久(あら、あそこにいるの須賀君じゃない。隣にいるのは友達かしら?) 久(ふふ、隠れておどかしてあげようっと) 誠「そういや昨日いい本見つけてよ。速攻買っちまった」 京太郎「なんか面白い漫画か?」 誠「ちげーよ。あれだあれ、夜のオカズだよ」 京太郎「ああ、そういうことか」 誠「なんだよ。ずいぶん反応薄いな。お前まさか卒業したのか?」 京太郎「ちげーって。最近雑用とかで忙しくてやる暇もねえんだって」 誠「そうなのか。じゃあいい本でも借してやろうか?」 京太郎「いやーなんか最近な、何使ってもしっくり来なくてな」 誠「なるほど立たなくなったんだな。ご苦労様でした」 京太郎「違うわ!」 誠「定期的にやらないと体壊すぞー」 京太郎「大丈夫だって。馬鹿な...
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