◆01. 【バファル帝国】
今度はグイン世界の北東部に舞台を移す。
『ケイロニア帝国』。
険しい山々に囲まれ、広大な針葉樹林が広がる地域にある連合国家。
中原における最大最強の帝国。
首都サイロンは一度入りこんだら抜け出せなくなると言われる
ナタール大森林の南側にある。
初めて舞台になったのは1981年に刊行されたグイン外伝1巻『七人の魔道師』、
正伝では1984年に刊行された
グイン第二部の最初にあたる、第17巻『三人の放浪者』である。
これに該当するのが『ロマサガ』のバファル帝国である。
人の手の及ばぬ南北に長く伸びる高原によって 東西に分断された
ロマサガ世界におけるかつての最大最強の帝国。
首都メルビルは一度入りこんだら抜け出せなくなると言われる
迷いの森の東側にある。
『グイン』において、ケイロニアの東にあるのがゴーラ帝国。
この二国は険しく南北に長く伸びる山地によって
東西に分断されている。
かつてゴーラは中原でも最強最大の国家であったが、
建国から2000年ほども経過した今では衰退の一途を辿っている。
かつての領土からクム公国やユラニア公国が続々独立し、
内部分裂して帝国は形骸化。
国民は無気力で保守的になっている。
このユラニアとケイロニアの設定を合わせたのが
『ロマサガ』のバファル帝国である。
バファルはかつて最強の帝国であったが、
ローザリアやアロン島などの領土が続々独立して内部分裂、
衰退の一途を辿っている。
なお、『グイン』のケイロニア帝国と
『ロマサガ』のバファル帝国の、周辺国との位置関係は上の通り。
やはりほぼ同じである事が明らかだ。
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最終更新:2020年04月22日 05:44