ト・イ
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ひとつ それは薄暗く 形のはっきりとしていない
ふたつ 近づくたびに離れていく しかし 離れることはできない
みっつ 幾重にも折り重なる さらに絡まっていく
さいご ないこともある
わたしは誰でしょう
いつのまにか 目の前は それ一色に染まっていく
いつまでたっても消えない
そしてそのまま跡形もなく消えていく
トイ
知らぬ間に体中にまとわりついている
どうしても許されない
やはり頭の奥底にいってしまう
求めて

鳴り続ける
とまらない
つかめない
みえない
それが頬を伝う
わたしはだれ

これは質問です
質問のこたえはいったいなんでしょう
こたえは
です

なかに?

ただ鍵盤を叩く
ぎしぎしと叩きつける
暗い
なにを求めているの
なにを探しているの
なきそうに

この暗闇はナナトシがさきにうつる一筋の輝きゆえか
箱の中の猫は箱の外の世界を知るか
ぜんもんしょは己が持ち上げられないほどのしをつくるか
その山は一握りの砂にかなうか
いつ雨に追い付くことができるのか

光をみた
音のなる音をきいた
それはいつ
ひいた
きえず
たたいた
ひえず
ひいた
ふあんていで
いつからか
あいに
どこまでも
ひきつづける
とおくへ

この愛の花つぼみ
怖くない日を染め上げ
問いの鉢透かし 希薄な意を捨て求めた
こたえをさわること その眼がでたといを
ざつおん
いつからか感じて
ざつおん
ざつおんとごうおん
小声 移調 ふたつ

そして

みつけた

それがわたしのこたえ

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最終更新:2017年03月06日 15:03
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